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Tsukuba Scientific, Bridge Seminar

ブリッジゼミナール公式ブログ。コメント・討論歓迎(システム自由。ゼミナール共通システムはハーディ式2/1)

ブリッジ冗句 第5回  専門医の見立て

2008年04月29日 | Weblog
ビル:「知り合いの心臓専門医に、もうブリッジをやっちゃ駄目だと言われたよ」 トム:「え?心臓が悪いのかい?」 ビル:「いや、彼とはずっとブリッジで組んでるんだ。それで僕には『もう見込みが無い』って言うんだ」 “Professional Opinion” パブリチェク . . . 本文を読む

リーベンソール(1)  アドバンサーの場合

2008年04月26日 | Weblog
敵がWK(ウィーク)2♠オープンで、パートナーがT/Oダブルを掛けたとき、アドバンサーが、 ①オープンハンドなら3♠のCUE(キュービッド)か、ジャンプして4♥をビッドするという前提だと、 ②3♥は0点からオープンハンドの直ぐ下まで、 つまり(ハーディならば悪いほうの)12HCPまでありうることになってしまいます。   これでは余 . . . 本文を読む

閑語 英語4   リーベンソール=命売ります

2008年04月25日 | Weblog
レーベンゾールという化学薬品名みたいな日本語が定着してしまったコンベンションが有りますね。硫化水素でも出てきそう。 競り合いのときに、 2NT-3♣ のリレーをサインオフに使うこと。 私は名前が嫌いだったことと、プレシジョンの場合には不要だったことで使ったことが有りませんが、競り合いが発達した現代で、しかもスタンダード系のシステムならば、そう冷たくもしていられません。 まず、 . . . 本文を読む

ブリッジ冗句 第4回   サバイバルの仕方

2008年04月23日 | Weblog
第2次大戦中米軍機が海に不時着を余儀なくされ、生き延びた4人が小さな無人島に上がった。 1人目の飛行士がいう。 「発火信号を送ろう」 2人目「無駄だろう。火を焚こう。そうすれば煙が見つかるから」 3人目「いや、木を一杯集めて小屋を作ろう」 「はい、それまで」と最後の飛行士。ブリッジがやりたくて堪らないプレーヤーだった。 「別の飛行機を撃ち落として、チーム戦をやろう」 “Survival . . . 本文を読む

リスポンシブ・ダブルなのか?  (2)キュービッド・ダブル

2008年04月22日 | Weblog
(a)1♥―1♠―2♥―Dbl   が (1)古典的ペナルティ・ダブル でも、なんでも新しいものをあらゆる場面に無批判に当てはめてしまっての (2)現代的リス〝パ〟ンシブ・ダブル でもないとすれば、どういう解釈がありうるでしょうか?   じつは、正統派から見れば一番自然ともいうべき、つぎの解釈があります。 (3) (a)1 . . . 本文を読む

リスポンシブ・ダブルなのか?  (1)サポートの有無

2008年04月21日 | Weblog
最近の検討会で、つぎのダブルをどう解釈するかが問題になりました。   (a)1♥―1♠―2♥―Dbl   これもリスポンシブ・ダブルだと約束する方に時代が流れているようです。リスポンシブ・ダブルの基本はいうまでもなく、つぎのようなダブルの「キックバック」で、これは80年代に確立していた。   (b)1♥―D . . . 本文を読む

ブリッジ冗句 第3回   一つの願い

2008年04月21日 | Weblog
ある夜ブリッジの駄目プレーヤーがランプを磨いていると、魔物が現われた。   魔物:「何でも願いを一つだけ叶えてあげよう」   駄目プレーヤー:「ちょっと待って」 ト 世界地図を持ってきてテーブルの上に広げた。 「ここにある全ての国々の人々が平和に暮らせますように」   魔物:「無理だ。僕は一介の魔物だよ。もっと小さい望みを言ってくれ」   . . . 本文を読む

ブリッジ冗句 第2回  結婚の至福

2008年04月18日 | Weblog
(パブリチェク冗句集から)     ブリッジ・プレーヤーが新婚旅行に行った先に、ブリッジ仲間から電話が掛かって来て、     「6♠を作り損ねた」   プレーを延々と何時間も語り続けて、やっと電話を切った。   泣き崩れていた花嫁:「ほんとに酷いわ。考えが足りない人ね」 夫:「全くその通りだよ。ほんとに酷 . . . 本文を読む

ブリッジ冗句 第1回  最優先事態 ―― R. パブリチェク

2008年04月15日 | Weblog
『25のコンベンション』が訳されるまでは、リチャード・パブリチェクの『現代ブリッジ・コンベンション』が有名でした。2/1本流である「イースタン・サイエンティフィック」の実践的プレーヤーの代表者の一人ですね。マイアミに拠点が有る。   この人は一般向きのシステムと、息子さんと組むときのより高度なシステムを公表している。つくばサイエンティフィックも2段階システムになりかけているので、大変 . . . 本文を読む

4番席のオープン

2008年04月14日 | Weblog
テクニカルなことは後回しか、研究会に譲って、ハーディの思想を紹介しましょう。   4枚メジャーで開くにしても、1~2番席で開いたと同じ基準ではやるべきでない。3~4番席のオープンは、1~2番席同様に、それ自体の「構造」を持つべきだ。   それで4番席では、 ピアソン・ポイントつまり「15点則」に全面依拠。 ただし、ほかの席でのオープン同様に、 2ディフェンシブ・ト . . . 本文を読む

閑語 英語3  ブリッジの単位取得者200人

2008年04月13日 | Weblog
掲示板を作ってから、クラブ役員の方の仕事の様子が伝わって来るようになりましたが、いや本当に大変なんですね。   セクショナルには出られそうも無いので今更練習しても仕方が無い。日立遠征もパスしましたが、チームメートが優勝との報が入り(→掲示板)驚きです。2/1で組まれたのならば最高ですが。果たして?   さて今後のことを考えました。総会で折角アルバイトを雇うことに決めても . . . 本文を読む

閑語 英語2  パンプ

2008年04月11日 | Weblog
トランプがパンプされるというのは、どんなことか分かりますか。(答えは後半に)   連盟の黒川さんは、いまの日本のブリッジ界の姿を決めるのに大いに貢献されました。つくばのクラブも彼が辻さんをせっつかなければまだ無かったかもしれません。立ち上げは旧BRIXによるものでしたが。   黒川さんの考え方で一つ賛成なのはダイヤと言わずダイヤモンドまたはダイヤモンズと言えということ。 . . . 本文を読む

閑語 英語1 ナムヤツの発音

2008年04月08日 | Weblog
以前Namyatsの発音をナムヤツと書いたら、ネット・ブリッジではナミャーツと言っているとのこと。英語音声学や日本語表記の常識からは考えにくいのですが、発音は最後は本場へ行って見ないとわからないものです。   ある有名なアメリカ帰りの学者が、私がパターソンという若い学者を話題にしたときにペーターソンと直されました。若かった私が「でも発言するときは(記録のために毎回名乗ることを要求さ . . . 本文を読む

4枚スーツでのオーバーコール(2) ビッド理論の最先端

2008年04月08日 | Weblog
前回の問題(106aの手で1♣オープン)の答が出ましたか?じつは私は上級篇を一読しましたが、やっぱり分かりません。 106cの手。パートナーがディーラーでパス、RHOが1♦   パネリスト28人中 1♥が16票、2♣が7票、残りの5票はパス、ダブル、1NTに分かれた。   これはこの種の問題が取り上げられた史上初の出来事で . . . 本文を読む