紙屋治兵衛の横浜ベイスターズ批評

横浜ベイスターズのオリジナル批評

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戦力外通告 第一弾(特記)

2008-10-02 00:22:29 | 野球
It's not over till it's over.

これは私の座右の銘です。
本日、戦力外通告されたなかで一人だけ、個人的に納得できないのが西崎選手です。ファームの試合を見た方であれば、なぜって思うと思います。
走攻守、プロ根性もありますし、気持ち的にも素晴らしい選手です。
正直、金城と同じチャンスが今年与えられれば、金城選手以上の結果は残したと思います。

ベイスターズ的には、右打者のレギュラークラスは、吉村、大西さらに外人選手、内川の動向、社会人から無理して獲得した下窪、隠れ実力派の桑原もいますので扱いは難しい立場であることは容易に理解できます。

ただ、戦力外というのはどうでしょうか。名前は売れてませんが、見てる人がみれば優秀な選手なのでトライアウト等でプロは継続されるでしょう。球団は西崎に対してある意味温情で戦力外にしたと思われるふしもありますが、彼のこれまでの貢献度(ファームで結果を出しても1軍で起用しない首脳陣が問題!ネームバリューで力のない選手を1軍で起用するのも問題!)を考慮すると、戦力外という扱いではなくもう少し配慮があった処遇がなされてはと思います。トレードとか。

1軍レベルの実力なので、プロでの道は閉ざされたわけでは無いですし、チャンスは他球団に移った方がかえってあると思いますので、気持ちを切らさずしっかり調整して、来季は新たな球団で活躍することを祈念する次第です。

とにかく、見てる人は見ていますし、応援する人はきちんとしています(実力本位の応援では鈴木尚以上だと思います)ので、気持ちを切らさずこれまで同様それ以上にオフの調整をしっかりして、来季は1軍で頑張って欲しいと思います。また、それが出来る人だと見込んだ一ファンでもありますので、ほんとがんばって欲しいと思います。アマでも彼と同じ年齢で即戦力彼以上の選手を今の横浜が獲得するのは難しいのではないでしょうか。

悔しい!!!
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祭り

2008-06-01 21:25:48 | 野球
こんにちは。
今日は千葉マリンスタジアムにロッテ戦を観戦しました。
5月12日の加藤氏追悼試合&金本2000本安打の試合以来の観戦です。
昨日の試合内容からすると、今日はどんなもんかいな?と思いましたが、予想に反しての大勝でした。
先週この試合を見に行こうと考えていたときは、もうそろそろ監督も替わっているかも?と思っていたのですが、まだ大矢監督が指揮していました。
2回1アウト満塁から、村田のファーボールで1点しか取れないふがいない打線を見て、今年見慣れた野球をまた見せつけられるのかとため息をついたものでしたが・・・

基本的にはロッテ先発成瀬の不調とチャンスで1本が出ないロッテ打線に助けられた試合ですので、今後もこの調子が続くというのは考えにくいと思います。

横浜ってこんなに強かったの?と思うくらい良く点が入りました。

横浜12(15安打)-ロッテ4(11安打)

選手寸評
1番 大西
 勝負強いバッティングとチャンスメーク。今年の背番号33は実に頼もしい!
 4回の仁志のツーベースできっちりホームまで帰ってきており、目立たないが好走塁で評価したい。
2番 仁志
 4回満塁のチャンスから、走者一掃の左中間ツーバース。成瀬陥落。
 前の打者の大西が敬遠気味に歩かされたとこでの意地の一打。
 これで4回で5-1となり試合の主導権を握ることになる。
 (気分良くビールを飲むことができた!)
3番 内川
 今日の調子は今ひとつ。でもライト前にボテボテの内安打で
4番 村田 
 今日はブレーキ。当たりは悪くはないが、良くもなかった。
5番 金城
 2回ソロホームランを打つものの、状態自体は良くないと思う。自慢のスィングスピードも鈍い。やっぱりもっと体を絞った方が良いだろう。
6番 吉村
 5回大嶺からソロホームラン。前の打席の村田もライトにホームラン性のファームがあった。ストレートを狙い打ったような感じ。今日はチャンスを作るヒットもあり機能していた。
7番 ビグビー
 お休みモード。といって全然打てなさそうなわけではない。もう少し暑くなってくると打ち出すのではないだろうか。もっと外国人選手らしく威圧感が欲しい。
8番 武山
 先発スタメンマスク。内角を使った攻めの配球。外角一辺倒で気持ち的に逃げ腰な横浜投手陣の気持ちを奮い立たすようにも見えた。
 ライト前のきれいな右打ちで初ヒットも放つ。
9番 石井
 8回試合を決定付けるライトスタンドへの2ランHR。
 3回表2アウト1・2塁、4番サブローの強烈でヒット性の当たりを好捕。フラフラの那須野を援護。

先発 那須野
 序盤はコントロールに苦しむ。簡単のノーツー、ノースリーになるなど心許ないピッチング。立ち上がり悪くともカウントを悪くしない技術を身につけることが今後の課題。
 ただ、ストレートは力強く、武山が内角に要求したストレートがビシッと決まりだすと、那須野の攻める気持ちが出てきたことと相まって、ロッテ打線を翻弄していた。
 5回裏1アウト後3連打で満塁のピンチでサブローを粘られながらも空振り三振に取った直後、ワイルドピッチで失点下場面などはメンタル的に一皮剥けて欲しいと感じた。

2番手 小林
 7回から登板。那須野をもう少し引っ張って、出来れば完投させても良かったかとも思ったが、先発陣の層の薄さから温存させたのだろう。
 小林は力のある145~7kmのストレートでまずまずのピッチング。8、9回も決して内容的には悪くはなかった。特に9回は味方の攻めの時間が長く、準備・気持ちがだれた感がある。

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JJ6月号 「ベイ・GO!」フレッシャーズ!~ファーム観戦記☆

