一昨日25日、日刊スポーツ新聞が＜ガンバ大阪が松波監督を退任させて、長谷川健太・元エスパルス監督を次期監督に据えることを計画している＞旨の記事を掲載したことは、みなさんよくご存知のことと思います。
また、今から1週間前の20日、これまた日刊スポーツ新聞が＜ジェフU千葉が木山監督との契約を更新せず、関塚隆・元フロンターレ監督に次期監督の就任を打診した＞旨の記事を載せたのも、みなさんご承知だと思います。
この「スポーツ新聞辞令」をご高覧になって、みなさん、どう思いました？
それがしは、市原・千葉の幹部たちは、本気の本気でJ1昇格を狙っていないのじゃないかと考え―
大阪の幹部たちは、本気の本気でJ1残留を狙っていないのじゃないかと考えた次第。
関塚監督の記事が世に出たのは、J1昇格プレーオフ決勝を控えた11月20日。
それが過ぎてからなら分かるけど、大事な重要な決戦を前にしてかような人事情報が〝漏洩〟するだなんて。
愚かの一言ですよね、みなさん。
木山監督にしてみれば、J1に昇格しても〝解雇〟されるとなれば、不快極まりないでしょう。
選手たちにしてみても、結果がどうあれ、来季は木山監督ではなくなるんだという情報が頭に入れば、集中力が害されるというもの。
この報道が出た翌日、ジェフUの社長が＜来年も木山で戦うことしか考えていない、勝って代える理由はない＞と弁明したけど、昇格できなかった場合に備えて動いているし、そこに関塚さんの名前も入っているだなんてことまで付け足して。
火消しになっているんだか、油を注いでいるんだか。
拙は、日刊スポーツ新聞の記事を読んで、“ジェフに逆風が吹いたな”“クラブ幹部に足を引っ張られて負けるんじゃね”と思いましたもん。
ホント、ホント、結果論じゃなく。
昔々、プロ野球の日本選手権シリーズ［ライオンズ×ジャイアンツ］の最中、当時ライオンズの監督だった森さんがそのシーズン限りで退任するって報じられた出来事があったんですよ。
そうしたら、ライオンズが一気に空中分解して、ジャイアンツが日本一に。
森監督は、当たり前だけども大激怒。
週刊誌では、森監督を嫌いな球団幹部が意図的にそういう情報を流したって解説が出ていたけど。
昨季の北海道日本ハムファイターズは、9月に入ってから急失速。
優勝を逃してしまったんだけど、その原因は8月末に梨田監督が解任されるとスポーツ新聞が報じたから。
この報道を境に、ファイターズは泥沼に陥ってしまって。
昨季の中日ドラゴンズの落合監督のように、シーズン終盤で解任報道が出たにも拘らず、逆にそれから白星を重ねて重ねてセリーグ逆転優勝した例もあるけど、これは球団フロントの“落合に優勝させたくない”という意図が選手たちの知るところとなり、発奮したおかげ。
もし、知られなかったらドラゴンズのセリーグ制覇は無かったかもしれない。
というように、因果関係は立証できないけど、千葉が大分に負けた理由の一因は『関塚監督が次期監督か』の報道の影響があるでしょう。
少なくとも、“あんな記事さえ出なかったら”という、悔いを残す事態を引き起こしたわけで。
ガンバ大阪の次期監督の報道も、だから愚かな話で。
アルビレックス新潟を応援している側からしたら、非常にありがたい話ではあるんですけどね。
来シーズンのチーム指揮官を誰に託すか、というのはチーム上層部が話し合って然るべきこと。
この時期、やらなきゃいけない事柄です。
だからジェフが関塚さんに打診したことも、ガンバが健太さんを候補者にしたのも正しい行動。
でも、それは秘密にしなきゃいけない。
スポーツ新聞社は責められません。
だって、人事のスクープは、スポーツ紙の仕事だから。
そこに漏らす側が、いけないのであって。
その点で、アルビレックス新潟の情報管理は―現時点では―徹底していて素晴らしい。
単に来季のスタッフ構想を練っていないだけかもしれないけど（そんなわきゃない）、情報をきちんと保全しているうちの上層部は立派。
付け加えれば、新潟日報とスポーツニッポン新聞新潟支局の〝配慮〟があるやも。
彼らはその情報を知っているかもしれない、または探りを入れているかもしれません。
