いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

ミセン 未生 第九局

2020年06月03日 | ミセン 未生
あ~、なんでしょうね、このドラマの優しみ。
押しつけがましくないあたたかさが好きです~。

【あらすじ】

常々、人手不足をなげいていた営業3課にやってきたのは、ひとくせもふたくせもあるパク課長。
グレ君を「高卒」と呼び、就業時間中にビリヤードやサウナでサボるつわものです。
「中東のエキスパート」という触れ込みはだててはないようですが、
なにしろ態度が悪く、キム代理もオ課長も渋い顔。
周りの課のメンバーも、パク課長の態度をひやひやしながら見ています。

パク課長は、とにかく黙って指示に従うグレ君に目をつけました。
「高卒」「コネ入社」と言いたい放題。
しかし、意外にも貿易用語をすべて完璧に覚えているグレ君が忌々しくてたまりません。
なにかとねちねちと絡んでくるのですが、グレ君は反論するでもなく、言うことをきいています。

そんなグレ君に、キム代理の方が切れてしまいました。
声こそあらげませんが、なんでも飲み込んでいるグレ君を、「長期刑を終えて社会に溶け込もうとしている元囚人のようだ」と
批判しました。
しかし、それもこれもグレ君を大事に思うからこそです。
「君のことを知りたいよ」

グレ君は、はっとしました。
先日も、オ課長に「なんでも黙って我慢するのがお前の専売特許だろう」と言われたばかりです。

自分は、囲碁の戦法で戦っているのだ。
自分の流儀を忘れてペースを乱してはダメだ。
自分の道を行くことこそが、相手にとって逆流になるのだ。

そう考えていたグレ君でしたが、キム代理が心から自分を心配してくれていることもわかるのです。

同期の仲間は、同じような境遇のなかでがんばっています。
資材課で、仕事を干されたアンさんは、先輩たちの雑用をもくもくとこなしています。
ゴミ捨てに、机の掃除。
本当の雑用です。
チャン・ベッキは、彼女への待遇に怒り、それに甘んじている彼女に怒りましたが、
アンさんは「自分ができることをただ懸命にやるだけだから、放っておいてほしい」と怒ります。

心を閉ざした人に、どう対処すればいいのか、学校では教わらなかった。
これが、自分が見つけたやり方なのだ、と。

グレ君は、そんなアンさんの方法を陰ながら応援しています。

転職先の面接日まで設定したチャン・ベッキは、思わぬところで仕事を任され、
最後のご奉公とばかりに仕事にはげみます。
上司には、転職を考えていることもバレているようだったので、気まずいながらも、実力を発揮しました。

しかし、上申書は通らず、保留。理由はわかりません。
悩んでいるチャン・ベッキに、オ課長はヒントを与えます。
「人月が足りないな。スケジュールは箇条書きじゃダメだ。この書式は新鮮だな!」

チャン・ベッキは、「去る者は追わない」と言っていたカン代理に、電話で助けを求めました。
「どうすればいいか、教えてください」
カン代理は、テキパキとベッキに指示を与えます。
人月の計算の仕方、フォーマットの使い方、余計なことは言いません。
電話を切ったチャン・ベッキはほっとして、小さく微笑みました。

繊維課にいるハン君は、持ち前の器用さでうまく世渡りしているかと思いきや、
ソン代理にいいように使われています。
「僕も業務でいっぱいいっぱいです。代理の仕事まではできません」
「先輩の仕事が手伝えないっていうのか?!」
それでもハン君はひるみません。
アンさんに「強くあれ!」とアドバイスをしたように、自分は自分を主張していく道を選びました。

グレ君は、キム代理を自宅に招きました。
くせの強い母親に紹介し、夕食を共にし、自分の生い立ちを話します。
小さいころから、囲碁漬けの人生だったこと。
10代は1日10時間、碁を打っていたこと。
それでもプロにはなれなかったこと。
そのころの後援者が、いまの会社の専務に口をきいてくれたおかげで入社できたこと。

「後援者はもっとはやく助けてくれればよかったのにな」
「実は一度、その方の会社に入社したんです。でも、自分のことを話したらいろいろ言われてしまって……」

少し変わった来歴のグレ君は、好意からくる好奇心、さまざまな中傷やあてこすりを受け、
人間関係がつらくなって兵役に逃げたのです。
そのせいで、今度は自分のことは何も言わず、ただ社会を受け入れようと思っていたのでした。

グレ君の素性を知ったキム代理は、SNSでフォローしあおうぜ、と提案してきました。
それはどうかな……と躊躇したグレ君でしたが、キム代理と相互フォローの関係になりました。

