青い空のもとで(日記)・・・・青い空の下で

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「赤い盾」を読む

2008-02-27 01:26:31 | ブック・レビュー
広瀬隆氏の「赤い盾(ロスチャイルドの謎)」を、前から読みたいと思っていたが、かつて一度、ブックオフで見つけたが、ちゅうちょしていたら売れてしまっていた。
今回、再び、同店で見つけたので購入した。

膨大な資料に基づく、上下2冊の大作である。(今では、集英社文庫から出ている。)
いわゆる「陰謀論の本」ではなく、資料に基づいた「きちんとした」本である。

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例により、初めから全部は読まずに、まず、ざっと読んでみる。

最後の15章のところが面白い。

●系図(←詳細な系図あり。)を調べて判明したが、イギリスとフランスの歴代首脳と現代富豪の380人のうち、少なくとも147人が、ロスチャイルド家と血縁関係である。

●これまで、(世間で)書かれて来た歴史は多くが事実の真髄から、ほど遠いものであった。国の名前と、体制の名だけで、歴史は説明されてきたが、その奥には、歴史を実際に動かした産業の会社名があり、会長や頭取がいた。なぜ、彼らの名を出して、議論しないのか?

●アフリカは、1960年代から続々と独立はしたが、実情はイギリスとフランスの隠された植民地として、奴隷貿易時代と変わらない。(←こういう分かりやすい記述は、世界情勢の軸を理解するのに大変ありがたい。)

●イギリスの議会には民主主義があり、フランスには自由があると、日本のジャーナリストは軽々しく言う。しかし、イギリスは、男爵以上の貴族は21歳を過ぎると自動的に上院議員になる。これが、民主主義とは笑止である。

●ロスチャイルドの専属クラブの名は、要人の集まった「ビーフステーキ・クラブ」という名である。このことで、第二次世界大戦中の独裁者フランコの不思議な中立主義の謎が解け、南アから香港まで多くの手ががりをつかめた。

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例えば、イラク戦争の時などにフランスの態度表明がなされるが、この本当の理由を知るには、「こういう政治を大きく左右する、ロスチャイルド家の考えがどこにあるか」などを抜きにしては語れないのであろう。

<陰謀説吟味の図表>http://www.geocities.jp/bluewhitered34/sekainouraexcel001shousai.htm

日本人は抗議することを忘れた?

2008-02-27 00:20:49 | 「陰謀論・世界の真実」の吟味
(以下は、mixiでは2007年07月16日に記)

ジャーナリストのベンジャミン・フルフォード氏の最新刊、
「暴かれた『闇の支配者』の正体」
は、陰謀論をかなり冷静に吟味してある良い本であると思う。

日本人 全員にぜひ読んで欲しい本である。(情報操作された、ワイドショーなどばかり見ていないで。。。。)

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もし、この本に書いてあることが事実ならば、日本は本当にこのままで良いのだろうかと、疑問になってくる。

例えば、次のような、恐ろしいことが書いてある。

「たった10億円で長銀を買い取り、国民の税金5兆円をふんだくって経営再建し、1兆円の利益を上げたのだ。これが、リップルウッドたちがやったことである。
このときのボロもうけによって、リップルウッドの代表者であるティモシー・コリンズやゴールドマン・サックスの有力者だったアメリカの投資家・クリストファー・フラワーズは個人で1000億円の利益を上げたといわれている。」(33p)

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日本人は、「私達の5兆円を返せ!」と、もっと抗議してもいいのではないだろうか。

(「正しいと思うことに目を留めなさい」・・・聖書)

小室直樹氏について。

2008-02-24 21:29:27 | 日記
また、同じ掲示板に、次のように書いてある。

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(引用開始)

私は、、「小室直樹と言う学者を、日本最高の学者、と持ち上げ」ている。今でもそうだ。

小室直樹だけは、日本のソシアル・サイエンス(人間社会を扱う近代学問)において、本当に天才だ思う。他にはいないようだ。

 しかし、私、副島隆彦は、「その小室氏の一番弟子」ではなくて、一番弟子は、橋爪大三郎(はしずめだいざぶろう)東京工業大学教授であり、私は、「100番目ぐらい」の弟子だと思う。残りの弟子たちも筑波大学教授とかいるが、彼らは、そのように自己表明しない。小室直樹から習った、学んだ、と書くことに、差しさわりがあると考えているようだ。

(引用終り)

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「日本最高の学者」であるという、小室直樹氏の本も読んでみたいと思う。


副島隆彦氏の陰謀説吟味への期待

2008-02-24 21:26:21 | 「陰謀論・世界の真実」の吟味
「副島隆彦の学問道場」というサイトの掲示板に次のようにあった。
http://soejima.to/

(引用開始)

[604] 2007/08/08(Wed)

私、副島隆彦は、秘密結社の秘密とかも、すべて公然と、暴き立てたい、と考えている。一切の、妄想や幻想のはいる余地を残さない。

 この地上に、陰謀(コンスピラシー)はあるし、恐ろしい秘密結社は、たくさんあるだろう。それらの秘密を、知りうる限りの知識を情報を欧米社会から流れてくるものを、丁寧に、集めて、真実だと思われるものを、慎重に吟味(ぎんみ)して、そして公然と書いて、日本国民に知らせなければならない。その際に、自分自身が、「ミイラ取りがミイラ mummyになる」ような、愚かなことになってはならない。

