北島選手が、世界記録を出した。
水泳の記録の伸びは相変わらずすごい。
***
ところで、現在の日本記録が、「3回位まえのオリンピックの優勝タイム」に相当することがよくある。
それなら、「なぜその当時に、そういう記録が出せるような練習をしなかった」のだろうか?といつも疑問に思っていた。
例えば、男子400メートル自由形は(2ビート泳法の影響も大きいと思われるが)、私が中学生のころは「人類が、夢の3分台に突入!」(たしか毎日新聞、デーモンとキンセラ選手?)などという大きな見出しがあったのを覚えている。いまは、日本の高校生でも4分を切ると思う。
***
その疑問の答えを考えてみた。
(ただし、今はレーザー・レーサーという特殊な水着が出て来たので、水着の話は別とする。また、平泳ぎなどの泳法の規則の変化は除く。)
【仮説1】世界新記録を出した選手のまねをすることから、第1歩が始まることが少なくないから。
・・・・例えば、以前は、「筋肉トレーニングをしても、『余計な筋肉』がついてしまい、その盛り上がった筋肉で水の抵抗が増えてしまい、タイムをロスしてしまう」という考えから、筋トレはあまりされていなかったかもしれない。
そういう時代に筋トレを(いちかばちかのようにして)大きく取り入れることは、かなり勇気がいるであろう。
しかし、欧米の選手で筋トレを取り入れて、筋肉もりもりの選手がいい記録を出すと、『必要な筋肉だけ』を付ける、科学的な筋トレが取り入れられることであろう。これにより、記録はかなり向上すると思われる。
(100メートル自由形がこれに相当するのではないだろうか?以前、「モンゴメリーが夢の49秒台を出した」ことを思い出す。しかし今では、世界では、49秒台は「当たり前」になっているのである。)
【仮説2】
とりあえず、その時点での世界記録を「目標」にして、練習・訓練の計画を考えるから
・・・・例えば、100メートルで、「世界記録より3秒早いタイムを出すにはどうすればよいか?」を目標にして練習計画を立てるコーチはあまりいないであろう。なぜなら、そんな無理な計画を立てると、下手をすると選手を故障させたりつぶしてしまいかねない。
したがって、その練習は、「現在からみれば」、当然、「弱めの練習」になるのではないか?
【仮説3】
世界新記録をだした選手が「いいお手本」になるから。
・・・例えば、北島が58秒台を出したが、「北島のような泳法で、北島のような練習でやれば、とりあえず、58秒台は出せる」ことが「事実として、証明された」ことになる。これは大きい。とりあえずの「モデル」として、「利用可能」となる。
このことは、練習の計画を立てる上で、大きいと思われる。
【仮説4】
栄養学の発達、スイミング・スクールの広がりなど。。。。
***
皆さんは、どう思われますか?
水泳の記録の伸びは相変わらずすごい。
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ところで、現在の日本記録が、「3回位まえのオリンピックの優勝タイム」に相当することがよくある。
それなら、「なぜその当時に、そういう記録が出せるような練習をしなかった」のだろうか?といつも疑問に思っていた。
例えば、男子400メートル自由形は(2ビート泳法の影響も大きいと思われるが)、私が中学生のころは「人類が、夢の3分台に突入!」(たしか毎日新聞、デーモンとキンセラ選手?)などという大きな見出しがあったのを覚えている。いまは、日本の高校生でも4分を切ると思う。
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その疑問の答えを考えてみた。
(ただし、今はレーザー・レーサーという特殊な水着が出て来たので、水着の話は別とする。また、平泳ぎなどの泳法の規則の変化は除く。)
【仮説1】世界新記録を出した選手のまねをすることから、第1歩が始まることが少なくないから。
・・・・例えば、以前は、「筋肉トレーニングをしても、『余計な筋肉』がついてしまい、その盛り上がった筋肉で水の抵抗が増えてしまい、タイムをロスしてしまう」という考えから、筋トレはあまりされていなかったかもしれない。
そういう時代に筋トレを(いちかばちかのようにして)大きく取り入れることは、かなり勇気がいるであろう。
しかし、欧米の選手で筋トレを取り入れて、筋肉もりもりの選手がいい記録を出すと、『必要な筋肉だけ』を付ける、科学的な筋トレが取り入れられることであろう。これにより、記録はかなり向上すると思われる。
(100メートル自由形がこれに相当するのではないだろうか?以前、「モンゴメリーが夢の49秒台を出した」ことを思い出す。しかし今では、世界では、49秒台は「当たり前」になっているのである。)
【仮説2】
とりあえず、その時点での世界記録を「目標」にして、練習・訓練の計画を考えるから
・・・・例えば、100メートルで、「世界記録より3秒早いタイムを出すにはどうすればよいか?」を目標にして練習計画を立てるコーチはあまりいないであろう。なぜなら、そんな無理な計画を立てると、下手をすると選手を故障させたりつぶしてしまいかねない。
したがって、その練習は、「現在からみれば」、当然、「弱めの練習」になるのではないか?
【仮説3】
世界新記録をだした選手が「いいお手本」になるから。
・・・例えば、北島が58秒台を出したが、「北島のような泳法で、北島のような練習でやれば、とりあえず、58秒台は出せる」ことが「事実として、証明された」ことになる。これは大きい。とりあえずの「モデル」として、「利用可能」となる。
このことは、練習の計画を立てる上で、大きいと思われる。
【仮説4】
栄養学の発達、スイミング・スクールの広がりなど。。。。
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皆さんは、どう思われますか?