about Panzerkampfwagen Models

AFVプラモ製作記です。

アスカモデル 1/35 2号戦車L型ルクス初期型 その4

2017-04-15 20:25:08 | 2号戦車L型 ルクス
さて、ウェザリングに入るのですが、まずは剥げ錆を描きこんでいきました。
しかし、なかなか思うようには進みません。

パンターを製作したときと同じように、エナメルのジャーマングレイとレッドブラウンを混ぜたものを面相筆で描き込ん
でいきます。
ジャーマングレイ単色塗装の車体にはあまり目立たないだろうなとは思っていましたが、確かにあまり目立たないのです
が、それだけでなく何か色が変です…

それはまた後で考えるとして、次にMr.ウェザリングカラーのグランドブラウンを薄め液で薄めた後、軽くウォッシング
を施しました、





剥げ錆については、車体の色を考慮して、フラットブラックにレッドブラウンをほんの少しだけ調合したものを使い、
やり直しました。
だいぶいい感じになったと思います。とは言っても、今回は剥げ錆はほんちょっとしか描き込んでませんが。

次は、パステル粉を使ったウォッシングのようなことを行いました。
パステル粉については、クレオスから発売されているウェザリングパステルセット1とセット2を使っていますが、まずは
この中のチャコールグレーをアクリル溶剤でかなり薄めに溶き、面相筆をつかって主に影部分に塗っていきます。
(余談ですが、このセットの茶色系の色、そのままでは使いにくい色ばかりだと思うのは僕だけでしょうか?)
影ではない部分、平らな装甲板なども、あえて筆の筋が残るように描いていきます。
そして、何もつけてない筆を使って軽く拭き取っていきます。
やりすぎた部分は、軽く溶剤を含ませた別の筆で拭き取ります。
車体下部、転輪等にも同じ作業を行っていきます。
このとき、雨だれ表現なども適宜やっておきます。

アクリル溶剤でも完全に乾燥してしまうと落とすのが難しくなってしまうので、半乾き状態で拭き取っていくのベターだ
と思います。
ちょっと油断すると染みみたいになってしまうので、細心の注意を払いながら作業を進めていきます。

次に、同じ作業を同じパステルセットのライトグレーを使って行います。
この色は、光が当たる部分、上を向いている装甲板や砲塔サイドなど、これらも筆の筋が残るように行っていきます、







ここまでやって気がついたのですが、かなりボロボロの戦車になってしまった気がするのは僕だけでしょうか?

戦車って、直射日光を受け続け、雨風や時には雪にもさらされて、土埃や爆風なんかの中を走り、それらの環境をくぐり
抜けていく中で塗膜の劣化や金属疲労などを起こしつつ、任務を完遂させるために動き続けているもの、というイメージ
があります。
そのイメージを表現するためこのような手法を考えてやってみたのですが、ちょっとやり過ぎたようです(^_^;)

また、ジャーマングレー単色塗装のドイツ戦車は、どういう表現がよりリアルに感じられるのか、なかなかイメージとして
掴みきれなかったこともあり、1つの方法として前回のフィルタリングも含めて今回のウェザリングのやり方をやってみま
した。
方法としては、なかなか悪くない手法だと思っています。
単色の戦車であるのに、かなりの情報量を持たせることに成功したかなと。

ただ、ちょっとやり過ぎたので、フィルタリキッドのブルーにパステル粉のチャコールグレーを溶かしたもので、薄め液で
かなり薄めたものを面相筆で大まかに塗っていき、全体を少々落ち着かせました。







なかなかいい感じなってきたと思います。
次回は履帯と車体下部、転輪等のウェザリングをやります。
次こそは完成か?

最新の画像もっと見る

コメントを投稿