無冠帝王の繰り言=外房御宿の網代湾を朝夕眺めるおぼろ男は、野次馬根性旺盛ですからいろいろと寝ぼけことを繰り返します。

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椿落つ 無冠帝こそわが墓碑銘  安藤 三佐夫

倒閣運動を!野党に期待する

2017-05-30 17:09:01 | エッセー
 ここまで多数の横暴を許してしまっている日本国の国会と言うものを長い嘆息で眺めています。
 内閣支持率を金科玉条にしているマスコミのあたかも客観的な報道の欺瞞を問題にするべきだ。マスコミの関係者には気骨のある者はいないのであろうか。安倍のブレーンの評論家田崎や山口某はマスコミによく出ているが、彼らは安倍の弁護だけで収入を得ているのではないか。
 加計学園や森友学園問題を多数の議員数で防御しているが、首相夫人を私人と強弁しても外務省から3人、総務省から2人もの秘書代わりを随行させているわけだからこれは国費の無駄遣いなのである。
 官房長官は、文科省前次官を口汚くののしっているが、その個人的な問題をことさらに取り上げて、官邸の強引な政策遂行を隠蔽しても国民の目はごまかせない。
 しかも戦前の治安維持法に共通の国民を縛り付ける法案をテロとオリンピックに名を借りて通そうとしていることは由々しき事態だ。
 安倍晋三と言う人物は、一見知的紳士のように見えるが、何もわかっちゃいないぼんくら坊ちゃんである。ただ、えせ愛国心の塊の日本会議の支えがあって、多数の横暴の中心になっているだけであるから心ある国民は今こそ倒閣運動を起こさなければならないのです。
 韓国やヨーロッパ諸国では、大衆を組織する健全野党勢力が存在するが、我が国はあまりにも少数であるが、それは野党の堕落を意味する。
 これだけ目に余る国会での横暴を野党勢力は、いかにして阻止するか、身近な小池都知事のグリーン革命の方が、まだましな大衆行動をしているのではないかと思われる。
 ただ、夏の夜の夢であってほしいと目覚めて布団にもぐり呼吸をしているのです。

胡蝶蘭の純白さー花川柳

2017-05-27 18:05:35 | エッセー
純白の翅は舞い発つ 胡蝶蘭
 花川柳の選者冥利よ    安藤 三佐夫
   見事な胡蝶蘭を選考のお礼に花と緑の財団よりいただきリビングが明るくなりました。

border="0">家の庭 花とみどりの 貯金箱 麻志穂 最優秀賞
解説=家の庭は沢山の花とみどりが揃う貯金箱みたいです。

庭の手入れは、とても大変ですが、草花の見事な開花を夢見て朝に夕べに暑い日も寒い日も頑張る姿を見かけると、思わず声を掛けたくなります。「貯金箱」とは、よくも表現しました。小さな種子や球根が大きく生長し、鮮やかな花々を見せてくれる。秀逸の作品です。

引かれた手 引いて母の手 彼岸花 ★ 優秀賞

 火炎のように鮮やかな曼殊沙華を「彼岸花」と言うのは、秋の彼岸の頃に野山を見事に彩って咲くからです。お墓参りに歩行の心もとない老母の手を引いて歩む姿は、とても微笑ましい。手に手をつなぐ親子の愛情は羨ましいほどに素晴らしい。
 
花冷えに ふたりにひとつの カーディガン ★ 優秀賞解説=二人に距離が縮まった春の宵でした。

 ぴったりと寄り添った若い二人の何とも羨ましい愛の姿ではありませんか。「ふたりにひとつ」と言う表現に細やかな心遣いが通っているのです。

母と来て 訛りに戻る 花菜径 落穂優秀賞解説=久しぶりの帰省の懐かしさ。

 町に出て来て、普段は使わないふるさと言葉が、久しぶりに母と共に花菜の咲き誇る道を行くと蘇って来たのです。「訛りに戻る」の言い回しがとても巧みで、共感を呼びます。


※選者プロフィール 安藤三佐夫(1936生)
著書「茉莉のルーツ幻想」・「命燃ゆ」・「黒マリア流転」・「句集鋼の星」・「縄文文化の魅力」他。同人誌「青年俳句」寺山修司、「黒」西東三鬼、「海程」金子兜太、「縄」加藤郁乎氏などと文芸活動。第4世代として俳句に新風を起こす(「俳句」・「俳句研究」など)。文学教育・民話・日本酒研究と国語教科書編集。外房御宿の花だより「花の心」誌連載。

淡竹とソラマメ戴く=旬の味!