2008-05-17 22:55:01 | 野球
今日は天気も良かったので、鎌ヶ谷まで行ってファームの試合を観戦しました。
結果は11-4で、一方的な展開でした。
ランナーが塁に出ると、ホームランやヒットで面白いように走者が帰ってきてました。、1軍とは拙攻、チャンスで打てない打線と違って楽しめました。
ただ、今日の試合は相手ピッチャー
山本(4回1/3)-菊地(1回1/3)-中村(1/3)-伊藤(1回)-内山(1回)-糸数(1回)
中村を除いたいずれも、1軍レベルの投手と比較してかなり力が劣る、ないしは状態が悪かったので、それを差し引いて評価するべきでしょう。


さてシーレ投手継投は
山口(6回)-高崎(2回)-秦(1/3)-山北(2/3)
の豪華なラインナップ。正直、山口、高崎、秦をベイスターズに上げて3人で先発の責任回数を任せる使い方をしてみたら面白いのではと思う。ファームで指導するより、小林や佐藤の例もあるように、実践で3人で競わせながら一人前にしてみたいと感じた。3人とも1軍で投げられる力はあると思うのだが、それぞれ1軍で任せられる程の安定感はなかった。

山口
結果は6回3失点だが、内容的にはノースリーが多く、1軍で6回を任すには荷が重い。体は昨年より一回り大きくなって、プロらしい体つきになっていた。ストレートは威力があるのだが、高めが多かった。あのボールが低めにコントロールされるとすごいのだが。変化球の切れもそれほどでもなく、切れ、コントロールも今ひとつ。体は大きくなったが、ピッチャーとして高校時代からどれだけ成長したかと思うと厳しい評価をせざるを得ない。佐藤の例もあり、そろそろ1軍帯同で強化していった方がよいのではないかと思った。中田に不用意に投げた低めのストレートをバックスクリーン左側の深いところまでライナーで運ばれた。阪神粗い、中日ウッズクラスを抑えようとすると、もっと丁寧に投球することも必要だろう。

高崎
日ハムの投手陣のボールに比べると全然格が違う。ストレートのスピード、球威は間違いなく1軍レベル。課題はストレートが時々甘いところに入ってくることと、変化球を投げるときの動作か。中田にライト前の痛烈なヒットを打たれていたが、今の中田はきちんとコントロール良く配球すれば抑えることができる段階であることを考えると、高崎がそれが出来ていないということだろう。斉藤の好守があったり、当たったところが野手の正面だったり、運も味方して1失点で抑えたが、まだまだもの足りない。ファームの打者では抑えることが出来るが、1軍クラスの打者を抑えるにはまだまだすべきことがあるように見受けられた。これをファームで出来るかとなると、どうだろう。彼も1軍帯同で学んでいった方がよいのではないかと感じた。特に、今のベイスターズではあのストレートのスピードと威力は魅力的で、中継ぎで上手いことはまりこめば面白い存在になるのだが。
彼のマウンド上の動作を見て感じるのだが、どうも独り相撲で舞い上がちゃっているように思う。ちょっと状況が悪くなると、自分の世界に入ってしまう気がある。高崎の投手としての実力は彼が思っている以上にすごいもので、その辺をわかって欲しいと思う。客観的視点、ビデオで自分投げている様子を内野席ぐらいから「遠くから」撮った映像で見るとか、ディソシエートしてみることがいいのではないだろうか。


好調が伝えられていたが、今日の出来は今ひとつ。コントロールの精度がなかった。横山で何とかなって、しかも連日投げさせられていることを考えると、横山の疲労対策も兼ね、秦もベイスターズの中継ぎで使ってみたいと感じた。彼はファームで学ぶべきことはもうほとんどないと思う。

山北
1軍の投球と変わらず。

打者については

1番 石川(ショート)
プロらしい体になってきた。打席での雰囲気も出てきた。追い込まれたときには、石井ばりのカットを連発し、いやらしい打者にもなってきた。ベイスターズで学んできたことが多かったように見受けられた。野球センスだけでなく、彼が1軍で求められていることなども感じたのではないだろうか。相手投手のレベルが低かったためもあるが、良くバットにふれていた。

2番 梶谷(セカンド)
シュアなバッティングを披露。石川-梶谷の1、2番コンビは、見ていて楽しい。まだ、1軍レベルではないが、足もあり、バッティングもいいし、小技も出来、期待の1、2番コンビ。

3番 小池(センター)
彼がシーレにいるのは寂しい。金城の不調にとって変わらねばならない存在であるはずなのに。1本ホームランを打ったが、それ以外の打席は当たりが悪く、彼のシーレでの不調を実感した。故障による不調もあると思うが、気持ち的な面も今ひとつ。彼が打席にでるとひときわ声援も高まり、彼に対するファンの期待の高さも伺える。実力を発揮すれば即1軍で起用される選手なので、気持ちを切らさないで早くベイスターズに戻ってきて欲しい。金城が絶不調の中、守れて打てる小池への1軍復帰の期待も大なのである。

4番 高森(ファースト)
今年、一番成長している選手。2年目だが、4番に座っても違和感がない。体の硬そうな感じなので、1軍クラスの投手に上手く対応できるかが気になった。中村に内角の厳しいところを攻められて三振していたので、今後はこのクラスの投手からしっかり自分のバッティングが出来るようになればと思う。現時点でも1軍で打たせても、鈴木よりはいい代打になると思う。ただ、守るところがないのが残念。
石川、梶谷、高森の成長をみると、横浜の高卒野手のバッティングに関する育成能力が高いことがわかる。

5番 呉本(DH)
1本ホームランを放つ。チャンスの打席ではバットを短く持って、コンパクトなバッティングをしたり、チームバッティングや野球に対する取り組み意識の高さを感じさせる。1軍では吉村が起用されているが、(最近調子を上げてるが)チャンスに打てない、チームバッティングが出来ていない等、吉村が今一番必要とされていることが呉本には出来ている。呉本に1軍チャンスを与えて、吉村の打席に代打で呉本を送るなんて采配は、両者とも燃え、二人のためにもなると思う。田代代行監督になったら、こんな場面も見られるかもしれない。

5番途中から河野(DH)
ノースリーから芯でとらえた強烈なヒット。相手ピッチャーがダメダメでほっといたらファーボールで出塁できたが、数少ないチャンスでアピールしたい気持ちだろう、ノースリーから打っていった。今年のモチベーションは高い。好調なうちに是非一軍で使ってみたい選手。小関の打率が下がってきたので、代わりにいいと思う。オススメ。

