ビリー・ホリデイに捧げられたマルの決定的な名盤! 日本人に最も愛されているピアニスト、マル・ウォルドロンの数多い名盤の中でも圧倒的に人気が高いアルバム。
ジャッキー・マクリーン追悼というわけではないのですが、思わず聴いてしまいました。なぜ、ジャッキー・マクリーンでこのアルバムか?マクリーンのリーダーアルバムで名演、名盤は数あります。でも敢えてマル・ウォルドロンのリーダーアルバム、 『LEFT ALONE』 にしたのは、やはりタイトル曲の 「LEFT ALONE」 のマクリーンの哀愁を帯びた音色が堪らなく素晴らしいのです。マクリーンは、この曲一曲だけしか参加していないのですが(他の3曲は、トリオ演奏)、その音色は圧倒的な存在感なんです。私はこの一曲だけでアルバムを購入した位です。実は、当時このアルバムを購入するまでサックスはマクリーンってことは全く知らず、後から知ったわけですが、改めて聴いてみると本当に素晴らしいです。この 「LEFT ALONE」 という曲、ビリー・ホリデイの伴奏を務めたマルが彼女に捧げた曲で、ビリー・ホリデイも当時ステージで好んで取り上げていたそうなのですが、残念ながら今のところ彼女のレコーディングは残されていないそうです。是非聴いてみたかったですね。
本アルバムのヴァージョンではビリーのパートをマクリーンが受け持っていて、切々とした哀歓に満ちた感動的なソロを聴かせてくれます。今こうして聴きなおしてみると、まるで彼の自分への鎮魂歌(レクイエム)を演奏しているかのように聴こえてしまいます。勿論、マルのピアノも素晴らしく、マルのビリーへの想いが伝わってきます。
ビリー・ホリデイがこの世を去ったのが、この曲が作曲された数ヶ月後(59年7月)ということで、ビリーもこの曲を聴き、歌い、心休まる思いで深い眠りに付いたに違いありません。
この 「LEFT ALONE」 という曲、マルの名演というばかりでなく、マクリーンにとっても、永遠の名演になることでしょう。
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【LEFT ALONE / Mal Waldron】
1.Left Alone
2.Catwalk
3.You Don't Know What Love Is
4.Minor Pulsation
5.Airegin
6.Mal Waldron:the Way He Remembers Billy Holiday
Mal Waldron / piano
Julian Euell / bass
Al Dreares / drums
with guest artist
Jackie McLean / alt sax
1960年作品
◆関連作品LINK
ジャッキー・マクリーン追悼というわけではないのですが、思わず聴いてしまいました。なぜ、ジャッキー・マクリーンでこのアルバムか?マクリーンのリーダーアルバムで名演、名盤は数あります。でも敢えてマル・ウォルドロンのリーダーアルバム、 『LEFT ALONE』 にしたのは、やはりタイトル曲の 「LEFT ALONE」 のマクリーンの哀愁を帯びた音色が堪らなく素晴らしいのです。マクリーンは、この曲一曲だけしか参加していないのですが(他の3曲は、トリオ演奏)、その音色は圧倒的な存在感なんです。私はこの一曲だけでアルバムを購入した位です。実は、当時このアルバムを購入するまでサックスはマクリーンってことは全く知らず、後から知ったわけですが、改めて聴いてみると本当に素晴らしいです。この 「LEFT ALONE」 という曲、ビリー・ホリデイの伴奏を務めたマルが彼女に捧げた曲で、ビリー・ホリデイも当時ステージで好んで取り上げていたそうなのですが、残念ながら今のところ彼女のレコーディングは残されていないそうです。是非聴いてみたかったですね。
本アルバムのヴァージョンではビリーのパートをマクリーンが受け持っていて、切々とした哀歓に満ちた感動的なソロを聴かせてくれます。今こうして聴きなおしてみると、まるで彼の自分への鎮魂歌(レクイエム)を演奏しているかのように聴こえてしまいます。勿論、マルのピアノも素晴らしく、マルのビリーへの想いが伝わってきます。
ビリー・ホリデイがこの世を去ったのが、この曲が作曲された数ヶ月後(59年7月)ということで、ビリーもこの曲を聴き、歌い、心休まる思いで深い眠りに付いたに違いありません。
この 「LEFT ALONE」 という曲、マルの名演というばかりでなく、マクリーンにとっても、永遠の名演になることでしょう。
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【LEFT ALONE / Mal Waldron】
1.Left Alone
2.Catwalk
3.You Don't Know What Love Is
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TBさせていただきました。
よろしくお願いします。
実は、タイトル通り、やっぱり僕の場合は、『レフト・アローン』なんですね。
もちろん好きなアルバムはたくさんありますが、なぜか、コレになります。
TBありがとうございます。
本当、このアルバムはこの一曲に尽きますね。
何度聴いても素晴らしいです。
あのサックスの出だしの第一音がゾクっときますよ。
これからもよろしくお願い致します。