答えは身体が知っている

セラピスト兼アスレティックトレーナーが自分の好きな事や日々感じた事を書く、息抜きブログ

歌のうまい人は、やはり良い

2010-09-08 19:51:31 | Music/Singers
昨夜、前橋コジマ電機で、液晶テレビを見比べていた。

テレビの画面では、サッカーや野球、コンサートなど
様々な映像が流れていた。

あるテレビでは、安室奈美恵のコンサートの映像が流れていたが、
あまり興味わかない。

他のテレビからは、
「オヤ、この娘、歌がうまいな。」と思わせる歌声が。
ステージには、一人の女性シンガーと、
数人のダンサーが踊っている。
女性シンガーは、やたらと大声で観客を煽っているし、
リズムやダンスはヒップホップ系のノリだ。

僕は、音楽としてはヒップホップは苦手だ。
しかし、この女性シンガーは、
ヒップホップ系と決めつけられないような感じがあったので、
少し立ち止まってその後の歌を聴いてみた。

次はヒップホップではなかった。
そんなには、こんなに歌のうまいシンガーはいない。
(上手いと言われている人、上手ぶっている人はいるけどね。)
「と、すれば、これはひょっとして、、、?」

そのうちに、女性シンガーは、バンドメンバーの紹介を始めた。
と、「Misia Band」という言葉が聞こえた。
「そうか、やっぱり Misia か!」
ちょっと、ホッとするとともに、
やはり上手い歌手はそうそう現れないんだなと、少し残念に思う。
Misia が現れてから、何年経つんだ?
その後上手い歌手は何人現れたっけか?
夏川りみくらいしか、今は思い出せないぞ。)


まだ、しばらく液晶テレビを見比べて歩いた。
NHKの歌番組っぽい映像が流れている。
ちょっと苦手だなと思う。
ところが、そこで、モンゴル出身の女性歌手が紹介された。
「ム?モンゴル出身ということになると、期待できるんじゃないか?」
以前であれば韓国出身の歌手はみんな上手かった。
韓国に限らず、中国やアジア各国から出てくる歌手は上手かった。
日本のようなアイドル・システムがないからか?

そのモンゴル出身の女性シンガーの歌を期待して聴く。
「上手いな~。」
わざわざテレサ・テンが歌うはずだった歌を歌うくらいだから、
やはり上手くないわけがなかった。
 『忘れないで


声が伸びやかだ。
のどで何人を真似してるのか、ひねた声を作る最近よくみる日本人と違い、
素直な自分の声で勝負している。
まだ、そんなに何年も学んではいないであろう日本語なのに、
歌詞に情感が込められている。
名前はオルリコというそうだ。
注目に値する歌手だ。
演歌の枠に閉じ込めないで欲しいと願う。

YouTubeで音楽三昧

2010-08-31 20:57:49 | Music/Singers
今日は比較的暇だったので、
ついついYouTubeに走ってしまった。

初めに、荒井由実の若かりし頃の映像を探し、
あの日に帰りたい~卒業写真~中央フリーウェイ』(+ハイ・ファイ・セット)を観る。
しかし、荒井由実の頃の映像付きの歌は見当たらず、
松任谷由実時代の『Destiny』を鑑賞。
荒井由実の映像は諦めて”若かりし頃の歌声”を聞ける映像を探し、
海を見ていた午後』、
空と海の輝きに向けて』、
魔法の鏡』、
やさしさに包まれたなら』、
ルージュの伝言
と堪能する。

デビュー直後の10代から80年代初期のユーミンは、
正に天才的な感性で歌を作ったが、
独特の歌声や妙にセクシーな体付きと衣装など、
あらゆる点で他にはない魅力にあふれていた。

ユーミン関連の映像から、何故かはっぴいえんどに移り
ティン・パン・アレー繋がりですね)、             ※1
抱きしめたい』、
春よこい』と聞き、
さらに加藤和彦高中正義と移り、
サディスティック・ミカ・バンドの『タイムマシンにおねがい』で締めくくり。

計2時間ほど遊んでしまいました。
こんなことで、大丈夫だろうか?


