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フィリップスの激安イヤホン「SHE2630」侮り難し

2009-07-21 22:04:01 | ヘッドホン・イヤホン関連

去年買って通勤用に使ってたAKGのイヤホン「K315」の根元が断線して、右側から音が出たり出なかったりするようになってしまった。音質は割と気に入っていたし、ボリュームコントロールも便利だったんだけど、仕方がないので買い替えることに。

とりあえず次を買うまでのつなぎとして、安くて話題のフィリップスのイヤホンにしてみた。カナル型ではなく普通のインナーイヤー型の「SHE2630」っていうシリーズで、アマゾンで670円と激安だったので衝動買い(笑
まぁ、値段だけ見て飛びついたわけじゃなくて、iPodのイヤホンみたいに耳につける部分の直径があまり小さくなくて、音も同じ程度に鳴ればいいなという物を選んでみた。直径が小さいと、すぐずれたり取れたりしてしまって困るので。音の方はアマゾンのユーザーレビューを見て、悪くなさそうだったので決定。
しかし、自分ではグレーを注文したつもりが、届いたのがブルー(というか水色)だったので、慌てて確認したら注文し間違えたらしい……。カラバリを見てて、ページを戻したりしてから注文したのがまずかったか。しかしケーブルまで水色なのがすごい。付属のイヤーパッドまで水色と、徹底してる。ついでだから、このシリーズは色で型番の末尾が違ってて、グレー(SHE2630)とブルー(SHE2631)以外にレッド(SHE2632)、グリーン(SHE2633)、ブラック(SHE2634)、パープル(SHE2635)、ピンク(SHE2636)と7色ある。ハウジングは半光沢のメタリックカラー塗装になってる。

パッケージは縦長のブリスターパックで開けにくい上に、コードを下の狭い部分に無理やり詰め込んでるもんだから、折れた跡がクッキリハッキリ。この辺は値段相応だなぁという感じ。重石でもつけてどこかにぶら下げて伸ばしてやろうかとも思ってたり。コードはY字型で1m、ステレオミニプラグはストレートタイプで、K315よりは断線しづらそうな感じ。
あと、音の出る部分は後方がマスクされてて、そこにLRの表示がついてるところが面白い。左右間違えると音が小さくなるから、それで分かるといえば分かる……のか?

で、届いたイヤホンのSHE2631と、うちにある年季の入った初代iPod付属イヤホンを見比べてみると、ハウジングの直径はほぼ同じ。じゃあ、エージング前だけど音の方もちょっと比べてみようかということで、オーディオインターフェースのALESIS IO|14につないで両方を聴き比べてみると――何とまぁ、これまたよく似た傾向だったりする。
SHE2631の方はまだ多少シャリついて固めではあるものの、低音の量感から音の表現まで良く似てる。きっとどっちもフォスターのOEMに違いない。何年も使ってた初代iPodの音の方が丸いというか、ややぼやけた感じで、SHE2631の方はハウジングに細工をしてある分、若干エッジがきいてメリハリのあるような感じ。
基本的にはフラットで、ポップスからロック、ハウス~クラブ物までそつなくこなせそう。まぁ、クラシックとかオーケストラ物の曲に関しては、音の厚みや音場感がダメ――というか、そう言うのを聴く人はこのイヤホン買っちゃダメだよね。

それはともかく、基本的には求めていた音質(通勤時の使用程度)をクリアしてるから、トランセンドの安いUSBメモリー型プレーヤーに付けて使うには、この程度鳴ってくれれば十分。強いていえば、低音はもう少し欲しいところ。静かなところで聴く分にはいいんだけど、通勤時の電車内とか騒音のある場所で聴いてみたら、案の定低音が飛んでしまった。でもまあ、イコライザーで低音をちょいと持ち上げてやったらそれなりに聴けるようになったので、良しとしよう。
※上記はイヤーパッドなしで聴いた感想で、さっき家でイヤーパッドをつけてみたら、しっかりフィットして低音までしっかり聴こえるようになった。これで通勤時に使ったら、またちょっと違うかも。

