だらだら無気力ブログ!

だらだらと毎日を過ごす映画好きな野郎のブログ。
映画の感想や日々の思ったことを書いてます。

やがて哀しき復讐者

2012-10-21 00:01:09 | 映画(や行)

中国/香港
サスペンス/クライム

    * * * * * * * *

『エレクション』などのヒットメーカー、ジョニー・トーが製作に名を連ねた
サスペンス・ノワール。
誘拐された娘を亡くした男が、犯人を捜してリベンジを果たそうとする中で、
事件の意外な真相を知る姿を活写する。
『インファナル・アフェア』シリーズの実力派俳優アンソニー・ウォンが、
亡き娘の復讐(ふくしゅう)に取りつかれた男にふんして鬼気迫る演技を
見せつける。緊張感に満ちたドラマを進行させながら、因果応報や親子の情愛と
いった深遠で重いテーマを浮き上がらせていく卓越した語り口に圧倒される。
                                                              (シネマトゥデイさんより抜粋)
    * * * * * * * *

狡猾(こうかつ)な手口で稼ぐ悪徳不動産会社の社長ウォン(アンソニー・
ウォン)の娘デイジー(ジャニス・マン)が何者かにさらわれ、その遺体が
発見される。ドラッグ依存症で自分に反抗的だったデイジーが誘拐を自作自演
していると思い、ウォンは警察に通報していなかった。
それゆえに身代金だけを奪われ、娘が命を落とすという結果を招いたと自責の
念に駆られるとともに、犯人へのうらみを募らせていく。
そのリベンジを果たそうと、ボディーガードのイウ(リッチー・レン)と
犯人捜しを始めるウォンだったが……。
                                                              (シネマトゥデイさんより抜粋)
    * * * * * * * *

梅田ブルグ7で『まどか☆マギカ』の前編・後編観た後、公開二日目の
梅田ガーデンシネマにて鑑賞。

邦題がピッタリでイイ!

この作品、アンソニー・ウォン目当てで観に行ったのだが、肝心のアンソニー
・ウォンがドンパチするシーンがなくてちょっとがっがり。

アンソニー・ウォンのドンパチシーンはなかったけども、犯人達に対する怒り
や娘を失ってことでの喪失感や娘と正面から向き合わなかったことの後悔と
いった演技が上手で素晴らしかった。

代わりにアンソニー・ウォン演じる不動産屋社長の運転手兼ボディガード役の
リッチー・レンが社長に変わり、昔のコネを使いつつ、娘の誘拐&殺害に
関わった人間に対して復讐の名のもとに殺害していく様が飄々としていながら
も渋い。

リッチー・レンが『コンシェンス/裏切りの炎』の時とイメージが違い過ぎて
びっくりした。『コンシェンス/裏切りの炎』の時よりも、こっちの方の
リッチー・レンの方が渋い。

原題が『報應』で邦題が『やがて哀しき復讐者』、変な邦題がつきがちな昨今
ですが、これは内容にピッタリでイイ。今年一番しっくり来る邦題かも。


お薦め度:★★★★☆(4/5)

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
邦題。 (BC)
2012-10-24 21:28:10
はくじさん、こんばんは。

この邦題センス良いですよね。
アンソニー・ウォンの繊細な演技良かったですよね。
息子さんも出演されていたので父親としての気持ちがオーバーラップして
役に入りやすかったのかもしれないですね。
返信する
>BCさん (はくじ)
2012-10-25 00:24:23
こんばんは。
コメントありがとうございます。

この邦題センスは久しぶりにぴったりくるもんでしたね。
アンソニー・ウォンの息子さん、出演していたんですね。
パンフレット読んで知りました。

個人的にはラム・シューが出てる作品に駄作なしと勝手に
ジンクス作ってるんですけど、最近、アンソニー・ウォンが
出てる作品も駄作なし!と思うようになってきました。
返信する

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