まず、言葉の意味として
沈下性とは
『重力によって、下に物体が下がった状態』
という意味です。
これは医学用語ではなく、
水中で物体が沈んでいく様子のことも表現します。
例≫≫≫≫≫
魚の餌は、
沈下性が良いものと
浮上性のものが良いものと分けられる。
===================
医学で使う場合は
1:沈下性肺炎
2:沈下性浮腫
ほぼ、この2つの例に絞られます。
ここでは、沈下性肺炎について
お話いたします。
寝たきりになった、
あるいは寝ている状態が長くなってしまった患者様がいらっしゃる
と、します。
~~~~~~~~~~~~~~~
そうすると、
肺炎になりやすい要素が強くなります。
●寝ている時間帯の唾液(だえき)は、
重力で咽頭(のど)の奥に流れ込みます。
そのために、ご年配の方は、寝ている間にも
自然と誤嚥(ごえん:間違って飲みこんではいけないものを
飲み込むこと)
の状態になっている場合があります。
気管内に唾液や異物が垂れ込む可能性は多いでしょう。
ここに混ざっている細菌、雑菌が
感染しやすい状態になってきます。
===================
そこにプラスして、寝ている間は
肺の横隔膜(おうかくまく:肺の最も下にある膜。
これが下に下がるから息が吸える)
これが極端に活動低下してくるので
気道などの動きも悪くなって
痰(たん)などを上手に出すことが出来ず
余分なもの・無駄なもののの
滞在時間が長くなってしまい
細菌や雑菌、ウィルスが活動しやすい状態を
強くしてしまいます。
~~~~~~~~~~~~
■◆ 肺炎とは?? ◆■
肺炎は恐ろしい病気です。
死亡の確率・原因が常に
がん、心臓病、脳卒中などと
トップ争いをしていることをご記憶ください。
風邪とはレベルが違う病気です。
~~~~~~~~~~~~
感染の原因、種類などの分類の仕方が複数ありますが
絶対に、予防に気を抜いてはいけない
生命に直結する病気!!
ということをご記憶ください。
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