しかし、アルビレックスのことを慮って秘匿している、のかも。
だったら、大変にありがたいことです。
また、今から1週間前の20日、これまた日刊スポーツ新聞が＜ジェフU千葉が木山監督との契約を更新せず、関塚隆・元フロンターレ監督に次期監督の就任を打診した＞旨の記事を載せたのも、みなさんご承知だと思います。
この「スポーツ新聞辞令」をご高覧になって、みなさん、どう思いました？
それがしは、市原・千葉の幹部たちは、本気の本気でJ1昇格を狙っていないのじゃないかと考え―
大阪の幹部たちは、本気の本気でJ1残留を狙っていないのじゃないかと考えた次第。
関塚監督の記事が世に出たのは、J1昇格プレーオフ決勝を控えた11月20日。
それが過ぎてからなら分かるけど、大事な重要な決戦を前にしてかような人事情報が〝漏洩〟するだなんて。
愚かの一言ですよね、みなさん。
木山監督にしてみれば、J1に昇格しても〝解雇〟されるとなれば、不快極まりないでしょう。
選手たちにしてみても、結果がどうあれ、来季は木山監督ではなくなるんだという情報が頭に入れば、集中力が害されるというもの。
この報道が出た翌日、ジェフUの社長が＜来年も木山で戦うことしか考えていない、勝って代える理由はない＞と弁明したけど、昇格できなかった場合に備えて動いているし、そこに関塚さんの名前も入っているだなんてことまで付け足して。
火消しになっているんだか、油を注いでいるんだか。
拙は、日刊スポーツ新聞の記事を読んで、“ジェフに逆風が吹いたな”“クラブ幹部に足を引っ張られて負けるんじゃね”と思いましたもん。
ホント、ホント、結果論じゃなく。
昔々、プロ野球の日本選手権シリーズ［ライオンズ×ジャイアンツ］の最中、当時ライオンズの監督だった森さんがそのシーズン限りで退任するって報じられた出来事があったんですよ。
そうしたら、ライオンズが一気に空中分解して、ジャイアンツが日本一に。
森監督は、当たり前だけども大激怒。
週刊誌では、森監督を嫌いな球団幹部が意図的にそういう情報を流したって解説が出ていたけど。
昨季の北海道日本ハムファイターズは、9月に入ってから急失速。
優勝を逃してしまったんだけど、その原因は8月末に梨田監督が解任されるとスポーツ新聞が報じたから。
この報道を境に、ファイターズは泥沼に陥ってしまって。
昨季の中日ドラゴンズの落合監督のように、シーズン終盤で解任報道が出たにも拘らず、逆にそれから白星を重ねて重ねてセリーグ逆転優勝した例もあるけど、これは球団フロントの“落合に優勝させたくない”という意図が選手たちの知るところとなり、発奮したおかげ。
もし、知られなかったらドラゴンズのセリーグ制覇は無かったかもしれない。
というように、因果関係は立証できないけど、千葉が大分に負けた理由の一因は『関塚監督が次期監督か』の報道の影響があるでしょう。
少なくとも、“あんな記事さえ出なかったら”という、悔いを残す事態を引き起こしたわけで。
ガンバ大阪の次期監督の報道も、だから愚かな話で。
アルビレックス新潟を応援している側からしたら、非常にありがたい話ではあるんですけどね。
来シーズンのチーム指揮官を誰に託すか、というのはチーム上層部が話し合って然るべきこと。
この時期、やらなきゃいけない事柄です。
だからジェフが関塚さんに打診したことも、ガンバが健太さんを候補者にしたのも正しい行動。
でも、それは秘密にしなきゃいけない。
スポーツ新聞社は責められません。
だって、人事のスクープは、スポーツ紙の仕事だから。
そこに漏らす側が、いけないのであって。
その点で、アルビレックス新潟の情報管理は―現時点では―徹底していて素晴らしい。
単に来季のスタッフ構想を練っていないだけかもしれないけど（そんなわきゃない）、情報をきちんと保全しているうちの上層部は立派。
付け加えれば、新潟日報とスポーツニッポン新聞新潟支局の〝配慮〟があるやも。
彼らはその情報を知っているかもしれない、または探りを入れているかもしれません。
しかし、アルビレックスのことを慮って秘匿している、のかも。
だったら、大変にありがたいことです。
