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いろいろ心境の変化がありまして、ブログ内容を変更しました。ご了承ください。

TRICK 劇場版 霊能力者バトルロイヤル

2014-02-06 23:30:47 | トリック(ドラマ)
<あらすじ>(Wikipediaより抜粋)
ある日、東京科学技術大学教授の上田を山奥の万練村(まんねりむら)に暮らす
中森翔平という青年が訪ねてくる。
万練村には「カミハエーリ」と呼ばれる霊能力者が村を治める掟があるのだが、
その選定には全国から募集した霊能力者同士を競い合わせる、
いわば「霊能力者バトルロイヤル」ともいうべき大会が行われ、
最後に勝ち残った者がカミハエーリとされるという。
そして最近、翔平の祖母である先代カミハエーリが亡くなったため、
村では大会が催されようとしていた。参加者の一人でもある翔平から、
この因習を止めさせるため、本物の霊能力など無いことを証明して欲しいと頼み込まれた上田は、
万練村へ赴くことにする。

一人では心細い上田は、奈緒子を騙して連れて行こうとするも、体よく断られてしまう。
実は奈緒子もまた、クビになったステージの興行主から、
偶然カミハエーリ選びの大会参加を勧められており、
優勝者に与えられる村人からの貢ぎ物や隠された財宝を狙って、
大会に参加する事に決めていたのだ。

それぞれ別の目的で万練村を訪れるも、結局は鉢合わせしてしまった奈緒子と上田。
お互いが知り合いだと知られては困る2人は、財宝を手に入れるために結託し、
大会を勝ち抜こうと画策する。

やがて大会が始まり、参加者達は各々が持つ霊能力を披露、
自分こそが本物の霊能力者だと主張する。
だが一人の参加者・鈴木玲一郎により、大会は凄惨な命の奪い合いへと進展する。

※あくまで備忘録程度に書き記しているだけです。

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年明けにわざわざゴールデンで放送してくれたってのに、感想書いとくの忘れてたよ。


※注意
もう公開されて4年もたつ映画なので、
もちろんネタバレしまくります。
ネタバレが嫌いな方は戻るボタンを押してください。



バトルロイヤル、結構、いや、『トリック』シリーズ全体を通しても、
なかなか良い感じだったんじゃないのファンの贔屓目入りすぎ?

いや、でも本当にもの悲しくて、過去のエピソードと繋げてきて、
そしてなおかつ面白いし、なかなか良いと思ったなあ。

極論としてトリックファン、というか奈緒子と上田の関係性が大好きな者としては、
あの二人がうだうだやってるのを見るだけで、何か良いか~ってなっちゃいますけど、
バトルロイヤルは話としても面白かったと思う。あくまで主観ではね。


鬼束ちひろさんの楽曲を使えなかったというのは残念ですけど、
その穴を新しく作ったらしい曲の
『East-West』が埋めていたという感じ。


通常は、もの悲しいシーンでは『B.C.230』がよく使われてると思うのですが、
『East-West』はラストステージと新作SPの重要部分でも流れてて
見てて(聞いてて?)鳥肌がたつぐらい切ない良い曲だと思いましたよ。

てっきりラストステージと新作SP用に作ったものだと思ったら、
2010年の段階で生まれてて、しかも使用されてたんですね。

ううむ。サントラ買うか…。
試聴で満足してたんだけど、ちょっと欲しくなってきたぞ。

個人的には、ドラクエ7の『哀しみを胸に』とか『失われた世界』ぐらい
グッとくるBGMだったなあ。
すいませんドラクエ7好きなんです…。



今回の話は、文字通り霊能力者バトルロイヤル。

若干劇場版1とネタが被ってる気がしなくもないが…ま、いいよね(笑)