6番 内藤(ライト)
2本ヒットを放つ。内藤のヒットを見れると期待してなかっただけにうれしかった。上ではまだまだかなと思う。

7番 ジェイジェイ(サード)
1本レフト遠いところに弾丸ライナーのホームランと芯でとらえたセンター前への強烈なヒット。三塁ベース後方の凡ファールフライを捕れなかったのは×。
ベイスターズでの起用を考えると、試合終盤の攻撃のチャンスでの右の代打として面白い。

7番途中から斉藤(サード)
今日出てきたクラスの選手であれば苦もなくヒットが打てていた。
守りは上手い。三塁ベースよりの強烈なヒット性の当たりを横っ飛びで好捕したり、レフト前ヒット性の当たりを好捕したりと守備職人ぶりを発揮した。
ベイスターズでの起用を考えると、試合終盤3点差以上で村田の休養と守備力固めとしてサードの起用が面白い。1軍での斉藤のファースト起用は彼の持ち味を発揮できないので愚策、他の人でも足りる。

8番 下園(レフト)
体は大きくなりプロらしくなってきた。バッティングについてはあわやホームラン的な打席もあったが、精彩を欠く。小関不調のもと、下園も十分チャンスがあるのでもっと状態を上げてきて欲しい。

9番 武山(キャッチャー)
今日は打つ方は今ひとつ。

代打 鈴木
シーレの選手では、今日一番観客の声援が大きかった。
結果は初球をファーストゴロ。何度も見慣れたゴロが今日はセカンドではなくファーストへ。鈴木さんのバッティングあれでいいんですか?という、いかにも横浜ファンらしい女性の辛辣な声も聞かれた。
確かに、今日シーレの中で最も内容の悪い打球。
私はベイスターズで一流の投手からも、ファームでレベルの落ちる投手からも同じ打撃が出来ること自体に感心した。しかし、よく考えてみると鈴木ほど天才でもない打者がバカスカヒットを放つ状況から、鈴木もファームに2ヶ月くらいつけ込むと他のシーレの選手並みに鋭い打撃が出来るようになるかもしれない。


今年のハマスタウェーブ、回線状況かかんだかわからないのですが全然見れません。すみません、どうやったら見ることが出来るのかどなたか教えていただけませんでしょうか。
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ベテラン優先起用が裏目に ~ 開幕・序盤戦を振り返る

2008-05-05 13:06:58 | 野球
4月の戦いを振り返ってみたい。
ベイスターズの開幕スタートは昨年とうって変わっての大ブレーキ。
5月3日現在、試合数28、7勝20敗引分1、勝率0.259で断トツの最下位。
このまま、最下位決定といってもおかしくない成績である。
今回はこの4月の戦いについて、考えてみたい。

防御率4.41は6位で、防御率5位の巨人が3.57であることからすると突出した悪い数字である。
開幕前考えられていた先発メンバーでは
三浦、工藤は離脱し、高崎、土肥が不振だった。外国人投手のウィリアムスもファームで調整ということで冴えなかった。
寺原も孤軍奮闘していたが、開幕時打線が湿っており十分な援護を受けることも出来なかった。ウッドがぼちぼちといったところか。
中継ぎについては、加藤の離脱これは痛かった。川村はファームスタートで、木塚も頑張ってはいるが今ひとつのスタート。かつてのクワトロKの解体あるいは崩壊により、先発が踏ん張っても、中盤以降でやられる試合も多かった。那須野、マットホワイト、山北らの左腕中継ぎも機能不全。
抑えとして期待していたヒューズはオープン戦から力不足を露呈し、マットホワイトあたりが担当するが抑え向きではない。
こう振り返ってみると、先発、中継ぎ、抑えが崩壊していたといっていいだろう。
1軍投手崩壊が幸か不幸か、小林、桑原、佐藤の新人3選手を使わざるを得ない事態となり、首脳陣の予想以上の働きをした。この時期からこれだけの新人選手が活躍するのは最近は記憶がないだけに、今シーズンベイスターズファンに数少ない楽しみを与えた。
いずれにしても投手陣が揃って故障、不振に陥ったのは、キャンプ、オープン戦での調整方法、管理、指導方法に問題があったと考えてよいのではないだろうか。大矢監督はもとより、斎藤、野村両コーチは責任を問われても仕方ないだろう。

一方、野手の方だが、4月の打順は概ね下のようであった。括弧内は守備位置。
1仁志(4)
2石井(6)
3金城(8)
4村田(5)
5佐伯(3)
6吉村(9)
7小関、ビグビー、内川(7)
8相川、斉藤、鶴岡(2)

5番から7番は時々によって打順は入れ変わった。
チーム打率0.265は2位。1位が広島の0.266であるから悪くはない。試合を見れば一目瞭然だが、拙攻連続である。

1番仁志は5月に入ってから調子を上げているが、4月の打率は2割台前半で低調だった。昨年の試合出場に飢えた狼みたいな貪欲さが消えてしまったのは残念。昨年は仁志の活躍があって、好スタートを切ったが、今年は仁志の不振でも使わないわけにはいけないみたいな状況で裏目に出た。2番石井は年齢相当の想定内の働きだが、もう後進に敢えて譲る決断をしてもいいのではないかと思われる。
3番金城は可もなく不可もないが、チャンスでの凡退、チャンス拡大局面でも凡退が目立つ。が、これはチーム全体の雰囲気に引きずられている感じがする。
4番村田も冴えない。一生懸命頑張っているのはわかるが、結果が伴わない。また、守備の不安定さは相変わらずで、大事な場面、負けの発端となるようなエラーも多い。正直見ている方もつらい。
5番佐伯は今の実力程度の働きと見ていいのではないだろうか。
6番吉村はHR数こそあるが、個人的にはひどいといわざるを得ない。オフの慢心、調整不足が露呈した感がある。
7番は外野の1席を求めて、予想通り激しい争いが繰り広げらるホットスポットとなっている。それにしても、ビグビーの離脱は痛い。
8番は相川の手術からの回復が遅れ、というかもともと開幕は微妙だったのを無理に使って、ディフェンス的におかしくなった。反してバッティングが良かったので、相川をスタメンで起用していたが、やはり無理があった。