竹内まりや『Good-bye University』

2010-03-24 17:14:48 | Music/Singers
今朝通勤途中、カーラジオでFM群馬を聞いていた。
今日は県内公立小学校と群馬大学(我が母校)の卒業式があるという。
この時期になると、僕はよく聞く曲がある。
竹内まりやさんの『グッドバイ・ユニヴァーシティ』である。

この曲は、彼女の2枚目のアルバム『UNIVERSITY STREET』に
10番目(最後)の曲として収録されている。
歌詞は竹内まりやさん自身が作詞した英語の詞である。
アメリカ留学経験がある竹内まりやさんは、英語の発音も本格的で、
私の英語力ではなかなか聞き取れないが、
それでも難しい単語や構文を使っていないことや、
すべての歌詞の文が1番と2番とで対になっていて
ちょっとずつ単語や文を変えていることで
英語にしては比較的わかり易い歌詞だといえる。             ※1

全編英語の歌詞であるとか、歌詞にあるエピソードの内容からは、     ※2
アメリカの大学がイメージされるが、
それでもこの曲には自分の大学生活を想起させるもの、
自分の大学生活にもあった気分とか空気が感じられ、
大学を卒業する時の悲しさ・もの寂しさを思い起こさせる。

大学の卒業は、他の卒業とは違う特別な思いが、僕の場合はある。
その思いや感情を思い出させてくれるのが、
この『グッドバイ・ユニヴァーシティ』である。
若い学生にも聞かせたい、名曲中の名曲だと思う。

グッドバイ・ユニヴァーシティ』が収録されているアルバム
UNIVERSITY STREET』は、
僕が大学に入った年に発売された。
同じ教育学部の社会科学科の仲の良い友達がこのアルバムを買い、
彼の下宿でよく聞いたものである。
どれもいい曲なのだが、
一曲目の『オン・ザ・ユニヴァーシティ・ストリート』は、
まさに日本の大学生活を生き生きと活写した楽しい曲である。
竹内まりや作詞・作曲)
この曲の終わりには、時を知らせる鐘の音(チャイムではない)を挿入して
大学の雰囲気を出しているのだが、
そこに女友達同士の会話が重なってくる。
一人は竹内まりやさん本人が演じているが、
もう一人をアン・ルイスさんが演じている。
「ヘイ!まりや、元気~?」
「試験どうだった?」
「バイビ~!」                            ※3
と話している声は、本当の大学生のようなお気楽な感じが出ていた。
相手をしている竹内まりやさんが苦笑しているので、
もしかしたらアドリブが入っているのかもしれない。

当時('79)、その友達の下宿に集まる仲間達(教育学部社会科学科1年)は、
オン・ザ・ユニヴァーシティ・ストリート』の歌詞の中で繰り返される
「オン・ザ・ユニヴァーシティ・ストリート」のところを、
”音(おん)”が少し似ているというだけで、
「オン・ザ」を「グンマ(群馬)」に代えて
「グンマ・ユニヴァーシティ・ストリート」と歌っていた。
お気楽な馬鹿学生(僕も当然その一員)である。

ちなみに、このアルバムには山下達郎さんも編曲等で参加している。


※1 比較的わかりやすい歌詞

例えば、1番と2番の出だしは、文頭も同じになっている。

I can't believe the time has flown away so fast
It's hard for me to say good-bye to you   (1番)

I can't believe the day has come to us at last
It's sad to think that we were just too young (2番)

このように、基本的には歌詞全体が、
1番と2番で形式的にも同じか、または似た構造をしている。
そして中程では、

Those were the happy days I Won't forget
~ Having a lot of fun out in the sun

といった全く同じ文も挟まっている。
使われている構文や単語は中学で教わる程度で、
難しいものは使われていない(と思う)。


※2 歌詞にあるエピソード

「夏の一夜、あなたはフットボールの試合に連れて行ってくれた。(1番)」
とか、
「冬には、あなたは”フライデー”ダンスに連れて行ってくれた(2番)」
というエピソードが入っている。
フットボールの試合は、日本人でも観に行くことはあるだろうが、
ごく少数の男子学生しか、彼女をフットボールの試合に誘わないだろうし、
例え金曜日に(当時なら)ディスコに出かける学生がいたとしても
"friday dance"とは呼ばないだろう。
これは、アメリカの大学生の”標準的な”楽しみ方、デートコースであろう。


※3 バイビー

若い人は知らないかも知れないが、
これは『バイバイ』の(当時の)若者風のいい方。
こんな挨拶が流行った頃があった。