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~楽しい方に正直に~車椅子バスケのコーチ修行日記

行ってきます!

2005年06月30日 | 今日のできごと
今日からいよいよ全日本女子第二次合宿です。
場所は群馬県伊勢崎市。暑そうだなぁ~。
ここ数週間は大学院の方の仕事でかなり追い込まれており、
身も心も弱ってきておりますが、
ここは一つ、集中して選手の皆さんの頑張りを応援したいと思います。
今回の合宿で、10月のゴールドカップ・アジア予選に参加する選手が選抜されるので、
それも楽しみですね。

帰って来たらご報告します。
では!

バレーボールのこと

2005年06月27日 | 今日のできごと
まったく、話題が一定しないブログですみません。
昨日のバレーボールワールドグランプリ・対ブラジル戦をご覧になりましたか!
もう最後は大興奮でした!

キョーレツなブラジルの攻撃を必死に拾って何度も何度も相手のコートに返す、その姿に感動しました。
柳本監督の「ブロックとレシーブ!いつもやってきたことをやるだけや!」というゲキにも感激(まぁしゃれの一種ですよ)。
つまり、日本ってやっぱり攻撃力という点では他国に劣る(これはサッカーとかバスケでもそうだと思うのですが)ので、もう守って粘ってしかない、ということなのかと思いました。
もちろん、大友選手や菅原選手のすんばらしいアタック攻撃もありましたが、やっぱり日本のお家芸といえばクイックとかバックアタックとか移動攻撃とか(あんまりバレーには詳しくないのですが)、正面切った攻撃よりもスピードあふれる少しトリッキーなものに活路を見出しているように思います。

車椅子バスケでも同じことが言われます。
ディフェンスを頑張って、あとは走るしかないと。

やっぱりですね、日本人の弱点として体格というか体のつくりからして違うというのがあります。
ですから、高さには高さで、とかそういうガチンコ勝負ができないのは仕方がない。
では勝つにはどうするか。
守って守って、そして取れるところではきっちり取る。
そういう勝負をしていかないといけないのでしょう。

バレーボールもバスケットボールも、何か通じるものがあるなぁと思って見ていました。
決勝ラウンドは仙台ですよね!
見に行けないかもしれないけれど、楽しみです。

生き方、そして死に方

2005年06月25日 | 今日のできごと
今日は、いつもと違う雰囲気の内容になりそうです。
でも、このブログは特にテーマを定めたものではないので、許してください。

私の仕事は理学療法士でして、今は介護老人保健施設(いわゆる老健)で非常勤の仕事をしています。
看護士ではないので、直接人の生死に関わるところの仕事というわけではありませんが、自分が関わっている患者さんが残念ながらお亡くなりになる、ということが少なからずあります。
特に、今勤務している老健は、人生最期の時間をすごす場として暮らしておられる方が多い施設だと思います(全ての老健がそうではないことを申し添えます)。

このブログを始めて間もない頃に、「よしえさんのこと」という記事を書きました。
そのよしえさんは、体をはって私に大切なことを教えてくれた人。
二人で大汗をかきながら平行棒を使って歩いた3日後に脳梗塞を再発。
そのまま意識が戻らず、とうとう還らぬ人となってしまいました。
亡くなってしまったことは本当に残念ですが、
その前に一緒に歩くことができた、そしてそれをとても喜んでくれたことは、大げさかもしれませんが、最期にひと花さかせることのお手伝いができたのではないかと思っています。
「死ぬ時までは生きている」
よしえさんは最期まで生きようとした。けしてあきらめなかった。
その姿は、きっと一生忘れられないと思います。


てるさん、というおばあさんがいます。
その方は、1ヶ月ほど前から食べる機能が落ちてしまいました。
もう90歳をとうに超え、大病にも負けずに頑張ってきましたが、
人間にとっての大切な機能がそろそろその働きをやめようとしているようです。
ご家族は、延命処置はせず自然な看取りを選択されました。
いろいろな事情があり、ご自宅での最期はかないませんでしたが、ご家族が泊まって夜もついていらっしゃいます。

少しずつ、少しずつ、てるさんの体力が弱っていくのがわかります。
今日、久しぶりに病室を訪ねましたが、
もはや目は見えていないようで、手足も冷たくなっていました。
でも、心電図も点滴も導尿の管も何もついていません。
今の世の中、このような最期はむしろ珍しいことだと思います。
私はてるさんの姿を見て、人間の死はある程度の時間の幅をもっているものだ、と思いました。
話ができなくなり、食べられなくなり、水も飲めなくなり、徐々に手足が冷たくなり、尿や便がでなくなり、目が見えなくなり、意識を失い、呼吸と心臓が止まる。でも、その後もしばらくは髪や爪は伸びている。そしてそれも止まる。全ての細胞がその営みを止める。
このような過程は一瞬にして起こるものではありません。少しずつ、少しずつ、それこそ何日もかけて厳かにすすんでいくもの。
その過程をそばでみて、やはり少しずつ大切な家族の死を受け入れていくことができるのでしょう。
大往生だと思います。

