旅たび写真缶

小さい旅から大きい旅まで、時にはいい歳して恥ずかしい旅まで、写真旅日記。

石垣島は今日も寒々

2017-04-18 | 八重山・西表島旅行記

2017年4月2日 八重山の旅最終日

朝、目覚めたら二日酔いで頭が重い。

昨夜は、今回の八重山の旅最後の晩ということで、居酒屋をハシゴしてしまった。

泊まった部屋は、予約した部屋よりグレードアップされたようだが、結局、数時間寝てあとはシャワーを浴びただけなので、どんな部屋でも同じだったのだが・・・・。

石垣島ではいつもビジネスホテルに泊まっているが、数年前にも一泊だけリゾートホテルに泊まったことがある。

その時も同郷の知人がやっている居酒屋でベロベロに酔ってしまい、服を着たままベッドカバーの上に寝てしまった。朝、チェックアウト時間ギリギリに目覚めて、顔も洗わず飛び出してきたことがあった。私が泊まったという痕跡を残さずに・・・・。

いつまでも寝ているわけにはいかないので、着替えてベランダに出てみると、青い海が眩しい。西表島が、目の前にクッキリと浮かんでいる。

私の旅は、なぜか帰る日は天気が良い。

終了時間少し前にレストランに行き、遅い朝食。

                   ≪フサキリゾートヴィレッジ≫

昨日の雨模様とは違い、今日は完璧な快晴だが北風が強い。朝食後、ビーチに出てみると遊泳禁止の赤いフラッグが強風にあおられていた。

今日は春休みの日曜日ということで、家族連れが大勢泊まっていたようだが、ビーチで遊んでいるのは一組だけ。海水浴を楽しみにしてきた子供たちが可哀そうだ。いやっ、子供たちはプールの方が良いのかも・・・。

ウインドサーフィンだけは絶好調のようで、ビーチのすぐ沖合を猛スピードで走って行く。

11:30 チェックアウト。タクシーで繁華街に行き、フルーツを探す。

当初の思惑では、大学時代の友人に病気見舞いとしてトロピカルフルーツを買って送ろうと思っていた。

農協のスーパーやお土産屋には、各種のフルーツが並べられてあるのだが、石垣島で知り合ったガイドさんや、ホテルのスタッフや、タクシーの運転手や、農協の関係者まで、みんなに「やめなさい!!」と言われた。

今、出回っているものは甘くない、美味しくないのだそうだ。沖縄であっても、果物は夏にならないとダメらしい。

みんなに「美味しくない!」と言われたものを、お見舞いとして送るわけにもいかず、普通のお土産品をコマゴマと段ボール箱に入れて送った。

9回目の、いつもより豪華な八重山の旅終了。


石垣島で野鳥観察ー2

2017-04-17 | 八重山・西表島旅行記

2017年4月1日 つづき

「スポッター石垣島ネイチャーガイドサービス」の川野さんにお世話になって、人生初?のバードウォッチング。

午前中は、主に牧草地や水田をステージに、カタグロトビ、キアシシギ、アマサギ、ムラサキサギ、クロウタドリ、シラサギなどを見ながら島の北部まで移動した。

午後は、於茂登岳(おもとだけ=ウムトゥダギ)に入る。

                      ≪カンムリワシ≫

                ≪顔も仕草もカワイイカンムリワシ≫

              ≪ヤタラと眼光鋭いカンムリワシ。幼鳥か?≫

ガイドの川野さんが運転しながら、次々とカンムリワシを発見する。

「これがカンムリワシだ。どうだっ、マイッタカ」と言う感じだが、何しろ私は三日前に西表島で19羽と遭遇しているので・・・。

それでも、電柱にとまっているよりは、太い木の枝にとまっているカンムリワシは、やはりカッコいい。

ガジュマルとモダマとヒカゲヘゴが密生するジャングル。石垣島にもこんなところがあるのだ・・・、と驚く。

里山に下りて来て、またもやカンムリワシを発見。(白丸の中)

何でアンなのが見つけられるのか不思議だが・・・。

やたらと不安定なところにシガミツイテいるので、絶対すぐに飛び立つと判断してカメラを構える。羽ばたく姿を撮影できそうだ。

しかし、いくら待っても飛び立たず、諦めてカメラを降ろしている時に突然滑空。

盛りを迎えたデイゴの花。

                    ≪アカガシラサギ≫

                      ≪タシギ≫

最後は巨大ムラサキサギ。

大型の鳥だけに、飛び立つ瞬間は大迫力だったが、連写したのにピントが暴走。

やはりコンパクトカメラ(PS60HS)で、飛び回る鳥を撮影するのは無理か・・・。

ガイドの川野さんは、「予定の三分の一しかお見せできなかった・・・」と嘆いていたが、私には十分満足できるツアーでした。

16:00 本日泊まるホテルまで送ってもらって、ツアー終了。

この時期の八重山地方にしては、寒い、寒い一日でした。

ホテルの部屋は予約と違ってバージョンアップしたらしいが、荷物を置いただけで、早速タクシーに乗り飲み屋街に繰り出す。

 