すべてを、明確して、明瞭にして、公然と提起して、「闇に隠れているもの」のすべてを、近代学問(サイエンス)の手法で、表に出すべきだ。 

悪魔主義( diaborism ダイアボリズムと総称する。サタニズム ではない ) の一語で、何かが解明されたといことはない。そんな、おどろおどろしいものなど、存在しない。
存在するのは、秘密結社の中の、犯罪を共同するための、犯罪行為の秘密の儀式だ。

それに参加した者たちは、もう逃げられなくなる。その代わり、組織に忠実であれば、大企業の副社長とか、属国である日本の大臣とかには、してもらえるだろう。彼らは、「けものみち」(松本清張の小説の名)の世界に入り込んだ者たちが。もう引き返せないところに行った人たちだ。裏切れば、きっと、殺されるのだろう。


しかし、それを指して、サタニズムなどと言えば済むのではない。これらの問題は、ヨーロッパ近代学問(サイエンス)の方法学(メソドロジー)に乗っ取って、その論理(ロジック)の使い方と理解のし方の枠に従って、出来る限り、厳格・厳密に、「事実の集合」として、細かく解明されなければならない。

私たち、善良なる人間たちは、そういう恐ろしい権力人間たちの世界を知らないで、貧乏しながらも、平和に生きてゆけるのだから、幸せだ。

(引用終り)

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氏はキリスト者では無いようであり、私とスタンスは少し異なっているが、
氏の「吟味」には期待したい。

秋晴れの風景

2008-02-24 21:20:52 | 日記
私は、2月のカレンダーに「雪の風景」の写真があると、夏の写真に変えることがあります。「そとが吹雪で寒い時に、何もカレンダーを見てまで寒さを倍増することはないだろうに」というのが理由です。

(秋晴れの新潟県の田園風景の写真。)

キリスト者が陰謀説を吟味することの意味

2008-02-19 00:01:14 | 「陰謀論・世界の真実」の吟味

「秘密結社」(桐生操・中公新書ラクレ)は、陰謀説の概説としてよくまとめられており、便利な本である。
(ただし、P249からの、キリスト教についての記述は?である。)

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ユースタス・マリンズ氏の著書も参考にはなり、内容から、一見すると氏もキリスト者のように見えるが、よく読むと、いわゆる「正統的な信仰」とは、異なるようである。従って、「ユダヤ民族」や「キリスト」の解釈が独特であるように思える。
(しかし、例えば、「世界権力構造の秘密[新版]下巻」には、「税金を払わなくて良い財団を、いかに、発明・利用しているか?」など、大変参考になる内容がある。http://item.rakuten.co.jp/book/5003835/)

正統的な信仰を持つ(福音主義的な信仰というべきか?)方で、陰謀説にも触れた本を書いている人としては、石井希尚牧師くらいだろうか?
(KOISHI・IZUMI氏の著書も大変参考になるが、情報を鵜呑みにされている部分があるのではないか、との指摘がある。)

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私の考えでは、陰謀説の吟味は、「黙示録に預言されている、反キリスト・世界統一政府」を念頭において、はじめて、意味を持つように思う。
従って、そういう視点で書かれていない本は、陰謀説について知識を整理されていても、秘密結社が究極的には何を目指しているか、という視点が弱いと思われる。

それにしても、中丸薫氏、太田龍氏など、陰謀説について、大変参考になりそうな情報を含む本を書いたり、監修したりしている方は、何故か、一般には奇異に思われるような、独特な信仰・世界観をお持ちの方が多いようである。(そういう方だけが、その類の本を出しても、迫害されない?また、それも、相手の撹乱戦術?)

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このように、「福音主義的な信仰を持つキリス者の視点で、陰謀説を吟味している人」が少ないのは残念である。なぜなら、「陰謀を計画している人々が実際にいるならば、それは、黙示録の『666で象徴される、反キリスト・世界統一政府』や、サタン崇拝と大きく関連していると考えるのが妥当である」と思われるからである。


柏崎

2008-02-18 23:56:33 | 日記
先日、久々に柏崎市に行って来た。
(隣にある、古い方の実家は解体され さら地になっていた。)

柏崎市の象徴である米山(993m)が、雪をかぶっていてきれいだった。

「ヒラリーでもオバマでも、大差が無いことに誰も気付いていない?」

2008-02-10 18:59:59 | 「陰謀論・世界の真実」の吟味

アメリカは、実は、恐ろしい国であることに気付いている日本人は少ない。
(いい人も、もちろん、たくさんいるが。)
そして、(情報操作されている)アメリカに住んでいるアメリカ人は、本当のことを、もっと知らされていないという。

 
アメリカを動かしているのは、実は「CFR(外交問題評議会)」であり、ホワイトハウス・議会ではないという。このCFRは、これまで、米大統領・国務長官のほとんどを送り出している。 

