poco a bocco

自然の素材がもつぬくもりやパワーに助けられての作品づくり
poco a poco のペースで進みます~♪

“お直し”で復活

2021-07-25 22:08:34 | Onaoshi
6月半ば、梅雨の晴れ間の暑い日、六本木にて
真夏の日差しは更に更に強烈になっているはず
よりによってそんな季節にオリンピックだなんて。。。


7週間ものインターバル…正真正銘の怠け者になってしまいました。
「書くことがなかったのではなく、書けないことがたくさんだった…」とは、あるブロガーさんの言。
Boccoの場合は「書くことがなかったのではなく、書く気力がなかった…」、ただそれだけの理由です。
でも、この4連休を経て、体力も気力も回復しました。

前半は、あまりの暑さにお昼前からエアコンをつけて蟄居。
最低限の家事をしただけで、本を読んだり、ビデオを見たりで終わりました。
3日めにようやく元気が出始め、ずっと気になっていたブラウスのお直しに着手しました。
そのあたりからスイッチが切り替わったのでしょう。
連休最終日の今日は、日中は冷房を使わずに大汗をかきながら過ごしました。
冷房に頼りすぎないほうが体調が良い…ということなのか、冷房に頼って養生したおかげで体調が回復したのか、どちらなのかはわかりませんけれど、ともかく元気回復です。

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さて、この度のお直しはこちら。
6月の中旬だったか下旬だったか、久しぶりに袖を通してみたら、何と右袖に数ミリのほころびを発見!
今年で5年めになるとはいえ、盛夏には欠かせないリネンのブラウスなので結構ショックでした。
何とかせねば…という気持ちはあるけれど、なかなか着手できず放置していたのです。



本当はクロス(十字形)にステッチを入れたかったのですが、本当に久しぶりのダーニングでうまくできる自信がなくて
結局、無難な長方形になりました。
こうして見ると、ステッチの入り方がカタいな〜というのが正直な感想です。
心を柔軟にして、もっと自由にのびのびと行きたいのだけれど、今の私にはこれが精一杯。
それでも、わずかこれだけの遊びで随分と気持ちが楽になりました。
お気に入りのブラウスと一緒に、私自身のお直しができたような気がしています。



色違いの同じブラウスです。
白・黒2色を交互にヘビロテしてもう5年め…まだまだ着続けますよ。
(こちらの画像は、このブラウスを入手したお店のHPから拝借しました。)
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テキトーオナオシ

2020-05-31 21:31:57 | Onaoshi
1か月あまりの隔日勤務が終わり、先週から月〜金の5日連勤に戻りました。
1日おきの出勤にようやく慣れてきたところなのに、いきなりの連勤に体力が続くだろうか…と
少々心配でもあったのですが、無事週末を迎えることができました。
生活のリズムが元に戻っただけのこととはいえ、体よりも気持ちのほうがすぐには切り替わらず、昨日は半分放心状態。。。
何か気分転換が必要…と、小さいお直し作業を思いつきました。

小さなほつれを発見してしまったストールの繕いです。
とてもとても細いウールの糸にあまり違和感なく合わせられるものは…と見回した結果、絹の穴糸が目に留まりました。
小さく細編みで行ったり来たりしたら、なんとか収まったので、これでよし。
何しろ使い始めて5年めのヘビロテですからねぇ。
こうやって小さな修理をしながら、長く使い続けたいと思っています。


こちらはお弁当を包むのに使っている古いバンダナ。
小さな裂けめができて半年くらい前から気になっていたのですが、なかなか手をつけられなかったものです。
すっかり色がハゲハゲだけど、これまたお気に入りの布なので、捨てられないのですね。
裁縫箱の隅っこに入っていた、小さな小さなインド布の切れ端をそのまま縫いつけました。
下手っちいの縫い目も味のうち…穴が増えたら、どんどん継ぎはぎを足して、カンタ(インドの刺し子)みたいになるといいな…なんてつまらないことを考えています。

