美山の森から ~原村移住計画の記録と山遊び~

やっと理想の土地を手に入れました。
長年の夢だった森の中の暮らしの実現まであと少し…かな?

コレが見たかった「飛行機偏」(その2)

2009-10-09 | 乗り物
楽天ゴールデンイーグルス、2位確定おめでとう!
阪神タイガース、CS進出ならず(涙)残念でした。
まだ何試合か残ってますが、どうやらこれでセ・パともに順位は確定の模様。

伊達ちゃん、シングルスは準々決勝で負けちゃったけど、ダブルスは決勝へ。
遼くんは残念ながら6-4で負け、まぁ、相手が強すぎたねぇ。
レッドソックスは初戦は黒星、ヤンキースはまず1勝。

昨日から今日のスポーツネタを集めてみましたが…



そうそう、この「コレが見たかった「飛行機偏」」に合わせて、カテゴリーに「乗り物」というのを追加しました。
以前の乗り物ネタはほとんどが坊ちゃん絡みだったので、「遊び」ネタでしたが…
これからは一人でということになりそうですから、完全に自分の趣味としての「乗り物」ネタということで。

で、今回も「前回」に引き続いて「エアーパーク」で見てきた飛行機のネタから。
飛んでるのを見るのも楽しみですけど、飛んでるのを見られる機体は現行機だけですからねぇ。
で、今回の浜松行きでどうしても見ておきたかったのが、日本に1機しかないコレッ!



デハビラント製の「DH115 バンパイア」という双胴の面白い機体で、日本にはこの浜松「エアーパーク」に1機があるだけ。
国内に1機しかないまさに「レア」な飛行機なわけで、変り種という意味でも見ておきたいもの。
ここに来ないと見ることが出来ない貴重な機体で、まさにコレに会うためにここに来たといっても過言ではありません。

実はこの機体、熱の影響と応力の影響を受けにくい機体の大部分が木製という、1950年代に活躍したモデル。
当時の空自がタンデム(前後直列複座)との違いを検証するために、このサイド・バイ・サイド(並列複座)を購入したもの。
2人が並んで座るなんていうのは自衛隊では輸送機ぐらいな物でしょうからねぇ。



本来ならずっと伸びてくるであろう胴体が途中でスッパリと切れていて、操縦席のすぐ後ろにエンジンがあります。
そういうエンジンの搭載位置の関係でエアインテークは主翼の付け根部分にあります。
で、本来ならあるはずの尾翼部分は主翼から細い胴体が2本伸びてきて、その双胴を繋ぐように水平尾翼が取り付けられています。

双胴といえば第二次大戦中に「P-38(ライトニング)」という、双胴・双発の戦闘機がありましたよねぇ。
あれは双発でしかもプロペラ機でトラクタ(牽引式=機体の前にエンジンがある)でしたから特に問題はないのですが。
この機体のよなプッシャ機(推進式=後ろにエンジンがある)では双胴は色々と問題が多くて。

一番問題なのは上の写真でも分かるようにエンジンの後ろにある水平尾翼。
どう見てもエンジンの熱が直接水平尾翼に向いてきますよねぇ。
コレは推進力の関係でもまた、期待の強度などの部分でも非常に問題なわけで…



その問題をクリアするという意味でも、また揚力を十分に得るためにも水平尾翼は機体の上面に近くオフセットされています。
つまりエンジン自体が主翼の揚力に対して少し下向きになっているということなのかなぁ?
まぁ、本来はプッシャ機の方が圧倒的に効率はいいはずなんですけどね。(某理系の作家さんもそのように仰ってます)

そんなわけで1956年に試験機として採用されたこの機体は、たった5年で1960年には退役しています。
その後はずっと浜松基地に保管されていて、エアパークの開設とともにここに展示されることになったんですね。
それにしても変わってるけど面白い、変な形だけどカッコイイ。

ある意味、性能がデザインに反映されているという意味では秀逸なのかも知れませんね。
特徴的なシステムだったからこその特徴的なデザインが、その長所を生かし短所を補う形となってあらわれた。
そういった意味でもコントに貴重な1機ということですからね。

出来れば触ってみたかったなぁ…木で出来てるとこは、叩いたら音で分かったでしょうからね。



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