石垣島で野鳥観察-1

2017-04-17 | 八重山・西表島旅行記

2017年4月1日 八重山諸島の旅六日目

小浜島の「はいむるぶし」での二度目の朝は、激しい横殴りの雨。

今日は石垣島に戻って初めてのバードウォッチングに挑戦する予定なので、早めに朝食を済まそうと思って外に出たが、ブッフェダイニングのあるセンター棟までは、カートに乗っても歩いてもビショヌレになりそう。

迷っていたら、隣の女性二人客が迎えの車を呼んだので、それに便乗させてもらう。一番乗りで、朝食バイキングを詰め込む。

8:15 予約していたホテルの送迎バスで小浜港に向かう。

8:30 小浜港を高速船で出港。

9:00 石垣港で「スポッター石垣島ネイチャーガイドサービス」の川野氏の出迎えを受ける。そのまま、ワゴン車で出発。参加者は、私一人の貸切状態。

小降りになったが依然として雨は降り続け、バードウォッチングには悪条件。

川野さんは「寒い、寒い~ッ」を連発。

                    ≪ガイドの川野さんと愛機≫

そもそも私にはバードウォッチングの趣味はないのだが、昨年、宮古島でいとも簡単に野鳥をアップで撮れたので、調子に乗ってしまった。

 

   ≪2016年に撮影したリュウキュウアカショウビン(左)とリュウキュウキンバト≫

バードウォッチングに手を染めると言っても、野鳥撮影用の望遠レンズを持っていないし、買うつもりもない。

今回私が持ち込んだ機材は、「EOS 5DmarkⅢ+EF100-400」と、ナンチャッテ超望遠コンパクトカメラ「PowerShot SX60HS(21mm-1365mm)」の2セット。 

                      ≪カタグロトビ≫

まず始めは、極めて珍しい「カタグロトビ」というのを探す。途中出会った野鳥観察員の方と情報交換し、さっそく見つけた。

川野さんが指さして教えてくれるが、私にはなかなか見つけられない。双眼鏡で木々を舐めまわすように探って、やっと見つけた。一見カワイイ感じだが、小動物を捕食する獰猛なヤツらしい。赤い目がチョット怖い。

飛び立ったところで一旦見失うが、再び枯れ木の上に発見。(青い丸の中)

捕食のシーンを撮影しようと、川野さんは粘っているが、私は下の牧草地で見え隠れしているハデな色の鳥が気になってショウガナイ。しかし、川野さんは無視。

                    ≪コウライキジ≫

コウライキジは外来種で、石垣島では有害鳥獣らしい。駆除の対象。

                    ≪キアシシギ≫

                     ≪アマサギ≫

オレンジがかった黄色の夏羽が特徴。

上の鳥と同じ「アマサギ」だが、この個体はまだ冬羽で真っ白。

草むらにいる「ムラサキサギ」を発見。

                     ≪ムラサキサギ≫

                      ≪クロウタドリ≫

                    ≪嘴が黒い シラサギ≫

                    ≪嘴が黄色い シラサギ≫

12:20 午前の部はここで切り上げて、昼食。

 

八重山離島風の食堂だが、地元の人には人気があり込み合うそうだ。私が注文した天丼は具がいっぱいで味も最高だった。

午後からは、カンムリワシを狙って山に入る。

        ・・・・「石垣島で野鳥観察ー2」につづく・・・・

 


小浜島でのんびりリゾート

2017-04-17 | 八重山・西表島旅行記

2017年3月31日 八重山諸島の旅五日目(小浜島)

朝起きてベランダに出たら、完璧な快晴。だが風が強く、肌寒い。

ベランダの左手に黒島が見えているので、今夜はその方向に南十字星が見られるかもしれない。広大な「はいむるぶし」の敷地内でも、私の泊まった部屋は最南端の海側なので、邪魔になるような灯りもない。

朝食後、レンタル・カートを借りて、ノンビリお散歩。

午前中は「サンセット広場」というところでマッタリ。

「サンセット広場」は、正面の西表島に落ちて行く夕日が綺麗なのだそうだ。

サンセット広場なので、午前中に訪れる人もあまりいない。しかし、ちょうど順光なので、満潮の海が美しい。

ハンモックから落っこちそうになったりしながら、海のグラデーションを眺めて過ごす。

                     ≪リュウキュウキジバト≫

 

 

昼近くになって、カートでトコトコとビーチに移動。

二週間ほど前に海開きが行われたようだが、今日は風が強いせいか、肌寒いせいか、泳いでいる人はほとんどいない。ビーチベッドのパラソルもすべて閉じられていた。

春休みの子供たちだけが、元気に遊んでいる。

ビーチのカフェで昼食。

食後は生ビールが効いてきたので、ビーチでチョット横になったら、すぐに日焼けで肌がピリピリ。

午後は部屋に戻って、ベランダのソファーベッドで読書。

ユッタリとしたホテル・リゾートの時間が過ぎて行く。

当初は、オッサン一人旅でこんな高級リゾートホテルに泊まって「どうすんだッ!」と思っていたが、考えてみれば、一人だから何もしない時間が取れるのであって、カップルや家族連れの場合、何かとヤルことが多いのでしょうね!

