いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

善徳女王 第31話

2013年04月11日 | 善徳女王
《あらすじ》

死んだと思っていたソファとの再会。
トンマンは喜び、何があったかすべてを知りたいと言うのだが、
ソファは多くを語らない。
ミシルに捕らわれていたことをトンマンが知ったら……。
自分のために、心配させたくないのだ。

ムンノの出現を知ったミシルは、次の手を打つ。
ピダムはムンノの弟子であるようだし、
ムンノがトンマンを見守っていたとなると、面倒だ。
国仙が復帰すれば、花郎も動揺するだろう。
ちょうど風月主の交代時期でもあるし、ポジョンを次期風月主にしよう。

ソルォンは、チルスクに花郎の教育を任せましょうと進言。
ミシルはチルスクに、元上花(ウォンサンファ)になり、
花郎を指導し、自分の地位を固めよ、と話す。
いずれは国仙の地位についてもらいたいのだ、と。

チルスクは悩み、時間が欲しいと即答を避ける。
ソファに会って、心を知りたいが……。
姿を見かけた彼女は、自分におびえ、逃げて行ってしまう。
チルスクは、ミシルに会い、元上花になることを決めた。

元上花の就任式。武芸場に不審な男が現れる。
その男とは、ムンノ。しかしその場にいる誰もが、彼のことを知らない。
花郎、郎徒が束になってかかっていっても、
ムンノを取り押さえることはできなかった。

騒ぎを聞いてやってきたミシルとチルスクは、
およそ20年ぶりにムンノと再会をはたした。
トンマンも、あの時、ヤンジ村にいたピダムの師匠だと気付いた。
「ごぶさたですね。実にお久しぶりです、国仙」
「ええ、お久しぶりです。ミシル宮主」

ムンノは、ミシルのいとこを娶り、伽耶国の王女の子息ながら、
真骨の地位を得ていた。
かつては、チンジ王廃位の策謀に協力したこともあった。
しかしそれも、尊敬する義父コチルブの頼みだったからこそ。
失踪したマヤ妃を助け、ソラボルに連れ戻したのはムンノだった。
王妃になりそこねたミシルは、同志だったコチルブと袂を分かつ。
そして双子が産まれた日、コチルブは死んだ。
「私を疑っているのですか?」
ミシルはムンノに問いかけるが、
ムンノは、ただ傷心のために旅に出て、帰っただけだと言う。
「風月主の比才は、私が取り仕切ります」

国仙が取り仕切ることは、悪くはないとソルォンは評価する。
彼は、不正はしないし、公平な男だから。
実力で言えば、ポジョンが順当に風月主となるだろう。

ミシルは、辞去しようとするムンノに何かを尋ねようとするが、思いとどまる。
自分が捨てた息子のことを聞こうと思ったのか。
チンジ王が、ムンノに託したという息子……。
「ピダムが気になるなら、お調べしましょう」
ソルォンの気遣いを、いらぬ世話だと退けるミシルだった。

トンマンはムンノと話をしている。
父だと思い、彼を探して鶏林にきた。
今でもまるで父親のように感じて、心強く思っている。
しかしムンノは、トンマンにいくつかの質問をした。
「ミシルの神権を奪って王女になられたそうですね?
碑文の捏造もした?
王とは何だと考えますか?
新羅の王の大業とは?」
ムンノの質問に戸惑ってしまうトンマン。
チョンミョン王女は気の毒だし、ミシルに怒りも感じているが、
怒りの力で王になれても、目標はかなえられない。
怒りは報復を呼ぶ。
「お話の要点は?」
「王女様が王になるのは反対です」
ムンノは、トンマンの力にはなれないという。
もし助けが欲しいなら、トンマンがミシルより優れていることを
証明してほしいと、トンマンに告げるのだ。

ムンノはソファを見つけて、問いかける。
「なぜあのとき逃げたのだ?」
ムンノは、ミシルとチンジ王の息子であるピダムを、王から預かっていた。
そしてまた、王女トンマンを預かったことで、
ふたりを結婚させ、王と王妃にしようと考えていたのだ。
「私はあの子を王室とは無縁に生きて行かせようと思ったのです。
それに何より、ピダムとは絶対結婚させたくなかった。
今でも、そうお考えですか?」
「あの頃はそう思っていた。しかし王女はお前が連れ去り、
ピダムは私の思うようにいかなかった」

ピダムは、この話をきいてしまい、考える。
(トンマン王女と俺が結婚?)
そしてムンノの言葉を聞いて、ある記憶を呼び覚ますのだ。
(あのことか……いまだに……)

いなくなったピダムを探し回るムンノ。
洞窟の中で、たくさんの人々が口から血を吐いて死んでいるのを見つける。
中に倒れていたピダムを抱きかかえ、必死で揺り起こすと、
ピダムははっと目を覚ました。
「師匠!私が全員殺しました!」
にこにこと応える幼いピダム……。

ピダムは自分が何者なのか、わかっていない。
しかしトンマンと結婚できるなら、新羅の王となるのも夢ではない……。

風月主を選ぶ比才当日。
花郎たちは次々に集まり、列仙閣に急ぐ。
皆が集まったところで、最初の比才として、ムンノが皆に質問をした。
「仙門のインジャン門を通ってきたな。では見たはずだ。
来るまでに郎徒の格好ではないものを何人見た?」
怪訝な顔で、じっと考える花郎たち。
「全部で6人でした」
ポジョンだけが、詳しく風体を上げて正しい人数を答えた。
「正解だ。今の質問が、最初の比才だ」

トンマンはにこりと笑うミシルを疑惑の目でみつめる。

(つづく)


きゃーーーーーーーーっ!