まさへさん、というおばあさんがいます。
この方も90を超えていますが、私なんかよりもずっと聡明で、まだまだ頭の働きは若いものには負けん、というとても素敵なおばあさんです。
腰が痛くてたまらない、というので、今日はまさへさんの病室へ出張リハビリに行きました。
痛い痛いという腰をさすりながら、
「何かお悩みがあるのですか?」
とたずねました。
これまでも、だれかとケンカをした、とかそういうことがあると体のあちこちが痛むことがあったからです。
すると、
「人間、死んだらどうなるのかしら、とそればかり考えていますよ」
と。
頭がしっかりしているからこその、悩み。
まさへさんは、「死」というものを常に考え、今を生きておられます。

いろんな生き方、そして死に方があります。
とりとめなくなってしまいましたが、
私は小さい頃に母を亡くし、その影響がとても強くて、
子供の頃からいつも「死」というものについて考えてきたような気がします。
そして、今の仕事につき、いろんな人の生・そして死を見せていただいてきました。
自分の人生最期の時、果たして自分は何を思うのでしょうか。
そして、その瞬間まで「生き抜く」ことができるでしょうか。
私にいろんなことを教えてくださる人生の先輩達の姿に、
自分の生き方が試されているような気がします。

北風と太陽

2005年06月21日 | 今日のできごと
最近、自転車通学が気に入っています。

仙台は以外に坂の多い町です。
私の家から大学に自転車で行くには、二つほど山を越えないといけません。
距離としてはそんなに遠くはないのですが、けっこう坂がきつい。
最初はそれを嫌って、車を使うことも多かったのですが、
これもトレーニングと思って、自転車に乗り始めたら、
これがまたなんとも気持ちいい!

最近では慣れてきたこともあり、
時々「無酸素!」とか言って呼吸を止めて立ちこぎとかしています。
独りでゼ-ハー言ってるのをみて、周りの人がギョッとした顔をしますが・・・。

車椅子バスケをやっていると、どうしても足腰の筋肉がおちるんですよね。
なので、普段のちょっとした行動もトレーニングと思って、できるだけ階段を使ったりしています。

私のいる研究室は6階にあるのですが、
いつもエレベータの誘惑と戦いながら階段を昇っています。
でも、これもなれてくると少し息が楽になるのがわかる。
そういう変化が楽しくて、トレーニングはやめられないのです。

話を自転車に戻します。
どうして自転車通学にしたかというもう一つの理由があります。
それは、先日の新聞に載っていた仙台市の「北風と太陽」政策。
仙台市は交通渋滞がいたるところであります。
都市計画がお粗末だ!と、札幌からきた友人は怒っていましたが、
確かに車線は少ないし、そんなに大きな都市ではないのに渋滞名所がいくつもある。
でもそれは、ある意味確信犯的なところがあるらしいのです。

そうやって、車の利便性をあえて下げることで、中心部への自家用車の流入をおさえ、
その分、公共交通機関へ人を誘導しようというのがねらいとか。

そうすると、排出ガスも削減でき、渋滞も減らせる。
大きく言えば環境保護にもつながる、というわけです。
東京のように排ガス規制を強化して車を減らそうというのが「北風」政策で、
仙台のようなやりかたを「太陽」政策と読んでいるらしい。

ほんとならばえらい!仙台市!
こういう考えなら賛成。車線広げんでもよろしい。
確かに、うちから仙台駅までだって自転車で行こうと思えば行ける。
駐車場代のことを考えると地下鉄やバスを使ったほうが絶対安い。
そんな個人的レベルでの利益もさることながら、
自転車にのることで環境保護に貢献しているなんて、気分いいじゃないですか。

でも今日はバスケの練習の日。
だから車に乗ってきちゃった。えへ。
最近、大学が忙しくてなかなか練習にも行けないのですが,
いつも準備だけはと思っています。
さ、今日もがんばろー!