昨年は、鈴木、仁志らのベテランが奮起してシーズン序盤を好成績で乗り切った。今年、大矢監督は昨年の結果を見てさらに、実績重視のベテラン主体の起用コンセプトでシーズンに臨んだ。つまり、仁志、石井、佐伯、小関、そして鈴木尚の起用である。結果としては大失敗であった。では、昨年と今年はいったい何が違っていたのであろうか。私は、こう考える。昨年は仁志は新天地で出場機会を求めており、鈴木尚は監督の復活の期待に応えたかったし、佐伯は前年の不振を一掃したかったし、石井は2000本安打がかかっていたという、それぞれのモチベーションが非常に高い状態にあったといえる。しかし、今年はかれら4人は前年に対し今年の目標をモチベーションをどう上げていたのだろうか。おそらく昨年ほどの高いモチベーションは高くなかったのではないか。さらに、大矢監督はベテラン重視の采配を前年していたことから、ベテランの危機感もなくなっていたのではないだろうか。そう考えると、小関がベテランで今シーズン好スタートを切ったのは、彼には危機感があったのが背景にあるからだろう。
チームの現状を打開するには監督が勇気を持ってベテランの起用を見直すことであろう。もちろんベテランへの感情的な配慮は最大限ケアするべき(たとえば、石井や仁志はコーチ兼務にするなど)であるが、こと起用に関しては抜本的な改善をしなければならない状態にある。いや、すでにその時を逸しているといってもよい。

ピッチングスタッフの再編は喫緊の課題であるが、また別の機会に考えることとしたい。
ここでは野手陣の再編について考えてと私的には以下の通りである。

1大西(7)
2藤田(6)、JJ
3金城(8)
4村田(5)
5内川(3)ビグビー、小池
6小関、下窪(9)、下園、西崎、小池、佐伯
 →吉村はファーム調整(昨年の内川のように)
 →レフトとライトは3割維持した者をレギュラー起用し、3割を切れば控えにする。
  5打席連続ヒットなしでファームへ。ファームからは実績ではなく打率の一番高い
  外野手を1軍に上げる
 →鈴木尚はファーム
7野中(4)、JJ、梶谷
8相川、斉藤、鶴岡(2)→鶴岡、新沼、斉藤(2)


普通の戦いをしていては、阪神、中日、巨人クラスには勝てないため、打線は4番の村田を固定する程度とし、時々の選手の状態やデータで打線を組み替える。このため、データに通じ、かつ選手の状態を良く把握し、戦術に長けたヘッドコーチクラス格の補強も欲しい。もちろん、監督が替わるという選択もありえるが…
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加藤博一さん逝去

2008-01-22 21:31:47 | 野球
人柄の良さがブラウン管から伝わってくる明るい解説が好きでした。
彼の応援歌、蒲田行進曲はローズテーマソングに次ぐチャンスのにおいが今でもします。

記録より記憶に残った人気者というサンスポの記事もあります。
たしかに、人気者という点はその通りです。が、記録に関しては新聞記事を辿っていくと、盗塁(高橋慶彦と争ったり)、打率もそうそうたるものです。したがって、記録(蹴って次第記録ではありませんが)も記憶に残る選手だと思います。
ぜひ、オープン戦で加藤博一氏の追悼式、追悼試合かなにかできないものでしょうか。(他力本願的な表現でごめんなさい)
今年、ベイスターズはFA資格を取得する選手が多数いて、移籍防止のために多額の資金を要すと報道されています。選手側から見る球団への評価は給与面からの待遇は第一でしょう。しかし、選手への評価はそれだけではないと思います。その一つとして、チームに(様々な側面から)貢献した者に対して、名誉を称える等の事をある程度制度化して報いるシステム(永久背番号以外でも)も重要なのではないかと思いました。
たとえば、加藤氏の場合、日本的には三回忌や何回忌に加藤メモリアルデーを設けて、氏の映像(盗塁、ヒット、ファンの盛り上がり)を流し、黙祷を捧げるとかです。現役当時の年俸支払いだけでない、もっと合理的いやそれ以上に大切に、素晴らしい選手にたいする球団・ファンが誠意を示す方法があると思いますし、球団もそれを模索すべきだと思います。


故人のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。

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初春企画 ’07シーズン選手寸評 外野手編(2)

2008-01-07 00:00:01 | 野球
39 内藤雄太 F
 ファーム打率0.216。大卒2年目では物足りない数字である。入団時は待望の左の中軸候補として期待されたが、プロの壁にぶち当たっている。ファームでは不振にもかかわらず、打席数が多く期待の程が伺える。チームの編成的にも内藤が1軍昇格するレベルにないと苦しい。1軍では若手の左の中距離打者がいないし、小関が加入しても打てる左の代打も不足。内藤が来シーズンもこのような状態であれば、内藤を切り捨てて、社会人から指名漏れでドラフトの適齢期を過ぎた左の好打者を獲得しても良いかもしれない。それほど、左の中距離打者不在は喫緊のチーム編成上の課題である。

40 桑原義行 F
 前年度シーズン終盤1軍で活躍し、次はブレークかと思わせたが、怪我。前半を棒にふる。ファームではシーズン後半顔を出し、存在感をアピールした。
 ただ、右の外野手は飽和状態にあり、来シーズンも1軍に出るのは難しい状況。右の外野手が2名ほどトレードや怪我で不在になるという自体でもなければベイスターズ昇格の可能性は薄い。潜在能力は高く、チャンスにも強いタイプなので、1軍昇格すれば結果は出せると思う。いつでも1軍で力を発揮できるような状態でいて欲しい。

