神戸のほうを台風が直撃しているらしく、夕方から激しい風と雨が。ビショ濡れになりながら、ルースターズのトークイベント@ロフトへ。
最初はよこやん、原島さん、三代目のマネージャー石飛さんとルースターズのキーボードの安藤さんの4人でトーク。原島さん以外は、GO FUCKのTシャツを着てくれていて、なんか嬉しいもんだ。石飛さんは現在スマッシュでフジロックを担当。安藤さんはスピードスターの代表でキセルやバックホーン、つじあやのらをやってるそうだ。
ROOSTERSのライブは、苗場じゃなくて、武道館という話もあったとか。YUKIという人がラジオで『恋をしようよ』をかけて「フジ行きたい!」と言ったらしい。
最初のゲストはデビュー時の担当者、コロムビアの本間さん。洋楽セクションの人で、セックスピストルズやPIL、4AD、ファクトリーなども担当していたそうだ。校長先生みたいな風貌の本間さんが「ルイードで初めてルースターズを見た時はゾクゾクとした」「当時向こうの新しいバンドを数多く聞いていたが、ルースターズは向こうのバンドと比べても全く遜色なかった」と真摯に語る姿はプロジェクトXのようだった。蛇足だがSEX PISTOLSの歴史的名盤『Never Mind The Bollocks...Here's The Sex Pistols』を『勝手にしやがれ』と名付けたのは本間さんなんだとか。
隣にウォーターボーイズに出てそうな2人組みの少年がいた。ライブ映像の時には体を乗り出して熱心に見ていた。会場は30~40代の人ばかりだからなんか嬉しいじゃない。ルースターズを好きになったきっかけを聞いた。「ミッシェルのチバがルースターズのことをすごくかっこいいって言ってて。聞いたらはまったんですよ。それでどんどん掘り下げて東京ロッカーズや関西のアンダーグランドなシーンに行き着いちゃって」とのこと。プラスワンにはよく来るの?と尋ねると「先週、のほほん学校ってイベントを見に行ったんですけど、場所がわかんなくて迷ってたら、目の前に大槻ケンヂがいて、教えてもらったんですよ」だってさ(笑)。
次のゲストはアナーキーの茂さんと怒髪天の増子ちん(ホロ酔い)。『爆裂都市』の撮影に呼ばれなかったことにはらをたてた茂さんが、打ち上げに乱入してミチロウさんを殴ったという定番の話しが聞けた。上京したての増子ちんがロフトの打ち上げでルースターズ界隈の人たちと遭遇したので、挨拶をして帰ろうとしたら「女は置いていきやい」と言われて「ここで土下座したらバンドやってる意味ない」と、負けを承知でつっかかっていったら、あっさり鼻の骨を折られたそうだ。その後、池畑さんからはよくしてもらっていて、今はメル友なんだとか。
茂さんが「大江の突き放すような歌いかたはすごい」「歌に感情を込め過ぎると逆に伝わらない」って言ってた。いいこと言うね。同時期にデビューして嫉妬や尊敬などが複雑にからんだ人だからこそ、言える意見だと思った。「ルースターズでは『DIS』が一番好き」という増子ちんが「その突き放すような歌いかたには千葉も影響受けてるよね」と言っていた。
最後は恒例のじゃんけん大会。超貴重な生写真が当たった人に「見せてもらえますかー」と話しかけたら、「会うの3度目ですよねー」と言われ絶句。全く覚えていない。どうやら、エッグサイトで働いてたコらしい。詫びを入れつつUNのことなど話した。朝までイベントやりそうだったので、増子ちんに挨拶して帰る。「あぶらだこのTシャツもらった~!」と嬉しそうに話しをしてくれた。