fantasia*diapsida

とりとめのないメモの山

Sukiyaki Westren Django:

2007-09-26 00:00:00 | film・bilder++
『スキヤキ・ウェスタン・ジャンゴ』(2007年/日/監:三池崇史) を観に行きました。

三池監督、今回も飛ばしてくれちゃってます!
「そうそう、こういうのを待ってたんだよね」と、まぁ然程マカロニの知識があるわけでもないのだけれど、
(『荒野の用心棒』とか有名処の幾つかは観てるが)カッコよい馬鹿映画を期待し半分失敗を案じて観たのですが、
案ずることもありませんでしたね。マカロニウェスタン的・時代劇的・キワモノ的濃厚さで突っ走りながらも、
ちゃんと三池監督“らしさ”がそこに埋もれていない。

冒頭から「やってくれたな!」と。いきなり富嶽三十六景ですか!?
しかも何気にタランティーノと、"なまか"の猿芝居君の共演ですか!?
ついでに本当にスキヤキ喰ってるし!
タイトルバックもいかす!(シイタケが…シイタケが…)

で、幕開けなわけですが、ここからあまり内容に触れるのはよします。

勿論端っから求めていないのでどうでもいいですが、ストーリーなんてものはありません。
あるのはマカロニウエスタンのステロタイプと、
そんなキャンバスにはみ出さんばかりにペインティングナイフで叩き付けられたような、
スキヤキ・バイオレンス・パロディ!
もうね、正直言って脚本がどうとか、もう何でもいいです。
“英語慣れしてない俳優のたどたどしい間延び棒読み台詞とそれらの間の悪さ”
“動きの少ない回想シーンだらけのまったりした前半”etc.
批判しようもんならいくらでも要素が見つかりますし、
主に上記2つの理由から私もこの作品は“全体としちゃ”イマイチという見方を持っています。
だがしかし、
「見るんじゃない、感じるんだ。」
「実は私は、かなりのアニメオタクでね」(やっぱりみんな『AKIRA』好きなのねぇ)
「なんじゃこりゃあ~!」
とだけ言ってくれりゃ、俺はそれで満足だ。
後は血塗れ銃撃戦以外、いらん!!

ちょいとバーレスクな木村佳乃 に、妙にハマってる?伊勢谷友介 、
後は桃井かおりサマがかっけぇ!

それぐらいかねぇ、書くようなことは。
こういうのは頭空っぽにして観ないとね。
アクションシーンはかなり良い感じですよ。
馬鹿映画が好きな人にとっては、一見の価値あり、かな。


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