人は、自分のことを言いたがり、知ってもらいたがる。
慰めてもらい、わかってもらうために。

不思議だな、とグレ君は思います。

囲碁は、全体が部分を決める。
もし世界が無限なら、勝負はつくのだろうか?
世界が、僕という部分を決めるんだ。

ところが、晴れ晴れとした気持ちで3課に戻ると、険悪なムードが漂っています。

「俺はお前と仕事はできん!」

オ課長がパク課長に詰め寄っているのです。
もともとは先輩後輩の間柄のふたり。
一触即発です。

つづく


今回も泣いた~

すごい涙腺がゆるくなってて、キム代理が屋上でグレ君に話しするところで泣いてしまった……。

だってキム代理、優しいんだもん……。
パク課長の横暴に耐えるグレ君のことを本気で心配してるんだもん……。

なんでおまえは言われっぱなしなんだよ~、ちょっとは言い返せよ~、自分を出せよ~とすごい心配して言ってくれているのがわかるから……。

パク代理、すっごいイヤな奴なんですよ!
この役者さん、たいていすっごいイヤな奴の役をやらされてて、正直かわいそうなときもあるんですが、
めちゃくちゃイヤな奴に見えて、基本憎いので、すごい人だと思います。
映画『アジョシ』のマンソク兄弟、サイコーです。

グレ君、高卒ってバカにされ、ビリヤード場に靴もっていかされ、肩をもまされ、
あぶなく足の裏マッサージもさせられるところでした……。

これ、やばいだろっていう自覚はみんなにあるっぽいよね。
2課のやつらもハラハラしながら見てるもん。
グレ君がいつ爆発するのか心配しながら見てたのかな。

まっっったく不発でしたけどね。

まあ、グレ君が断れない状況にあるわけじゃないし、
ハン君みたいに「無理でーす」って言っちゃってもいいわけだし、
誰かに責められても「え?別にいじめじゃないし!」って言い逃れできる範囲ではあるんだけど……。

だからこそ、オ課長もキム代理もムカつきながら文句は言えないっていうね。

グレ君は、もともとそんな好戦的な子じゃないし、
悔しいって感じでもなく、パク課長の横暴を受け流していきます。
戦法としては、アンちゃんと同じだね。

自分にできることを誠意をもってやるしかない。
アンちゃんはもっとできることいっぱいある子ですけどね~。

でもどうしても、アンちゃんが男だったらああやって机ふかせたり、お茶出させたりする?って気になるな。
ほかの先輩たちも、最初は「ゴミ箱掃除なんてそりゃないだろ?」って感じだったのに、
だんだん麻痺しちゃって、彼女のこといいように使ってる。
しかも資料整理どころじゃなくて、掃除とかじゃん……。

あのかたくなな先輩に、アンちゃんの真心がいつか伝わるんでしょうか。ムカムカ。

問題なさそうだったハン君も大変そうだし、新人ってつらいね。
グレ君の言う通り、実社会は先輩の方にハンディが与えられてる。
先輩のほうが最初っから有利なのに、新人に結果を出すよう求められる。
「即戦力」なんていないよ、フツー。
そんなやつは自分で起業してるよ~。

でも、グレ君の過去がわかったのは、今回の収穫でしたー。
かわいい顔して兵役はちゃっちゃとすませている男。
囲碁の研究もずっとやってきてねぇ。
物事に動じない子です。

かわいいっ!かわいすぎるっ!

誰のやり方が正解かってことはないの。
新人くんたちが、自分なりのやり方で、社会にもまれていくのがいいよね。

チャン・ベッキも、どうやら上司の真意がわかった様子。
あの人、すごく正しいっていうか……。
人情に訴えたりしないから、周囲の人に「冷たい人」って思われがちなんじゃないかな。
同課の女性社員は、彼のこと理解している風なんだけど、
チャン・ベッキにわざわざ忠告したりはしない。
気づくのをまってるというか……。

うう、名もないあの女性社員の視点で同人作れそう。

「今年もうちの課に、新人が配属された。
毎年、一番有望だが鼻っ柱の強い頑固者が送り込まれてくるのは、カン代理のせいだと思う。
はじめは課の空気がぎくしゃくするけれど、これも恒例だから気にならない。
何年かに一度、どうしても気づかずに辞めていく新人も出るのだけれど……。
チャン・ベッキはどうだろう?
無口だけど、整った顔をした理系男子ってところ。

実は、○○先輩と毎年賭けをしている。
新人がいつまで持つか?カン代理の真心に気づくのはいつか?

私は、案外その日ははやくやってくるんじゃないかと思ってる。
今日も出張中のカン代理は、日報の電話で新人の様子をたずねてきた。

年々気配りが細やかになってきた気がする。
カン代理も少しはまるくなってきたのかな?
それとも今年の新人は、それだけ優秀ってことなのかしら?」

はい、勝手な妄想でしたよ。すみませんね。

わたしはオ課長の下で働きたいな~。
でもこの会社、なかなかの一流企業っぽいからそもそも受からない……。

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