poco a bocco

自然の素材がもつぬくもりやパワーに助けられての作品づくり
poco a poco のペースで進みます~♪

たのくろ たのくろ

2017-03-20 23:23:00 | あれこれ
近隣に点在する畑ではすっかり作物がなくなり、耕された土がきれいに整えられています。
その様子に、うろ覚えのこんなフレーズを思い出しました。

たんぽぽ たんぽぽ 春の花
光うつして 金のいろ…

たのくろ たのくろ 春のどろ
光うつして 金のいろ…

おぼろげな記憶をたぐってみると、子どものころに読んだ創作童話の中で、こんな歌を歌っていたのはたぶんヒバリです。
暖かな日差しの中で、たんぽぽは黄金色に光り輝き、ヒバリは歌いながら空高く飛び春を告げている、
お百姓さん(農家の方などと言うべきなのでしょうか)は黙々と鍬を動かし、
田のクロも鍬も光を反射してキラキラと輝いている…そんな光景が脳裏に浮かんできます。

“たのくろ” とは “田の畔”、
畔(くろ)塗りとは、田んぼから水が漏れないように泥を塗り固める作業のこと。
田んぼのアゼは畦または畔でクロともいうのだそうで、
ついでに言うと、畔柳さんはアゼヤナギさんではなくクロヤナギさんだというわけが、これでわかりました。

;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;

畔ぬりの季節はもう少し先のことですが
金色に輝く春の日がやってくるのも、もう間もなくのことでしょう。
ふと気がつけば今日のBGMは軽快なウインナワルツを選んでいました。
Bocco の心持ちも徐々に春を求め、春に向かっているのかもしれません。
あ〜、“ひねもすのたり” していたい!!!……これこそが本音なのかも。
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もっとナマケモノに!

2017-03-05 21:34:52 | 日々録
暖かく春めいた土曜日
銀座中央通りは、夕暮れ間近だというのになかなかの賑わいだった


南座・松竹座と関西での公演が続いていたT太夫サンが、
今月は歌舞伎座出演との知らせを受け、早速行ってきました。

映画や芝居を見ながら居眠りをすることは滅多にないBoccoですが
七五調の台詞回しが睡眠不足の耳に心地よく響き
途中何度も “うとうと” しては “こっくりこっくり”......。
何とも気持ちのよい歌舞伎見物となりました。

歌舞伎のあとはお茶とケーキでひと休み。
窓際のカウンター席から外を眺めながら
ここでもまったり、ぼんやり。。。
気の置けない友人との気楽なおしゃべりも久しぶりのことでした。

そして、せっかく銀座まで来ているのだから...と、とっとり・おかやま新橋館への寄り道を思いつき
懐かしい食材を入手して帰途についたのでした。
気ままに過ごしたおかげで幾分かは心身がほぐれたように思います。


お気に入りのケーキは “タンネちゃん”

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じっくり腰を据えて何かをする余裕を持てない時期に差し掛かりました。
そんな時だからこそ、のんびりと自分を空にする時間が大切なのだけれど
空っぽになることも難しいものです。
これからの約3か月、息切れしないようナマケモノになることを許容しようと思います。
すでに相当なナマケモノではあるのですが、
心身が硬直してしまってはつまらないですからね。。。
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やっぱりアランが好き!

2017-02-12 21:50:10 | works
毛糸が好き、編むことが好き…今年もまたお道楽シーズンまっさかり


ああ、また貴重な週末が終わってしまう。。。
冬眠終結を宣言したにもかかわらず更新が途絶えてしまいました。
毎度のことながら少々バタバタ。
1月下旬にはコール・ファーマーのコンサートへ行き、
その前後の週末はKenchenが帰省してきたり…とそれなりのスケジュール具合。
その合間合間の毛糸遊びが何よりの気分転換になっています。

まずは手慣らしに赤い帽子を編みました。
次いでライトグレイのセータに着手…編み応えのあるアランセーターです。

今年はハリスヴィル・デザインのハイランドを素材に選びました。
オステルヨートランドの糸と同様に脂が残っているので
編んでいると心なしか指先が潤ってくるようです。
そんな肌にやさしい感触も心地よくて、目下編むことに夢中なのです。

思えば、40年以上も前の生まれて初めて編んだセーターもアランでした。
以来、ガーンジー、イギリスゴム編み、寄せ目、穴あき、編み込み等々
いろいろなものに挑戦しましたが
Bocco が一番好きなのはアラン編みだと言えそうです。