星空の撮影など忘れて、夜もお酒でリゾート。


小浜島へ移動

2017-04-16 | 八重山・西表島旅行記

2017年3月30日 八重山の旅四日目

8:15 三泊したホテルをチェックアウト。今日は、西表島から石垣島経由で小浜島に向かう。

8:30 レンタカーを返却して、大原港に送ってもらう。

8:50 予定を変更して「仲間川マングローブクルーズ」の第一便に乗船。

西表に何度も来ているのに、仲間川のクルーズは初めてだ。

昨夜、遅くまで南十字星を撮影したり、その後も泡盛を飲んだりと、午前3時過ぎまで夜更かししていたので、クルーズ船に乗船したとたん爆睡。

 

仲間川の上流で下船して、巨大な「サキシマスオウノキ」を眺め、復路の船内でもウトウト。

10:30 西表の大原港から石垣港に向け出港。

この便はいつもの高速船ではなく、船内も豪華な双胴船だったので、予定より時間がかかり、余裕だと思っていた小浜島行の乗り継ぎに大慌て。チケットを買うため桟橋を猛ダッシュして何とか間に合った。

 

                      ≪小浜港≫

11:55 小浜港に到着。

小浜島へは4年前にも来ているが、その時は2時間ほどレンタカーでドライブしただけで石垣島に戻ったので、今回は島に二泊する。

旅行代理店のオネエサンに、「絶対に素晴らしいから泊まりなさい!」と言われたので、そのお勧めの「はいむるぶし」に泊まることにした。

「はいむるぶし」は国内のホテル・リゾートとしては最も老舗の一つだが、オジサン一人旅が泊まるにはどうなのか不安。

チェックインまでは時間があるので、港の前でレンタカーを借りてドライブ。

12:20 小浜港を出発。

前回行けなかった「細崎(くばざき)海岸」を目指して軽快に走る。が、道を間違えて、別の展望台に行ってしまいかなりの時間ロス。

       ≪マンタの展望台≫

細崎の先端にある港で昼食をとり、付近を散策。巨大マンタが回遊するマンタウエイ(ヨナラ水道)を眺める場所に、マンタの展望台がある。

13:50 またもや道を間違えながら走って、第2の目的地、大岳(うふだけ)に到着。

レンタカーショップでもらった手書きの地図が分かりにくい上、南北が逆さま。

観光ドライブコースを最初からハズレテいるので、文句も言えないが・・・。

      ≪大岳(うふだけ)登山口≫

 13:50 標高99.8mの小浜島最高峰、大岳に登る。山頂展望台まで直登の階段で、途中からかなりしんどくなる。

大岳山頂の展望台からは、360°の大展望。

はるか彼方に、幻の島「浜島」が見える。今は大潮の干潮時なのでクッキリ見えている。ツアーの船も何艘か見える。

前回来た時は、水没していて見えなかった。

レンタカーショップのオネエチャンに、「明日は幻の島に行って、シュノーケリングしましょう!!」と誘われているので、現在オジサンは真剣に思案中。

  ≪右の山が大岳 左の低い方が西大岳≫

大岳登山の後は、地元の人に勧められた西大岳の展望台にも登った。

私には、全く同じ景色に見えたが・・・。

15:10 小浜港に戻る。港の駐車場にレンタカーを停めて、車のカギと地図だけショップに返して終了。満タンにする必要もない。

離島のレンタカーは返却が簡単な場合が多い。

北海道の利尻島では、ホテルのフロントにカギを預けて終了。

隠岐の島では、空港までオネエチャンが引き取りに来てくれた。

与那国島では空港の売店にカギを預け、波照間島では港の売店にカギを預けて終了。

キズのチェックなどないし、島が小さいと満タン返しするほど燃料も使わない。

15:45 ホテルの送迎バスで移動。チェックイン。

こんなデカい部屋、オジサン一人でどうしたらイイんでしょうか?

ベランダにもソファーベッドがありました。

今回は二泊朝食付きのコースだが、一回分の夕食バイキングがサービスで付き、部屋のクリーニングを断ると、一泊につき2,000円バックされる。

かくして、小浜島の最初の夜は生ビールとともに更けていった。