すれっからし手帖

「気づき」とともに私を生きる。

夫の嫌なところ。

2014-08-27 13:33:44 | ひとりごと
うちの夫は、優等生です。

イクメンなんて表現が陳腐なくらい子どもの面倒もよく見ます。休日は、どんなに疲れていてもフルで子どもの相手をします。

私が基本何をしていても文句を言わないし、高圧的な態度は微塵もなしい、手抜きな家事で不満言うこともないし、むしろ「おいしい」「ありがとう」を連発させます。

私が専業主婦だろうが、仕事をしようが、どっちでも協力的。

自分の両親にも優しいし、私の実家も大事にしてくれます。

稼ぎも、いい方の部類に入ると思います。

こんな夫への不満を言っても、ほとんど共感されません。ぜいたくだって思われるかもしれない。のろけ?なんて勘繰られたり、私の人間性がやり玉にあがるかもしれません。

でも、私は夫をうとましく感じることが多いのです。言動、言い方、謝り方、家事の手伝い方、子どものしかり方、すべてに不満と不快感を覚えてしまいます。

最近やけにその頻度が増えています。

その理由がわからず罪悪感に苦しんだし、今も時々はそう。だって、どう考えても、夫の方に非はありませんから。

でも、気づいた。
ついにわかってしまいました。

夫の行動や話し方、しぐさが、私を苛立たせるのは、私の中にある自分の嫌な部分がそれと同じ。私が捨て去りたい手放したいと思っている部分と同じなんだということ。

嫌われないように
文句を言われないように
ダメな夫と思われないように
悪い息子と思われないように
あほな親と思われないように
いい人じゃないと言われないように
子どもの機嫌が悪くならないように
世間に後ろ指さされないように
変わった人と言われないように
すべてを取り繕うために
予定調和を崩さないために

夫の多くの言動の動機が、そこにあるのがわかります。もちろんすべてではないけれど、私が反応してしまうくらいの分量ではあるってことです。

私も、そんな人間だな、としみじみ思います。

自覚する出来事が増えて、内省する中で少しずつ自分の中の変化は感じるけれども、私と夫はそこが似ています。

自分の嫌な部分を自覚するからこそ、私は私と嫌なところが似ている夫を、うとましく思ってしまうのです。


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