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2002 Cadillac #6 Team Cadillac Northstar LMP-02 動画

2011-02-04 18:08:16 | FM3 Forza3 (Xbox360)
今日もFM3の収録車種紹介をします。
昨日紹介したのは「1987 Buick Regal GNX(1987年製ビュイック リーガル GNX)」でした。


今日は昨日の「Buick(ビュイック)」は「1987 Buick Regal GNX(1987年製ビュイック リーガル GNX)」しか収録されていないので、今日からは「Buick(ビュイック)」の次のメーカーの「Cadillac(キャデラック)」の車種紹介になります。

それでは、最初に「Cadillac(キャデラック)」のメーカー紹介から入っていきます。




1900年に「Henry Ford(ヘンリー・フォード)」さんらによって、アメリカのミシガン州デトロイトに「Henry Ford Company(ヘンリー・フォード・カンパニー)」を設立されます。
しかし「ヘンリー・フォード」さんとしては「大衆車を作りたかった」のですが、会社に出資してくれている人たちなどからは「高級車を作れ!」という風に対立が起きていた関係で、1902年に「ヘンリー・フォード」さんは会社を去ります。

その頃「精密工作の権威」として名が知れていた「Henry Martyn Leland(ヘンリー・マーティン・リーランド)」さんは、出資者から「チーフエンジニア」になってくれと頼まれていたこともあり、1902年に「ヘンリー・フォード」さんの後釜として「ヘンリー・マーティン・リーランド」さんは「チーフエンジニア」となります。
しかし「ヘンリー・マーティン・リーランド」さんは、自分の名前を会社に付けることを嫌ったこともあり、デトロイトを開拓したフランス貴族の「Antoine Laumet de La Mothe, sieur de Cadillac(アントワーヌ・ロメ・ドゥ・ラ・モト・スィゥール・ドゥ・カディヤック)さんにちなんで「Cadillac(キャデラック)(英語発音:キャダラク)略称:Caddy(キャディ)」となったそうです。

「精密工作の権威」として有名だった「ヘンリー・マーティン・リーランド」さんが「チーフエンジニア」をやっていこともあり「キャデラック」は高品質であることはもちろんだったのですが、それだけではなく、当時は手作りで作られていた車であったがため部品のサイズがそれぞれ異なってしまい、修理の際にわざわざ壊れた車用に部品を作らなければならなかったのを「マイクロゲージを基準とした車部品の互換化確立」ということを行ったおかげで、修理の際に同一部品に交換するだけで良くなったことによる車修理にかかる時間が大幅に短縮されただけではなく、生産性の向上も出来たそうです。
そのおかげで1908年にイギリスの「Royal Automobile Club(イギリス王立自動車クラブ)略:RAC」による部品互換性テストに合格して、RACから「デュワー・トロフィー」というのを受賞したそうです。

昨日紹介した「Buick(ビュイック)」の管理も担当していて、1908年に設立した「General Motors Corporation(ゼネラル・モーターズ・コーポレーション)(以下GM)」により様々な自動車メーカーを買収していた「William C. Durant(ウィリアム・C・デュラント)」さんからの要請もあり「キャデラック」を「ヘンリー・マーティン・リーランド」さんは、450万ドルで「GM」に売ります。
ですが、「ヘンリー・マーティン・リーランド」さんは、その後も「GM」内で最高級クラスの位置付けであった「キャデラック」の責任者として働きます。

1908年に「ヘンリー・マーティン・リーランド」さんの車業界での友達であった「Byron J. Carter(バイロン・J・カーター)」さんが、エンジンが止まって困っていた女性の「キャデラック」のエンジン始動を代わりにやった際に当時まだ人力でエンジンをかけるための道具の「スタータークランク」により骨折をしたことによる合併症から亡くなったことを知った「ヘンリー・マーティン・リーランド」さんは自社製品で友人を死なせた事を悔やみ「クランク棒に代わるエンジン始動方式」の開発を命じたそうですが、自社では開発することができませんでした。
けれど、1903年に発明家である「Clyde J. Coleman(クライド・J・コールマン)」さんによって特許がとられていた「自動車用電気式スターターとして米国特許(No.745,157)」を「National Cash Register Company(ナショナル・キャッシュ・レジスター・カンパニー)」の元社員で「DELCO(デルコ)」を創業した「Charles Franklin Kettering(チャールズ・フランクリン・ケタリング)」さんが買い取り、それを改良した上に、自信が考案した「イグニッショシステム」などと組み合わせられ「電動スターター」が開発されます。
そして、それは1912年に女性向けのオプション装備ではあったものの「キャデラック」に採用され、これは「世界初の実用的なセルフスターターを搭載した車」が誕生しました。

しかし、1917年に「GM」が1914年に開戦した「第一次世界大戦」の「連合国軍」側を応援するための「航空機エンジン」の生産をしなかったことで、愛国者であった「ヘンリー・マーティン・リーランド」さんは、そのことで「GM」のトップと対立し「キャデラック」を離れます。

