第3317号 東瀬戸サダエ『風の歌を聴きながら』(ラグーナ出版)
のことを書き、5つの短歌をあげました。
昨夜最後まで読みました。
どうしても
他のことが手につかないです。
その内容を簡単にはまとめられません・・
それで、この本を貫いている短歌でまとめることに。
今度も5つだけ選んでみました。
☆ ☆ ☆
割れるなき病院食器あらひつつ瀬戸物茶碗に食べたきものを p.59
スイートピーの花に小蜘蛛が糸を張る生きねばならぬ生きねばならぬ p.116
一夏の命を終えし朝顔の支柱につるの朽ちてからまる p.122
君逝きてわが老春の終わりたり梅雨の晴れ間の風鈴を聴く p.183
わが生の夫なき子なき何をししあかき生理も終わりに近し p.215
*写真は、鹿児島市内の繁華街天文館のちかく「いづろ通り交差点」にて。
「いづろ」=石灯籠。写真の中央に1個見えます。あと2つある。
のことを書き、5つの短歌をあげました。
昨夜最後まで読みました。
どうしても
他のことが手につかないです。
その内容を簡単にはまとめられません・・
それで、この本を貫いている短歌でまとめることに。
今度も5つだけ選んでみました。
☆ ☆ ☆
割れるなき病院食器あらひつつ瀬戸物茶碗に食べたきものを p.59
スイートピーの花に小蜘蛛が糸を張る生きねばならぬ生きねばならぬ p.116
一夏の命を終えし朝顔の支柱につるの朽ちてからまる p.122
君逝きてわが老春の終わりたり梅雨の晴れ間の風鈴を聴く p.183
わが生の夫なき子なき何をししあかき生理も終わりに近し p.215
*写真は、鹿児島市内の繁華街天文館のちかく「いづろ通り交差点」にて。
「いづろ」=石灯籠。写真の中央に1個見えます。あと2つある。
統合失調症の原因の一つとして、脳内伝達物質過多による情報の混乱が上げられます。
利用者の皆さんは、繊細な神経ゆえにその混乱に耐えきれなかったのだと思いました。
同時に、近年無差別大量殺人の犯罪者が統合失調症を隠れ蓑にしていることに強い怒りを覚えます。統合失調症の方々は他人を死ぬまで傷つけるほど攻撃的ではありません。これは、利用者の皆さんも一様に怒っておられました。
コメント有難うございました。
この病のことは
昔北海道で学生から知りました。
鹿児島へきてこのブログへのコメントから
ラグーナ出版の皆さんに
お会いすることに。
この本を読むと
世間の偏見から
本人がそして家族が
つらい日々をおくったことがわかります。
この本の
巻末に家族の短い思い出が
でていてこれが重いです。
特に統合失調症に関しては、措置入院の形で長期入院されていた(させられていた)方が多かった為、世間一般の人々に理解されていないことが問題です。
私の師匠の著書にも、1982年最初に勤務した精神病院の閉鎖病棟で、「ここにみんな入っているから、外で見かけないんだ…」と思った、との記述があります。又、師匠に言わせると当時の閉鎖病棟は拘束・薬浸けで人権無視、とても社会的復帰を考えている施設ではなかったと。
そして講義では、新人としてではあったが、疑問を持ちながらも、職員の一人として拘束・薬浸けの片棒を担いでいた事は、「私の福祉職員としての一生の恥」であるとも言われていました。
この師匠は、現在福祉法人の総括責任者・施設長になっておられますが、専門は「地域福祉」と「施設における拘束」だそうです。
この話は笑わせてなんぼの介護福祉士にも、「介護職の恥」という所に書かせて頂きました。
コメント有難うございます。
「笑わせてなんぼの介護福祉士」の
「介護職員の恥」
で
2009.06.22
2009.06.23
付けの貴コメントを拝読しました。
とても感慨深いものでした。
先生も是非ご覧になってはどうでしょうか?