Tomorrow is another day.(明日は明日の風が吹く)

①社会保険や労働保険、②終活、③整理収納、に関する新聞・雑誌の記事拾い読み、私の考え、お勧めなどをご紹介します。

【終活】お墓を移すって?

2017年11月27日 23時13分18秒 | 終活
 先日、「お墓を移したいのですが…」というご相談を受けました。
 現在の住居は遠方のため、親御さんの代までお世話をしていたお墓を自分の近くに移したい、とのことです。

 決して人ごとではない、よくある状況ですよね。
 もともとのお墓を別のところに移すことを「改葬」といいます。
 どのようにすればよいのでしょうか。
 大事なことは、これまで管理していたお寺に事前に相談して、移したい理由を説明して許可をいただくということです。

 主な手順をお伝えします。

①今のお墓の管理者(寺の住職等)に事情を相談して、改葬の許可をいただく。
②新しい墓所を決め、その管理者に「受入証明書」を発行してもらう。
③今までのお墓のある市町村役場で「改葬許可申請書」をもらう。
④今までのお墓の管理者から「改葬許可申請書」に署名捺印をもらう。
⑤「改葬許可申請書」と「受入証明書」を、今までのお墓のある市町村役場に提出して「改葬許可証」
 を交付してもらう。
⑥今までのお墓の管理者に読経してもらうなどの儀式を依頼する。骨壺を取り出し、墓石を撤去して
 更地に戻すなどの整備を行う。
⑦新しい墓所に「改葬許可証」を提出して納骨。納骨時の儀式を依頼する。

 なお、高額の金銭を要求されてトラブルになることもありますので、万が一のときは弁護士や消費生活センターなどに相談しましょう。



【整理整頓】整理整頓の方法 

2017年11月13日 21時58分54秒 | 整理整頓
 整理整頓の方法として、私は大きく二つに分けて考えています。

 一つは、片づけコンサルタント・近藤麻理恵(こんまり)さんのやり方、もう一つはかたづけ士・小松易さんのやり方です。
 こんまりさんは著書「人生がときめく片づけの魔法」で、手に取った時の「ときめき」を基準にしていっぺんに片づけてしまう方法を主張しています。いっぽう、小松さんは著書「たった1分で人生が変わる片づけの習慣」で、「少しずつ片づける」方法を主張しています。
 対極的な考え方ですし、どちらがよいかというのは、人によって違います。
 
 印象的だったフレーズは、こんまりさんの「片づけはお祭り。毎日するものではない」、小松さんの「片づけは1日15分、1箇所ずつ」です。
 私なりの解釈もありますので、またの機会にお伝えします。

【終活】良かれと思って参列したことが迷惑行為に

2017年11月06日 23時55分34秒 | 終活
 先日、知人のお母様がお亡くなりになりました。
 具合が悪いということは聞いていましたが、亡くなったということは別の知人経由で知りました。
 告別式に参列したいと連絡してみたところ、「家族葬で執り行うので、気持ちだけありがたくいただきます」とのことでした。
 親族の意向だから止むを得まいと思って、当日の式が滞りなく進むこととご冥福をお祈りしました。

 ところが先日、その知人と会食した際、衝撃的な話を聞かされました。
 告別式には職場のトップを始め、先輩や後輩、同僚がズラリと参列していたそうです。
 職場には「家族葬で執り行うため、参列はご辞退いただけますようお願い申し上げます」という案内文まで回覧されていたのに、とのこと。
 葬儀会館でも10数人規模を想定して準備していたため、混乱したそうです。

 そういえば昨年、私の親戚の葬儀も家族葬でした。
 当該親戚は一部上場企業に勤務しているため、職場の同僚は多数にのぼるはずです。
 しかし、勤務先からの参列者は一切ありませんでした。
 
 それを思うと知人の場合は気の毒です。
 職場のトップというと、ある程度の年代の方だと想像します。
 ひょっとすると、家族葬と言われても部下のことだから参列せずにはいられない気持ちだったのかもしれません。
 でも、もう少し相手を思いやる気持ちがあれば、参列しないという方法を選べたかもしれませんね。

 すでに家族葬で執り行う方が多いですが、今後ますます増えていくことでしょう。
 訃報を聞いた時、自分本位で参列するのではなく、当事者の意向を一番に考えるようにしたいものです。
 
 



【健康】足裏マッサージ

2017年10月30日 23時56分54秒 | 健康
 足裏は第二の心臓と呼ばれていることは、今や多くの方がご存知でしょう。
 足裏には全身の各器官に繋がるツボが集まっているそうです。押してみて痛いところは悪い部分なので、重点的に揉みほぐすと良いそうですよ。

 私が足裏のマッサージに凝り始めたのは、もう5年以上前になります。
 亡くなった父親が使っていた足ツボを押す棒を持っていましたが、全く使っていませんでした。
 試しに使ってみると、なんと気持ちの良いことか。
 「足裏マッサージ」や「足ツボ」などと聞くと、芸能人が台湾や香港で、あまりに激痛に大声を出しているイメージがありましたが、まったく痛くはありませんでした。

 「足裏」で検索すると、実に多くのサイトが表示されます。
 マッサージのやり方というものもあるようですが、あまり難しく考えなくてもいいのではないかと思います。
 ただ、いきなり強く押すのではなく、最初は力加減を考えながら押してみましょう。
 なかなか面倒くさいと感じる方がいらっしゃるかもしれません。
 テレビを見ながらやってみてはいかがでしょうか。
 足裏を押すだけでなく、足の指のグーパー運動や、手の指を足の指の間に一本ずつ挟んで足を軽く回すこともお勧めです。
 ストレッチになり、足首を鍛えられます。 

 いろいろな街角のマッサージ屋さんを利用した時期があり、振り返ってみると、お湯で足を温めてからマッサージを開始する店が多かったです。
 片足ずつマッサージを行い、反対側の足はマッサージの前後ともタオルで包んでいました。
 せっかく温めた足を冷やさないこともポイントのようです。
 自宅だと、お風呂に入った後に行うのが良いかもしれません。

 さぁ、みなさんもぜひ取り組んでみてください!

【社労士】「無期転換ルール」って何なの? その②

2017年10月23日 21時53分35秒 | 社労士
 労働者の方からのご相談で誤解されることが多いのは、
 「5年が経過すれば自動的に無期契約とされる」
 「申請すると正社員になれる」
 「したがって、労働条件が良くなる」ということです。

 申請をすると「期間の定めのない働き方になる」というだけです。
 しかし、契約更新のたびに雇止めをされるかもしれないという心配はなくなります。

 いっぽう、事業所からのご相談で誤解が多いのは、
 「無期転換の除外申請をすれば、労働者を雇止めすることができる」ということです。
 前回の最後に、
 「定年を迎えたあとも引き続き同じ使用者の下で勤務している場合などは、事業所が一定の手続きを行うと無期転換ルールの対象外になります」
であることをお伝えしました。
 あくまでも「期間の定めのない働き方に転換することの対象外にできる」というだけです。
 
 なかなか文章だけではイメージがつきにくいかもしれませんので、労働者の方でも事業所の方でも、わかりにくい場合は早めにご相談されることをお勧めします。