ばらくてブログ――おうたのかいオブさんのおおばらブログ――

おうたのかい作曲・歌唱担当オブさんが、日々のあれこれをてきとうに綴る、まとまりもとりとめもないいかがわ日記

ブログでトグロ巻きR その13 わだかまりを解消して選挙戦に臨もうではありませんか

2016-09-28 23:04:57 | ブログでトグロ巻きR
 いよいよ明日29日は新潟県知事選の告示日です。前長岡市長の森民夫さんと、前民新進党新潟5区総支部長で医師で弁護士の(重たい肩書きがなんて多い人だ)米山隆一さん、他2人が立候補を予定していると報道されています。
 私は、新潟県で最も重要な問題である原発再稼働問題をはじめ、TPP参加で本県にも多大な影響が予想される農林水産業や地場産業の振興、人口減少社会対応、新潟の豊かな自然環境の維持・保全、東京・中央の思惑に振り回されない地域主権の確立などといった政治課題について、私の考えに近い米山候補を応援したいと考えています。もちろん、他の候補が私の考えに近い政策を打ち出してくれるならそれでもよいわけですが、有力候補の一人とされる森候補は、私にはとてもその政策・政見が信頼できないあのアベ首相率いる自民党の推薦を喜々として受けているので、ちょっとアレかな、と思っています。

報道のとおりなら、市民連合グループはよろしくないでしょう

 ところで、毎日新聞や新潟日報の報道によると、米山さん擁立の過程で、何やら行き違いがあった様子。両紙の記事によれば、9月上旬に民進党県連が、野党統一候補として米山さんはどうか、と市民連合と野党3党(以下「市民連合グループ」)に提案したのに、市民連合グループは、中央の元官僚だか現官僚に出馬の打診をしていたため、その提案を拒否してしまったんだと。それで民進党県連がすっかりヘソを曲げ、自主投票ということになっちゃったと。その後市民連合グループは中央官僚に立候補を断られ、改めて米山さんに、民進党を通さずに立候補を促したため、民進党県連はすっかり腹を立て、今日の状況になっちゃったんだと。
 それは、市民連合グループが悪いでしょう。
 そもそも中央の元官僚だか現官僚は、当初から立候補はしない、ということを表明していましたから、そもそもダメかもしれない、という状況でした。となれば、県内から候補を見つけなければならず、その場合、現職の議員ではなく、しかしその政治経歴や政見、人物像から、米山隆一さんは当然上がってくる人物でした。ですから、民進党県連が米山さんを打診してきたとき、無下に断るのではなく、候補の一人として確保しておく、という態度が必要ではなかったか、と思うのです。
 市民連合グループの思惑はどうあれ、米山さんの擁立過程は、民進党県連に対して、礼を失した対応になっていたのでは、と私は思います(ただし、これはあくまで、毎日新聞・新潟日報の報道が正しい、という前提です。もしそういうことではない、ということなら謝りますm(_ _)m)。

行き違いがあったなら、誠意を持ってちゃんと謝るべきです

 上記のような行き違いがあったのならば、明日が告示という押し迫った状況ではありますが、私は、市民連合グループのリーダーの人が、民進党県連に、きちんと誠意を持って謝るべきだと思います。
 もちろん、政策等の筋は市民連合グループのほうが通っているのかもしれませんが、政治は、すべて合理で進むわけではなく、多分に感情に左右されます。少なくとも、民進党県連の皆さんが、米山さんの擁立過程について、「市民連合グループはあまりに身勝手だ」と感情的に憤っているのであれば、そこはとにかく謝りましょう。おそらく許してはくれないでしょうが、それでも市民連合グループは、何度でも謝り続けた方がよい。そうすることで、ひょっとしたら森さんに傾いている民進党の人々の一部でも、米山さんに向き直ってくれるかもしれません(「なんでそんなに謝らなくちゃいけないんだ」と思っちゃうようなら、それは、戦前・戦中に我が国が行った中国や韓国・朝鮮への侵略や暴虐を認めない「あっち側」の人と同じになっちゃう、ということですよ)。
 前々回のこのブログで私は、民進党を「第二自民党」とこき下ろしましたが、実際のところ、民進党の方々の中には、憲法観や社会観、原発問題等について、たいへん穏健でリベラルな方々も多くいらっしゃいます。内心では米山さんを知事として推したい、という人もいるでしょう。そういう方々を、「あっち側」に押しやったままというのは、いかにもまずい、と私は思うのです。

