智を開く

本当の「生きる力」を求めて…

入試分析会

2009-06-02 13:42:13 | 受験・教育全般
どこの塾や幼児教室でも行っているとは思いますが、去る2月、私の教室でも「入試分析会」というのを初めて行いました。

内容は…
過去3年分の入試問題解説および出題傾向の分析
今年度入試結果のまとめ
合格者のママによる体験談&質疑応答
…etc

小規模な教室だけにアットホームな雰囲気で、本音もバンバン行き交います。
結果、ママのみならずパパたちにも非常に好評だったので、今月第2回目を開催予定です。
年長さんのみならず、年中さんたちの親御さんたちも参加します。
早いうちから「入試傾向」をつかんでおくと、家庭学習に非常に役立ちます。
まずは「敵」を知らなければ「戦略」も立てられませんから…
今後は年2回くらいのペースで開催しようと考えています。


小学校受験においては、入試問題「非公表」が定石。
市販されている「過去問」のほとんどは、実際に受験生の親御さんにヒアリングして編集したもので、実際のものとは異なることがままあります。
それでも、1校分1冊2000円~3000円もする過去問が売れるのは、私たち親が拠り所となる情報があまりに乏しいから。

一方、中学受験以上においては、入試問題「公表」が当たり前。
入試当日、試験開始約30分~1時間後に保護者控え室などに問題用紙を掲示したり、販売したりする学校もあります。
また、例年6月ごろには「全国入試問題集」が各科目分冊で市販されます。
昔は市販されていなかったので、教材会社から直接入手したものです。
私たちは「全国版」と呼んでいました。
今や、複数の出版社から市販問題集が出ているようです。
こちらは200校近くの問題を網羅してあって1冊3000円前後なのでとてもリーズナブル。

このように考えていくと、入試問題をきちんと公表してくれる開智総合部は非常に良心的。
と言うより、むしろ積極的に公表して「こんな問題が解けるようになってきて欲しいんです!」とアピールさえしています。
入試問題を研究すると、学校が求める「子ども像」が浮かび上がってくるのです。

中学入試や高校入試の場合、過去問は早くて夏期講習後半、ほとんどの塾は夏期講習明けの9月から取り組み始めます。
国語の場合、他の学校に出題された作品を読み解くことにより、最新の、かつ幅広い文章読解問題に触れさせることができ、「入試実践力」を養うことができます。

小学受験については、入試自体が中学受験より3~4ヶ月も早いので、過去問を9月にやっていては遅い。
特に開智の入試は10月初旬なので、夏休みが勝負となります。
ただし、過去問だけに固執することなく、そこから読み取れる、開智が求めている真の「実力」を身に付けること。
それが大切です。

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