智を開く

本当の「生きる力」を求めて…

20年度 埼玉大附属の「入学検査日程説明会」

2008-05-30 15:30:08 | 2008年度(平成20年度)小学校受験
附属の「入学検査日程説明会」は11月16日(金)14:00~16:00に行われました。

受付の時間は13:00~14:00の間のみ。
保護者は1名だけしか参加できません。

遅刻や欠席をした場合、また間に合っても「願書受付票」を忘れた場合は、受験資格を失います
あの時実際にいたかどうかはわかりませんが、遅刻した人や「願書受付票」を忘れた人のことを想像すると、ちょっと、心臓が痛くなります

受付を済ませた保護者は、講堂で男児・女児別に座って待機します。
講堂に入ると…
えっ
パパやママたちが壁に群がっているではありませんか
なに、なに

よーく見てみると
掲示してある昨年度の入試問題をみんな「手書き」でメモしていたのです
「模写」の問題では、蜂の巣みたいなすっごい複雑な模様もありましたが、みんな忠実にノートに写しています。
必死の形相で

これじゃぁ、まさしく親が「模写」のテストをされているみたい
…でも、笑えない
みんな真剣そのもの
気持ち、わかります
「掲示」ということだったので「閲覧」だけかと思っていた私。
いつしか、同じ形相になっていましたもの

そうこうするうちに、例のごとく時報が…
「ただ今より、午後2時ちょうどをお知らせします」
「プッ、プッ、プッ、ピィーン!」
すると、おもむろにスピーカーから…
「ただいまの時間で、正門を閉めさせていただきます」

14:00きっかりに正門を閉め、欠席者の確認をします。
応募者 男児201名、女児199名のうち、男児2名、女児9名が当日欠席で、説明会参加者は結局、男児199名、女児190名となりました。

わぉ男女とも200名切ってるなんて
ここ5年間で200名切ったのは初めてです

次第(司会:副校長)

1 開会のことば…副校長

2 校長あいさつ
校長より、またまた「教育目標」「学校の性格」について説明がありました。
またか…
ここまで言われると、正直ウンザリです

3 本日の説明会について
副校長より説明がありました。

4 検査日程の説明

(1)進行係の紹介
進行係2名の先生の紹介がありました。

(2)検査内容・諸注意

①検査内容
「知育」「徳育」「体育」のバランスを考えて検査を行う、とのこと。

第一次検査
・知能の検査…2部屋で①ペーパー30分②作業30分
・運動能力の検査…体育館で30分
文字は読めたり書けたりしなくてもよい
附属幼稚園の園児は一次のみ受ける

第二次検査
・面接…保護者同席のもと、児童を中心に行い、資質・能力をみる(5~6分)
・行動観察(集団遊び)…児童の集団の中での関わり(徳育の部分)をみる(25分)

③諸注意
とにかく、検査は「公正に、スムーズに」とり行うとのこと。

まず、時間を厳守すること(時報ですよ、時報
ちなみに、遅刻は絶対に認められません、と説明がありました。
(公共交通機関の遅れは、学校へTELする)
今までの理由では、こんな言い訳があったそうです。

「家を早く出たのに、電車(バス)が遅れた
「忘れ物を取りに帰って遅れた
「私の時計だと、まだ時間になっていない

途中外出も認められません。
「お弁当を忘れてきた

極めつけにこんなのも…
「子どもを家に置いてきた

オー、マイ、ガー
思わず「カクっ」ってリアクションしたのに…
私だけだった
みんな顔色一つ変えず、まじめに聞いている
せっかく「おもろ~~~」だったのになぁ…

他にも…
・伝染病患者は受験不可。
・携帯電話・公衆電話使用不可。
・電話の取次ぎ不可。
・付き添い者は1名のみで、途中交代はできない。
(男女の双子の場合は1名ずつ、同姓の場合は1名でも2名でも良い)
・乳幼児等の同道も不可。
・受検する子どもの持ち物の名前は、全て外すか消すかしなければならない。
・貴重品の持ち込みも不可。
・校内の備品等にいたずらをしてはいけない。
・待ち時間が長いので、子どもが退屈しないように工夫すること。
・昼食を持参すること(外出不可)。
・合格後に通学区域外に転居・居住した場合は、転校しなければならない。
・提出書類に偽りがあると判明したら失格となる。
・合格決定後に辞退者・失格者が出ても欠員補充しない。
(入学の意思がないなら、抽選は受けないで欲しい)

(3)検査日程の説明
進行係から何か話がありましたが、疲れててよく覚えていません
1回聞いたことがあるか、どこかに書いてあるかしたことを改めて説明したようなカンジでした。
スイマセン…

(4)質疑応答
Q 子どもが答えを間違って修正したいときはどうするのか?
A 消しゴムは使わない。間違った場合はどう訂正するかちゃんと指示をする。
Q はさみを使う場合など、左利きの子どもへの配慮はあるか?
A 左利きの子どもにもちゃんと配慮するので心配いらない。

5 閉会のことば


説明会終了後も、16:00までは昨年度の入試問題を掲示しておいてくれます。
私も残りを写して帰りました

ふぅ~~~、疲れた
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20年度 埼玉大附属の「出願」

2008-05-29 07:25:56 | 2008年度(平成20年度)小学校受験
附属の出願期間は、11月5日(月)および11月6日(火)の2日間だけです。 
書類は郵送ではなく、直接学校へ持参しなければなりません。
それも9:30~12:00,13:30~15:30の間のみ。

校門を入った正面玄関ホールにて、男児・女児別に受付をし「願書受付票」を受け取ります。
この「願書受付票」は大切に保管してなくさないようにしないと、次の説明会に出られないので、要注意

出願書類
「入学志願票」
「願書受付票」
「住民票の写し(家族全員のもの)」
「検定料金(現金3,000円)」

住民票で一応通学区域内に在住しているかどうかチェックされます。
ただし、願書提出時に通学区域内に居住していなくても、4月1日までに通学区域内に転居すればOKです。
その場合は、祖父母等の同居の同意書など、転居する証明になるものを住民票の写しに添付しなければなりません。

応募資格(通学区域)
通学距離、通学時間、病気・けが時の送迎、災害時・事故発生時の安全確保等をもとにして定めた次の区域に、保護者と同居し在住する者。
○さいたま市
○旧浦和市は全域。
○旧与野市は全域。
○旧大宮市は次の公立小学校通学区域。
   大宮小、大宮東小、大宮南小、大宮北小、桜木小、三橋小、大成小、
   東大成小、日進小、日進北小、宮原小、植竹小、大砂土小、大砂土東小、
   見沼小、指扇小、馬宮東小、植水小、片柳小、大宮西小、栄小、
   大宮別所小、芝川小、蓮沼小、上小小、宮前小、大谷小、島小、泰平小、
   海老沼小
○蕨市、戸田市の全域。
○川口市のうち、国道122号より西側の区域。
  ただし、次の公立小学校通学区域は、全域含む。
   本町小、舟戸小、十二月田小、戸塚小、元郷南小、戸塚東小、戸塚北小、
   戸塚綾瀬小、戸塚南小
○鳩ヶ谷市のうち、国道122号より西側の区域。