後は、エージングしてどんな風に変化するかっていうところかな。エージング前の時点でエージングしすぎのiPodイヤホンに近いんだから、悪い方向に行ってくれないことを祈るばかり。一般的に低音は落ち着く傾向になるけど、こいつはもうちょっと出るようになってほしいなぁ。iPodイヤホンももう少し出てるから、ちょっと期待。高音は落ち着いてくれてOK。
あー、iPod付属のイヤホンは問答無用でクソだっていう人が結構いるから一応断り書きをしておくと、ここではまったく「ダメだ」の意味では使っていない。飛び抜けて良くもないけど、むしろジャンルを問わずそれなりに鳴らしてくれるっていう点で、ある意味バランス良くできてると思ってる。面白みはないかもしれないけど、クセのある中途半端なイヤホンよりはマシじゃないかなぁ。

まぁ、とにかくこのSHE2630シリーズは、アマゾンのユーザーレビューでも評価は悪くないし、カラーバリエーションもあるし、何より1000円切ってこの音は掘り出し物かも。昔TSUTAYAで900円くらいで買ったイヤホンなんて、まともに聴けたもんじゃないもの。最近のはどうだか知らないけど、あの辺のを何となく買っちゃって使ってる人には、特に買い替えてみて欲しいところ。

あと、ゲーム機なんかで使うのにもいいかも。最近はPSP持って電車に乗り込む人をよく見かけるようになったなぁ。

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高速スクロールホイール搭載のワイヤレスマウス「V550 Nano」購入

2009-07-13 01:10:29 | Mac関連

先月、ノートPC用にワイヤレスマウスを買った。直前に使ってたのは、10年近く前にロジクールから出てた小型のモバイルマウスなんだけど、マウスボタンは固いわ、マウスは小さすぎるわで、手が痛くなってギブアップ。デザインは好きだったんだけど、これじゃあしょうがない。

買い換えの候補は、最初は前にも書いたロジクールの大きめのワイヤレスマウス「LX8」が手ごろな値段でいいかなと思ってたんだけど、高速スクロールホイールを搭載したモバイル向けのマウス「V550 Nano Cordless Laser Mouse」が出てたので、スクロールホイール目当てでこっちを買うことに。色はグレーだとつまらないからブルーにしてみた。

V550 Nanoは機能的にはシンプルで、左右対称デザインのチルトホイール+3ボタンのレーザーマウス。とはいえ、USBレシーバーは超小型のNanoレシーバー、電池の寿命は最大18ヵ月(公称)、それと今回買う決め手となった高速スクロール可能なMicroGearスクロールホイールと、シンプルながらも一味違うって感じ。
上の写真(性懲りもなくGX100のきたないVGAモードで撮影)で、マウス中央部分の緑色の光がバッテリーインジケーター。電源を入れた時とかスリープから解除した時に光る。これが赤くなると電池交換の時期らしいけど、長寿命なので当面見ることはなさそう。ドライバーソフトのSetPointでバッテリー残量を確認すると、付属の電池を入れて1ヶ月使った現在でも464日(パーセント表示で95%)だったし。

ちなみに、メーカー的に一番の売りは「クリップ&ゴー ドック」っていう小型のフックで、ノートPCの本体にドックを貼り付けて、マウスをそこに引っ掛けて持ち歩けるという機能。これに関してはムービーを見れば一目瞭然なので、そっちをどうぞ。個人的にはノートPCを部屋に置きっぱなしにしてるから使ってないけど、ノートPCを持って移動することが多い人には便利なんだろうな。ドックに引っ掛けた時には電源が切れるようになってる。

リンク: Logicool > ホーム > クリップ&ゴーシステムについて.

