アメリカ/イタリア/スペイン
コメディ/ロマンス
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ヨーロッパでの撮影機会が増えているウディ・アレンが、ロンドン、
バルセロナ、パリに続いて今度はローマを舞台に、豪華にして多彩なキャスト
で撮り上げた群像ラブ・コメディ。
世界屈指の観光名所を有する古都ローマで老若男女が繰り広げる悲喜こもごも
の4つの物語が、互いに並行しながらシニカルかつユーモラスな筆致で語られ
ていく。
キャストは久々の出演となるウディ・アレン本人のほか、ジュディ・デイヴィス、
ペネロペ・クルス、アレック・ボールドウィン、ジェシー・アイゼンバーグ、
エレン・ペイジ、ロベルト・ベニーニ。
(allcinemaさんより抜粋)
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ローマでイケメンと婚約した娘に会うため、アメリカから飛んできた元オペラ
演出家のジェリー。フィアンセの父親が驚くべき美声の持ち主と知り、彼を
担ぎ出してオペラ界への復帰を目論むが…。
著名なアメリカ人建築家ジョンは、建築家の卵ジャックと知り合い、小悪魔的な
恋人の親友によろめく彼に必死に警告を続けるが…。
田舎から上京したばかりの新婚カップル、アントニオとミリー。妻が外出し、
ひとりホテルの部屋に残るアントニオの前に、突然グラマラスなコールガール、
アンナが現われ…。
ごく平凡な中年男レオポルド。ある朝突然、大勢のパパラッチに取り囲まれ、
あれよあれよと大スターとなってしまい…。
(allcinemaさんより抜粋)
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『宇宙戦艦ヤマト2199』を観に新宿まで出かけたけど、それだけで帰って
くるのも何なので、同じ新宿ピカデリー内で上映していた本作を観ることに。
クスクス笑えて面白かった。
ウディ・アレン監督の作品らしく、会話のやりとりでクスリと来るコメディで
面白かった。
4つのお話しが同時に展開していく群像劇はどれも面白かった。
個人的にはペネロペ・クルスが出てくるエピソードが一番笑えて好きかな。
参加した上流階級のパーティにいた男性客の多くがペネロペ・クルス演じる
コールガール・アンナの常連客だったり、アントニオとアンナの前に迷子で
行方が分からなかった妻が俳優と二人で現れたりと、クスクスできるシーンが
一杯で面白かった。
ウディ・アレン監督も久々の登場で、娘の恋人の父親がシャワーを浴びている
時に奏でる歌声の美しさに惚れて、プロデビューさせようと必死になってる
時の台詞とか可笑しかった。諦めるっていいながら未練がましく声を褒めたり
して全然諦めてないし、あげくにシャワー浴びてないと上手く歌えないからって
シャワー浴びながら歌わせたりとか下らないながらも面白くて良かった。
ジェシー・アイゼンバーグとエレン・ペイジのエピソードも面白かった。
あれだけ盛り上がっておいて、映画の出演が決まるとあっさりとアメリカに
帰っちゃうなんて、なんて梯子の外し方。
平凡な男がある日いきなり有名人になるエピソードは個人的にはちょっと
イマイチだったかな。特に笑えるシーンもなかったし。
あんまり期待してなかったけど、飽きることなくクスクスできる面白い1本
だった。
お薦め度:★★★☆☆(3/5)
クリックしてくださった方、ありがとうございます。
ウディ・アレンの枯れ具合がちかごろいいなあと。
前だとちょっと勘違い的な感じで、彼が出るといまいちに感じてたんですよ。
コメントありがとうございます。
大爆笑ってのはないですけど、クスりとくる所が
多々あって観ていて飽きない一本でしたね。
私は逆に彼が出ている方が好きだったりします。
『タロットカード殺人事件』でのウディ・アレンとか
面白くて好きです。