Tomorrow is another day.(明日は明日の風が吹く)

①社会保険や労働保険、②終活、③整理収納、に関する新聞・雑誌の記事拾い読み、私の考え、お勧めなどをご紹介します。

【終活】遺族に寄り添う「グリーフケア」、「内容知らず」介護職員75%

2016年05月16日 00時12分58秒 | 終活
 在宅介護が広がり、自宅で家族をみとるケースが増える中、遺族に寄り添って悲しみや喪失感をサポートする「グリーフケア」について、介護職員を対象に調べたところ、遺族へのグリーフケアが必要だと感じている職員が81.7%に上った一方、ケアの内容を「知っている」と答えたのは24.3%にとどまった。

 75.7%は「聞いたことがない」、「聞いたことはあるが内容を知らない」と回答。
 介護現場で認知度が低い現状が浮かび上がった。

 調査した一般社団法人「セルフケア・ネットワーク」(東京)の高本真左子代表理事は「医療スタッフと違って、介護職員がグリーフケアを体系的に学ぶ機会は少ない」としたうえで、在宅みとりに関わる職員の研修強化の必要性を訴えている。

 昨年7~9月、介護職員584人を調査した。

 グリーフケアを独学や研修で学んだことがある介護職員は15.8%とわずか。
 実際に経験があるのは「傾聴(話を聴く)」、「葬儀参列」、「家庭訪問」など。
 グリーフケアを行うことに対して「遺族の助けになれるのか」(54.4%)、「何をすればよいかわからない」(53.5%)と、必要と感じながらも実践に戸惑う様子がうかがわれた。
 (2016年(平成28年)5月15日付け日経新聞より)

 私は介護職員ではありませんが、全然別の傾聴のトレーニングに参加したことはあります。
 介護事業所の労働環境を考えると、確かに体系的に学ぶのは難しいだろうと感じました。
 業界挙げての今後の取り組みに期待します。

【お知らせ】
「死を演じ、考えてみる日」というテーマで、終活についてお話しさせていただくことになりました。
ご興味のある方はぜひお越しください!
・5月27日(金)19時〜21時
・大阪・南森町「ふんふんさろん」
・参加費用は2000円(エンディングノートつき)

※参加ご希望の方は、フェイスブックのイベントページからお申し込みいただくか、私宛にメッセージをお送りください。
 イベントページはhttps://www.facebook.com/events/505829632957501/
 メールアドレスはyamasaki2413@gmail.com(@を半角に修正して送信してください)です。
 よろしくお願いいたします。

【終活】認知症サポーターに「上級」 厚労省、育成へ講座費補助

2016年05月07日 15時25分52秒 | 終活
 認知症について正しく理解し、当事者と家族を手助けする「認知症サポーター」のスキルアップに、厚生労働省が本格的に取り組む。
 認知症の人の増加に備え、より専門的な知識を持った「上級者」を講座で育成し、地域で活躍してもらう。
 上級講座の開催費を補助するほか、教材を作って講座を開く自治体や企業に活躍を促す。

 認知症サポーターは、地域、職場、学校などさまざまな所で開催される1時間半程度の「養成講座」を受ければなれる。
 初年度の2005年度のサポーター数は約3万人だったが、15年度末には約738万人に達している。

 介護施設は慢性的な人手不足が続いていて、地域で認知症の人を支える必要がある。
 厚労省は、認知症サポーターのうち意欲がある人に「上級講座」を受けてもらうことで、見守りや認知症の人の話を聞く「傾聴」などの活動に当たる人を増やしたい考えだ。

 養成講座では、認知症の詳しいメカニズム、生活習慣病の予防法などを学習する機会はあまりない。
 厚労省はこうした内容をまとめた教材をつくり、状況講座を開く自治体などに提供する。

 また、先駆的に上級サポーターを養成した自治体の取り組みをほかの自治体に紹介する。
 京都府綾部市では、上級講座を受けた300人以上の「ゴールドサポーター」が傾聴ボランティアなどとして活動中だ。
 厚労省は「サポーターの学習の機会を増やし、地域の様々な場面で活躍してもらいたい」としている。
 (2016年5月1日付け日経新聞より)

 認知症を患う方々が増えている現状では、心強い取り組みだと思います。
 私自身は終活に取り組んではいるものの、認知症の知識が深くはなかったので、サポーターの講座を受けてみることにしました。