44 小池正晃 C-
 その前のシーズン、準レギュラー的に起用されたが、このシーズンは大矢監督の鈴木の偏重起用および内川の外野コンバートになり、持ち場を失ってしまった。安定した守備があるので、試合後半守備固めで起用された。しかし、打撃が大不振で打率0.232。これでは、シーズン前半金城が打撃不調だった時や鈴木・内川の打撃不調時に代役のスタメン起用というわけにはいかない。小池の打撃不調の間に、新人の下窪が台頭した。また、シーズン終盤、ファームでねばり強く1軍昇格機会を伺っていた西崎が出場し、1軍首脳陣に大いにアピールし、小池の立場が怪しくなってきた。そして、このたび古木とのトレードでオリックスから大西がやってきた。甲子園決勝で松坂投手率いる横浜vsPLの再来である。同期のPL出身の田中一はベイスターズ外野競争に敗れて既にプロを去ったが、同じくPLでプレーしていた大西がやってきた。田中一はスター扱いで浮ついたところがあったが、大西はPL、近大、近鉄の叩き上げで精神的にもタフで手強い。小池と大西の外野ポジション取り対決は来期の隠れたベイスターズの見所だ。
 小池の実力からすると、7番レフトで通年起用すると、打率0.280HR20本は十分期待できる選手だと思う。もちろん守れる選手でもある。
 右の外野手が過剰で、使える選手であることから、トレード候補として狙われやすい立場であるが、地元出身の選手としてベイスターズで活躍して欲しい。

50 下園辰哉 C-
 1軍の左打者不足もあって、新人ながら1軍でも打席機会を与えられた。順調な1年だったと思う。ファーム打率0.269でシーズン前半は3割程度打っており、九州の安打製造機通りの活躍であった。シーズン後半、打率が低下しており、体力面は鍛えていく必要があるものと思われる。1軍では29打席、打率0.207。1軍クラスの投手を打っていくことが今後の課題。慣れれば、もう少し率も上がってくると思う。内藤が育っていない状況下、下園が使える見込みが立ったのはチームにとっても朗報。古木、田中充が去り、鈴木もこのシーズンのようでは打席に立たせてもらえないはずで、左の外国人の状態にもよるが、下園の1軍での打席数は増加するだろう。オフシーズンしっかり調整して、新シーズンに望んで欲しい。

51 鈴木尚典 D+
 このシーズンから昔の背番号51に戻す。そして、大矢監督が特命で鈴木をスタメン起用を宣言。開幕当初は、それらがハマり、鈴木再生か!と思われた。しかし、5月頃から大失速。結局シーズントータルで打率0.232。守備も酷かった。たしかに、4月の開幕ダッシュは3割近く打った鈴木の好調によるところも大きかった。
 5月頃から鈴木の打撃が下降し、絶不調に陥るが、それでも大矢監督は鈴木のスタメン起用に固執した。これは多くの横浜ファンから失笑を買い、改めて大矢監督の好き嫌い采配を露呈することとなった。また、スタメンを退いてから代打起用されることになるが、全然打てなかった。にもかかわらず、鈴木の代打起用を継続した。基本的にオーソドックスな采配をする大矢監督であるが、この鈴木の1軍での代打起用はどう考えてもミス。早々に降格させ、他の左の打者を起用しておくべきであった。
 今年引退で良かったかと思うが、どうやら現役を続行するようである。チームへの貢献の仕方として、後進に道を譲って欲しい。

65 西崎伸洋 F
 ファーム打率0.307。ファームでは実績十分で、打率も安定し、いつでも上に上がれる状態にあった。なかなか、チャンスがなかったが、シーズン終盤ようやくベイスターズ昇格の機会が与えられた。結果、打撃・走塁で大活躍。ちょうどシーズン終盤で選手全体が疲弊したいたこともあり、西崎の溌剌としたプレーは輝いて見えた。これまで西崎を直に見る機会が少なかった大矢監督はじめ1軍首脳陣への大アピールとなった。
 新シーズンは、横浜の外野手は金城は確定として、その他2つもポジションを右打者の外野手だけで、吉村、内川、大西、小池、下窪、桑原、さらに、左打者小関、佐伯、外国人、下園で争うサバイバル、大激戦となる。
 西崎の強みは安定した打撃、快足、守備。競争相手も手強く、知名度は低いが、客観的に考えると西崎は総合力があって使いやすいタイプ。チームの流れを変えるガッツもあり、一発もある。ハマのダークホースだ。ビックネームも多いが、吉村、内川らが不調でもたもたしてると、活躍次第ではレギュラーを取っておかしくない。来シーズン期待している選手の一人である。

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初春企画 ’07シーズン選手寸評 外野手編(1)

2008-01-06 00:00:01 | 野球
00 河野友軌F
 1軍の打席に立つこともなくシーズンを終了。ファームでは3割を打てる力を持つ河野であるが、ファームで打率0.222と惨憺たる成績だった。不調というよりはモチベーションの低下であろうか。たしかに、ファームの成績では当時それほど差がなく、実績のない下園が監督の憶えめでたく1軍に昇格したのでは、やる気も失せるが、とはいってもそれでもめげずに精進していくのがプロに求められる気構えであろう。打席数はしっかり規定打席与えてもらっており、ファーム首脳陣も期待している。ミツル、古木なきあと、この世代の左の外野手は河野だけで、見方を変えればサバイバルで生き残ったとも言える。ただし、ファームでこの打率では、戦力外も仕方ない成績で、球団からラストチャンスをもらったかたちである。新シーズンでの奮起に期待したい。

 0 ミツル(田中充) F
 このシーズンは1軍の打席に立つことはなかった。ファームでは下園と遜色なく打っていたので、1軍で打たせて上げたかった。鈴木尚を左の代打で出すぐらいであれば(シーズン序盤の好調時を除く)、ミツルの代打起用の方が結果が出ていたと思う。この点は腹立たしい。シーズンオフ、戦力外通告を受けることになるが、確かに潮時ではあった。ただ、チームにこの世代の左の外野手がほとんどいなくなり編成面を考えるとは鈴木尚の戦力外が先であろう。毎年オフにはボランティアを欠かさないナイスガイでもあり、またいつかベイスターズに関わって欲しい一人。
 社会人野球(松下電器)で野球を続ける予定。

