紙屋治兵衛の横浜ベイスターズ批評

横浜ベイスターズのオリジナル批評

横浜 46年ぶり外国人野手ゼロ

2006-02-02 11:29:24 | 野球
横浜 46年ぶり外国人野手ゼロ (スポーツニッポン) - goo ニュース

ベイスターズは今シーズン外国人野手ゼロで挑むという。
私も牛島監督と同じ考え(牛島監督の内心はどうかわからないが)で、日本野球に向いていない外国人を4番に据えたり、期待はずれの外国人選手をゴールデンウィークまで我慢して使うというくらいだったら、はじめから外国人抜きで戦った方が良いと、とりあえず前向きに考えることにしたい。
また、若手選手の出場機会の拡大、つなぎの野球の意識という点でも、悪くはない。
本気で優勝を狙うチームであれば、外国人野手を獲得しないことは問題ありかな、とも思うが、私は今シーズンはAクラスの定着が必達目標で(余程の外国人野手を獲得しないと現有戦力では)優勝までは狙えないと考えているので、外国人野手ゼロにはどちらかというと賛成している。
監督の言うように、高打率、ホームラン量産打者が獲得できるのであれば、申し分ないが、そうでなければ無理に獲得する必要もない。(その浮いた予算で、中継酷使投手陣にオフに報いてあげて欲しいくらい。)
ただし、ヤクルトへのラロッカ移籍のように、西部のフェルナンデス等、日本野球で結果を出して、来シーズンも期待できそうな選手にはもう少し踏み込んで検討する余地があったかもしれない。

この記事の中で最も、非常に問題があると感じたのは
「オフには複数の代理人から新外国人選手の売り込みもあったが、どれも決め手を欠いた」という一文。
外国人選手は売り込まれた選手から選ぶのではなくて、それはあくまでも選択肢の一つで、球団自身(担当者)が自力で探してくるのが大原則。もし、売り込んできた選手から外国人選手を獲得してきたなら、これは担当者の手抜きとしか言いようがない。チーム浮沈のキーマンであり、多額のコストのかかる外国人を売り込みで獲得するようなチームでは問題があろう。