「入学志願票」の記入
書類は全て「楷書」で「丁寧に」記入しなければなりません。

オモテ
児童について
氏名、保護者との続柄、生年月日、住所、通学経路とその所要時間、入学前の保育歴、教育委員会より入学を指定されている小学校名
保護者について
氏名、電話、住所
家族について(同居者全て)
氏名、続柄、年齢、勤務先または在学校名・学年

ウラ
入学志願理由
自宅付近地図(コピー不可 直接手書きで)


私が願書を提出したのは6日のお昼前でした
出願の列もなかったのでほとんど待たされることなくすんなりと受付が終わりました

ちなみに附属の場合、受付時の番号と当日の検査番号とは異なります。
だから、早く出願したからといって、早い順番になるわけではありません。
一次、二次とも検査当日の朝、クジをひいてその日の「検査番号」というのを改めて決めます。
不正防止のため、検査官が名前と人物を特定できなくするのです。
受検生の持ち物の名前も、全て消すか隠すかしなければなりません。
幼稚園の持ち物って、あえて見える所にわかりやすくでかでかと書くのが普通。
だから、ウチは附属のテストのためだけに上履き(運動靴)を新調しました

それにしても、徹底してますね
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20年度 埼玉大附属の「学校公開・説明会」

2008-05-28 09:13:04 | 2008年度(平成20年度)小学校受験
附属の「学校公開・説明会」は1日限りです。
20年度の場合は10月30日(火)13:30~16:00でした。

受付は12:30~13:30の間だけで、遅刻は認められません。
応募児童や乳幼児の同道も禁止です。
この日だけではなく、附属に行くときは基本的に校門や学校周辺の道路に自家用車やタクシーで乗りつけたりしてはいけません。
周辺住民の迷惑になるからです。

女児、男児別に受付を済ませ、資料を受け取り講堂へ移動します。
封筒は、男児水色、女児桃色。
附属は、男女をきっちり分けて選考します。

同封資料
「平成20年度 入学児童募集要項等の配布にあたって」
「学校公開・説明会の開催について」
「JR各駅を利用される方へ」(入学志願票の通学経路とその所要時間の記入の仕方)
「平成20年度 入学児童 募集要項」
「入学志願票」
「願書受付票」
「検定料納付用紙」
「学校公開・説明会資料」


さて、講堂で資料を見ながら待機していると…
突然スピーカーからあの「117」の時報が
「ただ今より、午後1時30分ちょうどをお知らせします」
「プッ、プッ、プッ、ピィーン!」
すると、おもむろにスピーカーから…
「ただいまの時間で、正門を閉めさせていただきます」

あー、ビックリ
ホントに1時30分ピッタリで正門を閉めるのね
時間に関してここまでシビアとは
さすが「国立」


さて、校内教頭の司会で説明会開始。

①あいさつ
校長から学校の「性格」「教育目標」などについて、次にPTA後援会会長から「PTA組織」「後援会組織」について、それぞれ説明がありました。

附属の性格
①教育実習校…年間10週間(約4分の1)は実習生の授業がある
②研究・実験校…保護者にも協力を要請する面が多い
③地域の学校教育への協力校…県や教育委員会の要請に応じたり、研究協議会を開催したりする

附属の教育目標
「勤労をいとわない自主的精神の旺盛な、人間性豊かなよき社会人を育成する」
重点目標
「かしこく、あかるく、なかよく、たくましく」

以前のブログにも書きましたが、「附属」という学校がどういう「性格」の学校なのかをよく理解した上で受検して欲しい、ということを校長は(原稿棒読みで)強調されていました。
(あっ、スイマセン、あまりに開智の校長先生と違うので、つい…)

「本校は、いわゆるエリート校ではありません。公立小学校と何ら変わりない教育を行うふつうの国立小学校です。その点を十分ご理解いただいて受験をお決めください!」
「大学の附属校であるという点をしっかり理解していただかないと、あとでトラブルになります。トラブルになるとお互いイヤな思いをします。入学後にこんなはずではなかった…ということにならぬよう、本校の性格をしっかり理解・納得して受験をお決めください!」

トラブルの具体例
・自習が多い!と苦情を言う
・私的な事情(たぶん受験のこと)を優先して、行事に参加しない

先生たちもいろいろあって大変なんだろうなー
お察しいたします

②概要説明Ⅰ
副校長から校舎内見学についての注意がありました。
「本日は、校舎、授業、児童の様子をご覧下さい」とのこと。

③校舎内見学
先生方の引率で5グループに分かれて見学しました。
説明会の途中に「見学」があるなんて、ちょっと珍しい学校ですね。

子どもたちはちょうど5校時目(14:05~14:50)の授業中。
先生がいなくて自習しているクラスもありました
子どもたちは見学されることに慣れているのか、こちらのことは気にも留めずもくもくと勉強していました。

平成4年に新校舎が完成したということで、仕切りのない教室、多目的ホール、パソコンスペース、低学年用遊び場など、施設は思ったより充実していました。
あとは、本棚にたくさん本があったこと、ガラス棚に「○○大会優勝」などというトロフィーがたくさんあったことも印象に残りました。

③概要説明Ⅱ
再び講堂に集合しそろったところで、副校長から学校の「特色」「教育活動」などについて説明がありました。
校長の話をより具体的に説明したようなものです。

④入学選考概要の説明
引き続き副校長から過去の入試における応募人数・倍率などの説明がありました。
前年の平成19年度は次のような結果。

男児
応募人数      255名
第一次検査受付数  242名
第一次検査合格者数 125名
第二次検査受付数  124名
第二次検査合格者数  64名
最終合格者数     42名(第一次受付数を元に計算すると、最終倍率5.76倍)

女児
応募人数      228名
第一次検査受付数  212名
第一次検査合格者数 111名
第二次検査受付数  111名
第二次検査合格者数  59名
最終合格者数     43名(最終倍率4.93倍)

資料には応募者を分母にして出した倍率(男児6.1倍、女児5.3倍)が出ていましたが、実受検者数は応募者数より減っているので、上記の倍率の方が正確です。
これに附属幼稚園からの内進生男児18名、女児17名を加えた男女各60名が合格者です。

実は、ここ5年の間、附属の入試倍率は少しずつ下がっています。
少子化の影響高校がないから
いえ、埼玉私学新設の影響

⑤その他
さらに、副校長から今後の日程、お願いなどについての説明がありました。
次回、11月16日の「入学検査日程説明会」にて問題を掲示します、とのこと。

⑥質疑
全体に共通する質問のみ受け付け、個人的な事情による相談は後で個別にするように、とのことでした。

何名かの保護者は残って個別に質問などしていたようですが、丁寧に応対されているようでした。
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20年度 埼玉大附属の「入試の流れ」