毎日は無理だけれど、出かける用事のない休日は
DVDで映画を見ながら、好みの音楽を聴きながら、煮物をしながら…と
“ながら” ニッティングをするのが何よりの楽しみとなっています。

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2月半ば、今シーズンは例年にも増して低温と乾燥に悩まされています。
一方、日本海側ではまたもや大雪です。
まるで巨大冷蔵庫の中にいるようだ…とか、除雪と車を掘り出す作業でぐったり…とのメールを受け取りました。
流通にも支障が出ることでしょうし、大変なことのようです。
私たちは実に危うく、過酷な環境の中で暮らしているのだということを改めて心に刻みました。
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そろりじわりと動き出す

2017-01-22 18:30:30 | 日々録
1月17日(火)は Kaiapua と国立劇場で歌舞伎鑑賞
新春ならではの華やかさを堪能した


金曜夜に用事を済ませたので今週末も外出せず
Kenchen 出張中のお手軽宿舎と化したわが家で過ごしました。

昨晩はぶり大根、白菜と豚バラの蒸し煮で美酒を味わい
今日は午後一番にチリビーンズを仕込みました。
時間や気持ちにゆとりがあれば、煮物づくりは楽しい作業です。
肉や魚の下ごしらえをして、野菜を切って…と
準備の段階から心がわくわくします。

しばらく手も足も出なかった編み物にも着手しました。
まずはウォーミングアップにアランの帽子を製作中。
次はアランセーター、テントシルエットのビッグセーター、イギリスゴム編みのケープレット
それからそれから…と次々に浮かんできます。

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日ごろ不特定多数の人と接する仕事をしているからでしょうか、
休日は心静かに、一人で過ごしたいと思う気持ちが強くなっています。
若いころに比べてパワーやエネルギーが乏しくなるのは自然なことですし
エネルギーの質も変わってきているのだと思います。
“残された時間” ということを強く意識するようにもなりました。

“明日を思い煩うことなかれ”
時間に限りがあるからこそ、目の前の現実と足元を見据えて
日々を過ごしたいと思います。
やり残したこと、積み残していることに
一つひとつ丁寧に取り組んでいこう…
そんな気持ちになってきました。

冬眠はそろそろ終わりです。
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しばし冬眠

2017-01-15 22:35:17 | 私のお気に入り
ふしぎ色・ふしぎ模様のストールは、かぎ針編みのモチーフつなぎ
Sophie Digard の作品は驚くほど細い毛糸で編まれている
軽く暖かく、肌ざわりもさらりと優しい今冬一番のお気に入り


予報どおりの寒い寒い週末は
ひたすら自宅に閉じこもって過ごしました。

図書館で借りてきた古い映画のDVDを観て…
インターネットでも古い映画を観て…
70年代のホームドラマを観て…
それに疲れたら昼寝をして…
その合間に必要最小限の家事と雑事をやっつけて…
先週末に引き続き、半ば “冬眠” しているような休日でした。

エネルギー切れになったらジタバタせずにじっと回復を待つ…
それが可能な状態にあるのは幸いだと思うのです。

さて、週末の締めくくりは温かい柚子茶を友に読書タイム。
眠くなるまでのわずかな時間を楽しみます。
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事始めは干し野菜づくり

2017-01-03 23:22:55 | あれこれ
冬の日射しの中でオレンジ色に輝く元気のもと!
家中に柚子の香りが漂い、心地よい一日になった



今年の年末年始は例年以上の手抜きでした。
その効果あってか、エネルギーを回復し始めています。

関東のお正月は晴天続き……空気はカラッカラで昼間の日差しは目や肌に痛いほどです。
本当はもっと早くに始めればよかったのですが、昨日からようやく干し野菜づくりの真似事を始めました。
昨日は大根、今日は柚子としょうがを干しました。

クリスマス前にいただいていた柚子は8個。。
そのうち1個はお雑煮や煮物、残り野菜の即席漬けなどに使いました。

残る7つのうち、3つはスライスしてカラカラになるまで数日をかけて干します。
ちょうど柚子茶の瓶詰めが空になったところなので
干したしょうがと一緒にハチミツ漬けにする予定です。

