空色野原

空の下 野原にねころんで つぶやく

ひっこし

2010-02-04 14:40:10 | ごあいさつ
さて、2005年からはじめた『空色野原』
バージョンアップのため、ひっこします。

よろしかったら引き続きこちらの方へおいでくださいませ。
いつもご愛読、ありがとうございます。

『新・空色野原』
http://soranohara.blog122.fc2.com/

ルーミー

2010-01-28 08:47:19 | 珠玉の言葉
心は光の海です
神のビジョンが宿る場所です

賢さなんて売りはらいなさい
戸惑いなら買いもとめなさい

利口なひとは頭で考えているだけだが、
戸惑っているひとは深いところから直観をうけとっているのです

肉体って、あなたの愛が影を落とした幻ですよ・・・

あなたは翼をもって生まれたのになぜ地面を這いつくばっているのですか?
それを死ぬまでつづけるつもりですか?

悲しまないでください
あなたが失うもののすべては別の形でもどって来ます

私たちは無から回転してやってくる
塵のように散在する星々です

孤独だ孤独だなどと口にしないことです
その怖いコトバが浮かんできても相手にしないで放っておくことです

木も草も生えていない大地のなかの一点になってみなさい
そこにはかならず何かの種子が絶対者によって蒔かれるでしょう 

<ジャラール・ウッディーン・ルーミー(1207.9.30~1273.12.17)ペルシャ語文学史上最大の神秘主義詩人・イスラムの神学者/書籍より一部抜粋>

Water Planet

2010-01-23 11:10:27 | 音楽
 20日の記事 <ゾウとクジラの対話> でライアル・ワトソンが出て来て思い出しました。
 彼はRYOKYU ENDOの音楽アルバム『Water Planet』にライナーノーツを寄せています。
 
 このシリーズ、5つあって、どれもいいですがしいていえばわたしは『Solar Harmony』が太陽というだけあって特にあかるくてさわやかでお気に入りかな?

 指圧師であり、僧籍も持つRYOKYU(遠藤喨及)さんは歌舞伎の人間国宝・片岡仁左衛門さんを指圧治療されてたようで、その片岡ファミリーが『Song of Pure Land』というアルバムのライナーノーツではこんなエピソードを披露しておられますが、それ、ナカナカいいのでまず一部ご紹介。

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蓉有子(仁左衛門次女)●「お父さんも、もう最後の方は、治療を受けられる状態ではありませんでしたけど、遠藤さんの手を握っていたら安心してね・・。・・全然先生ぶったりしないのよ。うちへ見えても、台所が一番落ち着くとか言っちゃって、台所でみんなとお茶飲んでるし。」

秀太郎(仁左衛門次男・歌舞伎俳優)●「うちのお父さんにしたって、人に賞賛されたいとか何とかが全然なくて、とにかく一生懸命に、自分の道に打ち込んでやっていた結果として、人に認められ、賛嘆されていったんだし。お父さんと遠藤さんとは、全然世界は違うけど、その辺に共通しているものがあったんだろうね。」

静香(片岡仁左衛門五女・新劇俳優)●「それが、お父さんとの縁だったんじゃないかしら・・。」

我當(片岡仁左衛門長男・歌舞伎俳優)●「やっぱり、こういう本当に心がこもっていて、かつ新しさの中に古典的な感覚が調和している音楽というものは、決して単なる一過性のものではないし、みんな古典みたいにいつまでも、それこそ孫の代までも聴いていって欲しいなと思うね。」

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 『Luna Spirit』というアルバムのライナーノーツでは京都市児童福祉センターの久賀 谷洋さんという方がこんなことも。

 当時、保育所で最年長クラスを受け持っていた私は、昼寝の時間にこの曲を流してみた。年長児ともなると、寝つくのに時間がかかり、その上、とびきりにぎやかなクラスであったからである。ところが、このCDを流すといつのまにか部屋から声が消え、子どもたちはふとんの中で思い思いに寝ころがっていたのである。
 結局、その日以来、私のクラスでは「ソング・オブ・ピュアランド」が昼寝のメロディになった。やがて昼寝の時間になると、誰ともなく子どもから、“昼寝の曲かけて”と言いにくるようになった。

