日本
ドラマ
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昭和の文豪・井上靖の自伝的同名小説を役所広司と樹木希林の主演で映画化した
家族ドラマ。子どもの頃に母に捨てられた記憶がトラウマとして残り、母との
わだかまりを抱えたままの主人公が、年老いていく母と向き合った日々を丁寧な
筆致で描いていく。
共演に宮崎あおい、南果歩、キムラ緑子、ミムラ、三國連太郎。
監督は「クライマーズ・ハイ」の原田眞人。
(allcinemaさんより抜粋)
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ベストセラー作家の伊上洪作は、幼少期に自分だけが両親と離れて育てられた
経験を持ち、“母に捨てられた”との気持ちが拭えないまま今もなお深い心の
傷となっていた。そのせいか、自分の娘たちには必要以上に干渉してしまい、
反抗期の三女・琴子は洪作への反発を強めていた。一方、母・八重は父の死後、
洪作の妹たちが面倒を見ていたが、次第に物忘れがひどくなっていく。
やがて、そんな八重を洪作が引き取ることになるのだが…。
(allcinemaさんより抜粋)
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スルーしようかなと思っていたんだが、ロケ地ならびに作品の地元でもある
からか未だに映画館で上映中だったので、『臨場 劇場版』を観に行ったついで
に観ることに。
ええ作品やった。
一時期、一人だけ離れて暮らすことになった為、母に捨てられたと思い、
その後も、どこかで母親を恨んでいる息子・洪作とその母・八重との話で
物語は淡々と進む感じで、特にこれといって感傷を受けることなく観てたん
だが、八重が洪作が離れて暮らしている時に詠んだ詩の一遍一句を覚えて
いたり、洪作を手放した本当の理由がわかった後、御用邸裏のおんぶシーン
を経て八重の死の連絡が来るシーンで、何かジーンと来て涙が溢れてきた。
で、この作品は出演者が素晴らしかった。
八重役の樹木希林が全てだった。彼女以上にこの役ができる人はいないんじゃ
ないかな。それと八重の娘役のキムラ緑子、南果歩の存在も良かったな。
それはそうと、八重が洪作をおいて行った理由がある人から洪作に告げられる
んだが、そんな昔から知ってるならもっと早く言ってあげればいいのになぁと
思った。いくら洪作が聞き分けないっていうてもさ、言えるタイミング等は
あったんじゃないかな。そりゃ洪作も驚くわな。
お薦め度:★★★★☆(4/5)
クリックしてくださった方、ありがとうございます。
八重が洪作をおいて行った理由
確かに、もっと早いタイミングで話していても良さそうですね。
コメントありがとうございます。
ですよねぇ。
もっと早く真相知ってれば、洪作も八重にもっと
孝行できたのにって後悔しちゃいそうですよね。
とは言え、素晴らしい映画でした。