(そして、CFRなど(?)の「黒幕」に反抗すると、ケネディのように、殺されると言う。ただし、アメリカ国民のほとんどは、アメリカのマスコミの情報操作のために、このCFRの存在すら知らないと言う、実に恐ろしい現実がある。)


アメリカのいう「正義」は、実は、「アメリカのわがまま」であることは、大量破壊兵器が見つからず、
また、もともと、石油が欲しいために起こした「イラク戦争」の悲惨な結果を見れば一目瞭然であろう。

(ちなみに、ブッシュ氏はおそらく、一部の報道のようには、敬虔なクリスチャンではないであろうと推測される。)

***

そもそも、アメリカの「中央銀行(日本の日銀に相当するもの)」は、「連邦準備制度」という、何と、「民間の銀行!」であることを知っている人が、どれだけいるのであろうか?
つまり、アメリカの経済は、「ある民間の人たちの、都合のいいようにあやつることが可能である」という、実に、
「いいかげん」な体制が放置されているのである。

今、日本人の、どれだけのガソリンの値上げによるお金が、「一部の人々」
のもうけのために消えているのであろうか?
政府の「無策」に対して、日本で「暴動」が起きないのが不思議である。

このように、アメリカに「去勢された」ままで終わるのか、
「世界の裏の事情」についての「情報」を努力して得ることにより、
人間としての「誇り」を保とうとするのか・・・・よく考える必要があると思われる。

***

(注:「黒幕」など いない。。。と思うことが、最も「黒幕」の喜ぶことである。また、「黒幕」は、情報を混乱させるために、怪しげな情報をあえて流していると考えられる。従って、いわゆる「陰謀説」をよく吟味・検討することは不可欠なことである。)

「陰謀説を吟味するための図表」(一部、追加しました。)
http://www.geocities.jp/bluewhitered34/sekainouraexcel001shousai.htm

http://www.geocities.jp/bluewhitered34/index.html

「学力をつける100のメソッド」(PHP文庫)

2008-02-08 00:48:54 | ブック・レビュー
「学力をつける100のメソッド」(PHP文庫)を読む。

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和田秀樹氏(氏の文章内容は、いつも前向きなので、読んでいて気持ちよく、何か、やる気と勇気が出てきて、励まされる。)と、百マス計算で有名な陰山英男氏との対話形式の本。

一つの項目が短くて読みやすい。
その中から、一つ。。。。

「私(和田氏)が受験生を指導してきた経験から言いますと、もともと、頭が悪くてできない子は ほとんどいませんでした。では、何が悪かったのかというと、それは勉強のやり方です。勉強法を変えることによって、たいていの子は成績が飛躍的にアップしました。」(p224)

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これは、実際に経験がある。

浪人の時の駿台予備校に「藤田先生」(国語)がおられた。この先生は、
文章を読み解くための「AB法」を教えて下さった。(ちなみに、この先生のAB法の本は、今でも「駿台文庫」の中にあり、買うことができます。)

それは、筆者の「言いたい事」を「A」に分類して、傍線を引く、そして、
それと反対の内容を「B」に分類して、(Aと違う)傍線を引く・・・・という単純な方法である。

しかし、これをすると、文章が「立体的に浮かび上がって来る」ので、とても読解に役に立った。

(また、例えば「筆者の言いたい事を、つぎの5つの中から一つ選べ」というような、選択問題の考え方のレクチャーも、とても役に立った。特に、「最後の二つから、一つを絞り込む方法」の解説は、きわめて、受験には有効であった。
「最後の二つのうち、こちらの方は、確かにここはあっているが、この点は、これこれの理由で、違うということになるんだ・・・・」などと、実際に、先生が正解を選ぶ時の思考方法を、伝授して下さった。そして、「それを、聞いているだけ」で、自分も「その思考パターン」に、自然に似てきた。

これは、きわめて、実際的で役立った。(当時の)共通一次試験の本番の時に、この「藤田先生の、思考方法」で考えて、正解を選んだわけだが、多くが当たった。

(この方法を会得できたおかげで、苦手だった国語の読解問題は何とか解けるようになり、100点中、10~20点はアップできたと思う。このおかげで、大学に入れたと言っても過言ではない。藤田先生にはとても感謝している。。。あと、駿台の素晴らしい数学の授業を聞いて、ようやく数学の問題が解けるようになったこと合わせてだが。受験生の方は、ぜひ一度お試しください。)

このように、和田氏が言うように、「勉強法を変えることによって、たいていの子は成績が飛躍的にアップする。」というのは、真実であると思う。

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PS:ブリキのおもちゃのコレクションで有名な、北原照久氏も、以前は、オール1のような、成績不振の小学生だったが、高校(中学?)の時に、歴史か何かで珍しく60点を取り、担任の先生から「やれば、できるじゃないか!」と、励まされ、それから、がぜんモーレツに勉強するようになり、卒業の時は成績がトップで総代をしたとのことである。

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このように勉強の、(少なくとも学校の、正確に言えば、受験勉強の)大きなカギは「やる気」と「どんな方法で勉強するか」であろうと思う。