fantasia*diapsida

とりとめのないメモの山

kaiju:

2008-02-21 00:00:00 | film・bilder++
怪獣大好きです。

怪物も幻獣も、もちろん実在の生物も好きだけれど、怪獣はいいものです。
私は怪獣・怪物・幻獣は明確に区別する質で。

怪獣とは一般的に、戦後日本で作られるようになった特撮映画などで定着した、概して巨大で強靭な生物のこと。
大抵は元々が太古の世界の生き残りとか伝承の中に息づいていたものたちであり、
それが人間の文明と接触した瞬間に覚醒したり変異したりしたものたち。
人智を超越した圧倒的な力と、現代科学では決して解明できない生命力を持ち合わせているものたち。
いわば日本独特の宗教観・自然観が生み出した、自然神の一形態なんですよね。
その存在自体が退廃的で、強力な存在なのに哀愁を感じさせるという。

だからか、某合衆国などはよくKaijuを生み出そうとしているけれどもまずもって成功しない。
怪物・monster文化は素晴らしいのだけれどね。
北朝鮮映画『プルガサリ』とか、タイ映画『ガルーダ』の方が、
Kaijuを意図して作られたものとしちゃ、よっぽど怪獣っぽい。

Kaiju

(映像は1995-2002年あたりのものが多いですね。ゴジラ/ガメラ混合で。最後キングギドラ出せよ~。)

やっぱりね、怪獣映画は最高です。
ヒトがデザインした生物が、実際に動き出して主役となる。
ある意味では至高の芸術映画であり、科学の極致です。
絵になるシーンが多いしね。

いくら動物好きといっても、ゴジラファンにならなきゃ今の道は選ばなかったかもしれないもんなぁ、俺。

日本で怪獣ファンはゴジラ派・ガメラ派に大別されるけれど、私はゴジラ派です。
たまに「どうちがうの?」ってヒトいるが、全然違うっちゅうねん。
「セーラームーンとプリキュアを一緒にされたら嫌でしょ?」ってセーラームーン好きの女性に話したら納得してくれたけれどね。
もっとも、ガメラ否定派なのではなくて、ちゃんとガメラも好きですよ。
日によってはガメラな気分な時もあります。
もっと言や、ウルトラ怪獣も好き(特に初期の)ですし、
ガッパもギララも好きです。エヴァの使徒も、サキエルあたり好きです。

要は、怪獣好きなんです。


ところで最近新作怪獣映画がめっきり不足しとる。
早く誰かが作るべきだ、『クローバー・フィールド』なんて問題にならないものが作れる土台を、
この国の文化は持っているはずなんだ。
ウルトラマンすら観られなくなったら、もうフラストレーションが溜まって溜まって…


< βλογ πετ >

<ονλη ονε>


BLOG内LINK:
GODZILLA 53rd.! ゴジラ53周年!

最新の画像もっと見る

post a comment