2008-05-27 08:21:16 | 2008年度(平成20年度)小学校受験
埼玉大学教育学部附属小学校2008年度(平成20年度)入学検査の「入学児童募集要項」は、10月1日付けで発表されました。
「入学児童募集要項」は、ホームページからダウンロード可能です。
実際の入試は、次のような流れで行われました。

①学校公開・説明会
10月30日(火)13:30~16:00
②出願
11月5日(月)および11月6日(火)の2日間のみ
9:30~12:00,13:30~15:30
③入学検査日程説明会
11月16日(金)14:00~16:00
④入学検査
・第一次検査…11月27日(火)
・第二次検査…11月29日(木)
・抽選…11月30日(金)

附属に関しては、説明会を初めとしていろんな日程が土日関係なくあります。
共働きの家庭だと、仕事との調整が必要になるかもしれません。

さて、娘…
実は、附属を受検すると決めたものの、しばらくは「お疲れさま」ということで勉強をお休みしていました
私も、受験でなかなか会えなかった友人たちとランチをしたりして、しばらくは羽を伸ばしていました

そして、11月。
今まで通りのスケジュールで勉強を再開
娘が幼稚園から帰ってくると少しおやつを食べて休憩し、3時から4時半まで勉強です

今まで開智対策に特化していたため、過去問分析から始まり、その傾向に合わせて教材もいくつか買い足しました
学校自身が「知能の検査」と呼んでいるだけあって、ペーパーの内容はまさしく「知能テスト」。
「難問」は少ないものの、論理的にしっかり考えないとできないような思考問題もあります。

娘の場合、積み木などの「立体」に関してはそれまでも練習していたので結構できました。
ところが、「平面」についてはあまり力を入れてやっていなかったため勉強しておく必要がありました。

折り紙は大好きで、折るのは大得意
でも、たとえば、折り紙を二つ折りにしてカドを三角に切り落として広げたらどんな形になるか、とか…
そんな問題が初めのころは全然できませんでした
いわんや四つ折りをや…
折り紙をハサミで切りまくって実際にやってみるしかありません
一体何枚の折り紙が犠牲になったことやら
でも、入試本番では、折り紙を点線で折って広げたときの「折りスジ」の問題が出たらしく、これは逆に得意中の得意でした
本人は「できた!」と言っていますが、正解していたかどうかは…

あとは、「図形の分割&合成」「対称図形」「模写」あたりを集中的に学習しました。
他の頻出分野については、今まで開智向けに勉強してきたことがそのまま活きてくるため、過去問でさらっとおさらいした程度です。

附属の場合、特に気をつけたのは、「正確さ」と「スピード」です。
ストップウオッチを活用して、いかに「早く」「正確に」解けるか練習をしました。

「運動」や「行動観察」については、正直、何もやっていません。
1ヶ月で急にうまくなる、というものでもないので…
練習したのは「面接」くらいのものです。
それも、練習の場はもっぱら「お風呂」

そんなカンジで約1ヶ月。
あっという間に過ぎていきました。
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埼玉大附属の「受検」について

2008-05-26 10:02:53 | 2008年度(平成20年度)小学校受験
20年度埼玉大学教育学部附属小学校の「入学検査」

結論から言うと、娘は二次検査まで受検し合格しましたが、最終選考となる「抽選」は辞退しました。
「もし明日の発表で二次にも合格していたらどうする?」
二次受検の日の夜、娘と話し合った結果、開智への進学を決めていたのです。

なぜ、附属を受検したのか…

理由は3つあります。

まず、「親として開智以外の小学校の受験機会を娘に与えたかったから」
でももちろん受けるのは本人なので、娘がイヤなら無理にというわけではありません。

「附属、どうする?」
「うーーーーーん……受ける!」
「見たことも、行ったこともない学校だけど、いいの?」
「うん。でも、受けてみたい。だって、楽しいんだもん

確かに開智の入試は楽しかったようです。
「行動観察」や「運動」や「作業」そして「自己発信」や「口頭試問」など、娘にとっては「テスト」というより「遊び」に近いものがあったのでしょう。
私は、そんな娘の姿を見て、幼児にとっての「勉強」とは本来「遊び」であり、だからこそ「お受験」は楽しくなければ意味がないと改めて確信したのでした。

そして、そんなふうに「楽しく勉強してきた娘が開智に合格したのは決して「まぐれ」ではない、ということを証明したかった」
…それが2つ目の理由です。
それは一方で、私自身の「子育て」に対する信念のようなものを、ある意味「検証」することにもなると思ったのです。
「娘と共にやってきたことは間違いではなかった」と…

3つ目は、「附属入試の実態を知るチャンスが欲しかったから」
私立と違って附属というのは、学校説明会・見学の機会は1回しかありません。
(私立にも早実みたいに1回きり、というところがありますけど…)
それも、その年の受検生の保護者のみで、年中や年少の子どもの保護者は参加できません。
さらに、受検生本人さえも参加できないので、子どもが附属という学校がどんな学校なのかを実際に目で確かめるチャンスは、兄弟でもいない限り普通はありません。
また、説明会の日に入試問題を「掲示」するのみで(掲示してくれるだけいいほうですけど…)過去問などの販売もしていないため、入試の情報は説明会に出ないと得られません。
当たり前のことですが、私立のように校長自らが説明会に足を運ぶなどということもありません。
要するに「当事者」にならなければなかなか直接「接点」が持てないのです。


開智に合格したんだから最初から附属を受けなければいいのに…
他の子に合格するチャンスを与えるべきではないの?
もし、私が附属第一志望の保護者だったらそう思っていたかもしれません。
でも、そこを敢えて受検したことについてご容赦頂きたいと思います。

それから…
附属の入試については正直、開智ほど詳しくありません。
入試内容も娘の話を元にまとめたもので、実際の問題を見ていませんから真偽の程は保証できません。
また、実際に入学したわけではないので、開智のように後で「こういうことだったのね」とわかることも少ないです。

以上のことをご了解頂いて、今後のシリーズを参考にしてください。
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大学附属の「教育実習」

2008-05-23 09:20:49 | 2008年度(平成20年度)小学校受験
昨日、息子が手を「骨折」して帰ってきました
お友だちとふざけていて、学校のドアに思いっきり手をはさまれたんだそうです
中指の付け根の骨がかけています

今日から中学入学後初の中間テスト、来週は体育祭だというのに
左手だったのが、不幸中の幸い…

あーあ、ホント、ありえない

「脱皮」してもいいから「骨折」はするなー



さて、話はがらっと変わりますが…
私は地方の国立大学教育学部卒です。
もう何十年も前の話です

うちの学部はちょっと変わっていて、当時は小学校教諭一級免許状(今は一種と言います)と中学校教諭一級免許状の取得が義務付けられていました。
そして、中学校教諭一級免許の単位は、自動的に高等学校教諭二級免許の単位となります。