以前お直しをしたいもむしくんカーディの追加修繕のために、今から小さいモチーフを編みます。
明日からの5連勤に備えて、早く眠りに就かねば…なのだけれど。。。



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ふたたび金継ぎワークショップ

2019-06-30 18:45:00 | Onaoshi
2度めの金継ぎ体験をしてきました。
今回は人工漆を使っての簡易的な手法を教わりました。

うっかり落として大小4つに割れてしまった印判・染付のお皿。
なんとか元の形に収め、接合部分を銀色の漆で補いました。
人工漆にアルミニウムの粉を混ぜ、細い筆で色を載せるようにようにしていきます。
本漆での繕いの方が手間と時間がかかりますが、漆を載せるのは人工漆の方が難しいように思いました。
何事もいくつも失敗をして身につくものとわかっているつもりですが、
今ひとつ不満が残る…どころか悲しいほどの出来ばえです。
ただ、人工漆の場合はやり直しが利くとのことですので、いつか再挑戦することも考えています。

飲み口が欠けたイム・サエム作の汲み出しはシャンパンゴールドに仕上げました。
ただ欠けを繕うだけのこと…と少々軽く考えていましたが、内側に微妙な角度がついていたので
まずパテで形にするのに苦労しました。
さらに上記の通り、漆を載せるのもコツを要するので、初心者の私はかなり苦戦。
でも、アルミと真鍮を混ぜて作ったシャンパンゴールドの控えめな色が程よく馴染んでいるので
今回はこれでよしとしましょう。


ハンドル部分にヒビが入ってしまったポットの修理は次の機会に。
ヒビの部分をルーターで削り、接着面を大きくしたほうがよいとのことでした。
接合部分に麻布を巻いて漆を載せる方法もよさそうです。

いずれにせよ、私が体験したのはかなり簡略化した金継ぎ手法のほんのさわりでしかなく
本式にやれば相当大変なことになります。
現在の私にはこれでせいいっぱいなのです。
でもね、せっかく念願の金継ぎに触れることができたのだから
ぽつりぽつりとでもいいから、とにかく続けようと思います。

さてさて、例によって作業後のおやつタイムです。
梅ジュースと焼き菓子をいただきました。
さっぱりとしておいしかったぁ〜!
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金継ぎ…その後

2019-04-21 18:30:31 | Onaoshi
今回繕ったのはこの2点
思い入れのあるお皿と湯呑みが、生まれ変わった



初めての金継ぎ体験から1週間、繕いをした器をおそるおそる取り出してみました。
お皿の繕った部分には、デコボコが残っています。
湯呑みの穴の繕いは、内側を紅殻で外側を黒にするつもりでいたのに
なぜか気づいたら両面とも紅殻になっていたり。。。
作業時間が限られていたとはいえ、どちらも私の不注意、コミュニケーション不足等々、
反省材料ばかりが残る結果となりました。

でも、そんなことでめげはしません。
金継ぎ、金継ぎ…と唱え始めてから20年も待ったのです。
これを学習材料にして、次の機会は少しでも納得のできるものにしたい…と
いつになるのかも分からない先の展望を抱いています。


“おおうさぎ”が大切にしていた椿のお皿には、金ではなく真鍮を蒔いた
今はキンキラキンだけど、時間が経過するともっと渋い色になるらしい


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金曜日は歌舞伎座の夜の部へ。
一度も咳込むこともなく3カ月ぶりの歌舞伎を堪能しました。

まだ4月だというのに、サラッとかわいた風が心地よく、
のんびり過ごすことができたこの週末…6日後には10連休に突入です。
薫風の季節を十分に楽しみたいと思います。
ピアノ・リサイタルやメイシネマ祭の他に
金継ぎのおさらい、ダーニングのおさらい、ニッティングの続き等々
その10日間にやりたいことはテンコ盛りなのです。
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ダーニングのおけいこ

2019-02-17 20:46:48 | Onaoshi
テーブルの上には色とりどりの毛糸や原毛が!
参加者は6名…うんと若い人たちに交じって頑張りました!

