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キラキラ

毎日の生活を写真と共に綴っていきます。

よく死ぬことは、よく生きることだ

2014-03-04 12:28:49 | Weblog
少し古い本ですが、3月1日(土)にこの本を読了。

著者は千葉敦子さんです。




2月25日に本棚からこの本を見つけました。

以前、古本市で『よく死ぬことは、よく生きることだ』という

題名に魅かれて買い求めました。







千葉さんは元新聞記者で後にフリージャーナリストに

なった方です。





略歴は次ぎのようになっています。



国際派女性ジャーナリストの先駆者の一人。上海で生まれる。

昭和39年(1964)学習院大学政経学部卒業。

1967年ニューマン・フェローシップを得て、ハーバード大学大学院へ留学。







1980年乳がんに罹り、手術後、1983年かねてから計画していたニューヨークに在住し、

日本の新聞・雑誌に寄稿。1986年ニューズレター「WOMAN WATCH」発行。

死の直前まで朝日ジャーナルに「死への準備日記」を連載。

著書:「乳ガンなんかに負けられない」「わたしの乳房再建」

   「寄りかかっては生きられない」「ニューヨークでがんと生きる」 など










(4日間で読み終えました。)







千葉さんは、すさまじく自分を生ききった人だと思います。

がんの再発をくり返し、苦しい抗がん剤治療・放射線治療時にも

体調のよい日には書き物の仕事をこなしていました。








アメリカの進んだ医療状況も紹介しています。

でも、アメリカの医療費はとても高いんですねぇ~。

日本はサービス面では劣るかも分かりませんが、

医療費は低額に抑えられているからいいかなぁ~。

と考えてしまいます。



文庫本の解説には



『病気の初期の段階からがんという病名を知り、様々な苦しい副作用を

 伴う治療に耐え、3度にわたる再発にもかかわらず、積極的にがんと闘い

 しかも、自分の体験を精力的に文字に表し、各地で講演する著者の生きざまは

 まさに一般的には「壮絶」という言葉があてはまる』


とありました。









(在りし日の千葉敦さん子。強烈な個性の持ち主の方だなぁ~。と思って・・・。)









次に本文からの引用です。



『たとえば、篠つく雨の、うんざりするような天候の日でさえ

「悪天候の日でも、ないよりあった方がいい」

 と感じるのが、私たち生き延びた者の常なのだ。

 どんなに不便さや不快さや苦痛があっても、生きていることは

 それだけですばらしい。』



『よほど気分の悪い日を除いて、きちんとメイクアップをし、

 靴を履いて(アメリカ在住)、なるべくノーマルな生活に近づけるよう、

 努力している。私は家の中でもだらしない恰好をしているのが

 大嫌いなのだ。

 三度目の再発という診断は衝撃だったし、治療方針がなかなか

 決まらないのは不安だが、自分の内側に希望のともしびを

 絶やさないよう燃やし続けていくつもりだ。』


この2つが何故か心に残りました。


また、妹さんがブログに『千葉敦子の思い出』として表している

コーナーは読みごたえがありました。





私も2010年11月5日(金)に大阪労災病院で

乳がんの手術をしていますので、女性ホルモン剤の服用・

日ごろの触診・6か月毎の定期健診を忘れないように。

そして、がんに負けないようにばっていこうと思っています。

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