アマチュア無線局 JH0FHB

25年越しの14MHz SSB無線機の製作

50MHz AM/SSB受信機の復活を目指して その19

2016年09月17日 | 50MHz AM/SSB受信機

【選択特性の確認
【2016.09.17】
8Ωのダミー抵抗付きスピーカーの背面に端子板を取り付けて、SGからANT端子に信号を入力して、オーディオ出力による選択特性を確認してみた。

今回の確認で分かった事だが、SG出力が80dB程度になると中心周波数から±2MHz程度までの信号が聞こえてしまう。現状では、これでも仕方が無いのだろうが改善のチャンスが与えられたと強く認識。
この現象は、IF段のフィルターの特性に起因するところが有ると推測。(フィルターの切れが悪い)

IFフィルターは、10.24MHzの水晶2個で構成されたもので「ラダー型(ハシゴ型)」と呼ばれているらしい。
ラダー型水晶フィルターついて詳しいことは何も知らない。

【現状のIFフィルター】

ネットで調べてみると、水晶の数を増やすとフィルターの特性が良くなる事例が紹介されていた。
早速、パーツBOXを探すと10.24MHzの水晶が5個見つかった。(これはラッキー!)
この水晶をブレッドボードに取り付けて、実験開始。
【ブレッドボードに取り付けた水晶】

現状の回路は水晶が2個(2素子)だが、5個(5素子)まで増やしてみた。
トラッキングジェネレーターやスペアナ等の測定器が無い為、SGから10.24MHzの信号を入れて出力側の波形をオシロスコープで見てみるしかない。
確認方法は、オシロスコープの波形の振幅を見ながらSGの周波数を中心周波数である10.24MHzの+側と-側に離調するだけ。
こんな素人考えの方法でも、2素子と5素子の比較はできた。
SGの周波数を3KHz離調した時の、波形に違いが出た。
2素子では、SGの信号波形が見えるが5素子では殆ど見えなくなるまで減衰している。
【2素子の波形】

【5素子の波形】

同じ測定条件で比較して、その差が確認できたと言うことは効果が期待できるものと判断してしまう。
5素子のフィルターを作って受信機に組み込んでみたくなった。
一度思い立ったら、やってみないと気が済まないと言う困った性格は一生直りそうもない。

 

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