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第3063号 戦後世界経済史(その10) 社会主義経済の苦闘

2009-07-20 05:29:14 | 地球→ドイツブログ
写真は、奄美大島。光の中で の7月19日付記事からお借りしています。

今日は、第3050号 戦後世界経済史(その9):第4章に入る の続き。

第4章第2節
は、「社会主義経済の苦闘」とあって、1950年代から70年代初頭までの東欧の状況をまとめています。

ポーランド、ハンガリー、チェコスロバキア、ユーゴスラビア
*社会主義計画経済の破綻については、第6章第2節。

「政治的自由と経済的自由という表裏一体の2つの自由を無理やり剥ぎ取った不自然な体制」p.172 が生み出した苦悩を各国ごとに点検している。

【ポーランド】
カトリック教会
オスカー・ランゲ(経済学者)
ゴムルカ
ギエレク第一書記
レフ・ワレサ→連帯

【ハンガリー】
ナジ・イムレ
ハンガリー動乱
1968新経済メカニズム
ヤーノシュ・コルナイ(経済学者)

【チエコスロバキア】
1968プラハの春の終焉

【ユーゴスラビア】
チトー大統領 1953-1980

【共通の致命的欠陥】
各国ごとの政治状況に相違はあるが、一部のエリートによる計画経済は、1980年代後半に破綻した。

○ 1961年、大学に入り、教壇では有名教授が社会主義経済優位論を講義していた。大学の寮では、そのことを批判する本などを読んでいた。教授たちよりは、学生の方が時代の先を読んでいたことが40年以上経った今にしてわかります。

○ 1979年夏、まだ、西ドイツからは飛行機で東ドイツに入れなかった時代、汽車で東ドイツに入り、「ベルリンの壁」の検閲をとおって、ワイマールやライプチッヒなど当時の社会主義国東ドイツを1週間ほど旅をしました。
 西ドイツとの経済の復興・発展の格差は歴然としていました。
店頭には商品は並んでおらず、街には赤い大きな字で「共産主義万歳」といったスローガンが書かれてありました。
 当時、通貨単位は同じマルクでしたが、西ドイツマルクは東ドイツマルクの4~5倍の評価でした。
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