めだま娘の胃袋。~佐賀・福岡グルメと旅行記~

私の毎日の中で思うこと。美味しかったもの、楽しかったこと。

「瓢亭」の朝がゆ

2008-08-18 | ホテル・旅行(九州以外)
 
京都を出発する日の朝。母親が以前から予約をして楽しみにしていた         
懐石料理のお店、瓢亭で朝食をとりました。
「朝がゆ」が有名なんだそうです。

瓢亭といえば老舗で、お昼の懐石でも2万円~という恐ろしいお店。
本店は全てのお部屋が茶室か離れの個室となっているそうで、今回我々は
すぐお隣の別館におじゃましました。こちらは朝・昼のみ。
中庭を囲んでお部屋があり、テーブル席になっています。腰の痛い父にはこっちがGOOD。
 

朝がゆは、本館では6000円、別館で頂くと4500円なんだって。内容は変わらないようなので
本館ではいわゆるルームチャージがかかるという事ですね。
どえらい朝食ですが、滅多に食べられないし有り難く頂きました。

「朝がゆ」は明治初年頃から饗されているそうです。
まずは八寸と瓢箪型の三ッ重ね鉢。
八寸の中にある卵が「瓢亭玉子」として江戸時代から人気の一品。
白身だけを固めて中はとろりと軟らかい半熟玉子をつくるのは、昔は難しい技術だったんだろうなぁ。


三段重ね鉢の上段は「いんげんのごま和え」、中段は「はも蒸し・もずく出汁かけ」
下段は「精進の炊き合わせ(茄子、揚げ、湯葉など)」。定番の品々だそうです。
季節によって食材が変わるのを楽しむのでしょうな。

そして「鮎の塩焼き」と「お椀」。
豆腐に焼き海苔、ねぎのお椀は透き通っているのに上品な味がしっかりついた
美味しいおすましでした。
 

そして、白がゆ。
一番だしに淡口醤油で味をつけた吉野葛のあんをかけていただきます。
あんは非常に上品。たっぷりかけて食べると美味しかった~。
 

朝とは思えないお品数。この場所でこのお店、この品々なら4500円は納得という感じです。

満腹でお店をあとにし、すぐ近くの南禅寺、永観堂までまわって帰りました。
写真は、南禅寺の三門です。


仏像は全く詳しくないめだまですが、永観堂のみかえり阿弥陀像は深く印象に残ってたので
また拝むことができて良かったです。80cmほどの小さな阿弥陀さまですが、大きく見えました。

今年のお盆休みは、こうして終わっていきました。



南禅寺畔 瓢亭
 京都市左京区南禅寺草川町35  →地図
 TEL / 075-771-4116


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2 コメント

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Unknown (mame)
2008-08-19 12:18:18
京都に行ってらしたんですね。それも憧れの「瓢亭」の朝がゆ。京都には修学旅行と貧乏学生の時にしか行ったことがなくて、いまだに憧れの存在です。どうにかして再現してやろうとカツオ出汁あんを作りましたが、いま一つ美味しくできません。真似できない、そこが「伝統」なんでしょうね。

永観堂は紅葉でも有名ですよね。敷地が紅一色になって感動しました。秋にまた訪れてみたい場所です。

色々な解釈が有りますが、振り返って下さっているのは、遅れて来る者たちにも慈悲を向けて下さっているからだと、自分は解釈している大好きな阿弥陀様です。
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Unknown (緑陰亭)
2008-08-28 01:41:39
名高い瓢亭の朝粥、その全貌を始めて知りました。ありがとうございます。あの半熟卵くらいしか語られることがないので今一つ納得がいきませんでした。それにしても料理に対する金額というより、店の建物や庭、サービスのソフトを維持する対価なのでしょうね。
返信する

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