2017-05-23 18:37:06 | エッセー
 長南町の友人、M/T氏がお出でになる。
 房総半島の中央部、長南町は、古い歴史のある所で、平安の頃菅原道真の子孫が紅花を栽培した話が残っているのです。幕末には、浜松藩の殿様井上氏が仮の館を構えてもいます。彼は、後に高台の桐木原に鶴舞城と言う館を構えて移っていったのです。
 私の祖父は、熊切姓ですから井上様に従って浜松から幕末に長南の地の佐坪にやって来て土着したのでしょう。
 かなり太く大きい見たこともないほどの淡竹を数本戴きましたから私が皮をむき、妻が大鍋でうでました。今夜の味噌汁は新じゃがと一緒の大好きな食べ物ですから心が躍るのですよ。残りは冷蔵しておくと楽しみが続くのです。
 取れたてのソラマメも好物ですから酒のつまみになりますよ。ことに採れたては、皮が柔らかくとても甘みがあって、酒の味を引き立ててくれるのです。
 今宵はビタミン豊富な大好物が食卓をにぎわしてくれますぞ
 食卓に良き香漂う 旬の味   三佐夫

狭山茶の味わい

2017-05-22 18:24:30 | エッセー
 今年も狭山市在住の友人Y氏から新茶が届きました。「さやまさいとうえん」のラベルがありますから品格のあるお茶屋さんではないかと思います。 
 早速、真空パックの封を開いて、香りを嗅いでから針のように細いお茶を1本噛んで香りと味を確かめました。
「なぁるほど、これは本格的な撚りだ!」と感心しました。
 わが家には、かなり広い茶畑があって、祖父が毎年1年分のお茶を作っていましたから子ども心にそのお茶の良し悪しは会得していました。家族総出でお茶の葉摘みはするものと心得ていましたし、茶揉みを手伝ったりもしました。
 まぁ子供ですからお茶の香りや味がわかるわけではないのですが、お茶に対する心得の原点は植え付けられたのでしょう。
 お茶の入れ方が封筒にはプリントされていて、普通は、ぬるめのお湯で3グラムのお茶を使うとよいが、濃いめの時には、熱い湯で5グラムのお茶を使うとよい。50秒ぐらいおいておくのががよいが、濃いめの方は2度目は2分ぐらいおいて、急須を回して、最後まで絞り切ることと書かれていました。
 そこで書かれているようにしてお茶を入れて賞味しましたら濃いめの方は3~4回は、香りと味がよく出ましたからきっとお茶の撚りがすごいのに違いないと納得しました。
 それに口中にいつまでも甘みが残っているのには恐れ入りました。
 さすがは、上等の狭山茶ですなぁ!
 それにつけ加えさせていただけば、大手術3度をを乗り越えて、友に真心のプレゼントを忘れないY氏の細やかな心配りの有難さです。
  口中に満たし
   かぐわし
    新茶の香

天皇家を法律で縛るなー自然派の主張

2017-05-20 18:12:43 | エッセー
 今日も網代湾にあぐり網の船が来ているので写真を撮る。飛び切りの快晴で景色も最高だ。
 妻を施設に送り出して、朝食を取ったらどっと眠気が襲って来た。ベッドに横になってテレビを見ているうちに3時間ほど眠ってしまったらしい。
 目覚めると、生気が蘇って来たことを実感する。
 気がかりだった講演資料を2点、事務局へメールで送る。簡単なことだが体調がよくないとその気になれないことを知った。今までは、そう言うことはなかったので、これも老齢現象なのだろうと思う。
 それにしても今日の海の風景は素晴らしい。だが、今年は、蛙のうるさいほどの合唱や鶯・ホトトギスのさえずりなどがあまり聞こえて来ない。おそらく動物たちは、年初来の気候の異常さを感知しているのだろう。そろそろ小川に蛍も出るのだが、どうだろうか。竹の子も今年はあまり出なかったそうで、自然の力には人間は恐れ入るだけなのだ。
 自然の力を「神」と言うなら私は肯定するが、いわゆる規制の宗教を全否定であるから皇族に女性を認めないと天皇家は衰退してしまうから法的な措置をせよなどと言う主張は、実にくだらないことだと思う。
 国家神道は、排斥すべきなのだ。宗教などと言うものは、自然の成り行きであるから自然に任せておけばよいのであって、それを利用する輩が出て来ると、迷える子羊をおかしな道へと誘導してしまうのである。
 NHKは加計学園問題報道をタイムリーな皇族の結婚ニュースにすり替えて、安倍首相を救おうとしているが、それは問題であろう。