第3950号 石川 彪:介護職の職能見直しの背景と政策的意義
を掲載しましたところ、貴重なコメントをいただいています。
「介護福祉研究」へのコメントと合わせてまとめてコピーしました。
引用部分の判断はブログ管理者によります。
昨日9月24日の、厚生労働省介護保険部会でも介護人材に関する審議が行われ、資料が公開されています(第3956号)ので、コメントを採録しました。
とくに、kinsan、介護課長、さはら 各氏のコメントは重要な視点ですね。
>石川先生のパワーポイントも興味深く読ませて頂きました。
なんか目が慣れないなあと思いながら読んでいたのですが、そうか、
介護士が介護師になっているんだ!と
気付きました。 《JUNKO》
>パワーポイントの資料だけでは分かりにくい部分も
あるのですが、「日本の介護専門職制度構築へ」に
書いてあるようなことが現実になったら、すごいなと
拝見しました。 《げんき》
>気になる点は療養生活支援介護師を高等教育に手養成し、現場の幹部人材とするところです。
現在の4年制大学の専門教育は高度とは言い難いですが、私もその教育を受けて現場に出た世代です。
しかしながら、本質的な介護、対人援助職としての深み、人と関わること、生き死にを学ぶのは、専門教育と実習だけでは困難と思います。
やはり現場実践の中から教育されるべきもので、それこそ介護の大切な部分、他の人材をまとめるために示す指針になる部分です。
専門教育を受けた人材の養成は必要ですが、そのままヒエラルキーの中間に位置するというのは現実的ではない気がします。
個人的には現場実践を重ねている者が、介護福祉士と言う資格を更新性として専門教育と現場を行き来できるようなシステムのほうがよい気がしました。 《kinsan》
>石川先生の精力的な取り組みには脱帽ですが、以下の内容に疑問を感じました。
①ヒエラルキーの中に、療養生活支援補助職員として准看護師、介護福祉士、准介護福祉士が位置付けられていますが、これらの資格を補助職として、しかも同等に位置付けることが果たして妥当なのでしょうか?
②研究・教育療養生活支援介護師が上級資格とするのは妥当なのでしょうか?現場を知らない研究・教育者が少なからずいる現状を見た時、こういう人が現場の職員の「上位」に位置付けられるという仕組みが理解できません。 《介護課長》
>石川先生もお元気でご活躍の様子で、何よりです。
上級かどうかはともかく、こういった提言を拝見するのは大変興味深いですね。
総論はこのとおり小生も賛成しますが、一点気になるのが、専門職養成教育を大学や大学院で行う必要性です。結局専門職養成(実用的なノウハウを中心とした教育研究)と大学の目指すアカデミズムの方向性が一致しにくいことです。専門職というくくりが、アカデミズムの発展に必ずしも結びつくとはいえません。
この合意が大学人の中で出来ているとは思えません。小生は専門学校という制度が何故あるのか、そこから考えを発展させています。
《さはら》「介護福祉研究」へのコメント
*写真は、九州から山陽への車窓から。(9月17日)
を掲載しましたところ、貴重なコメントをいただいています。
「介護福祉研究」へのコメントと合わせてまとめてコピーしました。
引用部分の判断はブログ管理者によります。
昨日9月24日の、厚生労働省介護保険部会でも介護人材に関する審議が行われ、資料が公開されています(第3956号)ので、コメントを採録しました。
とくに、kinsan、介護課長、さはら 各氏のコメントは重要な視点ですね。
>石川先生のパワーポイントも興味深く読ませて頂きました。
なんか目が慣れないなあと思いながら読んでいたのですが、そうか、
介護士が介護師になっているんだ!と
気付きました。 《JUNKO》
>パワーポイントの資料だけでは分かりにくい部分も
あるのですが、「日本の介護専門職制度構築へ」に
書いてあるようなことが現実になったら、すごいなと
拝見しました。 《げんき》
>気になる点は療養生活支援介護師を高等教育に手養成し、現場の幹部人材とするところです。
現在の4年制大学の専門教育は高度とは言い難いですが、私もその教育を受けて現場に出た世代です。
しかしながら、本質的な介護、対人援助職としての深み、人と関わること、生き死にを学ぶのは、専門教育と実習だけでは困難と思います。
やはり現場実践の中から教育されるべきもので、それこそ介護の大切な部分、他の人材をまとめるために示す指針になる部分です。
専門教育を受けた人材の養成は必要ですが、そのままヒエラルキーの中間に位置するというのは現実的ではない気がします。
個人的には現場実践を重ねている者が、介護福祉士と言う資格を更新性として専門教育と現場を行き来できるようなシステムのほうがよい気がしました。 《kinsan》
>石川先生の精力的な取り組みには脱帽ですが、以下の内容に疑問を感じました。
①ヒエラルキーの中に、療養生活支援補助職員として准看護師、介護福祉士、准介護福祉士が位置付けられていますが、これらの資格を補助職として、しかも同等に位置付けることが果たして妥当なのでしょうか?
②研究・教育療養生活支援介護師が上級資格とするのは妥当なのでしょうか?現場を知らない研究・教育者が少なからずいる現状を見た時、こういう人が現場の職員の「上位」に位置付けられるという仕組みが理解できません。 《介護課長》
>石川先生もお元気でご活躍の様子で、何よりです。
上級かどうかはともかく、こういった提言を拝見するのは大変興味深いですね。
総論はこのとおり小生も賛成しますが、一点気になるのが、専門職養成教育を大学や大学院で行う必要性です。結局専門職養成(実用的なノウハウを中心とした教育研究)と大学の目指すアカデミズムの方向性が一致しにくいことです。専門職というくくりが、アカデミズムの発展に必ずしも結びつくとはいえません。
この合意が大学人の中で出来ているとは思えません。小生は専門学校という制度が何故あるのか、そこから考えを発展させています。
《さはら》「介護福祉研究」へのコメント
*写真は、九州から山陽への車窓から。(9月17日)