「今の自民党」に頭が上がらない森候補より、米山候補のほうがよいと私は思います。

 ともあれ、圧倒的な政治力を誇る自民・公明連合の推薦を取りつけ、あろうことか労働組合の親玉である連合新潟の支持も取りつけた森さんは、たいへん有力な候補者であることに間違いはありません。しかし、前述の通り、森さんが知事になっても、私がよいと思うような政策を進めてくれそうにありません。はっきり言えば森さんは、目先のカネのために、もっともらしい理屈をつけて原発再稼働に踏み切るニオイがぷんぷんとしますし、自民党とたいへん仲のよい地元経済界(土建業が多いようですね)の喜びそうな、アベ首相が唱えている20世紀型で時代遅れの「成長戦略」とやらに基づく開発行政なんかを進めそうです。
 そういう森候補に対抗し、中央政治や経済界の言いなりでない、苦しい立場に置かれた人の立場に立った県政を実現するには、今の自民党政治に疑問を感じているあらゆる人々の力を結集させて、米山候補をもり立てなければなりません。感情のねじれのために、そういう市民が結集できないということがあってはいけません。とにかく、謝るべきは謝り、結べる人とは幅広く結びながら、知事選を戦っていこうではないですか、と思う今日このごろの私なのです。
(なお、このブログでは、告示日から投票終了まで、知事選を直接論評するような投稿は極力控えることとします)

窯変かえうた地獄 その13 長渕剛「乾杯」

2016-09-27 23:35:09 | 窯変かえうた地獄

 久しぶりの窯変かえうた地獄は、結婚披露宴での定番のあのうたでござんす。

固い手錠に 恨みをこめて
黙り続けた 取り調べの日々
時には脅され 時にはすかされ
腹を探り合った あの日
あれからどれくらい 経ったのだろう
沈む夕日を いくつ数えたろう
シャバの相方は 今でも別の
悪事に 手を染めていますか

犯罪 今君は法廷の
大きな大きな舞台に立ち
はるか長いムショ暮らし
歩き始めた
君に幸せあれ




 長渕さんに恨みがあるわけじゃござんせんが、つい出来ちゃったかえうたです。
 作ったのはもう20年くらい前になりますか。
 ものすごくおもしろい出来ではないのですが、元歌の歌詞は比較的生きているので、まあいいか、と作った本人は思っております。
 まあ、おヒマな折にでも口ずさんでいただけるとありがたいと思う今日このごろです。

ブログでトグロ巻きR その12 新潟県知事選候補選びを再び考える

2016-09-18 19:23:34 | ブログでトグロ巻きR
 新潟県知事選、森民夫候補の対立候補が決まりません。以前このブログで勝手に候補に挙げた米山隆一さん(民進党の次期衆院選新潟5区の予定候補ですね)を野党統一候補として押し上げようという動きがあったのはマジで驚きでしたが、結局米山さんも、出馬の色気はあったようですが、民進党の党内事情で断念しちゃいました。告示日は9月29日ですから、候補者選びはもはやデッドラインに入ったと言ってもいいでしょう。このままではほぼ間違いなく、(よくわからない〝泡沫〟候補が出る可能性はあるでしょうが、実質的に)森民夫候補が無投票で次期知事に選出される、ということになります。
 そういうことでいいのでしょうか。

知事選立候補は、米山さんにはメリットだらけ

 米山隆一さんは、実は、この知事選に出馬することは、おそらくメリットのほうが多いように思います。
◆メリットその1
 米山さんが持っている政見や政策、人間性について、新潟5区エリアだけでなく全県に知らしめるチャンスです。しかも、もし当選すれば、いわば新潟県の「大統領」として自らがよいと考える政策を、議会とのすり合わせや合意が必要なのは当然としても、推し進めることができ、おそらく国会議員よりも、政治家としての実力を存分に発揮することができます。これまで選挙運がなく、自分の政策を議会の場で展開できませんでしたから、このチャンスを生かさない手はないでしょう。
◆メリットその2
 もし残念ながら知事選に落選しても、自らの名前と顔、政策は広く県民に知れ渡りますから、次期衆院選に改めて立候補するならば、以前よりはるかに高い知名度を得ることができます。
 ついでに言えば、民進党県連の決定を無視して、離党などをして立候補したために、もし知事選に落ちて次期衆院選に立候補するとき不利になる、ということには決してなりません。今回の候補者選びで露呈している通り、民進党には、米山さんに代わる有力な候補者を出馬させる力量はありませんから、たとえ一時期ゴタゴタしても、結局米山さんを立てるしかないからです。