先に触れた「世界初の実用的なセルフスターターを搭載」など「キャデラック」は世界の最先端を行く先進技術の導入を行っていたこともあり、1920年代から1930年代には世界各国で高いブランドイメージを確立したことで、歴代のアメリカ大統領や各国の王侯貴族やスポーツ界の大物などがこぞって使い「Rolls-Royce(ロールス・ロイス)」などと並ぶ「高級車の代名詞的存在」になっていきました。

しかし、1939年に開戦した「第二次世界大戦」によりアメリカが戦時体制下に入ったことを受けて新モデルの開発が凍結されます。
けれど、第二次世界大戦中でもアメリカ政府の上層部をはじめ、アメリカ軍の指導部もキャデラックを利用していたこともあり、新モデルではないものの少量生産が行われていたそうです。

1945年にそんな第二次世界大戦も終戦を迎えますが、しばらくは戦前からのモデルを生産していました。
しかし、1948年に終戦直後に一から開発されていた戦後モデルを開発しますが、これが「先進的なデザイン」を備えていたこともあり、大きな反響を呼びました。

その後の1950年代から始まった戦後好景気を得て、キャデラックは「最新技術」と「先進的なデザイン」で世界各国の高級車に大きな影響を与え続け、1973年には「過去最高の販売台数」を記録しました。
その後に起きた「オイルショック」も「セビル」の導入などにより、好調な販売を維持し続けます。

しかし、他車種とあまりにも部品共通化をしすぎたことや他の「GM」のブランドの車との差別化に失敗しただけではなく、コスト削減を行っていた関係で品質低化が起こってしまい、結果的にブランドのイメージが悪くなってきてしまいました。
さらに1980年代後半からは、それまでのライバルであった車会社以外にも日本メーカー・ベースとする「Acura(アキュラ)」「Infiniti(インフィニティ)」「Lexus(レクサス)」などの高級ブランドが進出してきたこともあり、ライバルが増えていきます。
その結果「65歳から老衰死者まで」と言われるほどにアメリカ市場での顧客の年齢層は上がってしまいました。

この状況から打開するために顧客の年齢層の低下をターゲットにしたブランド全体の刷新と再構築を開始しました。
その1つとして1999年に世界各国に導入した、キャデラック初のSUVである「Escalade(エスカレード)」は世界中でヒットしただけではなく「24 Hours of Le Mans(ル・マン24時間レース)」への参戦などで、高級車としての人気を復活させていきました。
ちなみに、ブランド再構築の一環として、車種名を2003年に「カテラ」から「CTS」に変更したのを機に「アルファベット」を用いた車種名に変更されました。

2007年に「GM」の経営悪化を理由に様々なブランドが売却や廃止されていきましたが「高いブランド価値と安定した販売実績」により「GM」の高級ブランドとして生き残ることが決まっているそうです。



「キャデラック」のメーカー紹介は以上です。

それでは早速、収録車種紹介の方に入っていきます。


今日紹介するのは「2002 Cadillac #6 Team Cadillac Northstar LMP-02(2002年製キャデラック #6 チーム キャデラック ノーススター LMP-02)」です。
このレーシングカーは前作である「FM2」でも収録されていたので、前に「2002 Cadillac #6 Team Cadillac Northstar LMP-02」で既に1度紹介してます。




2000年からキャデラックは「American Le Mans Series(アメリカ・ル・マン・シリーズ)(以下ALMS)」と「ル・マン24時間レース」に「L47」という名前で知られる「4.0リッターV8エンジン」に「株式会社IHI(旧:石川島播磨重工業株式会社)」製の「ターボチャージャー」を組み合わせたエンジンを搭載した「Northstar LMP(ノーススター LMP)」というプロトタイプ・レーシングカーが全部で6台生産されます。
そして、そのうち2台はフランスにあるレーシングチームの「DAMS(ダムス)」のもとに行き、3台は「チーム キャデラック」より参戦することとなります。
デビュー戦は「24 Hours of Daytona(デイトナ24時間レース)」で「チーム キャデラック」より2台が参戦しました。
しかし、思うような成果は出ずに2000年シーズンを終えました。
ちなみに、残りの1台は開発時のプロトタイプであるため、レースに参戦することはありませんでした。

そして、2000年のレース結果を踏まえた上で「ノーススター LMP」は、2000年を戦った「ノーススター LMP」にボディを載せ替えた「ノーススター LMP-01」を翌2001年の「ALMS」や「ル・マン24時間レース」などに参戦をさせます。

そんな「ノーススター LMP-01」が2001年の「ALMS」や「ル・マン24時間レース」などを戦っている頃から、今日紹介している後継車「ノーススター LMP-02」の開発が始まります。
「ノーススター LMP-02」は「ノーススター LMP-01」から部分は少なく、ほとんどが新設計という感じになっただけではなく、エンジンのターボも「IHI」製のものより「Garrett(ギャレット)」製のものに変更されました。