小学校教諭は「全科」と言って、「算数・国語・理科・社会」全ての初等教科教育を受けなければなりません。
が、中学校教諭の免許を取るときは、9教科および「養・聾・盲」の特殊教科から希望の科目が選べ、同時にその「研究室」に所属することになるのです。

そこで私が選んだのが「英語」
だから私は「小学校教諭」と「中学校英語教諭」と「高等学校英語教諭」の3つの免許を持っています。
「教育実習」も大学の附属小・中で行いました。

大学3年時
6月から2週間、附属小学校で実習です。
学年は…1年生でした
…まさしく、今のわが娘と同じ学年です。

大学3年生では「授業」は担当しません。
もっぱら見学と授業研究のみ。
そして、休み時間は子どもたちと思いっきり遊んであげるのが仕事、というか勉強です。

6月は「プール」の時期なので、体育の時間は子どもたちと一緒にプールで「水遊び」をしました
私たちもとても楽しく、「実習」であるということをすっかり忘れていました

実習の最後には、1年生全員が私たち実習生1人ひとりに「サイン色紙」を渡してくれました。
やっと文字をまともに書けるようになった1年生たちが一生懸命書いてくれたメッセージ
うるうるものです
今でもその「色紙」は大切に保管しています。

大学4年時
9月から附属小学校で1ヶ月間、続いて附属中学校で2週間の実習です。
実習を受ける学年は、学生が希望を出すことができます。
うちの大学の附属小はまたまたちょっと変わっていて、「複式学級」というのがあるんです
地方大学らしく「へき地教育」の一環として、大学においても「異学年齢」で構成された「複式学級」の研究を行っているのです。
実際、島しょ部や山間部の分校などが多い県でしたから…

私は、その「複式学級」を希望しました。
自分もどどどどど田舎出身だったので、将来は「へき地教育」に携わりたいと思っていたからです。

そして担当したのは、3年生4人と4年生4人の複式クラスです。
まさに、開智の「異学年齢学級」ミニチュア版ですね

授業は予想以上に大変でした
たとえば、3年生に解説している間に、4年生には問題演習をさせる、という具合に、どうしたら時間を有効に使えるか、時系列に考えながら一コマの授業を組み立てていくのです。
「指導案」も縦二つに分けて書かなければなりません

でも、その経験はその後の私の人生にとって大きな「糧」となったことは間違いありません

そう考えてみると、開智の先生は本当に大変だなぁーと、つくづく思います。
4つの「異学年齢」の子どもたち40人を1つのティームの中で受け持つのですから
いゃぁ、本当に、尊敬します

児童はたったの8人でしたから、もうみんなかわいくてかわいくてしょうがなくて
最後のお別れはもう、「涙」「涙」
毎年のことで教育実習に慣れているはずの子どもたちも、お別れはやっぱり「涙」
それがまた余計にかわいくて、「涙」「涙」

そんなカンジの小学校実習だったため、中学校では、実習に慣れっこになってミョーに冷めている子どもたちばかりでイマイチ盛り上がりに欠けました


自分もそうでしたが、教育実習生の授業はハッキリ言って「ハズレ」なことが多いです
緊張しまくりで、やりたいこと(指導案)の半分もできなかったりします
そんなときは、子どもたちに申し訳ない気がして、すごーく落ち込みます

でも、たまに、驚くほどうまい授業をする学生もいますよ
「世界一受けたい授業」みたいな
また、年季の入ったベテラン教員には絶対に思いつかないような奇抜な発想で子どもたちをグイグイ引き付ける授業をする学生もいます

そんな授業ならいつも受けてみたいと思いますが、普通はそれ一回きりです。
教育実習中の授業は、単元は一応つながってはいますが、単発の連続で脈絡のないものになりがちなのです。

ところが、授業がそんなカンジでも、子どもたちはテストをするとちゃんと点をとります。
もともと附属の子というのは、賢くて、何倍もの難関をくぐり抜け、なおかつクジ運もあるような、選び抜かれた子どもたちなのです。
家庭で自学自習できる子がほとんどだし、そうでなくても塾に通ったり、通信教育をキッチリこなしていたりするのですね


もちろん、以上の話は、もう「うん十うん年」も昔の話だし、国立大学、そして私個人について言えば、ということですので、悪しからず…

ただ、大学附属の「教育実習」というものがどんなカンジなのか、少しは参考になるかと思い、私の経験を綴ってみました。


来週からは、そんな国立大学附属校の1つである、「埼玉大学附属小学校」の入試について振り返ってみたいと思っています。




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自分の目と耳で!

2008-05-22 09:42:02 | 2009年度(平成21年度)小学校受験
10回シリーズでお届けしてきました「20年度 開智の入試」

「お受験」の入試情報って、なかなか手に入らないものですよね
受験ガイドも、結局知りたいのはほんの数ページ分なのに何千円もするし
受験を経験した身からすると、具体性に欠けていたり、ほんの一面だったり…
そんなことが見えてきます。

「こんなこと聞いたら、目をつけられないかしら…」
なんて思って学校に聞く勇気が出なかったりすることもありますよね
でも、開智について言えば、入試に関する情報は決して「非公開」ではありません。
聞いてみると意外に相談に乗ってもらえる学校です。

この前も書きましたが、定員が増えます。
それも「今年の入試から」かもしれません。
私は、最低でも定員10名増と予想していますが、本当は20名増の100名定員と行きたいところです。
いや、もう一声いって、いっそのこと1ティーム40名分くらい増えるといいなぁー
希望的観測です…
悪しからず…

定員が増えることは、「受験生」としては大歓迎
ただ、開智の「在校生」としては、増えた後の指導体制とか教員の質の方が心配ではあります。

とにかく、「噂」や「掲示板」情報ではなく、ぜひ、自分の目や耳で事実を確かめて欲しいな、と思います

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マメ

2008-05-21 09:07:07 | 開智っ娘
先週末の保護者総会のあと、「Team懇談会」というのがありました。
Teamの保護者が初めて顔合わせをします。
私たち1年生は既に担任や副担任の先生と面識がありますが、2年生以上の保護者の方にとっては、今回が初顔合わせとなります。
時間が押していたため、先生のお話だけで懇談会はあっという間に終了してしまいました。
皆さんとゆっくり話すことができず残念でしたが、今度、改めて「Team懇親会」を開くということでした。