立候補しなければ、米山さんの政見・見識に疑いが生じることに

 このように、いろいろメリットがあるにもかかわらず立候補できないとすれば、それは、ブログ等で表明している米山さんの立派な政見・見識は実はポーズで、本音では、原発は再稼働させるべきであり、現在の自民党中心の政治のあり方をよいものと考えている、と見なされても仕方ありません(民進党の中も、相当なドロドロや矛盾が存在していて、米山さんの腕力を持ってしてもそれに抗うことができなかったであろうことは容易に想像できますから、上記の批判は言い過ぎかもしれないとは思いますが)。

民進党は結局「第二自民党」か

 今次知事選候補選びの迷走は、一義的に民進党の責任だと思います。せっかく野党で共闘して候補者を立てようという気運があり、その候補として自分の党所属の米山さんがふさわしい、となったのに、自らその選択肢をつぶすちゃうんですから。
 ま、でも、なんとなくわかります。
 民進党としては、「脱原発」を打ち出す候補は立てられない、ということなんでしょう。
 これも以前にこのブログで書きましたが、おそらく「祟り神信仰」に基づいて未だに原発再稼働に固執する電力労組と、原発と密接に関係する企業の労組が、(国政選挙はまだしも)知事選には脱原発候補は絶対に立てさせない、と考えているのでしょう。そんなアヤシイ「信仰集団」に振り回される民進党なわけですが、選挙のときの票や応援を考えると、強大な電力および関連労組のご意向には逆らえない、ということかもしれません。
 いや、そもそも、民進党の議員や幹部には、明らかに原発推進派だろうオマエは、という人物もいるようですから、そもそも何をかいわんや、ということなわけですが。現状の民進党がしょせん「第二自民党」でしかない、ということの証明でもあります。しかし、自民党は一つあれば十分。エセ自民党なんて必要ないわけですから、今のままの民進党なら、滅んでしまってもしょうがないのでは、とさえ思います。

とにかく早く候補者を立てよう

 しかしまあ、そうは言っても、原発問題や人口減社会対応、国と県との関係のあり方、地域主権の確立など、多くの課題を抱えるこれからの新潟県の将来を決める重要な選挙なのですから、複数の候補がそれぞれの政策をぶつけ合い、その議論をもとにして県民が判断・選択する機会を作ることは絶対に必要です。この際、何が何でも対抗馬を立ててもらいたい(ただし、私は出ませんよ。念のため 完全な泡沫だ、わははは)。米山さんがダメなら、市民連合・社民党・生活の党・共産党で早急に再人選し、無理にでも候補を立ててもらいたいと思う今日このごろです。

ばらだるまインフォメーション ばらだるま2号制作費ご寄付と原稿の集まり具合について

2016-09-11 15:56:29 | Weblog
※ばらだるま編集人会からのお願い ばらだるま2号製作費にかかるご寄付を募っています※

◆お願いしたい金額……1口1000円以上、何口でもOK。
 ○1000~2999円をご寄付くださった方には、ばらだるま2号を1冊進呈します。
 ○3000~4999円をご寄付くださった方には、ばらだるま2号を2冊進呈します。
 ○5000円以上をご寄付くださった方には、ばらだるま2号を3冊進呈します。

◆振込口座を新設しました。ご寄付を受け付ける口座は、以下のとおりです。
 ○郵便振替口座 00550-4-37823 ばらくて編集人会
 ○大光銀行 新潟駅南支店(店番号057)普通 3514834 ばらくて編集人会
なお、大光銀行にお振り込みの場合は、メール等で、連絡先とお名前をご連絡くださるととてもありがたいです。



 ばらだるま2号、編集人一同、仕事の合間を縫ってぼちぼち進めております。
 9月11日現在で、原稿もぼちぼち集まり始めました(連載陣を中心に7本入稿)。
 制作費ご寄付も、約10人の方々からお寄せいただいております。あと数万円で、前回1号の制作費に届きます。大変ありがたいです。
 あとは、編集人がもう少しちゃんと原稿作成・編集に力を入れるばかり。
 ただ、いろいろほかの仕事も抱えているため、なかなかスピーディーに作業をすすめられないのがつらいところ(大変言いわけがましい(^_^;)。
 読者の皆さまにおかれましては、どうか、長い目でお待ちいただければと存じます。
 何とか年内の発行をめざします。よろしくお願いしますm(_ _)m。