で、これが個人的に使いたかったMicroGearスクロールホイール。金属製のホイールっていうだけでいい感じ(笑)。V550 Nanoではホイールを「ガチャッ」と押し込むと、高速スクロールの「Hyper-fastスクローリング」モードと通常の「click-to-click」モードが切り替わる仕組み。この機械的な仕掛けがまた良かったりする。
「Hyper-fastスクローリング」モードの場合は、ホイールを指ではじくと「ガー」っと回りっぱなしになって高速スクロールするというもの。Webで長いページを見てるときとかに、ガーっとはじいてページの頭とか末尾まで持っていくとか、探し物をする場合はちょっとゆっくりめに下にはじいて全体を見ながら進めたりとか、結構便利。
「click-to-click」モードに切り替えると、軽い「コツコツ」とした感触のある動作になって、いわゆる普通のスクロールホイール動作になる。割と抵抗は少ないから、結構楽に操作できるのがいいかなと。このモードでも、ついガーっとはじきたくなるんだけど(笑
で、ホイールクリックはできないのかというと(実際、V500にはなかった)、これは上の写真の左上にぼんやり見えるボタンを使う。SetPointを入れた場合はアプリケーションスイッチャっていう機能が割り当てられるけど、設定を中央ボタンに変更すればOK。ちなみに左右チルト動作も変更できるし、SetPointを入れるとマウス自体の挙動も変わるから、できるだけ入れておいたほうがいいと思う。レーザーマウスだからポインタが飛んだりするようなことはほとんどないんだけど、ホイールも含めた加速とかの細かい挙動が全然ちがうから。

そういえば、パッケージにはSetPointのインストールCDが付属してないので、ロジクールのWebからダウンロードする必要がある。でも、説明書にはダウンロードページのトップのURLしか書いてなくて全然役に立たないので、こっちでダウンロードするとよろし。>V550 Nano Cordless Laser MouseのSetpointダウンロード

あと、一応裏面も撮ったので載せておこう。左側の緑色に光っている部分の下が電源ボタンで、0.5秒くらい押すとオン/オフになる。まぁ、しばらく放っておけば自動的にスリープモードになってバッテリー消費はある程度抑えられるんだけど、PCを使い終わったら電源を切った方が電池が長持ちするので、ドックを使ってない人は活用するといいんじゃないかなと。
あと、真ん中の金属板の部分がドックを引っ掛ける場所。ここにスイッチが付いてて、ドックをつければ電源が切れるようになってる。それから、マウスの一番手前部分(写真左下)のボタンは電池カバーをはずすためのもの。

電池カバーをはずすと、NANOレシーバーを収納するスロットがある。ここにレシーバーを入れても電源が切れる仕組み。電池は単3電池2本で、電池を入れると120gくらいになって少々重いかも。個人的にはこのくらいでも安定して使えるから問題ないんだけど(すべりのいいマウスパッドを使うと案外気にならない)、重いっていう人は単4電池を単3電池として使うアダプターみたいなのを買って使うといいらしい。

最後にサイズについて。モバイル用なだけあって、普通のマウスより一回り小さいので、普通のマウスでちょうどいいっていう人には当たり前だけど小さく感じると思う。それでも、石鹸のような形に見えて実は側面が少しくぼんでいて、それなりに持ちやすいようにはなってるので、思ったより使いやすいかな。手の小さな人にはちょうどいいのかもしれない。
MicroGearスクロールホイールは快適だし、3ボタンのチルトホイールマウスで不自由しないよっていう人にはいい選択肢だと思う。

ちなみに、同型のBluetoothマウス「M555b」っていうのも今月頭に発売されてる。V550 Nanoと違ってドックがないんだけど、その分値段も若干安い(実はアメリカではV550 Nanoと同じ値段で、日本国内の方がお買い得価格)。マウスの機能的には同じみたいだから、Bluetooth搭載ノートPCでUSBアダプタは不要だっていう人にはいい選択肢かも。
ただし、電池寿命は通常使用で2.5ヶ月と、V550 Nanoに比べて随分短いので、その辺だけは注意。これに関してはeneloopみたいな充電池も一緒に買った方が良さそう。

ついでにもう1つ。デスクトップPCでMicroGearスクロールホイールを使いたいなら、同じくロジクールから最近出た有線マウスの「M500」が良さそう。右手用の大きめなサイズで、手にフィットして長時間使うのも楽そうだし、5ボタン搭載で値段も手ごろ。
ちなみに、ホイール動作の切り替えは上記2つのマウスと違って、ホイールの手前にあるボタンで切り替えるらしい。ホイールクリックの操作をよく使う人には、こっちの方が便利かも。有線ならスリープだのタイムラグだのなんていう余計な心配もないし。

