1990年頃の話 元バー嵐の田部さんとスコットランドを回っていた見学を終えたブレアソールのマネージャーにこの辺で昼食のとれるところはないか、と尋ねると「バーランチとパブランチとどちらがいいか?」まだ日本に情報があまりないころで、インターネットも普及してなければスコッチ文化研究所もない時代我々はあてずっぽでバーランチを選択した 行ってみて解ったことはバーランチとはレストランバーが出す昼食で、おなじみのパブでだす昼食よりだいぶ高級であることだった先ず、バーコーナーで食前酒を注文し、テーブル席が空いたら案内してくれるように頼んだ客層は金持ち風の外国人旅行者と近所に住むご隠居さんといったところ若造は我々だけだった(ちなみに当時田部さんは20代、わたしは30代である)ここでのちょっとリッチな昼食が私にとってスコットランドでの最初の食事である日本ではレストランバーというと何とも中途半端なイメージがつきまとうが、欧米ではそうではなく高級な部類に入るということも体験できてなかなか楽しい昼食となった インターネットや色々な情報がないが故の旅の楽しさ、発見がその時代にはあった