昨日のお話しのつづき、です。
その日曜の数日後、
私は保育園からの帰り道、フェイを後部座席に乗せて自転車を走らせていました。
すると途中でフェイが、
「あっ、あれフェイの!」
と叫んだのですが、
私は「?」と思いながら通り過ぎました。
しかし、家に着いて自転車からフェイを降ろすと、
なんとフェイは一目散に、今来た道を走りだし、
さっき「あれフェイの!」と叫んだところまで戻って行きました。
そしてそこにあったのは、確かにウチの持ちモノである「スケートボード」。
「なんで、これがここに・・・」
と思った瞬間、
先日の日曜の出来事がフラッシュバックのように頭をよぎり・・・
「あああああ!」
私は瞬時にして全てを理解しました。
それは・・・
フェイは最初からⅤストアーに行こうとしたわけではなかったのです。
たぶん・・ですが、
最初はこのスケートボードに乗って遊んでいたと思われます。
「乗る」といっても、もちろん「コナンくん」のように颯爽と乗れるわけではありません。
フェイのスケートボードの乗り方は、
ボードに腹ばいになって乗る、のです。
サーフィンでも、立ち上がる前は腹ばいになってますよね?
あの形、です。
でも、海に浮いているならまだしも、
地面から数十センチのボードに腹ばいになると、
はっきり言って、地面に寝ているのとあまり変りません。
ボードを発見した場所は、家から100mは離れています。
つまりフェイは、この100mもの道を、地面に腹ばいになりながら進んだものと思われます。
そこは歩道もない、かなりの量の車が通る道。
しかも横道とつながる三叉路もあります。
もう、想像しただけで・・・身の毛がよだちます。
横を通る車の方は、さぞかしびっくりしたことでしょう。
よくぞ、よけてくださいました。
びっくりしてよけたあまりに、対向車にぶつかる、なんて事故もなくて本当によかった・・・。
そして100mあまり進んだフェイは、視界の中にVストアーを発見して、
そこでボードを乗り捨て歩いて行った、と思われます。
今フェイが生きているのは、大げさでもなんでもなく
よけてくださった車の方と、
Vストアーの方のおかげです。
これが先週あった、「世にも恐ろしい出来事」の顛末でした。
↑もちろん、母として猛烈に反省しています。
子供を生きて育てるのは簡単なことではありませんが、
4人いれば4倍の責任があります。
反省とともに、気合いれて頑張ります。