こうして、開発された「ノーススター LMP-02」は全部で3台作られ、3台とも「チーム キャデラック」より翌2002年から「ALMS」や「ル・マン24時間レース」などに参戦します。
「ALMS」では、初戦こそあんまり思わしくなかったのですが、その後は持ちかえしていきますが、あんまり良いといえような成果ではありませんでした。
一方の「ル・マン24時間レース」では、カーナンバー「6番」とカーナンバー「7番」の2台が「チーム キャデラック」として参戦しますが、カーナンバー「6番」が9位で最高順位で、カーナンバー「7番」は12位だったそうです。
ちなみに、今日紹介しているカーナンバー「6番」は「ALMS」にも「ル・マン24時間レース」にも参戦していたようです。

しかし「GM」の意向により、2003年からは「キャデラック」による「ALMS」や「ル・マン24時間レース」の参戦はしていません。


ちなみに「Northstar(ノーススター)」とは、1993年モデルの「Allanté(アランテ)」に搭載された様々な情報を管理して車の安全性を向上するためのシステムの「Northstar System(ノーススター・システム)」のことを指していて、そのエンジン部分を指す言葉として「Northstar engine(ノーススター・エンジン)」があります。
この「Northstar engine(ノーススター・エンジン)」というのが、今日紹介している「ノーススター LMP-02」でも採用された「GM」の「V8エンジン」のことに由来しているそうです。





スペックは排気量4000cc(ゲーム内では4.0リッターと表記)のV8エンジンにツインターボを搭載したのをミッドに搭載し、リア駆動で路面に伝えています。
最大馬力は620.9hp(463kW)を発生し、最大トルクは746.4Nmです。
車重は912kgとなっていて、ゲーム内の価格は1,200,000CRです。
FM3のクラスは、R1 939です。
今回のは、FM3についてくる「ディスク2」の方に収録されています。


ここからは、FM3で収録されている全537台中のランキングを紹介します。

1.PIのランクは、18番です。
2.最大馬力のランクは、74番です。
3.最大トルク・ランクは、48番です。
4.車重ランクは、軽い順に31番、重い順に507番です。
5.排気量ランクは、大排気量順に234番、小排気量順に280番です。
6.価格ランクは、高い順に41番、安い順に486番です。




運転席視点です。
レーシングカーであるため、一般的な車とはまったく違う雰囲気になっています。

ハンドルの隙間から見える、緑色バックライトの液晶ディスプレイに表示された「96」というのが「スピード」を表していて、その下にある「黒い塊」が「エンジン回転数」を表しています。
ちなみに「3」と書かれているのは、この時にギアが「3速」に入っていることを表しています。

この時のスピードは「96MPH(マイル/約153.6km/h)」で、エンジン回転数は「7000回転ぐらい」です。


FM3-2002 Cadillac #6 Team Cadillac Northstar LMP-02 720p 30sec


動画です。
かなり低音よりのエンジン音かなぁと個人的には思いますが、どうでしょうか。






今日は少し余分に撮った写真を上に2枚掲載しておきます。


今日掲載した写真や動画は全て「Sidewinder Proving Grounds(サイドワインダー プルービング グラウンド)/写真19枚」の「Layout F(レイアウト F)」を使用しました。



以上で今日のFM3の収録車種紹介を終わります。


いやぁ、メーカー紹介をしっかりやっていたら、時間がどんどん過ぎてしまい、かなり遅めの更新となってしまいました・・・。
ただ、車種の紹介の方は少し軽めになっているように感じるかもしれませんが「ノーススター LMP-02」の説明が日本語でほとんどなかったので、コチラの英語のウィキペディアを利用していたのですが、俺の英語力が不足していたことで、英語の意味を理解するのに苦しんだ結果です・・・。
翻訳などをかけながら、俺が確実に「こうだ!」と自信を持てる部分しか、ここには書いていません・・・。
正直、自分の英語力の無さを改めて、痛感してしまいました・・・。
(就職の時までには、どうにかしないといけなさそうだなぁ・・・。でも、いくら勉強しても頭が受け付けない場合は、どうすれば良いんだろうか・・・。)


ちなみに明日は用事があるので、文章だけの簡単な更新になるかと思います。

そんなわけで、今日はこれで終わります。
それでは!

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2 コメント

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Unknown (にゃご)
2011-02-13 23:15:21
いやぁ、JBさんの更新って毎日なので、少しコメントしないと直ぐに溜まってしまいますね。
そんなダメなにゃごです、お久しぶりです・・・。

キャデラックですかぁ~、先日ショッピングモールに出かけた時に店内放送でお車ナンバー
なんとか~黒のキャデラックでお越しのお客様~って放送があった時は「おお!キャデラック!」
なんて思ってしまいました。なんとなく、惹かれるものがあるというか、カッコいいですね。

しかしレースカーになると作りは本格的になり、一流メーカーだけあってバシッと仕上げて
来ますよね。この車のその様な中の1台ではないかと思います。
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Unknown (JB)
2011-02-13 23:26:29
ははは、そうかもしれませんね。
お久しぶりですが、別に時間がある時でどうぞ!

そうですよ。
ある意味、珍しいですね!
なかなか日本だと、キャデラックに乗っている人は、多くないみたいで、あんまり見ませんので。
そうですよね、俺も何でだかキャデラックは好きですよ。

そうですね、そこはちゃんとしているだけあって、しっかりと仕上げてきますよね。
そうだと思います。
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