 1 金城龍彦 B+
 前半戦打撃絶不調。後半、打撃が復活し0.284。金城が打撃不振になると打線が組みにくく、来シーズンは安定した打撃を期待したい。
 もっとも守備は圧巻。スーパープレイは数知れず。捕殺も多いし凄い。難しい飛球も簡単に捕るし、玉際には滅茶苦茶強い。TBSのインターネット中継で何度金城の好手を称賛しただろうか。

 2 内川聖一 C++
 このシーズンから外野にコンバート。ライトのポジションを与えられてのスタートであったが、絶不調によりシーズン序盤でファーム降格。ファームで調整後、1軍に再昇格すると爆発的に打ちまくった。ただし、復帰後はライトのポジションを既に佐伯に奪われ、レギュラー不在の激戦区レフトで古木、下窪、鈴木、小池らと争うこととなってしまった。
 来期は古木が抜け、同じく右打者の吉村、大西が加わり、さらに外国人も加入予定なので、出場自体ままならない。出場機会という意味では、セカンドも守れるよう、もう一度チャレンジしたらどうだろうか。

 9 下窪陽介 C+
 日本通運からドラフト5巡で指名。中日も指名予定であった選手。社会人屈指のスラッガーというふれこみであったが、プロでは出塁する打撃で出場機会を増やす方向が功を奏し、ほぼ常時一軍に帯同した。28歳と中堅クラスの年齢だが、中堅的な役割は果たした。72試合出場、打率.277は十分合格点をあげられよう。社会人トップクラスのレベルの高さを示す結果となった。大舞台で場慣れしているせいか、1軍ですぐにヒットを打つことができ、初ヒットに苦労しなかったのも1軍定着の要因だと思う。守備は覚束ないところを多々見受けた。新シーズンは落ち着いて処理されたい。守備も慣れればもっと上手な選手だと思う。
 下窪の話から外れるが、今年は古木、田中充がいなくなり、左の外野手が佐伯・鈴木から一気に内藤・下園まで世代間が空いてしまうため、是非社会人トップクラスで例年指名漏れされている左の好打者を指名し世代ギャップを埋めて欲しい。

31 吉村祐基 B-
 ファーストのレギュラーとして定着。ほぼ全試合出場した。打率0.274、HR24本はファーストの打者としては物足りないが、吉村としては評価できる数字であった。チャンスでの凡退も多かったが、いいところでも打っていたとも思う。村田ともども三振が多かったのは問題有り。守備でも足を引っ張ること場面が多々見られた。育成という観点から大矢監督は吉村を起用し続けたが、好調時の内川や佐伯のファースト起用というオプションをもっと使用して良かったと思う。オフの契約更改の発言などを見ると、吉村は自分の成績を過信していると思われるフシがある。もっと客観的に自分を見つめ直し、気を引き締めるべきであろう。ホームラン20本打ったあたりでマスコミにチヤホヤされることはままあり、そのうち練習がおろそかになって、未完の大器に終わる選手も少なくない。そんな選手にならないことを祈る。

33 古木克明 C-
 72試合出場、打率0.247、HR4本。ほとんど代打起用であった。シーズンオフ、(おそらく)トレードを志願。オリックス大西とのトレードとなった。
 打撃の潜在能力はこんな数字ではないはず。
 課題の守備は改善傾向といわれていた(といってもまだまだ下手)。
 このまま、横浜に残っていても守るところもなく、レギュラーは難しいと思われる。左の代打としては、率が悪い。良い悪いがハッキリしたタイプで安定的にヒットが望めない。同じ一発のある打者であれば外国人選手という選択ある。
 入団時は将来はサード、セカンド、ファーストの内野の一角を担って欲しかった期待の選手で、好きな選手でもある。高校時代はショートで、プロではサードコンバートでものになって欲しかった。森監督時代は我慢して使ってもらったが守備的には芽が出なかった。その後、村田との内野競争に敗れて外野に追われた。ファーストを諦めずに続けていたらと思う。
 左打者として、横浜的にはその潜在能力を考えると必要な選手であるが、そろそろ環境を変えても良いかなとも思う。
 オリックスに行っても、広い京セラドームが本拠地で、他球場も広く、守れない古木は、代打からのスタートとなるだろう。パリーグの野球はセリーグのような嫌らしい攻め方がされず、古木にとっては打撃的にはパの方がベターかもしれない。打撃で認めてもらって、守備で我慢して使ってもらって、レギュラーを目指すことになるのだろう。
 ベイスターズの人気選手で放出は非常に残念であるが、新しい環境で未完の大器が開花するのを祈念するばかりである。強打者になって、再びベイスターズに戻って来て欲しい。
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初春企画 ’07シーズン選手寸評 内野手編

2008-01-05 00:00:01 | 野球
 3 種田仁 C-
 仁志の加入によりセカンドのポジションを奪われ、出場機会が激減した。(前年打数230→66)
 チャンスメイク、チャンスに強い打撃は健在。サヨナラ振り逃げなんてのもあり、おじさんが懸命に走っていた姿が懐かしい。シーズンオフ直前、オフに右肘の手術をすることを宣言し再起を期そうとした矢先に戦力外通告。右の代打として、横浜にはまだ必要な選手だとは思うが、球団の外人大量補強戦略の影響を被る形となった。西武が獲得を表明し、来期はパ・リーグで活躍することになる。

 4 北川利之 F
 このシーズンはベイスターズ昇格はあったが、1度も1軍の打席に立つことはなかった。打撃がまだまだで2年目の石川が1軍で起用されるくらいであれば、北川を使うべきであると思うが、結果的に1軍首脳陣からは構想外の選手となっている状態で残念である。守備も悪くないし、石川、木村よりは打つはずである。まずはキャンプ、オープン戦で1軍首脳陣にアピールすることからになるのだろう。

 5 石井琢朗 B-
 守備、打撃ともにすっかり衰えてしまった。その石井を超える遊撃手がいないのも寂しい。
 石井の懸命なプレーや疲れや体の痛みを出さないで野球に取り組む姿勢は素晴らしいと思う。