模様替え

2005年06月19日 | 今日のできごと
部屋の模様替えをしました。
模様替えって大好き!
私は無類の引越し好きでもありまして、
32年の人生の中で、生まれてから通算18回もの引越しを経験しております(ほとんどは大学生以降ですが)。
まったく、落ち着きがないというかなんというか・・・。

でも、模様替えっていいですね。
同じ部屋でも全然雰囲気が変わるというか。
気分がかわってとてもよろしい。
さ、新しい気分で頑張りますか。

そういえば今日は父の日。
実は私、父にはめっぽう弱い。
いつもありがとうございます。お父さん。
いつまでも元気で長生きしてね。

阿部理さんのブログ

2005年06月15日 | 今日のできごと
こんにちは。
仙台はなんだかすっきりしない天気で、肌寒いです。

さて、コーチクラッシャーさんのブログを見ていたら、阿部理さんのブログがあることが書かれていました。
阿部さんは、仙台市桜ヶ丘小・桜ヶ丘中・仙台二高を経て慶応大へ行き、その後はもう書ききらないくらいのプロフィールの持ち主です(ぜひご覧あれ)。

毎日のようにいろんなトレーニングに精力的に取り組み、アメリカを目指す姿が克明に記されています。

とことん自分の目指すものを追求していく、そのためにできることを貪欲にやっていく、という姿勢にとても感銘を覚えました。
これからの阿部さんのチャレンジを応援していきたいと思います。

東北で車椅子バスケを盛り上げるには?

2005年06月13日 | 車椅子バスケのこと
初めて間もないブログですが、デザインを変えてみました。
この方が絶対見やすい!気に入りました。
四葉のクローバーもいい感じです。

そういえば、最近よつ葉のクローバーを探す時間も見失ってるなぁ・・・。

さて、今日のお題は、
「東北地方における車椅子バスケについて」
です。

昨日、障害者国体の東北・北海道地区予選が山形でありました。
私はマックスの一員として、というよりは昨日はクラス分け委員の仕事をしながら大会を見ていました。
クラス分けというのは、選手の持ち点を評価して決定する、車椅子バスケではとても重要な仕事です。

あるチームの選手で、まだ初めて1年ちょっと、という選手に出会いました。
今大会がはじめての試合ということで、持ち点を決めなければならなかったのですが、
その選手はどう見ても機能はよさそうなのに、車椅子が体にあっていないのか、とっても窮屈な動きをするんですね。
で、他の委員はその人の持ち点を3点と評価したんです(持ち点の決め方については、JWBFのホームページを見てください)。
でも、まだまだ未熟なプレーの中にさえ、ところどころにいい動きが出ていたので、
試合が終わってその選手と話をしました。

聞いてみると、「車椅子はある施設団体の所有のものを借りてきたもので、これから自分用の車椅子を作るかどうかもわかない。自分は膝の障害なので、歩くこともできる(つまり麻痺は全然ない)。」ということでした。私は、できればもっと体にあった車椅子を使えば、自分のもっている力をもっともっと発揮できるし、そしたらもっともっとバスケが楽しくなるし、ひいてはそれがチームのためになるんじゃないかな、といったことを伝えました。

いったんその場は本人も納得して終わったのですが、私が人気のない廊下を歩いているところに追いかけてきたんですね。どうしたのかと思ったら、「実は、あんまり派手にプレーすると持ち点を高くつけられてしまうから、(あまり動けないふりをして)演技しろと先輩からは言われている。」と言う訳なんです。

私は、いまだにこのような現実があるということに、ちょっとショックを受けました。
ひと昔前までは、医師が診察するように筋力やバランスを評価してこの人は何点、ときめていたので、演技しようと思えばすることもできたわけです。
ですが、現在のクラス分けの方法は、試合や試合前のアップなど実際にバスケ車に乗っている状態をみて判断します。

そんな場面で演技をしろと?

いつも誰かの目を気にしながら、本当は届くはずのボールに手を伸ばさなかったり、投げられるはずのパスを出さなかったとしたら?

そんなの、楽しいはずがないでしょう。

私は、絶対に演技してもわかることだし(現に今回はわかっちゃったわけだし)、そんなことをしても自分のためにもチームのためにもならないんだということを一生懸命説明しました。
そして、もっといろんなバスケを知るために、仙台に練習に来てもいいし、いつでも連絡をくださいと伝えました。

このような状況を打開するには、何から始めたらいいのでしょうか?
どうしたら、もっとみんな(特に車椅子バスケを始めて間もない人たち)に、純粋にバスケを楽しむことを知ってもらえるのかな?

私は車椅子バスケットボールキャンプ実行委員会の一員ですが、
このようなキャンプを開催することもひとつの方法でしょう。
でも、そのキャンプに参加して自分のチームに帰っても、また「演技しろ」と言われるとしたら・・・。
うーむ。

現在、東北地方では宮城マックスが突出しており、他のチームとの格差が正直言って歴然としています。
でも、そろそろマックスだけのことを考えていてはだめなんじゃないかな、と思い始めました。
やる気のある選手をマックスに集めても意味がない。
それぞれのすんでいる地域で、やりたいことができる環境を作っていくために、いったい自分には何かできることがあるんだろうか・・・、なんてことを考えます。

山形っていいところだな~の巻

2005年06月12日 | 今日のできごと
今日は、車椅子バスケの東北・北海道地区の試合があり、山形県天童市に行ってきました。

帰りに天童I.C.から高速道路に乗ったのですが、
途中の景色がとてもきれいでびっくりしました。
特に、東北中央道から山形道に入るところの道路わきにびっしりと咲く黄色と白の花の一群。
いいなぁと思いました。

こういう景色が何百年後、何千年後も続きますように。

バスケを見に行こう!の巻

2005年06月09日 | 車椅子バスケのこと
勢いで連続投稿します!