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ULTRASONE、iCans後継のポータブルヘッドホン「Zino」を発売

2009-07-06 17:06:18 | ヘッドホン・イヤホン関連
またしても更新の間が開いてしまったのは、どうもこのところ家に帰って晩御飯を食べるとすっかり眠くなってしまって、ノートPCに向かってしばらくすると、いつの間にか横になって寝てることが多いから(^^;
我ながら、よく風邪こじらせなくて済んでるもんだと思う……。

さて、ULTRASONEからiCans後継機が発売されたってことで、今なおiCansを愛用してる自分としては結構気になってる代物。
Zino_04後継機の名前は「Zino」で、7/5から発売中(13,340円)。iCansと違う部分としては、まず値段が下がったことと、色が黒を基調として、ハウジングはガンメタル・ブラックと渋めのカラーリングになったこと。
ドライバーは30mmから40mmのゴールド・プレイテッド(要するに金メッキ)になって、それに伴ってか再生周波数帯域が25~25,000Hzまで広がってる(iCansは20~20,000Hz)。ヘッドバンドの形状もiCansよりクセがなく、着けやすそうな印象。さらにハウジング側面にはアルミのエンブレムと、高級感のある仕上がりになってる。収納時は、iCansの場合はアームを縮めるとハウジングを横向きにできたのに対して、Zinoではサングラスみたいにパタパタと折りたたむだけらしい。そのため、専用のキャリングケースが付属している。
その他、詳しいことは以下で。

リンク: タイムロード、ULTRASONEのポータブルヘッドホン「Zino」を発売 - Phile-web.

すでに発売終了となったiCansは、ULTRASONEヘッドホンユーザーの期待が大きすぎたのか、一部で酷評されたりして、どうもいまひとつで終わってしまったような気がする。それでも後継機を出してきたULTRASONE(と国内代理店)はエライ。

Icans_bigiCansが1stゾネホンの自分としては、Goldring DR150で聴くよりiCansで聴いたほうが楽しめる曲もあるから、これはこれでお気に入りの1本。小型ながらしっかり響く低音と、抜けるような爽快感は結構クセになる音で、トランスとかエレクトロ、テクノみたいなジャンルを聴くときはもっぱらiCans。今もiCansでBTのMovement In Still Life聴きながら書いてるし。ボーカルが若干引っ込み気味に聞こえるのがややさびしいけど、ノリはいい。
ただ、音漏れは盛大なので念のため。電車内で自分が聴こえるくらいに音量を上げると、隣の人にもばっちり聴こえるっていうレベルだから。一応、参考までに発売時のニュース記事のリンクを。

リンク: ウルトラゾーン、2つの独自技術を搭載したヘッドフォン「iCans」を発売 - Phile-web.

で、そんなiCansの後継Zinoのレビュー記事をさっそく発見。なかなかいい評価だけど、このレビューではアコースティック楽器中心のクラシックやジャズみたいなライブもの向きって書いてある。iCansとはキャラが違うのかな? でもボーカルはやっぱりちょっと引っ込み気味らしい。

リンク: 話題の新製品レビュー!ULTRASONE Zino - [ヘッドホン・イヤホン] All About.

Uf30_01ちなみに、前に書いたポータブルヘッドホンアンプのIcon MobileのメーカーNuForceから、同じくULTRASONEのOEMと思われるヘッドホン「UF-30」が7/1から発売されたそうで。カラーが黒・白・赤の3色で、価格は11,340円。

リンク: NuForce、オーバーヘッドタイプのヘッドホン「UF-30」を発売 - Phile-web.

これ、30mmドライバーとか再生周波数帯域辺りのスペックを見ると、どうもZinoではなくiCansのカスタムモデルのような雰囲気。数少ない写真を見ての判断だけど、ヘッドバンドの形もiCansの方に似てるような気がするし。だからZinoより安いのかな。でもまぁ、カラーバリエーションがあるのは結構いいかも。側面のエンブレムも恥ずかしくないし(笑

ということで、個人的にはZinoが気になってしょうがないんだけど、ゾネホン初心者はNuForceのもアリかなというところで。

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