紙屋治兵衛の横浜ベイスターズ批評

横浜ベイスターズのオリジナル批評

今季初の3連勝

2005-05-06 17:33:48 | 野球
プロ野球結果 横浜3-2巨人 (共同通信) - goo ニュース
横浜が3連勝 巨-横評 (共同通信) - goo ニュース

昨日は三重県の津・松阪に観光に行ってきました。

さて、5月5日のゲームについて。この日も多村が適時打を放ち逆転勝利した。

横浜の先発は土肥。3回には単打2本と1・3塁にされ、捕逸により1点献上した。このシーンスポーツニュースで何度か放映されていたが、捕れないボールではないように感じた。特に、序盤の大事なところだったので、何とか捕って欲しかった。
4回には矢野にHRを打たれて、0-2のビハインドとなった。
どちらかというと、5回が終了する時点までは両チームともチャンスに決め手を欠く試合内容だったようだ。
6回の表、2アウトの後、内川・金城が出塁、佐伯はファーボール。多村の打席時に内海がフォークを暴投。1得点し、なおも2・3塁。その後、多村がセンター前にクリーンヒット。ジャイアンツにしてみれば2アウトからのまさかの3失点。満塁で多村と勝負するまでに、例えば左打者の佐伯で、決着を着けれなかったのが敗因の一つかもしれない。横浜サイドからすると、2アウトからの3得点は、素晴らしい集中力。このカード多村の大活躍が光った。

この場面とは、関係ないかもしれないが、多村の打点急増について一言。
6番にウィットがいるときは、相手チームは勝負所では多村にはボール中心の配球でやや勝負を避気味なところがあり、6番バッターとウィットらと勝負することが多かった。しかし、勝負強い種田が6番に据えたことにより、相手サイドも多村と勝負せざるを得ない局面が多くなった。このため多村の得点シーンがこのところ急増してきたものと思われる。

話を元に戻して、6回の裏。この回の土肥は3者連続三振の力投。この回、打者3人で終え、ゲームの流れを横浜側のものにした。7回の裏も打者3人で片づける。土肥の先発時、この試合でいうと6・7回の先発投手の踏ん張りどころで、一発を浴びて試合を落とすことが続いていただけに、この試合での土肥の頑張りを讃えたい。
8・9回ジャイアンツも継投で必死の防戦で無失点に抑えるが、ベイスターズも8回に川村、9回にクルーンが登板し、この日も点を与えなかった。

9回2アウトの場面で、巨人は清原を代打で起用。結局、クルーンは清原を外角低めやや高めの変化球(スライダー?)で三振に仕留めた。横浜、巨人のファンの中には、2ストライクからストレートでの勝負をしなかったことに不満を持たれる方がおられるかもしれない。私は変化球で三振を取る配球は全く問題ないと思う。逆に、その変化球を打ったり、ファールにすることこそプロの技術だ。清原にはストレートで勝負なんて暗黙のルールは、あったらおかしいし、もしそんなお約束があったとしたら、彼のホームランの記録に価値は無い。プロ野球はプロレスとは違う。清原は弱点の内角球をプロ入り以来攻められ続けながら(弱点を結局克服できなかったことについては不満の残るところで、落合が凄かったのは弱点を無くす努力をして無くしていったからだと私は考えています)、500本ホームランを打ったことに清原の値打ちがあるのではなかろうか。

追記
5月5日子供の日に、ウッズが胸元のストレートの後、マウンドに駆けだし、相手投手の藤井に右パンチを喰らわすという大失態を演じた。横浜時代もウッズは仰け反らせる内角の球を投げられていたが、怖い顔の割にはクールだったと思っていたため、正直驚いた。
暴力行為は問題外だが、藤井が投げた後、厳しい内角攻めしてどこが悪いんだと受け取れるようなジェスチャーをしたのも軽率だ。五十嵐に小指にデットボールを受け、調子を崩した経緯もあり、その後も他球団からも厳しい内角攻めを受け、やっと調子が上がってきた最中、怒る気持ちはよく分かる。
実際、投げた後自重して、いつものように怖い顔でジロッと睨み、その後藤井のポーズをみた直後、ブチキレたように私には見受けられた。

追記2005-05-07
当試合のポイントとなった局面について、be_a_hero_in_akasakaさんが下記ブログで詳しく説明されています。せび、ご一読されることをオススメします。
http://blog.livedoor.jp/be_a_hero_in_akasaka/archives/21157929.html


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