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AFVプラモ製作記です。

タミヤ 1/16 RC ティーガー1 その2

2017-01-02 08:53:34 | 1/16 RC ティーガー1
その後、デカールを貼り、ウェザリングを施してようやく完成です。



デカールについては、第503重戦車大隊101号車のものを探しました。
これがあったんですよね。
ドイツのペディングハウスというメーカーが、1/16でマニアックなデカールをたくさん出していて、1ヶ月待ちでようやく入手しました。

この車輌は、東部戦線においてトップエースであるクルト・クニスペルが砲手として搭乗した車輌です。
クルト・クニスペルという人は、ミハエル・ヴィットマンやオットー・カリウスのように有名なエースではないのですが、撃破した敵戦車数168輌という
(非公式では195輌!)最高の撃破数を誇るエースであった人です。
ちなみに、敵戦車を捕捉してから主砲発射までわずか2秒という名砲手でした。
後に戦死してしまい、ネット上ではいろいろな話があるようですが信憑性に欠け、謎が多い人物でもあります。

彼が搭乗した101号車は、実はジャーマングレーの単色塗装の上から、グレーの部分をかなり残すような形でダークイエローの迷彩が施されていたのですが、
個人的にティーガー1はジャーマングレー1色が最も好きなので、迷彩を施される前の101号車という設定にしました。
実際、迷彩塗装は現地において戦車兵が行っていたそうですし。
適当ですね(笑)、ディープなマニアからは怒られそうですが。

ウェザリングはエナメルのフラットブラック、それにレッドブラウンを混ぜたものを使ってスミ入れとウォッシングを施した後、ドライブラシです。
簡単に書いてますが、1/16の大きさだと全体にこの作業を施すのもかなり大変です。
車体は40cm以上あるし、重さは5キロを軽く超えてるので、1/35のように片手で車体を持ってもう一方の手に筆を持って、なんていうことは不可能です。
車体を置いて、自分が動く(笑)。車体下部なんてやりにくいのなんのって。

初めての試みとして、スポンジを使ったチッピングを軽く施してみました。
このやり方、個人的にあまり好きではないかも(単に下手なだけと思いますが)
しかし、ジャーマングレイの上からだとあまり目立たないですね。

あとはドライブラシです。
ドライブラシは、普通はエッジを際立たせて強調するために行うものですが、もちろんその目的のためにも行いましたが、筆に付ける塗料の量や濃さ、筆運びを少し変化させることによって土埃などの表現にも使っています。
他には排気管周辺を軽くフラットブラックで吹いてスス汚れを表現しました。
これらの作業も、うまくいかないときは溶剤で拭いてやり直しを繰り返し、ウェザリングだけで2週間ほどかかってしまいました。

全体的にウェザリングは控えめにしました。
ディスプレイ専用モデルではないので、足回りの汚しもかなり控えめです。



平らな車体側面に変化を付けるため、色調の変化等、ウェザリングをかなり工夫して行いました。













タミヤの圧延鋼板の表現は実に素晴らしいと思います。
ワイヤーカッターのパーティングラインを消し忘れてますね(苦笑)

ウェザリングについては、思うところがあるのでそのうち再度行うつもりです。
現時点では完成ということにします。

これ、ラジコンなんで動くんですよね。
またエンジン音が素晴らしすぎます。エンジン始動からアイドリング音、速度が増すごとにエンジン回転数も上がる音が再現されてます。
動きとエンジン音が完全に同調してるんです。
このエンジン音は、本物のティーガー2のエンジン音を録音してきたものを編集して使っているとのことです。

砲塔の回転や砲身上下動はもちろん、主砲の発射音や機銃の発射音、それらに伴う閃光と動きと音が完全に同調し、主砲発射時のリコイルシステムまで再現されてます。
もうね、楽しすぎますね。

最近のラジコン(2.4Ghzの周波数を使ったもの)は、アンテナを立てる必要がないというのも素晴らしい点ですね。
いくら車体をリアルに作っても、ラジコンのアンテナを立てると一気におもちゃっぽくなってしまうのですが、これはその心配がない。

ただ、エッチングパーツを大量に使ったおかげで、外で走らせるなんて無理です。
本物の汚れをつけたくないですし。
室内専用。それも、ぶつけたりしないように細心の注意が必要です。
サイドスカート、マッドガード、マフラーカバーなんて薄い真鍮板なんで簡単に壊れてしまいます。


次は、初めて海外製のキットを作ります。

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