娘…
Teamのサブ教室でお弁当を食べていました。
帰りの東川口バス便は家に着くと14時を回ってしまうため、土曜日はお弁当を持たせているのです。

入学してしばらくは、何が何だかかわらず…
子どもも親も何をどうしていいやら皆目見当がつかず戸惑いの日々でしたが、ここに来てようやくリズムがつかめてきました。

5月から週1回水曜日のみ、学童も始めました
「おかあさん、今日さあ、はなみずルームだよね~
……

ちゃう~
は・な・み・ず
じゃぁ、ないねん
は・な・づ・み
や~
…すかさずツッコミ

初日からさっそくスリ傷を作って帰ってきました


授業は、どの授業も「遊び」の感覚を採り入れていて、本当に楽しいみたいです
休み時間も思いっきり遊んでいるみたい

なぜか最近「うんてい」にハマっている娘
入学式の日にやっていた、あの、うんてい…
両手は、マメだらけ
こんなになるまで、やるかぁってくらいすごい

ところで…
懇談会が終了して、教室の「掲示物」を見ていたとき…
壁に貼ってある娘のプリントに、聞き捨て(見捨て?)ならぬ言葉を発見してしまいました
たぶん「道徳」だと思うのですが、自分はどういう人間なのか自己分析しているようなプリントです。

「わたしは、サラダがすき です」
フムフム…
「わたしは さんすうがすき です」
よし、よし…
「わたしは えいごがきらい です」
なぬ~~~

マジですかぁ~~~
少なからずショック~~~

そういえば以前…
「おかあさんって英語教えてるんでしょ?どうやって英語覚えたの?」
いきなり聞いてきたことがありました。
負けず嫌いの娘…
もしかすると、他のお子さんたちとの英語力の差を感じているのかも…

時々、学校で覚えてきた英語の歌を歌ってくれますが、さすがに毎日英語の授業があるだけあって、発音はネイティブに近いです。
でも、「真似」はできても「発信」ができないのがもどかしいのか

昨年11月、附属の受験が終わってからは小学校の先取り学習をしてきましたが、英語はCDくらいしか聞かせていませんでした。
いずれ学校で毎日英語やってくれるんだし…
なんて、のーんびり構えていたのです。
「もっとちゃんとやっておけば良かったかなー」
ちょっと後悔してます。

…かくして、またまた「おかあさん先生」の復活
今度は「English Teacher」として
あせらずに、じっくり、行こうね


さて、話を元にもどして…
購買部で水着を買い、学園事務局の券売機でバスチケットを買い、プライマリー校舎に戻ってみると…
校内放送で娘の名前が呼ばれていました
ヤ、ヤバイ
既に東川口バスコースの皆は玄関に集合していたのでした。

時刻表には13時40分発、と書いてあるのに、半前には出発するみたい…
知りませんでした

開智学園

岩槻城址公園の横を通り、トイザラスの手前で右折(ここではなぜか16号に出ない)

結局、国道16号に出て、大宮方面へ

122号(通称「ワン・ツー・ツー」)にぶつかったら左折し、浦和方面へ

浦和大門から駅前通りへ(浦和料金所から下りてくる車で渋滞

東川口駅北口ロータリー

これでやっとルートが判明しました
席に余裕があれば350円で保護者も乗せてもらえるので、一度乗ってみたかったのです
行きも同じルートなのかしら…
昨日はせっかく1便目に乗っていったのに、大嵐で大渋滞だったとか…



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20年度入試 開智の合格発表

2008-05-20 09:51:43 | 2008年度(平成20年度)小学校受験
「いろんな子がいていい、というのが開智の考え方です。
だから入試もいろんな子をとる入試になっているのです」
…今年の説明会での理事長の言葉です。

合否判定方法はまさしくその通りになっています。

開智学園総合部 入試 合否判定方法

①第一段階
まず、4つの「学齢」にグループ分け。
・4 ~ 6月生まれ
・7 ~ 9月生まれ
・10~12月生まれ
・1 ~ 3月生まれ
学齢を考慮してもらえるのは、「早生まれ」の子にとってはうれしいですね。

②第二段階
6領域の偏差値平均を出し、上位から7割ラインで足切り。
つまり下の3割はこの時点で不合格です。
6領域とは、「ペーパーA」「ペーパーB」「作業」「行動観察」「運動」「受験生面接(口頭試問)」です。

③第三段階
上記合格者の中から、「6領域+自己発信」のいずれかで上位(満点)の子、および総合点で上位の子が合格となります。

…つまり、最低限の学力水準を満たしているという条件をクリアした上で、7領域のどこかでキラリと光る才能を持った子どもが合格するしくみです。


さて、合格発表
昨年は、入試が10月13日(土)、合格発表は10月16日(火)でした。

この日は、たまたま幼稚園のプール当番の日で、10時にはインターネットで発表がありましたが、私が合格を確認したのは帰宅したお昼過ぎでした。

おそるおそるホームページを開き、娘の番号を発見した瞬間、ガッツポーズ
…やはり、感慨深いものがありました
時には感情的に怒って泣かせてしまったこともある…
それでも「お母さん先生」を信じて今までついてきてくれた娘…
本当に「感謝」の気持ちでいっぱいでした
早く「ありがとう」を伝えたくて伝えたくて…

園バスの到着の時間…
すでに娘はバスの中で「どうだった?」という目でこっちを見ています。
はやる気持ちを押さえて、園バスの先生にちゃんとご挨拶。

「合格したよ
「えっ、ホントやったぁー
人目もはばからず、親子抱き合って、歩道でしばらくぴょんぴょん跳び上がっていた私たちでした
道行く人々は「なんじゃーこの親子…」って顔で、迷惑そうにさっさっっと通り過ぎていきます。

そんなのカンケーねぇーーー

がんばったね、ホントにおめでとうそして、ありがとう


おやつを食べた後、娘と一緒に車で開智に行きました。
合格証(※写真)を直接もらうのと、合格の掲示をこの目で確かめるためです。

合格証をもらったら、それまでのコウフンが少し落ち着いて、何だかまたまた「ジーン」ときちゃいました


開智学園総合部 20年度 入試結果
第1回目
応募者  男子96名  女子76名
受験者  男子96名  女子75名
合格者  男子45名  女子35名
結果倍率 男子2.13 女子2.14
第2回目
応募者  男子31名  女子30名
受験者  男子31名  女子30名
合格者  男子 8名  女子14名
結果倍率 男子3.88 女子2.14


    
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20年度入試 開智の「保護者面接」

2008-05-19 09:05:35 | 2008年度(平成20年度)小学校受験
「保護者面接」は「受験生面接」「自己発信」と同じ日に行われます。
約10分、理事長1人が面接をしてくださいます。
「保護者面接」は、家庭の「教育観」を知るためのもので、合否にはほとんど影響しない。
…と、理事長ご本人がおっしゃっています。
もちろん、「すごーい」保護者がいたら、自己発信と同じで、それだけで合格者を出す可能性はありますが、それもやはり入試で「ボーダーライン」を超えていることが前提。
…ともおっしゃっていました。
「すごーい」保護者って…
ちょっと、よくわかりませんけど

