Strange Daze

映画、洋楽、JAZZがなにより好き!
そして最近メタボ対策でちょっぴりカラダ動かしてます(笑)。

introducing KENNY BURRELL  Blue Note 1523

2008-11-21 02:52:17 | Jazz & Fusion
最近JAZZ系をほったらかしにしていました(苦笑)。ということで(というわけでもありませんが・・・ん?どっちだ?-笑)久しぶりの BLUE NOTE レーベルからの一枚。

今晩取り挙げるのはギタリスト、ケニー・バレル。JAZZギタリストといえば、モンゴメリーやジム・ホール、そしてジプシー・ジャズの大御所、ジャンゴなどがよく挙げられますが、私個人的にはこのケニー・バレルが好きで良く聴いていました。
特に本日取り挙げる『introducing KENNY BURRELL』は、Blue Note初吹き込みにして非常に完成度が高く、風格のある演奏を聴かせてくれる傑作となっています。

デトロイト生まれのケニ・バレルは、当時デトロイトを旅行中の巨匠ディジー・ガレスピーに認められたギタリストで、代表作『Midnight Blue』にみられるようなブルージィなメロディを奏でるプレイヤーです。
Blue Noteのスター路線の柱の一つ、都会的でソフィストケートされたセンスを前面に打ち出した流れというものの系統の基盤を作ったのがこのケニー・バレルだといわれています。

      

このアルバムは、同じデトロイト出身のトランペッター、サド・ジョーンズの『デトロイト・ニューヨーク・ジャンクション』というアルバムに参加した2ヶ月後にレコーディングされました。
初リーダーアルバムにして文句の付け所のない高い完成度を持った作品といわれるほど、洗練されたブルーズのフィーリングを明確に打ち出した傑作です。ケニー・バレルのブルージィで且つ、美しいサウンドだけでなく、バックを務めるピアノのトミー・フラナガン、ベテラン・ドラマー、ケニー・クラーク、そしてキューバ出身のラテン・ドラマー、キャンディドも素晴らしく、特に6曲目の「Rhythmorama」でのケニー・クラークとキャンディドのドラム・バトルはこのアルバムの中でひとつのハイライトになっています。
個人的には5曲目の「Delilah」が好きで、一時期この曲ばかり何度もリピートして聴いていた時期があります。

ケニー・バレルというと、この人をご存知の方なら ”ブルー”のイメージが強く、アルバムタイトルも前述した後の名盤『Midnight Blue』のように ”ブルー”という文字を使ったものが多いことで有名です。が、この初リーダー作では、まだそこまでは確立していなく(アルバムジャケットもブルーではなくてブラウン系)、全体的にもバレルお得意のブルージーな感覚は感じられないのですが、以外に爽快感があり、何度聴いても色褪せることのない傑作だと思います。
ジャズギターを思いっきり堪能したいという方に是非お薦めの一枚です。

■「ケニー・バレル」関連映像
All Blues- Kenny Burrell


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【introducing KENNY BURRELL / KENNY BURRELL】
1. This Time the Dream's on Me
2. Fugue 'N Blues
3. Takeela
4. Weaver of Dreams
5. Delilah
6. Rhythmorama
7. Blues for Skeeter
Blue Note 1523
1956念リリース

イントロデューシング・ケニー・バレル
ケニー・バレル
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■関連作品LINK
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