ヒースつれづれ

東京国立バー・ヒースのマスター大川貴正のブログです。

バーランチとパブランチ

2013-05-20 17:17:36 | 日記・エッセイ・コラム

 1990年頃の話 元バー嵐の田部さんとスコットランドを回っていた見学を終えたブレアソールのマネージャーにこの辺で昼食のとれるところはないか、と尋ねると「バーランチとパブランチとどちらがいいか?」まだ日本に情報があまりないころで、インターネットも普及してなければスコッチ文化研究所もない時代我々はあてずっぽでバーランチを選択した 行ってみて解ったことはバーランチとはレストランバーが出す昼食で、おなじみのパブでだす昼食よりだいぶ高級であることだった先ず、バーコーナーで食前酒を注文し、テーブル席が空いたら案内してくれるように頼んだ客層は金持ち風の外国人旅行者と近所に住むご隠居さんといったところ若造は我々だけだった(ちなみに当時田部さんは20代、わたしは30代である)ここでのちょっとリッチな昼食が私にとってスコットランドでの最初の食事である日本ではレストランバーというと何とも中途半端なイメージがつきまとうが、欧米ではそうではなく高級な部類に入るということも体験できてなかなか楽しい昼食となった インターネットや色々な情報がないが故の旅の楽しさ、発見がその時代にはあった


サントリーCREST12年

2013-05-17 18:44:55 | 日記・エッセイ・コラム
 1989年にサントリー創業90周年を記念して「響」とともに<wbr></wbr>発売された
「クレスト」は数年後に終売となったが
今飲んでみると、その風味はオールドボトルを彷彿とさせるもので
(サントリーオールドではありません、念のため)
まろやかな中にしっかりとコクがあり、余韻も長い
このような名品がわずか数年で終売になるのは残念至極
もったいない話であります

ニッカウィスキーの限定バージョン

2013-05-09 17:58:22 | 日記・エッセイ・コラム

 ニッカウィスキーの原酒余市と宮城峡をバッティング
した竹鶴にスペシャルバージョンが存在する
通常の17年物と違い
ノンチルフィルターで度数も46度だ
 スモーキー感があり、穀物由来のコクも充分で
バニラなどを感じる樽香もひときわだ
 但し、数量限定なのでめったにお目にかかれない