ピダムの出生の秘密が、今明らかに!

とか言って、じつはちょっと前から知っちゃってたんだよね……。
あらすじと感想を書いているブログさんに遊びに行ってたら、
もうすこし以前の回の記事で、すぱっと書いてあったの。

でもさ、この回で初めて出た事実だよね?前からわかってたわけじゃないよね?
もしかして字幕とか見逃してるのかなぁ。
それとも、韓国語ききとれる人はわかってたのかな?
すごくびっくりしたかったのに、残念です……。

しかし!ピダムがミシルとチンジ王の息子だということよりも!
なんかピダムがトンマンと結婚して王の座狙おうとしてるとこにショーゲキを受けた!
ピダムってそんな子なの?
そんなだいそれた野心かかえた子だったっけ?

トンマンとあんなに仲よさげだったのに。
トンマンのこと、王女様とかいって尊敬してたくせに。
本気で結婚して地位を得ようと思ってんの?
ピダムらしくないよー!
いやいや、これこそピダムらしいのか?よくわかりません。

でもなんか嫌だー!純粋に恋に落ちたりしないの?
なんか愛憎入り交じる感じになるの?
純愛だったらユシン郎がちゃんといるしね。複雑な関係になるのかな。
兄と妹みたいで好きだったけど、どうなるのかしら?

そして、そのピダムの黒い過去までが明らかになりましたね。
彼はなんと!幼い頃に洞窟で女子どもを含む、大勢の人間を皆殺しにしていました。
あれはなんか毒の煙を炊いたのかな。
自分も一緒に倒れていたけど、どうしてそんなことになったのか?
自慢気に「みんな俺が殺しました!」とか言う幼いピダムも怖いけど、
「あんな昔のこと、まだ根に持って……」みたいに言う今のピダムが一番怖い。
やっぱり道徳心とか、善悪を判断する能力が欠如しているのかしら?
いわゆるサイコというやつなのかしら。

ミシルの息子だから、黒くて野心満々なのは血筋だっていうことなの?
母親に捨てられたから、愛情をしらないからそんな子になっちゃったの?
ミシルの息子でもちゃんといい子はいるじゃないね、ポジョンとか。
ピダムは本当に底のしれない男ですね。
ミシルは、あれは私の息子なんじゃないか、と、うっすら感じている様子。
わかったからとて、どうなることでもありませんが、
ちょっと母親らしい感情がわいたのかな、と思いました。

ソファとトンマンは、ようやく再会できましたね。
よかった、よかった。
ソファはトンマンを実の娘のように思いながらも、
心もどこかでは「この人は王女さま」と自覚しつつ、育ててきたのかもしれませんね。
わりとあっさり、王女様と侍女の関係に気持ちを落とし込んだ気がする。
ユシン郎はそこまでいくのに苦労したけどね~。

かわいそうなのはチルスクで、
(私はお前にとってそんな存在なのか……)と、ほぼ失恋の痛手を味わってます。
おっさん世代のこういう切なさは、さんまのはらわたみたいなもんですね。
若い時の恋だったら、甘酸っぱい思い出になるんだろうけど、
なんかこう、苦くて、でも味わいがあって、酒によくあうさんまのはらわた……。

彼がかわいそうすぎて、
「そこで逃げちゃだめ!絶対追いかけて!」ってソファに向かってつぶやいちゃいました。
すれ違いそうになった時は、ダメだそんなの~と胸が痛かったです。
全然王道のカップルじゃないのに、こんなところできゅんとさせられるとわ!不覚!
でもよかった、ソファがチルスクアジョッシにちゃんと会ってお礼を言ってくれて。
そうでなければ、さすがに彼が浮かばれないわ~。
だって、ミシルの頼みに即答しなかったんですよ、このおっさんは。
若い頃は、すべてを捧げてもいい、と思っていたはずのミシル宮主の頼みに、
「時間をください」と言っちゃうなんて……。
もしソファさえその気なら、一緒になって隠遁してもいい、と思ってたんじゃないでしょうか。
ソファはそこまでの気持ちはないみたいですけど、好意はあるよね。
ふたり見つめ合っちゃって、おっさんの片思い、それなりにつらいなぁ。