今度、仙台にbjリーグのチーム、89ersが誕生するんだそうですね。
先日ドラフトがあり、といったニュースが流れていました。
サッカー、野球に続き、ついにバスケチームまで!
仙台最高です。

バスケ、みんなで見に行きましょう。
車椅子バスケをする人間にとって、健常のバスケをみることはとっても勉強になると、私の尊敬する人も言っていました。
車椅子バスケも基本はバスケットボールなわけですから。

先日、千葉ホークスの練習に参加させてもらってきたんですよね。
その日はチェアスキルの日、ということで。
1時間半にわたり、みっちりチェアスキルをやってきました。
しかも、ホークスさんはそれを週2から3回やっているとのこと。
しかもしかも、みんな練習を休まない。

量で勝負しようと思ったら、絶対かなわない。
物理的にマックスの練習日は週3日だし、その中でもチェアスキルがしめる割合はけして多くない。
ということは、いつまでもホークスには追いつけないってこと?

それを、言い訳にしたくないんです。

確かに量は必要です。でも、そこに制限があるなら、あとはいかに中身を濃くしていくか。
振り返って毎回の練習を反省すると、
まだまだ改善の余地はあるなぁと、昨日の練習を見て思いました。
練習と練習の間のちょっとした切り替え、場所の移動。
こういう機会を、きっとホークスのもんりーさんなんかはダッシュでやっているでしょう。
すべてをトレーニングのチャンスことが必要です。
そして、今どうしてこの練習をやっているのか、
これが何につながるのか、を意識することも大切です。
ただただきつい練習をやっていればいつかはうまくなれるというのは、
多分違うと思う(もちろん、ホークスさんはただきつい練習をやっているわけではない)。
そんなんでは10年やっても20年やってもやっぱりホークスにはおいつけない。

そのほかに。
バスケを見に行きましょう。
あるいはNBAの放送を見ましょう。
バスケを知ることで足りない体力やパワーを補うことができます。
バスケを知らないで車椅子バスケを練習していても、なかなか伸びていかないと思います
(下手っぴな私がこんなこというのもなんですが・・・)。
マックスがここまで強くなってきたことの一因は、
監督や選手の何人かが健常バスケを熟知していて、車椅子バスケにもそのスタイルを積極的に取り入れているところだと思うんですよね。
そして、その目指すバスケをもっともっと自分たちのものにするために、
トレーニングがあるわけです。

もう一つ上にいくために、何をすべきか。
私の立場で何をできるか。
こういうことをつらつらと考えている時間が、とても楽しいのです




コーヒーの自動販売機のこと

2005年06月09日 | 今日のできごと
最近自分がはまっているもの、それはコーヒーの自販機です。
コーヒーといっても、街中にある缶コーヒーのそれではなく、
高速道路のSAとかに最近出てきた、「本格的ドリップコーヒー」の自販機です。

何が気に入っているかというと、
中でコーヒーを作っている様子を小さなTV画面で見ることができるんですね。

コインを入れて、好きな銘柄(モカとかキリマンジャロとか)を選ぶと、
いきなりコーヒールンバ♪が流れ出します。
このねぇ、音楽。一人で自販機の前に立ってるもんの身にもなれって思うんですが、
周りの人は「なんだこの音楽?」みたいな顔でじろじろ見るし、
なんだか悪いことをして教室の後ろに立たされている小学生みたいな気分になります
(立たされたことなんてなかったけどね、あはは)。
でもまぁ、「私はこれからおいしいコーヒーを飲むのさ!」とちょっとした優越感も
同時に味わうことができます。

そんな中、小さなTV画面の中では、
「あなたのためにドリップ中!」
と書かれたサイフォンの中でコーヒーが淹れられている様が映し出されます。
ジョーっとコーヒーがカップに注がれ、ベルトコンベヤでウィーンと運ばれてくる様子は
2カメから撮っているはず。
そして映像内でウィンと前に差し出されたコップが、まさにこれ?!という驚きとともに
目の前にコーヒーが現れるのです。

これはね~、おすすめです。
車を運転する方のために、ちゃんと蓋もついています(スタバのような感じの)。
しかも、こないだ気がついたんですが、
ちゃんとカプチーノとかショコラなんとかもできるんですって!
仙台にお越しの際に、軽い疲れを覚えてしまったあなた。
そんなときにはSAでコーヒールンバを聞きましょう。