広瀬隆氏の「赤い盾(ロスチャイルドの謎)」を、前から読みたいと思っていたが、かつて一度、ブックオフで見つけたが、ちゅうちょしていたら売れてしまっていた。
今回、再び、同店で見つけたので購入した。
膨大な資料に基づく、上下2冊の大作である。(今では、集英社文庫から出ている。)
いわゆる「陰謀論の本」ではなく、資料に基づいた「きちんとした」本である。
***
例により、初めから全部は読まずに、まず、ざっと読んでみる。
最後の15章のところが面白い。
●系図(←詳細な系図あり。)を調べて判明したが、イギリスとフランスの歴代首脳と現代富豪の380人のうち、少なくとも147人が、ロスチャイルド家と血縁関係である。
●これまで、(世間で)書かれて来た歴史は多くが事実の真髄から、ほど遠いものであった。国の名前と、体制の名だけで、歴史は説明されてきたが、その奥には、歴史を実際に動かした産業の会社名があり、会長や頭取がいた。なぜ、彼らの名を出して、議論しないのか?
●アフリカは、1960年代から続々と独立はしたが、実情はイギリスとフランスの隠された植民地として、奴隷貿易時代と変わらない。(←こういう分かりやすい記述は、世界情勢の軸を理解するのに大変ありがたい。)
●イギリスの議会には民主主義があり、フランスには自由があると、日本のジャーナリストは軽々しく言う。しかし、イギリスは、男爵以上の貴族は21歳を過ぎると自動的に上院議員になる。これが、民主主義とは笑止である。
●ロスチャイルドの専属クラブの名は、要人の集まった「ビーフステーキ・クラブ」という名である。このことで、第二次世界大戦中の独裁者フランコの不思議な中立主義の謎が解け、南アから香港まで多くの手ががりをつかめた。
***
例えば、イラク戦争の時などにフランスの態度表明がなされるが、この本当の理由を知るには、「こういう政治を大きく左右する、ロスチャイルド家の考えがどこにあるか」などを抜きにしては語れないのであろう。
<陰謀説吟味の図表>http://www.geocities.jp/bluewhitered34/sekainouraexcel001shousai.htm
今回、再び、同店で見つけたので購入した。
膨大な資料に基づく、上下2冊の大作である。(今では、集英社文庫から出ている。)
いわゆる「陰謀論の本」ではなく、資料に基づいた「きちんとした」本である。
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例により、初めから全部は読まずに、まず、ざっと読んでみる。
最後の15章のところが面白い。
●系図(←詳細な系図あり。)を調べて判明したが、イギリスとフランスの歴代首脳と現代富豪の380人のうち、少なくとも147人が、ロスチャイルド家と血縁関係である。
●これまで、(世間で)書かれて来た歴史は多くが事実の真髄から、ほど遠いものであった。国の名前と、体制の名だけで、歴史は説明されてきたが、その奥には、歴史を実際に動かした産業の会社名があり、会長や頭取がいた。なぜ、彼らの名を出して、議論しないのか?
●アフリカは、1960年代から続々と独立はしたが、実情はイギリスとフランスの隠された植民地として、奴隷貿易時代と変わらない。(←こういう分かりやすい記述は、世界情勢の軸を理解するのに大変ありがたい。)
●イギリスの議会には民主主義があり、フランスには自由があると、日本のジャーナリストは軽々しく言う。しかし、イギリスは、男爵以上の貴族は21歳を過ぎると自動的に上院議員になる。これが、民主主義とは笑止である。
●ロスチャイルドの専属クラブの名は、要人の集まった「ビーフステーキ・クラブ」という名である。このことで、第二次世界大戦中の独裁者フランコの不思議な中立主義の謎が解け、南アから香港まで多くの手ががりをつかめた。
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例えば、イラク戦争の時などにフランスの態度表明がなされるが、この本当の理由を知るには、「こういう政治を大きく左右する、ロスチャイルド家の考えがどこにあるか」などを抜きにしては語れないのであろう。
<陰謀説吟味の図表>http://www.geocities.jp/bluewhitered34/sekainouraexcel001shousai.htm