ブログでトグロ巻きR その11 泉田知事VS新潟日報を見ていろいろ考えた

2016-09-06 00:08:23 | ブログでトグロ巻きR
 泉田裕彦・新潟県知事が、日本海横断航路フェリー購入問題にかかわる、自らについての新潟日報の「虚偽報道」を理由に4戦出馬を取りやめたことについて、泉田さんを支持する方々の中には、新潟日報を批判・非難する向きもあるようです。
 福島第一原発事故以後、東京電力や国の原発政策そのものに厳しい姿勢で臨む「もの言う知事」として全国にその名を知られた泉田さんは、「脱原発」派の人々から強く支持されています。特にそういう人々が、「新潟日報が泉田さんを知事選出馬撤回に追い込んだ。日報は許せない」と考えているようです。中には、日報を「クズ新聞」呼ばわりしている人までいらっしゃいます。
 でも、それって、「八つ当たり」というか、逆恨み」というか、「ひいきの引き倒し」なのではないでしょうか。

誰が知事でもダメなものはダメ

 どんな人物が知事をしていようが、その政策に問題があるのなら、新聞などのマスコミは当然書くでしょうし、書くべきです。今回のフェリーの問題は、明らかに県民の税金の使い方として問題がある、と思われる案件なわけですから、書かれて当然、とも言えるでしょう。そういう問題を、泉田さんは脱原発を推進する知事だから、という理由だけで、大した問題ではないとして過小評価するのはそもそもおかしいと私は思います。もしこの案件が、自分たちがよいと考える政策を行わない知事の下で行われたなら、当然ものすごく批判するわけでしょう? それを、自分たちの考えと近い人だから許す、というのは、身内に甘く敵に厳しい、どこかの国の総理大臣と同じ態度ではないでしょうか。

新潟日報は「ちゃんとした」新聞です

 中には、「新潟日報は東京電力の広告を何度も掲載して多額の広告料をもらっている。だから、脱原発の泉田知事がジャマになったんだろう」という趣旨のことをもっとももらしく語る「識者」もいらっしゃいます。
 でも、それって、言いがかりそのものではないでしょうか。
 新潟日報は、私が見る範囲では、それこそ原発が柏崎に建設されるころから、原発については慎重もしくは批判的な記事を書いていましたし、今でもそうです。少なくとも、「東京電力から広告を出稿してもらってるから原発推進の記事を書こう」などという態度は、今の段階でも見受けられません。というか、東電から広告を平然ともらいながら、「でも、それと報道姿勢とは関係ないもんね」という態度は、「原発事故の反省がない東電の広告なんか載せないぜ」という態度よりはるかにナイスだな、と私は思います。
 私は、新潟日報の何人かの記者さんを存じ上げています。皆さん、ジャーナリズムとは何か、ということをわきまえた、しっかりした方々だ、という印象を持っています。ですから、これは「ひいき目」もあるとは思いますが、日報の紙面は、リベラルと言われる某全国紙よりはるかに筋が通っている場合が多い、と私は思っています。泉田さんを持ち上げたいばかりに、そういう紙面を見もしないで批判する一部識者の態度には、首をかしげざるを得ません。

泉田さんも日報も「どっちもどっち」という印象

 ちなみに私は、「県内市町村と県との関係、国と県との関係を修復する」とうたって立候補している森民夫・前長岡市長よりも、もともと自民党を中心とした保守勢力から担がれた人ではありますが、脱原発の姿勢が鮮明で、新潟県の主体性を保つためには国との対決も辞さない泉田さんのほうを、知事としては好ましく思っています。ですから、今回のような、日報の報道姿勢を理由に知事選出馬を撤回するというのは、何とも残念です。もし日報の報道が間違っているというのなら、事実関係を明らかにしつつ、論理的に反論すればよいわけです。ああいう降り方をしてしまうと、「泉田さんは、本当はあの件で説明しきれない後ろ暗いところがあるんだろう」というふうに思われても仕方がないでしょう。そういう意味で、いかにも子どもっぽく、まずい対処の仕方であったと言わざるを得ません。
 ただ、日報も、この件については冷静さを欠く対応をしました。編集局長が「知事の出馬撤回は報道への圧力だ」という趣旨のことを述べていましたが、んなわけないでしょう。当該記事について訴訟を起こし、多額の損害賠償を請求するとか、記事を書いた記者を名誉毀損で刑事告訴するとかなら「圧力」ということになるでしょうが、泉田さんの行動はその真逆。「報道への圧力」というのは、かなり無理がある、と私は思います。私は日報という新聞が好きなので、その点はとても残念です。

