裏風撃バカキュン

とり♀、いしい♀、夏子♀、ぜん♂、おバカな4人がゆるゆる綴る胸キュン音楽blog。
風吹く裏街でテキトーに撃ってます。

君を燃やしてしまうかもしれません

2005-11-28 | とり
もうすぐ12月です。ライブに行く予定が6回「も」あるのに、ライダーズマニアの同僚Kさんから「12月19日、渋谷BYGでのMAMALAID RAGに行きましょうよ」と誘われてしまった。ああ、もうこれ以上は行けないって・・・。でも、BYGには行ってみたい。※同僚Kさんは、青山さんのライブのゲストに出演したMAMALAID RAGを見て、すっかり田中クンのファンになってしまっています。K1さんと青山さんのファンだったのに・・・。

この日のライブ、私はMAMALAID RAGが演奏している時間には会場にたどり着けず、アンコールで青山さんとセッションしたときしか見ていないのだけど、アンコールでのはっぴいえんどの「抱きしめたい」の前に、「この詩を読んで、この詩を書いた人は天才だと思った。自分が燃えるんじゃなくて、相手を燃やすんですよ。こんな詩、書けませんよ」みたいなMCを入れてた。ああ、若いのにちゃんとした人だなあ・・と。

聴く前に想像していたよりも、全然かっこいい。いしいちゃんがライブの日のBLOGで、「破綻や混沌」と書いていたけれど、美しくて、極限まで研ぎ澄まされたメロディの中に、歪んだ空間が広がっていくようなそんな1枚です。

しかし、「情けない男好き」に、あのルックスは犯罪。

ケイト・ブッシュはやっぱりイイ!

2005-11-25 | ぜん
ケイト・ブッシュの新作「Aerial」は、前作「レッド・シューズ」以来なんと12年ぶりだそうな。これがなかなかいいんだよね~。

常々思っているのだが、ケイト・ブッシュの音世界は、江戸川乱歩の作品と共通する要素がたくさんある。「エロティック」「グロテスク」「ダークサイド」「狂気」など、普段は見せない人間の内面をグワッと切り裂いて目の前にさらけだすかのよう。それらは明らかにマイナスのイメージ(あ、エロティックは好きかも~)を持ちながら、例えようもなく美しい。

12年のブランクの間に結婚、出産を経験し、サウンドに多少の変化は見受けられるが、最初から最後までケイト・ブッシュの世界は健在である。全体的に音数が少なく、静謐なイメージの作品が多い。一度通して聴いただけでは少々物足りないかもしれない。でも聴き込むにつれてじわじわと心にしみ込んでくるよう。

まだケイト・ブッシュ未経験の方がいらしたら、是非ファースト・アルバム「天使と小悪魔」(「嵐が丘」「ローリン・ザ・ボール」等収録)を聴いてみていただきたい。もう30年近く前、彼女が10代のときのアルバム。弾けんばかりの才能にノックアウトされるはず。

タモリ倶楽部といえば

2005-11-01 | いしい
私よりずっと若いのにおっそろしく濃く深い記事をぶちかます方々の存在に、日々クラクラしている私ですが、そんなお一人である『KELOG - blog the frog's music』の石ばしさんが「タモリ倶楽部といえば…」ってことで記事を書いてらしたので、私もタモリ倶楽部ネタ、乗っかってみまーす(といっても私の文章にはなぎら健壱は出てきませんが・笑)。最近こんなのばかりだな、お世話になりますみなさん。

タモリ倶楽部、私は最近見ていないのだけれど(何しろ深夜起きてない)、オープニングの曲って、昔と変わっていないのかなあ? えっと、これ。ロイヤル・ティーンズの「SHORT SHORTS」。♪Who wear short shorts? パパパパパパパ(サックスの音)♪ってやつね。これ、耳に残るよねえ。っていうかこれ聴くとパブロフの犬的に、パンティのお尻が次々出てくるあの映像を思い出しちゃう。このロイヤル・ティーンズってのは、あのフォー・シーズンズのボブ・ゴーディオがいたグループ。といっても、このジャケのどの人がそうなのか、私にはよくわからないのですが…。この「SHORT SHORTS」は、ドゥーワップというよりもなんかガレージ風味が強い曲だけど、ロイヤル・ティーンズは、正統派ドゥーワップの名曲「Believe Me」なんかもヒットさせてる。

実は私、ドゥーワップに超ハマりまくった時期がありまして。もちろん言うまでもなくキッカケはタツローさんなんだけど。83年ごろ、タツローさんが自分の番組(NHKサウンドストリート)で「これをずっとやりたかった」と言いながら6週にもわたって「ドゥーワップ特集」をやってくれてね(今振り返ってもムチャクチャな企画だ…)。そのリスト今も手元にあるけど、いやもうシビレる内容。私はとりあえず「ON THE STREET CORNER」でタツローさんがカバーしてる曲のオリジナルを全部手に入れることを目標に、いつも曲目メモ持ってレコ屋巡りしてたなー。その頃新宿の丸井の地下にあったヴァージンレコードが、なぜかこの手のCDの品揃えよくて、毎週通っては、新しいのがあると買ってた。ああ、実に地味な青春…。

しかし。ロイヤル・ティーンズにボブ・ゴーディオがいたってのは知ってたけど、今ググってたら、アル・クーパーも一時ギターで参加してたグループだって。うわそうなのかー。こういうの知ると、ほーんと50年代のあの頃から、今のこの地点まで、ロックって地続きなんだって気がしてワクワクするなー。私の地味な青春を賭けたドゥーワップの話は、また機会があればします~。