2つは皮を細かく刻み
半分は小分けにして冷凍保存、残り半分は干しました。
冷凍したものと乾燥したもの、それぞれに合った使い方がありそうです。
身の部分はスライスして生のまま黒糖とハチミツに漬けました。
これは急ごしらえ……当座の柚子茶用にします。

そしてあと1つは半月形に薄く切って少量のお砂糖とお醤油で和えました。
これは “おおうさぎ” の大好物だったものです。
Bocco が好んで食べることはほとんどありませんでしたが、
ちょっと懐かしくなって作ってみました。
年齢に応じて味覚が変化してきたということかもしれません。

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サボりを決め込んでお正月休み中に読んでいたのは『仔鹿物語』の前編。
時に満たされ、時に傷つき、時に従い、時に抗い、時に妥協し譲歩しながら
自然というものに対し、他者に対し、そして自分自身に対して
今の何倍も謙虚で真摯だった時代の話です。
このところのBoccoが失いかけている大切なものを
再びつかみ取るためのヒントがたくさん含まれているように思われて
どんどん引き込まれてしまいました。
続きを読むのが楽しみです。
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今年もお世話になりました

2016-12-31 21:59:59 | あれこれ
8月下旬に訪れた芝川ビル(大阪・北浜エリア)の階段
この連なる渦巻き模様のように、来年もまた “よいこと” がありますように


あれやこれや書きたいこともあったというのに
なかなか更新ができないままに大晦日を迎えました。

新しいパソコンになってから今日が初めての更新です。
10年半使い続けた iBook も、さすがにあちこち不具合が発生するようになり
とうとう買い換えということになったのです。
当然ながらOSのバージョンも全く違いますし、今回からUSキーボードに変えましたので
あれこれ手探りで操作しているところです。

丸6年も使っている iPhone も、これを機に新しくすることにしました。
手許に届くのは早くて1月中旬でしょうか。
こちらもしばらくはまごつくことでしょうが
まずは習うより慣れよ…です。

実は、クリスマス前あたりから鼻炎に起因する咳の症状が続いています。
そのため、12月下旬は体力温存と勤務を最優先して過ごしていました。
年が明ければ花粉症への備えをしなくては…。
アレルギー対策がいよいよ切実なものになっています。

……というような具合で、何とも冴えない年の瀬のご報告になってしまいましたが、
気持ちだけは元気いっぱい…あれもしたい、これもしたいと欲ばりは相変わらずです。

気まぐれな更新にもかかわらずおつき合いくださった方々に
心より感謝申し上げます。
よいお年をお迎えください。
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いいいろだ!

2016-12-11 22:22:57 | 私のお気に入り
実際はもっと青味が強くダークな色調です


柿しぶ染めと藍染めの取り合わせの妙に目を奪われたのは
8年くらい前のことだったでしょうか。。。

柿しぶ染め作家の冨沢恭子さんの展示会に行ってきました。
翌日が最終日というタイミングでしたから
作品の大半は売れてしまっているだろうけれど
藍で染めた上にさらに藍で染色された布をじかに見たい、触れてみたいと
ともかくも会場の “うつわ楓” さんを目指したのでした。

そこで出会ってしまったのがこのデカデカバッグ。。。
その日の朝、仕上げの洗いをかけたばかりのもので
まだ生乾きのまま…それをいただいてきちゃいました。

今回の作品を作りながら冨沢さんご自身が何度も“いい色だ!”
声に出して言っていたのだそうですが
私もおおいに共感…同感です。

布をまとうように身につけるかばん…
ぜいたくな布をたのしむかばん…

今はバリッとしたハリがあり
ごわごわと武骨な感じさえするこの布が
時間が経つにつれて柔らかさを増し
陽焼けして柿しぶ色が深まっていくのを
楽しませてもらおうと思います。


裏返すとまた別の表情が現れます。
どこかで見た色調と思ったら、この風景にちょっと似ているような。。。


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実はこの日から楓さんのお向かいのSundriesで “古代女子展 Ⅱ” が始まっていました。
ところがデカデカバッグの衝撃でそちらに行くのをすっかり忘れてしまったのです。
それに気づいたのは地下鉄に乗ったあとのこと。。。

しかし、翌週…つまり昨日も楓さんに行くことになりました。
別件も兼ねて青山へ出かけることになって次の展示 “長谷川奈津展“ に足を伸ばし
もちろん最終日となった “古代女子展 Ⅱ” にもかけ込みました。
行ってみてびっくり!
協力メンバーとして、秋野ちひろさんの作品が随所に組み合わされ、組み込まれていたのです。
古代女子展のメンバーは冨沢さんの他に林友子さんと森田春菜さん…森田さんは初めてでしたが、ウェブサイトを覗いてまたびっくり!
Boccoにとって心地よいものたちが並んでいて、とても不思議な感じがしました。

みんなつながっているんだぁ。。。
Boccoもかろうじて古代女子系の最後尾につけるかもしれない!?!?!
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りんちゃん復活!

