開智の「ペーパーB」
ここでは、「情報処理」「数量」「図形」などの問題を通じて大人ではなかなか気づかない子どもの「見る力」を試されます。
20年度は「系列発見」と「空間認識」の出題でした。
試験時間は15分です。
「ペーパーA」と同じで、いきなり試験を始めるのではなく、試験官(カウンセラーと呼ばれる先生)が必ず説明をしたり答え方の例を示してくれたりします。
わからないことがあれば、この時点であれば質問もできます。
特に答え方を聞き逃すと、以下全ての問題がアウトになってしまうので、やはり日ごろからきちんと人のお話に耳を傾ける姿勢を身につけさせたいものです。
◆系列発見
例)○、△、□が、○→△→□という順に並んでいます。
その並びと同じ並びになっている列を全て見つけてエンピツで囲みます。
方眼上の縦、横、斜め、また上から下、下から上、左から右、右から左、全て過不足なく見つけなければいけません。
①「○→◇→☆」の列を「3×3」の方眼上で見つけて囲む
正解3列
②「異なる3つの顔」の列を「3×3」の方眼上で見つけて囲む
正解3列
③「鳥の絵→豚の絵→こうもりの絵」の列を「4×4」の方眼上で見つけて囲む
正解3列
④「太陽マーク→雲マーク→傘マーク」の列を「5×5」の方眼上で見つけて囲む
正解3列
⑤「○→△→□→☆」の列を「6×6」の方眼上で見つけて囲む
正解4列
問題がだんだんレベルアップしていくように作られています。
「上から下」「左から右」は容易に見つかると思いますが、「斜め」と「下から上」と「右から左」は見つけにくいと思います。
で、この問題、絵とかマークがビミョウに変えてあるんです
傘の「持ち手」がなかったり、雲から雨が降っていたり…
よーく見ないと見過ごしてしまうようなものもあります
つまり、19年に出題された「同形発見」の要素も入っているんですね。
「系列」と「同形発見」の複合問題みたいなものです。
同じ絵や記号を探すだけの「同形発見」だとあまり点差がつかないと思いますので、よく考えられた問題だなぁーと思います。
「系列」は毎年何らかの形で出題されますので、やはり練習をしておく必要があります。
娘の時は、「系列」の問題は必ず毎回1枚はやっていて、「系列完成」「系列発見」など数冊の問題集をこなしました
「今日のケ・イ・レ・ツはなあに?」が口癖でした
◆空間認識
「空間認識」のテストの流れは…
①試験官が大きな立体模型を持っている
②受験生はそのミニチュア模型を1人1つずつ持つ
③試験官と一緒に例題を解く
④模型を回してみたりしながら問題を解く(同じものに過不足なく○をつける)
20年度の設問は5問でした。
①1頂点から見た立方体9個
正解3個
②水平方向から見た立方体9個
正解3個
③1頂点から見た立方体5個と水平方向から見た立方体4個の合計9個
正解3個
④マッチ棒の三角すい9個
正解3個
⑤マッチ棒の三角すい9個
正解3個
「空間認識」の問題は非常に難しいです
話を聞くと、皆、対策に苦労したみたいですね
「積み木」をやる程度では太刀打ちできません。
これがあるために開智をあきらめる受験生さえいます
とにかく、具体物を使って実際にやってみないと、ペーパー上の操作だけではお話になりません。
そこで、わが家の場合も模型を作って練習をしました。
詳細は、以前のブログ(3月31日)にも書いてあります。
ご興味のある方はどうぞ…
ここでは、「情報処理」「数量」「図形」などの問題を通じて大人ではなかなか気づかない子どもの「見る力」を試されます。
20年度は「系列発見」と「空間認識」の出題でした。
試験時間は15分です。
「ペーパーA」と同じで、いきなり試験を始めるのではなく、試験官(カウンセラーと呼ばれる先生)が必ず説明をしたり答え方の例を示してくれたりします。
わからないことがあれば、この時点であれば質問もできます。
特に答え方を聞き逃すと、以下全ての問題がアウトになってしまうので、やはり日ごろからきちんと人のお話に耳を傾ける姿勢を身につけさせたいものです。
◆系列発見
例)○、△、□が、○→△→□という順に並んでいます。
その並びと同じ並びになっている列を全て見つけてエンピツで囲みます。
方眼上の縦、横、斜め、また上から下、下から上、左から右、右から左、全て過不足なく見つけなければいけません。
①「○→◇→☆」の列を「3×3」の方眼上で見つけて囲む
正解3列
②「異なる3つの顔」の列を「3×3」の方眼上で見つけて囲む
正解3列
③「鳥の絵→豚の絵→こうもりの絵」の列を「4×4」の方眼上で見つけて囲む
正解3列
④「太陽マーク→雲マーク→傘マーク」の列を「5×5」の方眼上で見つけて囲む
正解3列
⑤「○→△→□→☆」の列を「6×6」の方眼上で見つけて囲む
正解4列
問題がだんだんレベルアップしていくように作られています。
「上から下」「左から右」は容易に見つかると思いますが、「斜め」と「下から上」と「右から左」は見つけにくいと思います。
で、この問題、絵とかマークがビミョウに変えてあるんです
傘の「持ち手」がなかったり、雲から雨が降っていたり…
よーく見ないと見過ごしてしまうようなものもあります
つまり、19年に出題された「同形発見」の要素も入っているんですね。
「系列」と「同形発見」の複合問題みたいなものです。
同じ絵や記号を探すだけの「同形発見」だとあまり点差がつかないと思いますので、よく考えられた問題だなぁーと思います。
「系列」は毎年何らかの形で出題されますので、やはり練習をしておく必要があります。
娘の時は、「系列」の問題は必ず毎回1枚はやっていて、「系列完成」「系列発見」など数冊の問題集をこなしました
「今日のケ・イ・レ・ツはなあに?」が口癖でした
◆空間認識
「空間認識」のテストの流れは…
①試験官が大きな立体模型を持っている
②受験生はそのミニチュア模型を1人1つずつ持つ
③試験官と一緒に例題を解く
④模型を回してみたりしながら問題を解く(同じものに過不足なく○をつける)
20年度の設問は5問でした。
①1頂点から見た立方体9個
正解3個
②水平方向から見た立方体9個
正解3個
③1頂点から見た立方体5個と水平方向から見た立方体4個の合計9個
正解3個
④マッチ棒の三角すい9個
正解3個
⑤マッチ棒の三角すい9個
正解3個
「空間認識」の問題は非常に難しいです
話を聞くと、皆、対策に苦労したみたいですね
「積み木」をやる程度では太刀打ちできません。
これがあるために開智をあきらめる受験生さえいます
とにかく、具体物を使って実際にやってみないと、ペーパー上の操作だけではお話になりません。
そこで、わが家の場合も模型を作って練習をしました。
詳細は、以前のブログ(3月31日)にも書いてあります。
ご興味のある方はどうぞ…