環境問題スペシャリスト 小澤徳太郎のブログ

「経済」 「社会」(福祉) 「環境」、不安の根っこは同じだ!

「将来不安」の解消こそ、政治の最大のターゲットだ

2050年までの主な制約条件

2007-02-25 21:59:48 | 市民連続講座:環境問題


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国連やそのほかの国際機関、日本政府などの公的機関が公表しているさまざまな統計資料をベースに総合的に考えると、2050年までに、つぎのような制約条件が浮かび上がってきます。

ここでは、経済活動の原点である生産活動に焦点を当てます。モノの生産には、つぎの図に示すように、労働力のほかに、生産工程に「原材料」、「エネルギー」、「水」などの資源の供給(インプット)が必要です。生産工程からはかならず、「製品」とともに、「廃棄物(固形廃棄物、排ガス、排水)」および「廃熱」が排出(アウトプット)されます。

  
この図で重要なのはたとえば、エネルギーが十分あっても、その他の条件が一つでも量的あるいは質的に有意に満たされなくなれば、生産活動ができなくなるということです。ですから、生産活動はインプットあるいはアウトプットの最も少ない条件に縛られることになります。