 私は現在、知的「障害」児の母子通園施設に勤めている。ある時、曲を流すとそれまで不機嫌で泣いていた一人の子が静かになり、とても穏やかな表情となった。なんとやわらかい表情をしているのだろう。曲を全身にしみわたるように受け止めている姿に、その感性に、私は感動せずにはおれなかった。

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 では、長くなりましたが、最後にライアル・ワトソンのライナーノーツ。


 ROKYU ENDOの「WATER PLANET」は「癒しの音楽」だ。
 宇宙の遥か彼方から、黄金の花びらが舞い降りてきて、我々を優しく包み込んでくれるような旋律は、まるで、極楽にでもいるような心の安らぎを感じさせてくれる。その刹那々々に、生死をも越えた無限で偉大な空間に身を委ねている自分を発見するのだ。

 ~中略~

 全世界に張りめぐらされたコンピュータ・ネットワークに支配されつつある現代人類。本当は、地球は一つの生命体(ガイア)であるのに、すっかりそのことを忘れ、高度なストレスにさいなまれている都市生活者。彼らこそ「WATER PLANET」によってもたらされる「癒し」を最も必要としているのである。 ~ライアル・ワトソン~

RYOKYUさんのSHIATSU
http://www.taoshiatsu.com/

ゾウとクジラの対話

2010-01-20 08:41:55 | art
ちょっと前になりますが、朝日新聞の文化欄で見つけた小さな記事。
その後すぐ、この絵を写真で見る機会に恵まれました。
伊藤若冲。大好きです。


<私の収穫~ゾウとクジラの対話~> 美術史家 辻 惟雄

 ~前略~
 自然は歌に満ちている、動物は思考し意識する、と説くライアル・ワトソンの著作『エレファントム』の興味ある個所が本の最後に紹介される。
 南アフリカのある地区のゾウが、乱獲のため母と子二頭に減り、最後に母親ゾウだけが残った。ワトソンはその姿を海に面した崖の上に見つける。母親ゾウは近くの海面に浮かび上がったシロナガスクジラと、人の耳に聞こえない超低周波音で話し合っている。ーーワトソンはそう確信した。
 ここで挿図に載っているのが、昨年(*今の時点では一昨年?)発見された江戸時代の画家伊藤若冲(じゃくちゅう)の「象と鯨図屏風」である。幸運にもこれを入手した滋賀・信楽の「MIHO MUSEUM]で目下展示中(*当時)だが、発見当時の報道写真が著者の目にとまり、出版に間に合った。
 一双の屏風の右の海辺に象が座って鼻を上げ、左には鯨が潮を吹いて、互いにエールを送る光景が力強く描かれている。若冲はゾウとクジラが交信することを知っていたのだろうか。



駅弁の楽しみ

2010-01-17 13:45:04 | 食べもの
今関西に住んでいて、正月やお盆は関東に帰省するので新幹線によく乗る。
年末年始も新幹線で帰った。
楽しみなのが駅弁。
こないだ食べたのも美味しかった。

『日本の味博覧』¥1000

新大阪で買ったが東京でも買えるようだ。
なんでも元「なだ万」の調理長監修で
いつぞやの晩餐会もこのひとが手がけた、というくらいのひとだから
駅弁、とは思えない。ちょっとした和食の店のお弁当っていう満足感。
おかずの種類も多く、ひとつひとつの味がおいしい。

今って駅弁、スゴイんですね。

ちなみに東海道新幹線新大阪駅では『21世紀出陣弁当』もナカナカです。

でもって先日東京駅の地下があんなに変わっていたことに(今頃)ビックリ!
ソコにもいろいろ旨い店がたくさんで、駅弁になる弁当を売っていてその種類の多さにカンドウ。選ぶ楽しみ大!!

関東&関西間の行き来が楽しくなる食事情でした。