2018-02-24 01:11:18

農協が不当差別 公正取引委員会が農協に対し排除措置命令 NHKAMさま

平成丗年02月23日　17時23分

大分県の農協が、
地元特産の小ネギを農協を通さず出荷した農家に対し
特産品のブランド名を使わせないなどの
不当な差別
をしたとして、
公正取引委員会は
農協に対し独占禁止法に基づいて再発防止を求める
排除措置命令
を出しましたとのことです。

公正取引委員会によりますと
大分県の農業協同組合
「ＪＡおおいた」
は、
地元特産の小ネギを「味一ねぎ」というブランド名で首都圏などに出荷していますが、
農協を通さずほかの卸売業者に販売を委託した複数の組合員の農家に、
ブランド名を使わせず、
出荷作業を行うための
施設も利用させなかった
ということです。

これによって、
農家はブランド名がなく単価が安い業務用の小ネギとして出荷せざるをえなくなり、
出荷量が最大４割ほど減った農家もいたということです。

公正取引委員会はこうした扱いは
農家を不当に差別
したもので、
独占禁止法が禁じる不公正な取引方法にあたるとして
平成丗年二月廿三日、
農協に対し再発防止を求める
排除措置命令
を出しました。

「ＪＡおおいた」は、
「命令を厳粛に受け止め、再発防止に全力で取り組むことで信頼回復に努めます」とコメントしていますとのことです。