さて、昨年の「保護者面接」
わが家の場合…
まず、主人は仕事の都合で面接には出席できませんでした。
でも、開智は、両親がそろっていなくても全く問題ありません。

9時20分、面接室に案内されました。
理事長はお1人で長机の中央にお座りになっていました。
手には面接シート、そして、確か机の上の左には「願書」、右には当日持参した「受験生面接資料」が置いてありました。
・願書のウラ「ご家庭の教育方針や志願者のアピール」という欄
・「受験生面接資料」の「開智の教育に関するご意見をお書きください」という欄
保護者が部屋に入る前、それらの資料にざっと目を通されているのでしょう。

私の場合、質問は5つでした。
①「お子様の受験番号とお名前を教えて下さい」
②「開智小を選ばれた動機は何ですか?」
③「お子様の子育てにおいて、重視されていることは何ですか?」
④「最近お子様が成長したな…と実感したことを教えて下さい」
⑤「最後に、お子様の長所を思いっきりPRして下さい」     

①について、もちろん、私は答えられたので、面接シートに「○」をつけていらっしゃいました
でもお父さんで、普段手続き関係をお母さんに任せっぱなしにしている方は意外に答えられなかったりするかもしれないので注意してくださいね

②~⑤は定番の質問ですから、事前準備をしっかりしていたので大丈夫でした。
④は一瞬考えましたが、直前に行われた「運動会」のエピソードをお話しました。

こうして面接が無事終了
ご挨拶して待合室に戻り、時計を見たら9時30分ぴったりでした


「保護者面接」の事前準備ポイント
「家庭の教育方針・しつけ」「志望動機」「学校に期待すること」「子どもの長所・短所」「どんな大人になって欲しいか」の5点については、必ずポイントをまとめておく
それそれの項目はダラダラと長くならないように。できれば「3つずつ」くらいに「箇条書き」にしておく。
「具体例」を入れると説得力が増すので、「エピソード」をそれぞれ考えておく

誰でも、緊張はします。
「失敗しちゃいけない」と思えば思うほど余計緊張しますね。
だから…
上手にやろう、なんて、決して思ってはいけません
「失敗してもOK!」
「保護者面接で落ちることはなーい!」
あと、面接する方も大変なんです
一日に何十人も面接するんですから…
こっちが考えているほどそんなに真剣に聞いてなーい!
…ことはないとは思いますが、それくらいに思っておいたほうが気持ちがラク-になりますよ
(理事長先生、ごめんなさい

ゆったり構えて、でも準備は万全に
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ちょっといい話…

2008-05-17 23:01:21 | 2009年度(平成21年度)小学校受験

今日、朝から開智学園総合部の保護者総会に行ってまいりました。

そして、これから開智小学校の受験を考えているご家庭には大変有益な情報をゲットしました

「小・中の増員を考えている」
理事長、直々のお話です。

実は、ちょっと前から「今年は総合部の募集定員を増やすらしい」という「うわさ」がありました。
それが事実ならうれしいな、とは思っていましたが、あくまで「うわさ」は「うわさ」
実は「うわさ」というものが私は大キライで、自分で実際に見聞きしていないことは、日ごろからなるべく信じないようにしています。
だから、このブログにも定員増の話は書かないでいたのです。

ところが、今日、理事長の口から増員の話を直接聞くことができたのです
今日、そういう話が出るとは思っていなかったので、びっくりでした

では、いつから…ということですが…

「今年度の終わりから来年度にかけて増築をして教室を増やします」
「総合部の教員を来年度までに4名増員します。既にそのための採用活動に入っています」

以上の理事長の説明からすると、21年度(2009年度)入試、つまり、今年の秋実施の入試から増える可能性「大」と言えます。

ただし、これは、あくまで「私見」です
悪しからず…

では、何人増員…ということですが…

今まで8チームだったクラスが、今年は「アイリス」というチームが増えて9チームになりました。
来年以降も最低9チームを作っていかないと、たとえば運動会などいろいろな場面で支障が生ずる可能性があります。
…ということは、最低でも10名の定員増と予想できます。
「最低でも」というのは、現在でも39人とかのクラスがあるので、それを満たす分の新入生を余分にとるのでは…という意味です。

これも「私見」ですよ
再び、悪しからず…

仮に、そうなったら、今年の受験は狙い目です

ところが、この点については、次のように付け加えられました。
「定員ありき、ではありません」
「定員を埋めるために合格者を出すことはしません。あくまで(子どもの)資質や(家庭の)教育観に一致する子どもをとります」

…となると、定員は80名のままにしておいて、実際は合格基準に満たしている生徒がいれば多目に合格させる、ということも考えられます。
「今年の1年生は優秀な子どもが多かったのに、切らざるを得ませんでしたので…」
ともおっしゃっていましたから…

いずれにしても、定員を増やす方向に間違いはありません。

これは、受験生にとっては朗報です
たぶん、この6月になってから「お受験」の勉強を始めようという年長さんはそうそういないはずですから、今から大幅に受験生が増えるとは考えにくい。
そうすると、今秋の入試は倍率が今までより低くなる可能性がある、ということです。

ただし、定員増になったことで「入りやすい」と考えた受験生が殺到して倍率が上がってしまう、ということは、中学受験などではよくありがちな現象でもあります。
小学受験はまたちょっと中学受験とは事情が異なるので、これも何とも言えませんが…

断っておきますが、これもあくまで「私見」ですから
悪しからず…

とにかく、学校側とすれば、倍率が下がることで新入生のレベルが落ちてしまうのは本意ではないはず。
そこで、今まさに「お受験」の勉強をしている年長さんの中で「開智の教育に共感してくれる優秀なお子さん」を、1人でも多く集めたい、というのが本音だと思います。

…そのためかどうかはわかりませんが、
「入試のポスターを初めて作成しました。みなさん、ぜひ、貼ってください」
とのこと。
私も頂いて帰りました。




第1回「入試説明会」は8月30日(土)10:00~です。
さて、募集定員が何名になるか、楽しみです


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20年度入試 開智の「受験生面接(口頭試問)」

2008-05-16 09:09:05 | 2008年度(平成20年度)小学校受験
開智の「受験生面接」は、「事前面接」という形で、入試の前に個別に行われます。
校長先生自らが、何らかの題材を使い受験生と1対1で10分程度「口頭試問」します。
それによって、受験生の「コミュニケーション能力」を見るテストです。

過去には、次のような題材や試問がありました。

・あなたなら「飲み物」「ケーキ」「フルーツ」をどの順番で食べますか?
この類題としては、
・「チョコレートケーキ」「イチゴ」「オレンジジュース」
・「バナナ」「ジュース」「ハンバーグ」「ご飯」「プリン」
というようなのもあります。