手探りの自己流で “お直し” の真似事をしながら、いつかはダーニングの基本をちゃんとやらなくちゃ…と思い続けて数年…今日はそのダーニングワークショップに参加してきました。


ドキドキワクワクの…これが第1作。ハイネックセーターの首の後ろ側です。


次に挑戦したのはフェルティングのお直し。あちこちボロボロに穴が開いたネックウォーマーを捨てずにとっていたもの。手始めは赤い原毛で穴を埋め、周囲に黄色のステッチを入れました。残りの穴は、来週末の楽しみに取っておきます。


ティーブレイクを挟んで、もう一つ穴を埋めました。
上のセーターとアンサンブルになっているカーディガンの右肩部分です。
もう一つ残っている穴は、これも来週のお楽しみに。。。



ティーブレイクでいただいたのは、たぶんココナッツ入りの香ばしいクッキーと黒糖がけのクルミ。どちらも程よい甘さが何よりのお味でした。
Bocco も愛用しているラオスの手縫いコースター…ゼンマイがいっぱい並ぶとびきりのかわいさ!

ご指導くださったのは、Meg Knitting の山田めぐみさんです。
お目にかかるのは初めてのことでしたが、想像していた以上に周波数が近い方のように感じられ
とてもうれしくなりました。

うっかり見落としていた金継ぎ教室の次回は4月開催とのことでしたので、迷わずその場でエントリーしました。
割れた陶磁器も材料には事欠かず…とても楽しみです。

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★ワークショップの様子がこちらで紹介されています(2月19日追記)。
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ブラウスを破っちゃった!

2018-09-02 17:01:11 | Onaoshi
欠損部分は広がってしまったけれど、着用に問題なし!…と思うのは私だけ??

全体に刺繍が施されたインド布の長袖ブラウス…
右肩後ろ側に約2cmのかぎ裂きを作ってしまいました
言うのも恥ずかしいくらいなのですが、もう20年も愛用しているものです
その裂けた部分に布を足してお直しをしました
文字通りの “つぎあて” です

箱に入れて押し入れの奥にしまい込んでいたハギレの中から選んだのは
カットワーク刺繍のインド布
これも同じくらい古いものなので少し黄ばんでいましたが
こんなふうにできあがりました



洗濯すれば色の違いは目立たなくなるでしょう
もともと白い布の一面に白い糸で縫い取りされている布ですから
“つぎあて” のためにかなり強引に針目を入れてもさほど目立たないのは幸いでした

“つぎあて” が平気になれば、もう怖いもの知らず
このブラウスも “一生もの” になりそうな予感…

針仕事は楽し!
繕い仕事は楽し!
ビバ!お直し生活!
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りんちゃん復活!

2016-11-27 18:18:20 | Onaoshi
7×7×14cmのサイズ
穴の周囲に極細の毛糸でステッチを入れるところからスタートし
縫い取りの形を決めていきます


圧縮ニットの小さなポーチが行方不明になっていました。
ちゃんと入れていたはずのバッグから姿を消してしまったのです。
おおうさぎの家に置き忘れた形跡もなく
もちろん私の身の回りのどこにも見当たりません。

それから約3週間後、いつもは車で素通りしてしまう場所なのですが
その日はバス停からおおうさぎの家まで歩いていました。
ご近所の家の庭先にさしかかったとき
道沿いの小さな灌木の枝に掛けられたこのポーチを発見したのです。

その3週間前の帰京の日は雨降りでした。
頼んだタクシーが遅れて大あわてで乗り込む時に
ポーチを落としてしまったのだと思います。
それを見つけた人が、持ち主の目に入るようにと
そっと枝に掛けておいてくださったのでしょうか。。。

あきらめかけていたポーチを見つけたときの驚き!
3週間の間、ずうっとこの場所にあったであろうことを思うと
それが奇跡のように感じられて “再会” の喜びもひとしおでした。
拾ってくださった方の善意に大感謝です。