 7 仁志敏久 B
 シーズン前半は3割をキープしていたが、後半は息切れし打率.270。先頭打者として、チームを牽引し、負け癖がついて停滞気味のチームに新風を吹き込んだ。ジャイアンツでは若手主体のチームに切り替えていたため出番がなかったが、この鬱憤を晴らすかのような目覚ましい活躍だった。仁志のトレード志願で、小田嶋を差し出すことになったが、横浜的には成功したトレードとなった。来シーズンはシーズンを通して仁志が活躍できるよう、シーズン後半若手と併用したように気の利いた起用を望みたい。

23 藤田一也 C-
 シーズン当初は1軍メンバーで、安定した守備を披露した。1軍に慣れて気持ちに余裕が出てきたため、ヒットも打てるようになってきた。もともと打撃は良い選手だったので、今年はこのままいくのかなと思っていた矢先怪我で離脱。怪我の多い選手は大成出来ないので注意したい。シーズン後半1軍に帰ってきたが、遅きに失した。ショートの守備はベイスターズで一番上手く安定している。打撃も良くなって来ているので、来期こそショートの定位置取り、少なくとも石井と半々ぐらいの出場機会を目指して欲しい。

25 村田修一 A-
 ホームランキングを獲得。全試合出場、打率0.287、HR36は横浜の4番の責務を果たしたと評価したい。ただし、得点圏打率が低い等の課題は残した。4番としてもっとレベルの高いところを目指したい。
 疲れもあるとは思うが、シーズン後半、守備の乱れ、雑な守備が目立った。2年前は守備はまだまだであったころに比べるとだいぶ進化したといえるが、村田にはセリーグを代表する4番サードになって欲しい。このためには、当然安定した守備も必要である。オフも油断せずにあらゆる面で鍛え上げて新シーズンを迎えたい。

26 佐伯貴弘 B
 背番号を昔の26に戻して心機一転。前のシーズンとは別人のように活躍した。規定打席で打率.302、ライトのレギュラーポジションも奪取した。
 前年、この程度機能していれば、牛島政権ももう少し長かったかもしれない。4番としての重圧から解放されたからなのか。いや、佐伯自身が奮起した結果であろう。
 シーズン当初はレギュラーから外れることが多かったが、安定したバッティングで徐々にスタメン固定となった。シーズン通して安定したバッティングは横浜最下位脱出に大きく貢献した。来シーズンもベテランのバッティングに期待したい。

52 石川雄洋 D+
 オープン戦での活躍により、シーズン序盤、1軍に抜擢された。ただ、打撃はまだ1軍レベルの投手に対峙できるレベルではなく、程なく降格した。1軍経験を活かして、体作りも含めて、ファームで鍛え上げたい。

53 野中伸吾 C+
 代走要員として1軍に帯同した。シーズン中盤、ジャイアンツ戦で9回ホームランを放ったあたりから吹っ切れてバッティングに開花。以後3割をキープした。石井や仁志が疲労がたまり、守備打撃に精細を欠いた時に彼らに休養させたが、この時野中がスタメンを獲得した。二人とも大ベテランで、扱いもあり、定位置奪取までは至らなかったが、特にバッティングで大暴れした。
 前のシーズンまで左打席であったが、このシーズンから右打席に徹したのが功を奏した。神埼高校時代は右打者で、小柄だがHRも打てるインパクトのある先頭打者であった。リードオフマンタイプであったことも含めて、キャラ的には仁志と似ている。プロ入りしてから、生き残りのため足のスペシャリストとなりこぢんまりしてきたが、このシーズンは高校時代の野中が蘇った。来期は仁志の代役が多いかもしれないが、存分に活躍して欲しい。

55 呉本成徳 F
 シーズン後半1軍に昇格し、初安打を放つ。ファーストというポジション柄なかなか昇格機会がない。呉本自体、チーム内の役割も難しい。右の代打は数多く、一発を期待したい(かつての小田嶋のような)打者でもない。呉本に問題があるというよりは、編成に問題があるのだろう。右打者過剰の状況と年齢的な点からすると、来期が正念場。

63 梶谷隆幸 F
 ファーム育成中。ファームで52試合出場と経験を積んでいる。横浜の高卒野手は下位指名でも、怪我さえしなければ、大体1軍クラスの選手に育っているので、体のケアを十分に行って良い選手になって欲しい。

66 木村省吾 D+
 藤田の怪我により、1軍昇格。守備はまずまずで守備要員としての役割を果たすものの、いかんせん打撃が非力。千載一遇のチャンスを生かし切るまでには至らなかった。チーム状況からして左打者の内野手は使い手があったはずだが、残念だった。ファームでも打撃が課題であった。せっかくのチャンスをつかみきれず、藤田の代役を野中に奪われる格好となった。実質、初めてこのシーズン、1軍で仕事ができ、貴重な経験になったと思う。バッティングが上向けば来期はもっと出番があるかなと思っていたところ、岸本とともに広島にトレードされることになった。内野の外国人選手を獲得し、野中の台頭もあり、来シーズン木村の立場は厳しい状況になることを考えると、広島行きは木村的にも良かったと思う。広島の内野陣を考えると、木村の守備力と走力からして、内野の守備要員として常時1軍帯同も夢ではない。広島から見込まれたわけであるから、是非課題のバッティングも克服して、長くプロ選手を続けて欲しい。
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初春企画 ’07シーズン選手寸評 捕手編

2008-01-04 00:00:01 | 野球
 8 相川亮二 B-
 このシーズンは肩の具合が悪く、盗塁阻止率は低かった。リード的には特に進歩は感じられず。大量失点癖も相変わらずだった。8月中旬は腰を痛め2週間ほど離脱した。
 一方、打撃の方は、初めて規定打席で3割をマークした。(ただし、シーズン終盤打順上位にしてもらって規定打席に到達)
 北京五輪の最終メンバーに残れなかったが、最後まで残ろうとする男気は評価したい。シーズン中に肩の手術をすれば、次のシーズンに間に合ったが、オリンピックに出たいがために、手術を先延ばしにしていた。個人成績より、オリンピック、日の丸を優先した。チームには迷惑をかけることになるが…

29 新沼慎二 F
 捕手2名体制により、3番手捕手の新沼は1軍から外れることになった。4試合の出場にとどまった。
 ファームでは腐らず、打撃も成長し、終始好調をキープしていた。相川離脱の8月ようやく昇格し、スタメンマスクを被り、試合を決定づけるホームランを放ち、存在感をアピールした。