その自称霊能力者たちは、揃いも揃ってキャラがたった人ばかり。
カオナシのような人もいれば、ダンサー引き連れた女性もいて、王冠被ったイケメンもいる。

どいつもこいつもさっさと殺されていくから、そこはまあちょっと消化不良だったかもな。
劇場版の神候補の方々は、それぞれ見せ場があった気がするし。



個人的には、藤木くん演じる伏見好きだったな~。
藤木くんも仲間さんや阿部ちゃんと同じく、美形なのに仕事選ばない系ですよね。
そんなところが好きです。

こんな風貌だけど腹黒で、とことん悪くて、かっこよかったし。
髪の毛振り乱しながら翔平を殺そうとするシーンとか、死体とか、かなり良かった。



そして、今回のラスボス・鈴木。

白馬の乗りこなしといい、
その物腰の重厚感といい、
明らかにただ者じゃない感バリバリです。

この鈴木っていうのがね、自分としてはかなり好きなキャラだなー。
「サイトレーラー」の回の深見さんと同じぐらい好きかもしれない。

金や名声のためではなく、そして自分を守るためでもなく、
あくまで自分の目的のために、そして愛する者のために
何の迷いもなくやってるところがいいのかな。

そして、すべてを暴かれた後にも余裕がある、そして奈緒子を認める潔さ。
見てて、何とも憎めないキャラクターになっていたと思うなあ。


翔平くんに刺されて、余裕を見せながら逃げるも、事切れるシーンは、
BGMと、その演出と…全てにおいてすごく良かった。ほんっとーーに良かった。

とても有名な千里眼事件をオマージュした設定だったけど、

鈴木役の松平健さん、佐和子役の三浦理恵子さん、
そして、何より里見お母さんの慈愛溢れる表情がたまらなかったです。

そうきたか~~~となりましたね。

死後の声を伝えた(んだよね?たぶん)里見お母さんは、いったい何を思ったんだろう…。


つーか、何気に夏帆ちゃんも熱演してたね。
あの残酷な結末…ひどいわ。



物語も楽しめたのはもちろんなのですが、
奈緒子と上田好きにとってもなかなか良かったです。
奈緒子の衣装は「どこのしまむらで買ったんだよ」とつっこみたくなるぐらいしょぼいけど

上田教授はバトルロイヤルの段階で
完全に丸くなっちゃってるなあ…と改めて再認識しましたね。
完全に奈緒子に対して
愛情(すっごく大雑把に表現すると)持っちゃってるし。

劇場版1も見たんですけど、それとの違いが、もはや明白だもの。

劇場版1は、どっちかというと奈緒子の上田に対しての感情が多めに描かれていたけれど、
バトルロイヤルは、上田教授が素直に自分の感情を奈緒子に対してぶつけようとしてるんだよね。

何も変わらない二人に見えて、『TRICK -Troisième partie-』の最終回でのアレは、
かなり上田に影響与えたんだろうなと。



このシーンの対比、良いよね




このシーンの対比も、良いよね


そして恒例のエンドロールでの二人の喋りでも、
奈緒子がいつものごとく
「あのとき、なんて言おうとしてたんだ?」
と上田に聞くと、
「俺は今まで、ずっと君のことを…すきゅ…すkkkkkk…」

って真面目なトーンで喋りはじめて、
奈緒子が思わず「えっ…?」
ってなって、

「すき焼きに誘おうと思っていたんだ!」

ってのが、何か色んな意味で、良い。

素晴らしい、殴りたい。


見てるこっちは、

「おいおいもう告白したも同然じゃねーかっ!」

とニヤニヤするんだけど、奈緒子はどうも分かってない様子。


えっ…はぐらかしたの分かってるよね…?山田さん…。
はぐらかしかたもわざわざ「すき」っつってんだからモロバレだと思うんですけど…奈緒子さん…。
むしろ上田さんはあえて分かるようにはぐらかしたと思うんですけど…。



って言いたくなりましたね、そこは。



なお、先日の放送ではこともあろうにエンドロールカットされていたので、
仕方ないからその部分見たさにレンタルしたよ…これもDVD買わなきゃな…。



結論としては、トリックを知らない人にオススメはしないけど、
決して奈緒子と上田のコンビ人気頼りの内容じゃないよ、って感じ。

少なくとも劇場版2よりは楽しめたし、
ストーリー全体としては、ラストステージよりまとまってたんじゃないかな。

ただ、矢部と秋葉の出番が少なすぎるのが難点だー…。




が、画伯!?

ラストステージ 感想

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出演者
山田奈緒子…仲間由紀恵  上田次郎…阿部寛
矢部謙三……生瀬勝久   山田里見…野際陽子

山田剛三……岡田真澄

秋葉原人……池田鉄洋   池田ハル…大島容子
ジャーミー…アベディン  照喜名保…瀬戸陽一朗

ナレーション…森山周一郎

ゲスト
鈴木玲一郎…松平 健

中森 翔平…佐藤 健      高階美代子…夏帆

杉尾園子……片瀬那奈
相沢天海……戸田恵子
伏見達郎……藤木直人(友情出演)

宇田川八兵衛…平泉成

松宮佐和子…三浦理恵子

木下権三郎…きたろう
村人A…… 島崎俊郎                   ほか

スタッフ
脚本 - 蒔田光治、林誠人、太田愛、福田卓郎
演出 - 堤幸彦、保母浩章、大根仁、木村ひさし、鬼頭理三、丸毛典子
音楽 - 辻陽
チーフプロデューサー - 桑田潔(テレビ朝日)
プロデューサー - 蒔田光治、山内章弘(東宝)
制作プロダクション - オフィスクレッシェンド
製作 - テレビ朝日、東宝

主題歌
熊谷育美「月恋歌」


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