他には
・「海」と「動物園」あなたならどっちに行きたいですか?
 その時、何を持っていきますか?
・お父さん、お母さんと何をして遊びますか?
・自分はどんな性格で、何が得意ですか?
とか…
・「ウサギ」「ニンジン」「地球」「星」のカードでお話を作ってください。
…というようなのもありました。

…要するに、こういう質問に対してモジモジせずに、しっかり自分の意見が言えるかどうか、なんですね
恥ずかしがったり、黙りこくったりはもちろんのこと、答えはちゃんと言えるのにその「理由」がきちんと説明できなかったり…
そういうことだと、やはりダメなんです

それは、そうでしょう。
だって、そんなカンジだと、入学してから本人が困るんですから

「コミュニケーション」とは言葉の「キャッチボール」
相手の質問に対して的を外さずに答えたり、質問の意図を汲んで反応したり、逆に疑問があれば返したり…
そういう「人間」と「人間」の普通のコミュニケーションがしっかりできないと、学校生活はもちろん、社会に出てからも大変なのですから。

開智という学校は、「自分」に自信を持ち、「自分」というものをきちんと表現できる子どもを求めています。
そのことは、「自己発信」というユニークな入試があることや、入学式における「抱負発表」からも容易に見て取れます。


入学式では、式次第に「入学生の言葉」というものがあります。
新1年生全員が、上級生のお兄さん、お姉さんのエスコートで1人ずつ壇上に上がり、これからの小学校生活について「抱負」を発表するのです
これは毎年恒例で、HPにもその様子が出ていました

今年も新1年生88名が1人ずつ壇上に上がり、マイクに向かいました
会場には、プライマリー全員の児童、新入生の保護者、先生方、ご来賓の方々など、たくさんの人たちがいましたが、新1年生はだれ一人として尻込みすることなく立派に発表できました
親はハラハラ、ドキドキものでしたけど…

「小学生になったら、勉強も運動もがんばりたいです
うちの娘も堂々と言えました。
ちょっと、うるうるしたりして

1人1分として、88名もいたら1時間半もかかる計算だけど
と、心配していましたが…
全員が簡潔に一言ずつ発表したのと、左右から交互に壇上に上がるため交替のタイムロスがなかったなど、段取りが良かったので、実際は1時間もかかりませんでした

それよりも「理事長祝辞」の方が長かったと思うのは、私だけ~

っと、と、とにかく…
開智という学校は、入ってからも子どもたちに「話し合う」場面をたくさん作っている学校です。
だから、自分の考えや意見をしっかり言える子どもでなければいけないのです。


さて、そこで、20年度の「口頭試問」ですが…
娘の話では、こうです。

・面接官=校長先生(まるまる星人)の前に公園のジオラマ(ミニチュア)が置いてある。
・道具入れに公園の遊具(ブランコ、シーソー、滑り台、砂場、ベンチなど)が入っている。


「おはようございます!校長先生、お願いします!」
まるまる星人
「はい、おはようございます。どうぞおかけください」

「はい」
まるまる星人
「お名前を教えて下さい」

「○○○○です!」
まるまる星人
「これからここにある公園の模型を使って、自分の遊びたい公園を作ってください」

「はい」
(作っている間に、どうしてこれをここに置いたのですか?とか聞かれたとか…)
まるまる星人
「へー、すごい公園ですね」

「はい」
まるまる星人
「もしこの公園が本当にあったら、誰と遊びたいですか?」

「家族の中で、12歳のお兄ちゃんと遊びたいです!」
まるまる星人
「ほー、それはどうしてですか?」

「いつも一緒に公園で遊んでいるからです!」

…そんなカンジだったそうです。
またまた図解してくれました。
←まるまるせいじん
って


「ハロウィンパーティ」「クリスマス会」「お楽しみ会」など、私の教室で時々イベントを行います。
その時、恒例となっているのが「自己発信プレゼン」
歌でも一発芸でも手品でも何でもいいので、1人1つずつ前に出て何かをプレゼンテーションするのです。

言い出したからには、私たち親子ももちろんやります
「目覚めよ、フランチェーン!」とか
ピンクレディーの「UFO」とか
「ヒゲダンス」(なつかし~~~)とか

子どもたちも
「そんなのカンケーねぇ」とか
「ちっちきちー」とか
新聞紙芸とかするんです

初めての子はやはり固まってしまったりしますが、そのうちだんだん慣れてきて、発表するのが快感()になってきます

…緊張するプレゼンも、そんな具合に「楽しむ」ことが大切だと私は思うのです
コメント (1)
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閑話休題 「脱皮」

2008-05-15 07:31:04 | 風の旅人

「さとえ小学校」ほどではありませんが、私の教室にもミニ水族館があります

今、金魚8匹、黒デメキン1匹、「ピンポンパール」(まんまるの金魚)1匹、「コリドラス」(ナマズの仲間)1匹、めだか1匹、どじょう2匹、そしてザリガニ2匹を3つの水槽に分けて飼っています。



縁日の金魚すくいでゲットし自宅で飼っているうちにみるみる大きくなった金魚たち
自宅が手狭になってきたので、教室に連れてきて大きな水槽で飼うことにしたのです。

ところが…
大きな水槽にしたとたん、また一段とでっかくなってきて、いいかげん持て余し気味です

縁日の「金魚」って、実はフナの仲間なんですよ。
うちのハカセ(息子)が教えてくれました。
あと、「胃」がないんですって!
だから、一度にたくさんのえさを食べられない。
へー、知らなかった~~~

それはそうと…
その水槽のザリガニ(昔はエビガ二と言いました)が最近、しょっちゅう「脱皮」するんですね。
ところが、その「ぬけがら」が次の日には消えているんです

…おかしいなー、って思っていたら、昨日なぞが解けました
目の前で1匹が脱皮し始めたのです。
お、っと思って観察していると、脱皮したとたんもう1匹がその皮を食べ始めたのです
「ぬけがら」を自分たちで食べていたのですね
写真はちょっとわかりにくいかもしれませんが、右側にいるのが「本体」で、抱え込んでいるのが脱いだ「皮」です


最近激しい反抗期に突入したわが息子
5年生からずーっと続いている反抗期
中学になってさらにひどくなりました
もう、母親の言うことなんか、ぜーんぜん聞かない

まあ、これも「脱皮」の過程だと思って、割り切るしかありませんね…


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20年度入試 開智の「自己発信」

2008-05-14 07:44:18 | 2008年度(平成20年度)小学校受験
開智には、「自己発信」という入試科目があります。
子どもがやりたいことを自己申告して、入試当日、約10分間以内で面接官に披露するものです。

これは、必須ではなく、希望者のみが行います。
つまり、やりたくなければやらなくても良いわけです。
だからと言って合否判定で不利になることはありません。

では、やったら有利になるか…と言うと…
ネイティブ並みに英語がしゃべれるとか、コンクールで優勝したことがあるほどのバイオリンの腕前とか…
いわゆる「すんごーーーい」レベルのものであれば「自己発信」で合格することもあるそうです
が、それも、他の6科目でボーダーラインを超えていることが条件です。