49 斎藤敏雄 F
 ファームでは一定の出場機会を与えられているが、冴えない。自慢の打撃が、ファーム打率.179では寂しい。三振が極端に多く、粗い印象を受ける。特に捕手は出場機会が少ないので、斎藤捕手らファーム3番手以降の選手は独立リーグにレンタルするなどして、出場機会を増やして育成させることはできないものだろうか。

57 鶴岡一成 C-
 2番手捕手として36試合出場。相川離脱時、スタメンマスクを被るが、大事なところでのエラーが目立った。相川と遜色ない力量があるとは思うが、試合から遠ざかり試合勘が鈍っていたためか、数少ないスタメンのチャンスにおいて力を発揮することが出来なかった。69打席で打率.217の打撃も低調。新シーズン相川の手術の回復が遅れれば、鶴岡の出場機会が多くなると思われ、さらなる奮起が期待される。

59 黒羽根利規 F
 ファーム育成中。48試合出場、67打席、打率.224、2年目のシーズンにしては、予想以上の成績だった。打率もシーズン中盤はもっと良かった。非力な選手と思っていたが、そうでもないようである。序盤は出場機会が少なかったが、バッティングで結果を出し、少しずつ使ってもらえるようになった。
捕手の中ではこのシーズン一番成長したと思う。

61 武山真吾 F
 捕手二人制により新沼がファームに常駐することとなり、武山の捕手出場機会も少なくなった。ファームで180打席、打率3.00は合格点。内野手転向の噂も聞かれるが、年齢層的に武山が捕手として一人前、つまりいつでも1軍でプレーできる力のある選手になってもらわなくては、チーム的に苦しい。相川がFAで流出した場合、鶴岡、新沼に次ぐ選手としてレギュラーを刺激する選手が必要だからである。捕手としてやや影が薄くなってきているので新シーズンの巻き返しに期待したい。

62 高森勇気 F
 25試合出場、21打席、打率.095。高卒1年目としてはまずまずの数字。


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初春企画 ’07シーズン選手寸評 投手編(4)

2008-01-03 12:00:01 | 野球
43 北篤 F
 ファームで順調に育成中。

45 吉原道臣 F
 ホンダから即戦力の中継ぎとして入団。投球回数3回防御率6.00、冴えない成績に終わる。ボールはそこそこだが、コントロールがままならなかった。

46 佐久本昌広 F
 シーズン中は一度も1軍昇格することもなく、シーズン後解雇。もともと前牛島監督に認められて、入団した経緯があることもあり、大矢監督的には当初から戦力外であった。
 打撃投手として採用される予定。

47 工藤公康 B
 シーズン序盤はボロボロで、早々にノックアウトという試合が続き、もうダメなのかなあと思ったが、オールスター以降巻き返し、ほぼローテを守り、終わってみれば投球回数103回2/3、7勝6敗防御率3.91。負け数の2・3敗はシーズン序盤。中継ぎで失敗で負けがついたゲームや中継ぎ、那須野あたりが抑えられず勝利を逃したケースもある。それを考えると実質10勝5敗程度の貢献度はあった。大投手の貫禄を披露した。
 あらためて、工藤のすばらしさを知ったシーズンだった。

48 後藤伸也F
 5月6日にファームの試合を見に行ったが、球場について時には既に大量失点で降板していた。入団後2、3年はファームのエースとして活躍し、期待していた。が、肩だったかの故障後は低迷し、精細を欠いていた。このシーズンも数少ないチャンスをもらったが、結果は出なかった。
 シーズンオフ後、解雇。また一人、高卒期待の投手が去って行った。
 球団職員として採用される予定。

54 橋本太郎 F
 牛島監督時代は牛島氏の高校の後輩というこもあってか、ファームでは先発としてよく起用されていたが、当シーズンは若干出番が減ったがチャンスは十分に与えられた。目下、育成中。
 ただし、新シーズンは高卒ルーキーが3名入り、大社の2名もファーム中心だと思われ、外国人投手も大量に補強したためあぶれた選手がシーレにやってくる。このため、橋本の登板機会も激減することが予想される。
 数少ないチャンスで期待に応えられるよう、万全を期したい。

56 チアソン D-
 登板機会なく、早々に帰国。

58 ホセロ C-
 シーズン序盤は150キロの重い速球を武器に中継ぎとして活躍した。来る日も来る日も投げていた。登板過多で当初の勢いも無くなり、コントロールに問題があることが、他チームに知られるようになると、成績も急降下した。素材としては悪くなかったので、投手コーチ連中の手腕が問われたのだが…
 シーズン後、再契約は微妙な成績であったが、結局結ばなかった。

60 飯田龍一郎 F
 未完の大器も結局ものにならず。ファームで1試合登板したのみでユニフォームを脱ぐこととなった。彼の場合は、育成以前に指名に問題があったと思う。つまり、指名レベルの選手では無かったということである。


64マットホワイト C+
 シーズン途中で入団。ファームの調整登板は散々であったが、即1軍登録。時期尚早ではあったが、実戦の先発ではそこそこ投げて周囲をホッとさせた。左の中継ぎ不足により、先発から中継ぎにまわると、本職ということだけあって、十分に役割を果たす。中継ぎにまわったばかりのころは打たれていたが、徐々になじんでくる。
 横浜は開幕当初こそ首位に立ったが、CS圏内はおろか、シーズン終盤は広島と5位争いをする状況であったため、マットホワイトの加入は4位確保の原動力となった。その功が認められ、契約更新。

99横山道哉 B-
 日ハム解雇後、テスト入団。5月終盤、中継ぎが崩壊した時に、救世主のように登場。当初はたまたまのように思われたが、しばらく防御率0を維持した。最終的には投球回数38回、勝ち負け無し、防御率3.32の立派な成績を残した。ベイスターズのカンバック賞。再び横浜に戻って、良い仕事が出来た。ファンとしても嬉しい。
 シーズンを振り返ってみると、横山が中継ぎで踏ん張って、中継ぎの再構築がなされたからこそ4位に位置した点も見逃せない。

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