ふたりが並ぶと、チルスクアジョッシがとっても大きいので、
まさかの身長差萌えが発動しそうです。
こんなところで無駄に萌えてていいのか。
いや、無駄なんていってごめんだけど。

人格者かもしれないけど、いろいろうるさいムンノより、
不器用そうなチルスクアジョッシの方が好きよ。
ライバルを倒すことより、愛する女のもとへ走って行っちゃうようなおじさんなんだもん。
ソファを呼ぶ声の切なさに、しびれた。

でも、こんなおまけ部分で楽しんでる場合じゃないのよね。
とうとう国仙ムンノが現役復帰したんだもの!
だいたい、このおっさんも、派閥に興味がないっぽくて
ひょうひょうとしているのかと思ったら、結構すごい計画を立てていたのである。
さっきも言いかけたけど、
トンマンとピダムを結婚させて、王位を継がそうと考えていたのだ。
トンマンは問題なく、王の娘だし、ピダムだって母方はアレだけど、父は紛れもない王の血筋なんだし。
ミシルだって、息子が王になれば、皇太后さまなわけだし、いいじゃん、みたいな。

そもそもムンノは男で花郎だけど、祭事を任されたり、
あの啓示をきいたり、霊的な能力は高い人だと思われる。
そういう人が、すべてを運命にゆだねず、作為的に何かしようとしたのは
どうも納得がいかない部分があるのだが、どうなんだろうか?
「これが私の使命だ!」的な啓示を受けちゃったのか?
この子たちはそういう運命だと信じていたようだけど、どうなんだろうね。

そんな計画がもともとあったんで、ムンノはトンマンが王になるのは反対のご様子。
どうも簡単に味方になってくれそうもない。
ずるして王女に返り咲いたことも気に入らないのかな?
んじゃ、自分はどうやってトンマンを王女にする気だったの?
てか、ソファが逃げちゃって、トンマンの行方は全然わかんなくて、
当初の計画はどうするつもりだったのかなー。
もう破棄して放浪してただけ?
昔、戦場でソルォン公を助けてくれたのはムンノだったと信じてたんだけど、違うの?
あれ復耶会だったのかな?
ムンノは伽耶人だったし、関係はあるよね。

うーん、彼もまだまだ底が見えない男なのだった。

ピダムは、自分が誰の子どもかはまだわかってないね。
トンマンと結婚……。マジで考えてる?
ユシン郎がトンマンのこと好きなの知ってるでしょー。
横から奪うつもり?ユシンとの友情ってないわけ?
でもそういうの、ピダムは一番気にしなさそうだしな。

いよいよ比才が始まるけど、今まで見たことないし、楽しみです。
ユシン郎にとっては、初めての比才ですね。
ユシン郎も、アルチョン郎も、ファイティン!


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3 コメント

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ムンノ~>_ (しーま)
2015-12-11 18:35:33
ムンノの意地悪!www

なんでトンマンの味方してくれないのU+2049U+FE0E

自分の計画通りいかなかったから?

トンマンが女なのに王になるって言ったから?

碑文を捏造してズルしたから?



トンマンは今まで、生きるだけで精一杯だったんだよ、

そりゃ帝王学なんて身に付いてるわけないじゃない。

これからムンノ公が、教え導いてくれればいいじゃない!


トンマン頑張れ…( ; _ ; )
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ムンノは…… (ビスコ)
2015-12-12 07:39:22
そう、ムンノは一筋縄ではいかない男。
トンマンが父とも慕っていたのに、
全然味方になってくれないんですよね~。
なんで怒ってるんだろう?とわたしも疑問でした。
やっぱりトンマンが女だからなのかな。

ミシルには怒っているけれど、
一緒に王を支えた仲間でもあるわけで、
きっと助け合って死地を脱出したことだってあったと思うし、
複雑なんだろうな、と今は思います。

トンマンはがんばるよ!強い子だから!
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今さらすみません! (しーま)
2017-07-25 18:07:43
今、またBSで放送してて、ついチラチラ見ちゃってるんですが、
今日、ムンノが

ピダムは私の思うように行かなかった

とかほざいてるのを聞いて、
またムカついてここに愚痴りにきちゃいました。
ごめんなさい( ; _ ; )

思うように行かなかったってなんだよ!
人を何だと思ってるの?
普通に愛情を込めて育てたって
思うようになんか行かないんだよ!
お前は、最低限の愛情さえかけてあげなかったくせに!
たった一度の過ちを、いつまでもネチネチ責め立てて!
だいたい子供が間違いを犯したら
叱って、正してやるのが親の大人の務めでしょ!
叱りも正しもせず、
自分の責任を放棄して顔を背けただけ。
ミシルの子だという一点にこだわって
それを恐れた。
ムンノは、卑怯者で臆病者だよ!



ヒートアップしてごめんなさい…(涙)
なんか、ついいろいろ思い出しちゃって、切なくなってしまって( > <。)
ホントすみません
読み捨ててくれて、結構ですので!www

もう、なるべく見ません!見ると辛くなっちゃう( ; _ ; )
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