以来、小さなりんご形の飾りが付いているこのポーチを
“りんちゃん” と呼んで愛用するようになりました。

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そんないきさつがあったにもかかわらず
迂闊でずぼらなBoccoは、そのあたりに転がしたまま
夏を過ごしてしまいました。
洋服の余り布で作ったものでウール100%だということを
知っていながら…まったくどうしようもないヤツ…。
その結果は言うまでもなく ”虫喰いの穴だらけ” という
実に分かりやすい展開と相成ったわけです。

その穴を何とかしなくちゃと思いつつ
1年余りを経てようやくお直しができました。


よほどおいしいウールだったと見えて…虫喰いの穴は全部で7か所
ひっくり返すとこんなことになっています



虫に喰われる前のりんちゃん…です
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片手間お直し

2016-06-19 23:55:55 | Onaoshi
この1ヵ月というもの、週末になると“大掃除” に追われているBoccoです。
一気に片づけることができなくて、今週は靴を片づけたら翌週は本、
そしてその次の週は裁縫の道具と材料…と、細かくチマチマとやっています。
せめて本格的な夏がくる前に目途をつけたいとは思うのですが、
10年あまりのツケを今になって支払っているようなものなので、
まだ先が見えません。

そんな雑用の合間に、今日は久しぶりに針仕事をしました。
午前中だけと時間を切って。。。
ボタン付けとゴムの取り替えというルーティンワークのおまけに
去年の夏から放置していたブラウスの “お直し” をしました。
脇のスリットの部分がわずかに裂けていたのです。
離ればなれになった布をはぎ合わせ、その上を補強も兼ねて別の布で覆いました。

写真ではかなり鮮やかな黄色に見えますが
実際は少し枯れた黄緑色なのです。
それに淡いグレーの糸で鳥の顔をした人の刺繍が施されています。
ブラウス本体の藍の色もかなりトーンが異なります。
やはり古い iPhone にばかり頼らず、ちゃんとデジカメを使うべきってことですね。

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今年も咲いたオリヅルラン。
デジカメならばもっと鮮明に写るはず。。。
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ひさびさのお直し

2015-06-27 23:50:49 | Onaoshi
またやってしまいました。
肌ざわりの良いインド綿のギャザーパンツの裾近くに小さなほころびが2つ…。
去年の夏、何かに引っかけてしまったのでしょう。
このほころびに気づかないまま越年したことになります。
今日ようやく繕いの作業に取りかかりました。

思いつくままに針を進めていくだけのこととはいえ、
ガーゼ状の生地に少々粗い麻糸でステッチを入れる作業です。
なかなか思うようには進まず手を焼いたけれど、
日頃の疲れの幾分かが消えていったのは事実です。

丸い縫い取りは直径10cm…取り敢えず今日はここまでのことにして、
続きは後日の仕事とします。
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まねごと

2014-10-19 21:42:27 | Onaoshi
無数の小さな穴が空いてしまった巾着袋
穴を塞ぎ、カモフラージュするためにステッチを入れてみた

 ※クリックで拡大

はじめはこの程度 ↑ でお茶をにごすつもりだったのだが
どんどん針が進んで、裏面は冒頭の画像のような状態に

まだまだ進化中
ステッチを入れながら
次はどこにどう刺すのかを決めていく作業は
設計図なしの行き当たりばったり

思いつくままのニードルワークは楽しい
沖潤子さんの作品集を眺めたり、ステッチの本をにらんだり
習作とも模写とも言えないまねごとをしながら
Bocco ワールドを模索している


これと並行して
しっかり設計図ありの作業も進行中
先月毛糸屋さんで見つけたアルパカとカシミアが混じった糸で
こちらはおもしろベストになる予定

どちらも疲れた神経を休ませるにはよいのだが
眼精疲労や肩こりはちっとも軽くならないまま
あっという間に休日が終わってしまう
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