「昨年は音楽関係で合格者が3名いたのですが、うち1名はボーダーライン以下だったため結局不合格になりました…」
これは、昨年の入試説明会でのお話です。


そうすると…
「自己発信」をやるかやらないか…
これは、迷うところです

「うちの子は人様に自慢できるような、す・ん・ご・い・才能は持ち合わせていないし、だからと言ってやらなくても、本当に不利にならないのかしら?」
…って、思っちゃいますよ、やっぱり。

…でも、うちは開智を受験しようと思ったときから「自己発信」をやる、と決めていました。
別に「す・ん・ご・い・」芸でもないし、それで合格しようなんてこれっぽっちも思っていませんでした、もちろん。

社会人になると…
「明日さぁ、社長プレゼンするんだよー、緊張するなー」
…なんて会話が飛び交ったりします。
私も何度も経験してますが、それこそ、す・ん・ご・い・プレッシャーですよね。
でも、それを避けては通れない場面はたくさんあるし、人間、そこをがんばって乗り越えていかなければならないんです


「子どもが、自分の自信のあることや得意なことを、子ども自身が楽しんでプレゼンテーションする」
…それが開智の「自己発信」。

もちろん、「楽しく」と言っても、本番ではプレッシャーはあるし、緊張してボロボロになることがあるかもしれません。
でも、「チャレンジ」するという行為自体、素晴らしいものなのです。
私は、そう思います。
失敗するかもしれないけれどがんばってやってみる
TRY,TRY
その「チャレンジ精神」こそ、開智が求めているものではないかと、私は思うのです。

ごめんなさい、また、弁論大会みたいになってしまいました


さて、本番。
娘の「自己発信」は「鉄棒」でした。
詳細は4月4日のブログにも少し書いてありますが…

事前面接(口頭試問)が終わった娘は、外履きに履き替えてプライマリー校舎へ移動。
面接官は、校長先生とは違う先生です。
途中、校舎と校舎の間にある道路を渡るとき、大きな「しゃくとりむし」みたいな虫が道を横切っていたのを娘が目ざとく見つけたのだとか…
で、そこで娘が「あっ、ヘンな虫だ」か何だか言ったらしく、しばらく先生と虫を観察しながらお話をしていたそうです。

その後、校庭の隅にある鉄棒に到着。
いよいよ「鉄棒プレゼン」の始まりです。

「ブタの丸焼き」→「こうもり」→「逆上がり」→「前回り」までは順調、順調
ところが、次の「スカート前回り連続5回技」で大変なことが

服の上からすっぽりかぶっていた「ビブス」(ゼッケンのでっかいヤツ)
それが鉄棒にグルグルに巻きついてしまったのだそうです

…で、先生が外そうとしたのですが、なかなか外れなかったのですね。
困った先生を見て、すかさず娘…

「先生このまま反対に回ったら取れると思います

…かくして、からまったビブスは鉄棒から外れ、無事「鉄棒プレゼン」は終了したのでした
ちゃん、ちゃん

どうりで、「自己発信」から帰ってくるのが遅かったわけです
面接官の先生にも、お手数をおかけしました

「スカート前回り」「スカート後回り」というのは、滑りを良くして何回もグルグル回れるように、わざとスカートを鉄棒に巻きつけてやるものです。
いつも公園や幼稚園でやっているときは「ビブス」なんかつけてないので、「ビブス」がからまるなんて想定外でした。

いやー、人生、そんなことも、ありますよ。
だいじょうぶ、だいじょうぶ


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20年度入試 開智の「運動」

2008-05-13 07:44:17 | 2008年度(平成20年度)小学校受験
実は、開智で「運動」のテストが導入されたのは、19年度入試つまり2006年秋からなので、昨年は2年目の実施だったのです。

ここでは、個人プレーのみが評価の対象で、「走る」「歩く」「跳ぶ」「投げる」などの基本動作を通じて個人の運動能力を見られます。

試験時間は15分です。

初年度は次のようなテストでした。
①その場でドリブル10回

②ボールを手に持ってジグザグ走り

③かごにボールを入れて、もとの位置に戻る

この一連の動きが「スムーズにすばやく」できるかを問われました。
「ドリブル10回」以外は指示を守っていれば楽勝ですね
でも、ボールを10回連続してドリブルするのは、結構難しかったと思います

「運動」の評価ポイント(観点)は…
①敏捷性(すばやさ)
②一連のスムーズな動き
③体のコントロール、バランス感覚
以上に加えて
④「ルール」(指示)を守ること
⑤最後まであきらめず積極的にがんばる姿勢・意欲

たとえ、下手でも途中で失敗しても決して投げ出さず、最後までがんばりぬくこと
これは、大人にとっても大切なことですね。

今、ふと思い出したのですが…
「はじめてのおつかい」ってテレビ番組がありますよね。
私、あの番組が大好きなんです
小さな子どもたちがおつかいの初体験をするヤツです。
毎回、号泣です

お買物に一人で行く勇気が出なかったり…
途中で道に迷ったり…
品物を間違えたり…
荷物が重くて泣き出したり…

でも、みんなちっちゃいのに、最後までがんばり抜くんです
その姿に感動
うるうる
その「がんばり」が大切なのです。

さて、話を戻しまして…

20年度の「運動」は…

①縄跳び10回

②マットで前転1回

③アザラシ歩き(手だけを使って歩く)

④ボールを足の間にはさみ、ぴょんぴょんうさぎ跳びをしてカゴのところまで行く

⑤カゴにボールを入れてゴール

難しくなってます。
おそらく早い子と遅い子の「タイム」には相当開きがあったと思います。

娘…
順番が、確か13人中11番目だったので、お友だち全員のプレーをずーっと見ていたため、早くやりたくてしょうがなかったそうです。
それで気持ちがはやっていたのでしょうか。
うさぎ跳びの時に2回ボールを落としてしまったようです
普段、遊んでいるときなら難なくできる動作も、テストとなるとなかなかスムーズにできないものですね。

ちょっと、本人
「くやしいです
って、カンジでした


「運動」テストは、早い話、その子が「いかに遊びなれてきたか」を見ているんですね。
個人的には特別な訓練など必要ない、と思っています。

オリンピックの体操選手じゃないんだから…
遊びの中で普通の年長さんが普通にできることしか要求されないのですから…
それに、たとえうまくできなくても、「やる気」「挑戦意欲」を見てくれるんだから…

スポーツクラブや運動教室も良いけれど…
晴れたお休みの日は、とにかく子どもと公園に行って遊びましょう
季節の変化を肌に感じながら…
親も子どもと一緒に良い汗かいて

この歳で、息切らして走ってるおばさんもいるんです
…って、ホントは結構楽しんでたり


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