複数の候補者の政策を比較・熟考して、県のトップリーダーを選びたい

 とにかく、10月には知事選が行われます。おそらく、泉田さんは不出馬を撤回することはないでしょう(もし出馬するなら、その説明もかなり難しいことになります)。前述のとおり、私は、特に脱原発の姿勢、中央政府との向き合い方において泉田さんを好ましく思っていますが、県職員との良好な関係をついに築けなかったこと、新潟県の持っている力をもとにして地域主権を確立することがまだできていないこと、いちばん困っている県民の立場に立った政策を必ずしも打ち立てていないことなどに不満を感じていますので、そういう政策を掲げてくれる候補者が現れることを心から期待しています(自分で出るわけではないので、ここのところは無責任ですが)。前回のブログで、勝手に候補者を挙げてみましたが、もちろん他にも素晴らしい人がいると思います。それが森民夫さんでもいいのですが、知事は県のトップリーダーなわけですから、やはり、人格・識見・政策ともしっかりした人物を、複数の選択肢から選びたいなあと思う、今日このごろの私なのです。
 

ブログでトグロ巻きR その10 勝手に新潟県知事候補選定委員会(委員1人)

2016-09-02 23:26:18 | ブログでトグロ巻きR
 泉田知事の突然の出馬撤回、驚きましたね。このままでは、前長岡市長の森民夫さんがあっさり次期知事になりそう。そういうことではいけません。何しろ新潟県の今後最低4年間のトップリーダーを選ぶわけですから、無投票になっちゃうのはいかにもまずいでしょう。やはり、候補者の政見や思想信条、人物像をしっかり見極めたい。そのためには選挙を行うのがとっても大切だと私は思っちゃうわけです。
 しかし、9月2日現在、森さんに対抗する候補者は、有力・「泡沫」を問わずまだ現れていません。 ひょっとすると、泉田さんがまた翻意して立候補するかも知れず、また、県外の有力な人物が立候補する可能性もあるので、何とも言えない現状ですが、どんなに遅くとも9月半ばくらいまでに出馬表明しないとまずいわけで、もし森さんの対抗馬を立てるなら、もう時間がありません。
 というわけで、この際私は、県知事候補選定委員会を立ち上げ(委員一人)、知事候補になりそうな人物を考えてみたいと思います。
 ちなみに、私が知事さんに求めたい基準は以下のとおりです。

◆日本国憲法を守る(公務員には憲法遵守義務がありますから、これは当然ですね)
◆脱原発をすすめる(持続可能な自然エネルギーへのシフトはもはや世界的な流れです)
◆地域主権を確立する
(新潟県内だけで衣・食・住をはじめとした自立経済・社会体制を確立し、中央=東京の思惑に振り回されない共生社会を形成していくことは、今後の縮小社会を考えても重要ですね)
◆いちばん困っている人の立場に立って政策を立案する(そうすることで、結果として県民全体への目配りができると思います)

 そういう観点から、県知事にふさわしい人物を、いちいち考えてみましょう。


○西村智奈美候補
color="red">○中山均候補
size="4">○米山隆一候補 color="red">○齋藤正行候補 color="red">○江口歩候補
 ご存じ「お笑い集団NAMARA」の代表。発想の豊かさと人脈の広さは特筆もの。本人が「出る」といえば応援団も大勢いそう。ただ、基本的に本人が「応援団」的性格なので、自分が県を動かす立場になったとき、その実力が発揮できるかどうかは未知数。ま、そもそも、お笑い集団のリーダーが政治家になっちゃうのは、それこそシャレにならないかも。まあ出ないな。

 このほかにも、某大学で政治学を教えているあの先生とかこの先生とか、いろいろいらっしゃるような気もしますが、選定委員会としてはとりあえずこのくらいにしておきます。(ここに挙げた人物についての苦情等は一切受け付けません。あしからず)


 私の身近な友人が、泉田さんを支持する人々について、こんなことを言っていました。「初めのころは泉田さんの政治姿勢をさんざん批判していたクセに、泉田さんが「脱原発」姿勢を鮮明にし出してから「やっぱいいじゃん泉田さん」とコロッと変わり、その泉田さんが出ないとなったら他の候補が見つからず右往左往する、というのはおかしい。3期12年も知事を続けている人物がいるなら、自分たちの政策を実現してくれる有力な後釜を育てておくのが当然なのに、そういうこともしないで騒いでいるのはおかしいだろう」。たいへんもっともで、耳の痛い指摘だと思いました。
 まあ、森さんが上記の基準を満たす人なら、それでもいいか、と思うのですが、漏れ聞くところによると、長岡市の職員からはあんまり芳しい話が聞こえてきません(それは泉田さんも同様でしたね)。とにかく、きちんと選挙戦を行い、それぞれの候補が政策を県民にしっかり示し、選択の機会を与えることが何しろ重要だと思う、今日このごろの私です。