2016-11-27 18:18:20 | Onaoshi
7×7×14cmのサイズ
穴の周囲に極細の毛糸でステッチを入れるところからスタートし
縫い取りの形を決めていきます


圧縮ニットの小さなポーチが行方不明になっていました。
ちゃんと入れていたはずのバッグから姿を消してしまったのです。
おおうさぎの家に置き忘れた形跡もなく
もちろん私の身の回りのどこにも見当たりません。

それから約3週間後、いつもは車で素通りしてしまう場所なのですが
その日はバス停からおおうさぎの家まで歩いていました。
ご近所の家の庭先にさしかかったとき
道沿いの小さな灌木の枝に掛けられたこのポーチを発見したのです。

その3週間前の帰京の日は雨降りでした。
頼んだタクシーが遅れて大あわてで乗り込む時に
ポーチを落としてしまったのだと思います。
それを見つけた人が、持ち主の目に入るようにと
そっと枝に掛けておいてくださったのでしょうか。。。

あきらめかけていたポーチを見つけたときの驚き!
3週間の間、ずうっとこの場所にあったであろうことを思うと
それが奇跡のように感じられて “再会” の喜びもひとしおでした。
拾ってくださった方の善意に大感謝です。

以来、小さなりんご形の飾りが付いているこのポーチを
“りんちゃん” と呼んで愛用するようになりました。

::::::::::::::::::::::::

そんないきさつがあったにもかかわらず
迂闊でずぼらなBoccoは、そのあたりに転がしたまま
夏を過ごしてしまいました。
洋服の余り布で作ったものでウール100%だということを
知っていながら…まったくどうしようもないヤツ…。
その結果は言うまでもなく ”虫喰いの穴だらけ” という
実に分かりやすい展開と相成ったわけです。

その穴を何とかしなくちゃと思いつつ
1年余りを経てようやくお直しができました。


よほどおいしいウールだったと見えて…虫喰いの穴は全部で7か所
ひっくり返すとこんなことになっています



虫に喰われる前のりんちゃん…です
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上質の音に出会う

2016-11-20 19:45:04 | music
上質の演奏を聴き終えコンサートホールを後にするとき
シャワーのように降り注ぐ細かい雨も輝いていた


前夜に降り出した雨がぐずぐずと尾をひいてジメジメと寒かった昨日から一転、
今日は晴天の日曜日となりました。
朝もやの風景というおまけ付きです。

晴天の休日ともなれば、洗濯や掃除の他にあれやこれやが待っています。
本日のBGMは内田光子さんのモーツァルトです。

かつては毎日のように聴き続けていた内田さんのモーツァルトですが
しばらく疎遠になっていました。
あの明快で明晰な演奏を受け止めるだけのエネルギーが
ここ数年の Bocco には不足しているように感じていたからです。

ところが、ところが…です。

Kaiapua とともに内田光子さんの演奏を聴きに行ったのは
11月18日のことでした。

この日演奏されたモーツァルトの作品は
ピアノ協奏曲の17番と25番。
長年にわたってCDを聴き続けた内田光子さんのモーツァルト…
まさにその “内田光子のモーツァルト” が
寸分の狂いもなく “再現” されているのだけれど
その "音” は比較にならないほどさらに繊細で、大胆で、深遠で、透明で…
Boccoが今までに聴いたライブ演奏のどれよりも
上質な音に包まれる感覚を味わったのでした。

演奏中にふっと風のようなものを肌に感じたのはあのとき以来のこと。
めったにない至高の体験だったように思います。

やはりライブ…生の演奏は最高です!
あの感覚をもう一度…と願ってまた聴きたくなるのでしょうが
サントリーホールにちょくちょく行けるほどBoccoはリッチではありません。
せめてもの思いからCDを入手しました。
30年前の演奏と今を聴き比べるのも楽しみです。
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