香港
アクション/サスペンス/クライム
* * * * * * * *
『殺人犯』のロイ・チョウがメガホンを取り、凶悪な殺人犯とベテラン刑事が
スリリングな攻防を繰り広げるクライム・サスペンス。
服役を終えたばかりの殺人犯が、自分が殺した少女とそっくりの女性と出会った
ことからストーカーと化し、その女性の父の殺害事件をめぐり殺人犯と刑事が
激突する。
凶悪犯役と刑事役で、ジョニー・トー監督作品の常連であるニック・チョンと
サイモン・ヤムが共演。
予測不可能な追跡劇と衝撃的な展開から目が離せない。
(シネマトゥデイさんより抜粋)
* * * * * * * *
香港警察の刑事ラム(サイモン・ヤム)は、妻の自殺を殺人だと決め付け、
いまだにその真相を追い続けていた。
一方、少女殺しの罪で服役していたウォン(ニック・チョン)は出所し、ピアノ
の調律師として第二の人生を歩み始めるが、自分が殺した少女に似たシュー
(ジャニス・マン)に出会い、ストーキングするようになる。
それからしばらくの後、シューの父ツイ(マイケル・ウォン)が殺されるという
事件が起こり……。
(シネマトゥデイさんより抜粋)
* * * * * * * *
シネマート心斎橋で『大魔術師Xのダブル・トリック』を観た後、続いて鑑賞。
娘を想う父親の愛にグッと来た。
最初は出所したウォンが自分が殺害した少女に瓜二つの少女・シューを見かけ、
ストーカーとして身辺に付きまとい、やがてシューの父親が殺されて、ウォンが
捜査線上にあがる展開で、どうやってウォンを捕まえるのかと観ていたら、話が
意外な方向に。
ウォンが取った行動、ボタンを残す、ラム刑事の同僚を襲撃するといった全てが
捜査の目を自分に向けるためであって、かつて愛した人の残したものを全力で
守ろうとしてたって分かった時は何かグッと来たな。
シューの母親があんな行動取らなければウォンの思惑通りだったのにな。
母親もどっか心が壊れていたのかも。
一人のクズ男の責で多くの人の人生の歯車が狂ってしまう哀しいお話しだった。
それにしてもニック・チョンってこういう狂気的な役柄やらせるとピカイチだな。
お薦め度:★★★★★(5/5)
クリックしてくださった方、ありがとうございます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます